クロックス

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クロックス


店頭に並ぶ色とりどりのクロックス

クロックスとは、全世界で人気のある軽い樹脂製の靴であり、またその靴を販売する会社(Crocs Inc.NASDAQ: CROX)である。

日本にはシンガポールに本社を置くクロックス・エイジア・プライベート・リミテッド(crocs asia pte. ltd.)の日本支社、クロックス・ジャパンがある。

公式サイトによるとクロックスという名前の由来はクロコダイルにあり、ロゴも黒字に白のクロコダイルの上半身をデザインしたものである。なお、クロコダイルの名前は、デューク(Duke)。

目次

[編集] 概要

クロックス社はアメリカでリンドン・デューク・ハンソン(Lyndon "Duke" Hanson)、スコット・シーマンズ(Scott Seamans)、ジョージ・ボーデッカー(George Boedecker)[1]の3名によって2002年7月に創設された。

同社はカナダケベック州のフォームクリエーション社が開発製造した軽いプラスチックの靴を販売するために、コロラド州ボルダーを本拠地として設立された。滑りにくい事や足跡のつきにくい特徴からもともとは舟遊び・アウトドアの靴として考えられており、クロックスの最初のモデル「ザ・クロックス・ビーチ」は2002年10月にフロリダ州フォートローダーデールのボートショウで発表された。そこでは当時製作された200足が完売した。口コミで履き心地の良さが評判となった事や明るい色、軽さ(約170g)、今までにないユニークなデザインなどのおかげで小規模な販売活動にもかかわらずクロックスはアメリカや他の国でも人気商品となった。売上げの増大に裏付けられる様に2007年現在も取り扱い品目の人気は衰えず流行の様相を呈しており、同時に熱狂的な支持[2]と不支持[3]の両意見がある。

クロックスはアメリカの2006年度プロビーチバレー協会(AVP:Association of Volleyball Professionals)のスポンサーである。

[編集] 製造と特許

2004年6月、クロックス社はフォームクリエーションおよび製造事業を買収し、エチレン酢酸ビニルで作られた「クロスライト」という専売特許を持つ発泡樹脂の占有権を獲得した。クロスライトは履く人の足に合わせ変形し多数の足病治療医のコメントによると医学的に良いとされ、クロックス・ジャパンは人間工学でも証明されていると述べている。

クロックス社はクロックの様々な有用面に対する特許を4つ取得している。2006年2月に発行されたアメリカ特許番号6993858B2、翌月の3月28日に発行されたアメリカ特許番号D517788SD517789SD517790Sである。会社の発表によると、同社がクロックスの特許を侵害しているとみなした製品を製造、輸入、卸売している11の会社に対して米国国際貿易委員会連邦地方裁判所に提訴している。

[編集] 買収

クロックスの穴にはめこまれたアクセサリー

2006年10月3日、クロックス社はジビッツ社(Jibbitz)を2000万ドルで獲得した。ジビッツはクロックスにある穴にはめこむアクセサリーのメーカーである。公共プールでジビッツ創始者シェリー・シュメルザー(Sheri Schmelzer)の7歳の娘のアクセサリーに目を留めたクロックスの共同創始者・ハドソンが「僕にお電話してくれるようママに頼んで」と名刺を渡したのがきっかけである[4]

2007年7月30日、クロックス社はワシントン州を拠点とするバイト社(Bite, Inc.)を獲得した。1996年創設のバイト社はゴルフサンダルを考案し、ゴルフ、ランニング釣りディスクゴルフ業界で革新的な製品を供給している。クロックス社は開発素材「クロスライト」をゴルフシューズの靴底、ランニングシューズ、サンダルなどに組み込む予定である。この買収はランニングシューズの市場でナイキアディダスを狙いつつあるクロックスにとって大きな意味がある。

[編集] 健康と安全

2006年、クロックスやビーチサンダルといったやわらかく、曲がりやすい靴には厳しい目が向けられた。摩擦によって靴が溶けエスカレーターに挟まって、子供が怪我するという事故があったからである。

2007年9月6日、日本でも経済産業省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構がクロックスを履いた人がエスカレーターに足を挟まれる事故が2007年5月以降に発生していることを明らかにした[5]。その後、追加実証実験でエスカレーターの事故率が高く、正しい方法で使用で防止できるが製品の構造上も問題があると発表した。

サウスダコタ州ラピッドシティー基幹病院は2007年、安全に考慮し服装規程を変え上部が開いたクロックスを禁止した。しかし医療用クロックス(Crocs Rx)として販売されている上部が閉じてバンドが足の甲ではなくかかとにあるタイプについては禁止していない。またスウェーデンブレーキンゲ地方病院は職員がフォッパトフェルス(Foppatoffels/輸入クロックスのスウェーデン語名)を履く事を禁じている。靴が静電気を生じ電子機器に障害を与える可能性に配慮している。

[編集] クロックス靴の偽物

クロックス靴と似たような靴として2001年発売のwaldies靴がある。こちらは元祖で、クロックスはその後に登場している。クロックス靴が元祖だと巷では言われているが、waldies靴が元祖。

これら2つのブランドでない、クロックス靴のような形をしたゴムサンダルやプラスチックサンダルが売られている。2社の靴は滑りにくく軽く足にフィットしやすいクロスライト材料を使っていることが特徴で、その材質ではないサンダルからはその良さを体感できない。

偽物かどうかは公式サイト[6]で確認できるロゴがあり、公式オンラインショップ[7]で確認できるラインナップに同じ形の商品があるかを確認することである程度はわかる。一番よくみられるタイプのケイマン(Cayman)[8]の偽物には特に注意したほうがよい。

[編集] 流行とメディア

ワシントン・ポスト紙は、クロックスを快適でカラフルに飾られた靴と見ている人達とファッションを台無しにするものと見ている人達がおり、口に出して反対するサブカルチャーが一部の人達の間で起こっている現象を取り上げ「ファッション業界はクロックスに夢中になっているわけではない。会社は自分で"超格好良いイタリアン・スタイル"を褒めちぎってるが、多くの人々はかっこ悪いと思っている」としている。

『I Hate Crocs dot com.(クロックスが大嫌い・ドット・コム)』という名のブログではクロックスの反対者を定期的に取り上げている。トークショー番組『Real Time with Bill Maher(ビル・メイハーのリアルタイム)』ではコメンテーターのメイハーが皮肉っぽく「新しいルール:プラスチックの靴を履くのをやめましょう」と青とピンクのクロックスの写真を見て呼びかけている。

[編集] 製品

靴はモデルによって様々な色で作られている。ビーチ(Beach)とケイマン(Cayman)は20色以上の色がある。他のほとんどのモデルは4から6色の色彩または2色の組み合わせである。

[編集] 脚注・出典

  1. ^ When Crocs attack, an ugly shoe tale Diane Anderson, Business 2.0 Magazine(CNNMoney.com), November 3, 2006, accessed February 2, 2007.
  2. ^ crocfans.com CrocFans website.
  3. ^ "I Hate Crocs dot com". 2007-08-13 閲覧。
  4. ^ Big Ideas, Big Bucks, The Birth of Jibbitz Oprah.com, Feb 2, 2007, accessed Feb. 2, 2007.
  5. ^ 人気サンダル、エスカレーター事故多発 asahi.com 2007年9月6日報道
  6. ^ クロックス・ジャパン
  7. ^ クロックス・ジャパンオンラインショップ
  8. ^ クロックス・オンライン 商品詳細

[編集] 外部リンク