グルーヴ・イレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グルーヴ・イレーション
ジョン・スコフィールドスタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク パワー・ステーション[1]
ジャンル ジャズ、ソウル・ジャズ、ジャズ・ファンク
時間
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース リー・タウンゼント
専門評論家によるレビュー
ジョン・スコフィールド アルバム 年表
ベスト・オブ・ジョン・スコフィールド
(1994年)
グルーヴ・イレーション
(1995年)
クワイエット
(1996年)
テンプレートを表示

グルーヴ・イレーション』(Groove Elation)は、アメリカ合衆国ジャズギタリストジョン・スコフィールド1995年に発表したスタジオ・アルバム

背景[編集]

スコフィールドは本作を最後として、1989年より続いてきたブルーノート・レコードとの契約が完了し[2]、本作リリース後にはヴァーヴ・レコードへ移籍した。前スタジオ・アルバム『ハンド・ジャイヴ』(1994年発売)と並び、スコフィールドのブルーノート時代の作品としては、特にファンク色の強いアルバムとみなされている[3]。また、スコフィールドのリーダー・アルバムとしては初めて本格的なホーン・セクションが起用されており、4人の管楽器奏者はいずれも、ソロを演奏せずアンサンブルに専念した[2]

反響・評価[編集]

アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで21位を記録した[4]スコット・ヤナウオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「かなりブルース色が強く、時にはバップ的かつレイドバックしており、1960年代のジミー・スミスやリチャード・グルーヴ・ホルムズを思わせるサウンド」と評している[5]

トラック・リスト[編集]

全曲ともジョン・スコフィールド作曲。

#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「レイジー - Lazy」  
2.「ペキュリアー - Peculiar」  
3.「レット・ザ・キャット・アウト - Let the Cat Out」  
4.「KOOL - Kool」  
5.「オールド・ソウル - Old Soul」  
6.「グルーヴ・イレーション - Groove Elation」  
7.「カルロス - Carlos」  
8.「ソフト・シュー - Soft Shoe」  
9.「レット・イット・シャイン - Let It Shine」  
10.「ビッグトップ - Bigtop」  

パーソネル[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ John Scofield - Groove Elation (1995, CD) | Discogs
  2. ^ a b 日本盤CD (TOCJ-5994)ライナーノーツ(熊谷美広、1995年9月)
  3. ^ John Scofield: Steady Groovin' album review”. All About Jazz (2000年11月1日). 2020年5月14日閲覧。
  4. ^ John Scofield - Awards”. AllMusic. 2015年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月14日閲覧。
  5. ^ Yanow, Scott. “Groove Elation - John Scofield”. AllMusic. 2020年5月14日閲覧。