ホームタウンディシジョン

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ホームタウンディシジョン(Hometown Decision)とは、スポーツなどの審判員がくだす、ホーム側に有利なようにみえる判定のことである。

目次

[編集] 概要

元々は、ボクシングの採点に代表されるような、審判の主観に基づく判定が地元の選手に有利な傾向を持つと言われたところから、この言葉が用いられるようになったとされる[1]。また、サッカーなどの試合において、反則行為とみなすかどうか微妙であるようなプレーに対して、ホーム側に有利と思われる判定を審判がくだすことも、ホームタウンディシジョンと呼ぶ。

ホームタウンディシジョンの要因としては、ホーム側を応援する観客による潜在的/顕在的圧力が、微妙な判断を要求される場面において、審判に対して無意識的に影響を与える可能性が指摘されている。また、スポーツ種目によっては審判が(興行面その他の理由により)ホームタウンディシジョンを行うことが不文律として存在しているといった指摘もある。しかし、そもそもホームタウンにおける試合は判定以外の面でもホーム側に有利であることが多く、その結果としてホーム側の採点が高く(あるいは反則が少なく)なっているという可能性もあるため、因果関係ははっきりしていない。

なお、ホームタウンでない方のチームや選手に有利なように見える判定については、特別な名前はなく、マスコミなどで話題になることも少ない。このため、ホームタウンディシジョンが存在するという先入観が、微妙な判定の結果を見た観客に対して、その判定もホームタウンディシジョンではないかという印象を与えさせる、という指摘もある。

こうしたホームタウンディシジョンの傾向があまりにも強すぎると、本来ホーム側の勝利を望んでいる地元のサポーターをもしらけさせる場合がある。

またこのような現象を考慮してか、サッカーではアウェーゴール方式を採用するケースもある。

これはスポーツだけではなく、音楽の国際コンクールや国際数学オリンピックにも、ある程度の該当例が存在する。発展途上国では、国際コンクールであるにもかかわらず自国のコンテスタントがどう考えてもおかしな優勝を決める例が、後を絶たない。

[編集] ホームタウンディシジョンが疑われる事例

以下では、複数のマスメディアによって疑義が提示され、また社会的にも話題となった事例を示す。

[編集] 脚注

  1. ^ ボクシングにおいては、「できるだけラウンドごとに優劣をつける」ように判定するラウンドマスト方式を採用している。この採点法では、どちらが優勢か微妙なラウンドでもできるだけ優劣をつけないといけないので、微差であってもあえてポイントに差をつけることが多い(同点をつけることは規約上違反ではない)。こういう場面で地元の選手に有利な判定をしていくと、最終的には「ずっと微差だったはずなのにポイントでは大差」「少し負けていたはずなのに少し勝っていた」となってしまう。ボクシングでホームタウンディシジョンが顕著化しやすいとされるのは、このような採点方法を採用していることが背景にある。

[編集] 関連項目