初鷹型急設網艦

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初鷹型急設網艦
初鷹
艦級概観
艦種 敷設艦(急設網艦)
艦名
前級 白鷹
次級
性能諸元
排水量 基準:1,600t 公試:1,890t
全長 91.0m
全幅 11.3m
吃水 4.0m
主缶 ロ号艦本式混焼缶3基
主機 艦本式タービン2基2軸 6,000hp
速力 20.0kt
航続距離 3,000 NM /14kt
(石炭:206t 重油:53t)
乗員 199名
兵装 40mm連装機銃2基4挺
(若鷹は8cm単装高角砲2門)
防潜網6カイリ分
もしくは九三式機雷100個
爆雷18個

初鷹型急設網艦(はつたかがたきゅうせつもうかん)は、大日本帝国海軍敷設艦。同型艦は3隻。(準同型艦含む)

概要[編集]

第一次世界大戦後、各国の海軍は急速に発展した潜水艦に対処するために対潜装備の充実に力を入れた。この時、艦隊の停泊する泊地を侵入しようとする潜水艦から守るために防潜網が開発され、それを敷設するための艦として日本海軍は世界初の急設網艦である白鷹を建造した。その後、急設網艦は長らく建造されていなかったが、第三次海軍軍備充実計画(マル3計画)により、急設網艦2隻(初鷹、蒼鷹)を建造した。これが本型である。その後、第四次海軍軍備充実計画(マル4計画)でもう一隻(若鷹)が建造されたが、細部が異なるため、こちらは準同型艦に分類される。 基本的には白鷹の設計を改良した艦だが、当時の海軍の方針により、重油は主力艦に優先的に供給されたため、本型の機関は重油と石炭の併用となった。マル3計画で建造された2隻には主武装として砲ではなく40mm連装機銃が装備されたが、これは威力不足であり、若鷹には8cm単装高角砲が装備された。本型は本来の防潜網敷設任務以外にも、機雷敷設や対潜攻撃などの能力を持っており、戦時には対潜哨戒や船団護衛にも活躍した。

同型艦[編集]

参考文献[編集]

  • 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第14巻 小艦艇Ⅱ』(光人社、1990年)

関連項目[編集]

大日本帝国海軍艦艇一覧