クルックス管

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クルックス管(クルックスかん)は真空放電の実験を行う、内部に陰極をもつ3極の真空ガラス管。

クルックス管の模式図 横倒しになった三角錐状のガラス管がクルックス管である。Cは陰極、Mはマスク、Pは陽極であり、蛍光体が塗布されている。陰極には陰極を加熱するために用いる比較的低い電圧の補助電源Aが接続されている。冷陰極を用いる場合は、Aは不要である。電源Bは、Aに比べて高い電圧を供給し、C、M、Pの間に電位差を与えている。クルックス管を駆動すると、マスクの「影」が陽極に浮かび上がる。負の電荷を帯びた粒子が放出されたためこのような現象が起きるとクルックスは考えた。

真空放電管は1855年にドイツのプリュッカー(en:Julius Plucker)とガイスラー(Heinrich Geissler)によって造られ(ガイスラー管)、陰極線の研究にもちいられていたが、ウィリアム・クルックスは1875年頃から自作の真空ポンプで真空度を高めた真空放電管を用いて実験を行った。真空度0.1Torr以下のものをクルックス管と呼ぶ。