セター・タウィーシン
| セター・タウィーシン เศรษฐา ทวีสิน | |
|---|---|
.jpg) 東南アジア諸国連合-日本 2023年12月会議中のセター | |
| 生年月日 | 1962年2月15日（62歳） |
| 出身校 | クレアモント大学院大学 |
| 前職 | 実業家 |
| 所属政党 | タイ貢献党 |
| 配偶者 | パクピライ・タビシン |
| 子女 | 3人 |
 第38代首相 | |
| 内閣 | セター・タウィーシン内閣 |
| 在任期間 | 2023年8月23日 - 現職 |
| 国王 | ラーマ10世 |
| 財務相 | |
| 内閣 | セター・タウィーシン内閣 |
| 在任期間 | 2023年9月5日 - 現職 |
| 国王 | ラーマ10世 |
| 首相 | セター・タウィーシン |
セター・タウィーシン（タイ語: เศรษฐา ทวีสิน、ラテン文字転写: Srettha Thavisin、 発音 [sèːt.tʰǎː tʰā.wīː.sǐn]、1962年2月15日 - ）は、タイ王国の実業家、政治家。同国首相（第38代）。別称にセーター・タウィーシン[1]、スレッタ・タビシン[2]、セター・タビシン。
来歴[編集]
1962年2月15日、タイ王国のバンコクで陸軍士官の父アムヌアイ・タウィーシン大尉と、華人財閥出身の母チョドチョイ・ジュトラクンの一人息子として誕生[3]。1986年、クレアモント大学院大学で経営学修士号（MBA）を取得。その後、アメリカの大手日用品メーカーP&Gにて4年間勤務し、不動産業界入り。家族経営だった不動産業を大手サンシリへと成長させ、タイの不動産王とも呼ばれた[3]。インラック・シナワトラ（元首相、在任：2011-2014年）の非公式アドバイザーを務めるなどして政界との繋がりが生まれ人脈を広げたが、政治経験には乏しく、2022年にようやくタイ貢献党へ正式に入党した[3]。
2023年の総選挙でタイ貢献党は前進党に次いで2番目に多くの議席を獲得し、最終的に前進党や他の6党と連立合意を結んだが、7月13日の首相指名選挙では唯一の首相候補者である前進党党首のピター・リムジャロェーンラットが過半数に届かず[4]、7月19日の再選挙では立候補そのものが保守派に阻まれた[5]。これにより首相指名はタイ貢献党が主導権を握り、8月21日には親軍派であるタイ団結国家開発党や国民国家の力党を含む12党が新たな連立合意を結んだと発表した[6]。翌22日、セターが国会の上下院合同投票で新首相に選出された[7]。23日にラーマ10世国王がセターの首相就任を承認した[8]。9月5日、国王宣誓式にて就任宣誓し正式に政権が発足[9]。
人物[編集]
- 妻はアンチエイジング専門の医師で、2男1女[3]。
- サッカーを好み、スポーツ新聞にサッカーのコラムを掲載したこともある[3]。
- セターの身長は192センチで、ASEAN内で最も背の高い指導者であり、現役首脳の中ではセルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領（198センチ）に次ぐ世界第2位の身長である[10]。
出典[編集]
- ^ タイ新首相にタクシン派のセーター氏 AFPBB News 2023年8月22日
- ^ "タイ貢献党、保守政党が支持する連立政権目指す－首相候補は不動産王". Bloomberg. ブルームバーグ・エル・ピー. 2 August 2023. 2023年8月23日閲覧。
- ^ a b c d e プロフィル セター・タウィシン氏『読売新聞』2023年9月6日朝刊、7面
- ^ “タイ首相指名選、2回目に持ち越し 前進党ピター氏過半数に足りず”. 朝日新聞. (2023年7月13日) 2023年8月22日閲覧。
- ^ “タイ「ピター首相」実現せず＝保守派の再立候補拒否で―政権樹立、主導権は貢献党に”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2023年7月20日) 2023年8月22日閲覧。
- ^ “タクシン派政党、12党連立政権の樹立を合意 タイ新首相にセター氏指名へ「選ばれるのは確実だ」”. 東京新聞. (2023年8月21日) 2023年8月22日閲覧。
- ^ “タイ新首相にセター氏が選出”. 日本放送協会. 2023年8月22日閲覧。
- ^ “タイ国王がセター新首相承認 タクシン氏は体調不良訴え病院移送”. 毎日新聞. (2023年8月23日) 2023年8月24日閲覧。
- ^ “11党の大連立政権が正式始動 タイ新首相セター氏が国王を前に宣誓”. 朝日新聞. (2023年9月5日) 2023年9月7日閲覧。
- ^ “Srettha is the world’s second tallest leader” (英語). www.thaipbsworld.com. 2023年9月17日閲覧。
外部リンク[編集]
- セター・タウィーシン (@Thavisin) - X（旧Twitter）
- セター・タウィーシン (Thavisin.Official) - Facebook
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