oh! (スコ・ロ・ホ・フォのアルバム)

『oh!』
スコ・ロ・ホ・フォのスタジオ・アルバム
リリース	2002年12月26日; 2003年1月28日
録音	2002年7月30日 - 31日ニューヨークシアー・サウンド
ジャンル	ジャズ
時間	76分53秒
レーベル	ブルーノート・レコード
プロデュース	ジョン・スコフィールド、ジョー・ロヴァーノ、デイヴ・ホランド、アル・フォスター、イーライ・ウルフ
専門評論家によるレビュー
	AllMusic link; The Guardian link;
ジョン・スコフィールドアルバム年表
ジョー・ロヴァーノ年表
デイヴ・ホランド年表
	テンプレートを表示

『oh!』は、ジョン・スコフィールド、ジョー・ロヴァーノ、デイヴ・ホランド、アル・フォスターによるスーパーグループ「スコ・ロ・ホ・フォ」が2002年に録音・発表したスタジオ・アルバム。日本で先行発売された^[3]。

背景[編集]

ロヴァーノは1989年から1993年にかけてスコフィールドのグループに所属しており、彼らはいずれも過去にホランドやフォスターと共演しているが、4人全員の共演は、この「スコ・ロ・ホ・フォ」が初めてである^[4]。この4人は、まず1999年にモントリオール国際ジャズフェスティバルに出演し、同年ヨーロッパで様々なジャズフェスティバルを回り、2002年にも3年ぶりにヨーロッパ・ツアーを行って、その直後に本作が録音された^[5]。

反響・評価[編集]

アメリカの『ビルボード』では、ジャズ・アルバム・チャートで最高11位^[6]、トラディショナル・ジャズ・アルバム・チャートで6位を記録した^[7]。Matt Collarはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「『oh!』における美学は、印象派を思わせ、抑制的で、ソフトで、ファンキーで、プログレッシヴだが、よく聴けばブルースが通底しており、極めてマイルス・デイヴィス的である」と評している^[2]。また、John Fordhamは『ガーディアン』紙のレビューで5点満点中3点を付け「基本的な雰囲気はストレート・アヘッド・ジャズだが、気まぐれな瞬間もある」「大胆で生々しく、ジャム・セッション的な雰囲気に仕上がった」と評している^[8]。

収録曲[編集]

OH! - "Oh!" (Joe Lovano) - 6:23
ライト・アバウト・ナウ - "Right About Now" (John Scofield) - 7:31
ザ・ワインディング・ウェイ - "The Winding Way" (Dave Holland) - 10:38
ビタースウィート - "Bittersweet" (Al Foster) - 5:29
ショーター・フォーム - "Shorter Form" (J. Scofield) - 5:52
ニュー・アムステルダム - "New Amsterdam" (J. Lovano) - 12:22
イン・ユア・アームス - "In Your Arms" (D. Holland) - 5:49
ザ・ドーン・オブ・タイム - "The Dawn of Time" (J. Lovano) - 5:26
ブランディン - "Brandyn" (A. Foster) - 4:34
フェイセス - "Faces" (D. Holland) - 6:49
OH アイ・シー - "Oh I See" (J. Scofield) - 5:54

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

^ “スコ・ロ・ホ・フォ/oh!”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年10月30日閲覧。
^ ^a ^b ^c Collar, Matt. “Scolohofo - Oh! Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年10月30日閲覧。
^ 日本初回盤CD (TOCJ-66204)帯
^ 日本盤CD (TOCJ-66204)ライナーノーツ（佐藤英輔、2002年11月）
^ Steinberg, Aaron (2003年4月1日). “ScoLoHoFo: Oh!”. JazzTimes. Madavor Media. 2022年10月30日閲覧。
^ “Al Foster Chart History - Jazz Albums”. Billboard. 2022年10月30日閲覧。
^ “Al Foster Chart History - Traditional Jazz Albums”. Billboard. 2022年10月30日閲覧。
^ Fordham, John (2003年1月24日). “Scolohofo: Oh! - Jazz”. The Guardian. Guardian News and Media. 2022年10月30日閲覧。

[1] “スコ・ロ・ホ・フォ/oh!”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年10月30日閲覧。

[collar-2] Collar, Matt. “Scolohofo - Oh! Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年10月30日閲覧。

[3] 日本初回盤CD (TOCJ-66204)帯

[4] 日本盤CD (TOCJ-66204)ライナーノーツ（佐藤英輔、2002年11月）

[steinberg-5] Steinberg, Aaron (2003年4月1日). “ScoLoHoFo: Oh!”. JazzTimes. Madavor Media. 2022年10月30日閲覧。

[6] “Al Foster Chart History - Jazz Albums”. Billboard. 2022年10月30日閲覧。

[7] “Al Foster Chart History - Traditional Jazz Albums”. Billboard. 2022年10月30日閲覧。

[8] Fordham, John (2003年1月24日). “Scolohofo: Oh! - Jazz”. The Guardian. Guardian News and Media. 2022年10月30日閲覧。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

表話編歴ジョン・スコフィールド
スタジオ・アルバム	ジョン・スコフィールド (East Meets West) ラフ・ハウスフーズ・フー? バー・トークエレクトリック・アウトレットソーラー (with ジョン・アバークロンビー) スティル・ウォームブルー・マターラウド・ジャズフラット・アウトギタリストの肖像心象グレイス・アンダー・プレッシャーホワット・ウイ・ドゥジョン・スコフィールド&パット・メセニー (with パット・メセニー) ハンド・ジャイヴグルーヴ・イレーションクワイエット A GO GO バンプワークス・フォー・ミーウーバージャム oh! (スコ・ロ・ホ・フォ名義) アップ・オール・ナイトザッツ・ホワット・アイ・セイアウト・ラウダー (メデスキ、スコフィールド、マーチン&ウッド名義) ディス・ミーツ・ザットパイアティ・ストリートア・モーメンツ・ピースウーバージャム・ドゥジュースパスト・プレゼントカントリー・フォー・オールド・メンハドソン (with ジャック・ディジョネット、ラリー・グレナディア、ジョン・メデスキ) コンボ66 スワロウ・テイルズジョン・スコフィールドアンクル・ジョンズ・バンド
ライヴ・アルバム	ライヴシノーラアウト・ライク・ア・ナイトピック・ヒッツ・ライヴ Scorched アンルート Saudades (トリオ・ビヨンド名義)
コンピレーション・アルバム	ベスト・オブ・ジョン・スコフィールドステディ・グルーヴィン
関連項目	マイルス・デイヴィスメデスキ、マーティン・アンド・ウッド