ドゥカティ・ムルティストラーダ
ドゥカティ・ムルティストラーダ(Ducati Multistrada)とは、ドゥカティが製造、販売しているオートバイの車種名である。いわゆるデュアルパーパスタイプとみなされることもあるが、実際の未舗装路の走行能力は低く、特性としてはオンロードタイプに分類される。[独自研究?]
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概要 [編集]
ムルティストラーダはイタリア語で「多様な道(英語では「マルチストリート」)」という意味であり。舗装されている車道においてあらゆる路面状態で充分な性能を発揮できるようにするというコンセプトを表している。なお発表当初から発売直後までは「マルチストラーダ」という誤表記もしばしば見られた。
1000 [編集]
通常仕様の 1000 DS と、高級仕様の 1000s DS が販売された。同社のデザイナー、ピエール・テルブランチによるデザインで、一つ目のフロントマスクとややかち上げ気味のテールカウルに包まれた二本出し風サイレンサーが特徴的である。
ハンドルの操舵に合わせてウィンドスクリーン付きの上部カウルが動作するのもデザイン上の特徴のひとつである。
フレームは同社の各車種と同様鋼管製トラスフレームである。形状は999のものとよく似ている。
通常の燃料タンクの位置にあるのはダミータンクで、実際の燃料タンクはシート下まで続いた特殊な形状をしている。
スイングアームはアルミニウム合金製の片持ち式で、同社の916 - 998で採用されていたものに酷似している。
搭載されている90度V型2気筒エンジンは空冷992ccで点火プラグが1気筒あたり2本あり、通称DS(デュアルスパーク)エンジンと呼ばれる。2001年のミラノショーでの発表後同社のモンスターやスーパースポーツなどのモデルに搭載されるようになった。クラッチは乾式であった。
1000s Ds は基本的な構造は1000 DSと同じだが、フロントフォークとリアショックにオーリンズ社の製品を採用し、足回りの性能を向上している。また部分的にカーボンファイバー製の外装パーツが装着されている。ハンドルバーも取り付け部分が太くなったものである。
1100/S [編集]
1100は、1000 DSとの相違点として、エンジンの排気量は1078ccに引き上げられ、クラッチが湿式に変更された。ハンドルバーの取り付けがラバーマウントになった。なお 1100s は相違点が 1000s DS に準ずる。
1200 [編集]
フルモデルチェンジを受け全体的にカウルが大型化され、特に前面フロント部は先鋭化されるなどデザインが大きく変更されている。エンジンは1198ccに換装され、スイッチで走行特性を4種類に変更できるようになった。ただしこのモデルより日本仕様の最高出力は騒音規制適合のため 102ps/6000rpm となり、欧州仕様の 150ps/9250rpm より大幅に抑えられている。
1200にはノーマル仕様の他、オーリンズ製サスペンション仕様の 1200 S Sport や、パニアケース装備の 1200 S Touring がラインアップされている。なお全車ともABSは標準装備となっている。
620 [編集]
外観は1000と酷似しているが、一回り小さい車体であり、細部の相違も多い。エンジンはモンスター620(日本未発売)にも搭載されている空冷618ccエンジン。クラッチは湿式のバックトルクリミッター付き。スイングアームは鉄製の両持ち式のもの。塗装や装備を多少簡素化して若干価格を下げた「Dark」もあったが日本では未発売。
歴史 [編集]
- 2001年のミラノショーで発表された。ドゥカティがリリースした従来の車種とは一線を画したコンセプト及び奇抜なスタイルで注目を集めた。
- 2003年夏に1000 DSリリース。車体色は当初赤とツートーングレイ(2006年に廃止、1000s DSには設定なし)のみだったが、後に黒が追加された。
- 2005年モデルより1000s DS、620追加。1000 DSについても若干の改良が施される。
- 2006年モデルより620の日本での正規販売開始。車体色は赤と黒のみ(イタリア本国仕様にはメタリックグレイとタンジェリンレッドもある)。
- 2007年、1000 DS、1000s DSに代わって1100、1100Sが登場、620はラインナップから外れた。1100(Sでない方)は赤のみ。
- 2009年、1100の日本での正規販売が終了。1100Sは白が追加された。
- 2010年、1200の日本仕様を販売開始。