セントジョンズ (ニューファンドランド・ラブラドール州)

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St. John's
—  City  —
City of St. John's
上段:セント・ジョンズ市街、中段左:ザ・ルーム、下段左:ウォーターストリート、下段右:シグナル・ヒルのカボット・タワー)
愛称:"City of Legends", "Newfiejohn", "Sin Jawns", "Town"[1][2][3][4]
標語:Avancez (English: "Go forward")
St. John'sの位置(ニューファンドランド・ラブラドール州内)
St. John's
St. John's
Location of St. John's in Newfoundland and Labrador
座標: 北緯47度34分3秒 西経52度42分26秒 / 北緯47.56750度 西経52.70722度 / 47.56750; -52.70722
Country カナダの旗 カナダ
ニューファンドランド・ラブラドール州
国勢調査地区 1
入植日 1497年6月24日
創立日 1583年8月5日 by Royal Charter of Queen Elizabeth I
施行年 1921
行政
 - 種別 市議会
 - 市長 Dennis O'Keefe
 - Governing body セントジョンズ市議会英語版
 - MPs
 - MHAs
面積
 - City 446.04km2 (172.2mi2)
 - 都市部 182.62km2 (70.5mi2)
 - 都市圏 804.63km2 (310.7mi2)
標高 Sea Level 0–147m (0–483ft)
人口 (2011年国勢調査[5])
 - City 106,172人
 - 人口密度 238.0人/km² (616.6人/mi²)
 都市部 165,346人
 - 都市部人口密度 891.1人/km² (2,307.9人/mi²)
 都市圏 196,966人
 - 都市圏人口密度 244.8人/km² (634.0人/mi²)
 - 呼称 Townie人
  カナダ全体で20位
等時帯 NST (UTC-3:30)
 - 夏時間 NDT (UTC-2:30)
郵便番号 A1A...A1H
市外局番 709
Dwellings 45,317[5]
Median Income $75,930 CDN[6]
ウェブサイト St. John's website

セント・ジョンズ(英:St. John's)はニューファンドランド・ラブラドール州の州都。人口9万9,512人。広域圏の人口は17万2,918人(2001年統計)。ニューファンドランド島の東南に突き出たアバロン半島の東端に位置する港町である。世界一霧の深い街としてギネス認定されている。 ニューブランズウィック州セント・ジョンと混同されがちだが別の街である。

歴史[編集]

1497年6月24日洗礼者ヨハネの祭日)、探検家ジョン・カボットがヨーロッパ人として初めて町近くの港に上陸したと言われる。上陸した地点は今もなお争点になっているが、その後、ポルトガルフランスバスク地方イギリスの探検隊や漁船が次々と訪れている。1519年のポルトガルの地図には「サン・ジョアン São João」として記入されるなど、早くからその存在を地図に見ることが出来、北米で最も古い歴史を持つ街である。繁華街ウォーターストリートも16世紀半ばには原型ができている。

1583年、探検家サー・ハンフリー・ギルバート(Sir Humphrey Gilbert)が到達し、この付近はエリザベス1世の特許状が出たイングランド最初の植民地となった。その当時、港の沖には16ものイングランド船と20ものフランス船とポルトガル船が入港していたが、定住者はいなかった。1605年には定住のための入植者がイングランドから到来し、1620年までにはイギリス漁船が他国の漁船を圧倒するようになった。

17世紀にかけて徐々に人口が増えたが、当時はニューファンドランド最大の入植地というには遠い状況だった。人口は、漁の季節になる夏の間には膨らみ、多くの漁師や漁船がセントジョンズを訪れるようになる。

町の防衛は、漁業や商業を巡る争いから必要性を増した。1665年6月、オランダの海軍軍人 Michiel de Ruyter が一時的にセントジョンズを占領する事態になった。1673年にも二度目のオランダ軍による侵略があったが、街にいた人々は国籍などを問わず防衛に参加し、防ぎきった。1689年ごろからイギリス政府は町の要塞化を進めた。フランスの航海者ピエール・ル・モイン・ディベルヴィユによる1696年の占領と破壊の後、イギリスは町を取り返し要塞建設を進めたが、1705年1708年にもフランス軍に襲われ市街が燃える被害を受けている。七年戦争に呼応して北米で起こったフレンチ・インディアン戦争では、最後の戦闘が1762年にセントジョンズ郊外のシグナルヒルで起こり(シグナルヒルの戦い)、フランス軍が降伏した。

18世紀には、セントジョンズにニューファンドランド植民地の行政府が置かれ、教会の建設や商業の発展などに力を入れ始めた。その後、セント・ジョンズはグランドバンクの豊富な漁獲を背景にした水産業、英国海軍の駐屯地、ニューファンドランド自治領の首都や商業の中心地としてゆっくり発展していく。

古くはアメリカ独立戦争ほか、第二次世界大戦などで、軍港として機能した場所でもある。1949年にニューファンドランドのカナダ編入とともにニューファンドランド州州都となった。

地理[編集]

北米で最も東にある都市であり、アトランティック・カナダではハリファックスに次ぐ2番目の規模をもつ。

気候[編集]

カナダの主要都市の中で、セントジョンズは最も日照時間が少なく(年1,633時間)、最も霧が多く(年124日)、最も風が強く(平均24.3 km/h)、最も雪が多く(年間降雪量・335.0cm)、最も降水量が多い(年1,534.2mm)町である。しかし冬はカナダの他都市に比べてそう厳しくなく、むしろ穏やかである。気候は海洋性気候で、夏は涼しく、冬は比較的厳しくない。一方、大西洋に突き出した位置にあるため、ハリケーンや巨大低気圧などの通り道となりやすい。

セントジョンズ (セント・ジョンズ国際空港(1981−2010年平均)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 15.7
(60.3)
16.0
(60.8)
18.3
(64.9)
24.1
(75.4)
25.6
(78.1)
29.4
(84.9)
31.5
(88.7)
31.0
(87.8)
29.5
(85.1)
24.6
(76.3)
19.4
(66.9)
17.3
(63.1)
31.5
(88.7)
平均最高気温 °C (°F) −0.8
(30.6)
−1.1
(30)
1.0
(33.8)
5.6
(42.1)
11.1
(52)
15.8
(60.4)
20.7
(69.3)
20.5
(68.9)
16.5
(61.7)
10.8
(51.4)
6.4
(43.5)
1.8
(35.2)
9.0
(48.2)
日平均気温 °C (°F) −4.5
(23.9)
−4.9
(23.2)
−2.6
(27.3)
1.9
(35.4)
6.4
(43.5)
10.9
(51.6)
15.8
(60.4)
16.1
(61)
12.4
(54.3)
7.4
(45.3)
3.0
(37.4)
−1.5
(29.3)
5.0
(41)
平均最低気温 °C (°F) −8.2
(17.2)
−8.6
(16.5)
−6.1
(21)
−1.9
(28.6)
1.7
(35.1)
5.9
(42.6)
10.9
(51.6)
11.6
(52.9)
8.2
(46.8)
3.9
(39)
−0.3
(31.5)
−4.7
(23.5)
1.0
(33.8)
最低気温記録 °C (°F) −23.3
(−9.9)
−23.8
(−10.8)
−23.8
(−10.8)
−14.8
(5.4)
−6.7
(19.9)
−3.3
(26.1)
−1.1
(30)
0.5
(32.9)
−1.1
(30)
−5.6
(21.9)
−13.4
(7.9)
−19.7
(−3.5)
−23.8
(−10.8)
降水量 mm (inch) 149.2
(5.874)
129.5
(5.098)
142.2
(5.598)
122.9
(4.839)
102.6
(4.039)
97.6
(3.843)
91.6
(3.606)
100.0
(3.937)
129.6
(5.102)
156.2
(6.15)
148.1
(5.831)
164.8
(6.488)
1,534.2
(60.402)
降雪量 cm (inch) 88.7
(34.92)
71.0
(27.95)
57.3
(22.56)
25.3
(9.96)
4.4
(1.73)
0.04
(0.016)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
2.4
(0.94)
22.4
(8.82)
63.4
(24.96)
335.0
(131.89)
平均降雨日数 (≥ 0.2 mm) 9.3 8.6 11.0 13.9 15.9 14.7 13.6 13.7 15.5 18.1 15.7 12.7 162.6
平均降雪日数 (≥ 0.2 cm) 18.3 14.6 13.3 7.0 2.1 0.07 0.0 0.0 0.0 1.4 7.6 14.6 78.9
平均月間日照時間 65.5 90.2 107.4 140.4 176.3 198.9 216.7 206.6 170.5 122.1 76.3 62.4 1,633.2
出典: [7]

経済[編集]

セントジョンズはかつて漁港として繁栄し、現在は水産業と海底油田・ガス田関連産業で成長を遂げている。また、州都として、島の中心地としての地位も繁栄に結びついている。今後は海洋産業のみならず、観光業などの発展が見込まれている。

都市圏全体の人口は微減しているが、近郊自治体は人口が急成長している。人口の中には科学者や技術者の割合が多いことも特徴である。しかし州全体ではグランドバンクスでの乱獲からきたタラ激減や1990年代以来続く漁獲制限などにより漁民の生活が崩壊している。漁業中心の経済の沈滞で人口減少が続き、セントジョンズの成長が州自体の成長にはつながっていない。

観光[編集]

郊外[編集]

交通[編集]

空港[編集]

教育[編集]

大学[編集]

姉妹都市[編集]

脚注[編集]

  1. ^ St. John's - City of Legends”. Memorial University (2009年2月13日). 2015年1月4日閲覧。
  2. ^ [1]
  3. ^ [2]
  4. ^ [3]
  5. ^ a b 2011 Community Profiles - St. John's”. Statistics Canada. 2012年2月9日閲覧。
  6. ^ Median total income, by family type, by census metropolitan area”. Statistics Canada. 2011年8月5日閲覧。
  7. ^ 1981 to 2010 Canadian Climate Normals station data ST JOHN'S A カナダ環境省”. 2014年8月10日閲覧。

外部リンク[編集]