蝶番

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Hinge3P.jpg

蝶番(ちょうつがい、: hinge)とは、開き・開き蓋などの開く建具を支え開閉できるようにする部品である。丁番とも書き、慣用的に「ちょうばん」とも読まれる。ヒンジとも言う[1]

語源と慣用語[編集]

語源は「の番(つがい)」であり、その形状を、とまっている雄蝶と雌蝶のカップルに見立てたものである。古文書和歌などに「てふつがひ」として出てくるので、古くから使われた日本語と思われる。

蝶番(ちょうつがい)を「ちょうばん」と呼び、当て字「丁番」を用いるようになった時期は明確ではないが、現代ではむしろ、こちらが主流となっている。

種類[編集]

平蝶番
一般的なもの
旗蝶番
取付側と扉側がそれぞれ上下に分かれたもののうち、プレートの高さが全体の約半分になっているもの。それぞれを抜いて、取付側の羽根を逆さまにして見ると「旗」のように見える。プレートが上下に重なるため、板厚分の隙間を少なく出来ます。玄関ドア等の鋼製ドアには標準的に採用され、室内ドアにも多く採用されています。
抜き蝶番
軸部分が分割されていて、を取り外せるもの。広義では、上記の旗蝶番を含みますが、狭義では、一般的な蝶番と同じ形で、取付側と扉側のプレートの高さが同じもの(従来型と比して「二管蝶番」とも言います。)を指します。
裏蝶番
扉を閉めた状態で、蝶番が見えないように取付られたもので、内外の区別のある収納などに使用される。名前の由来は扉側のプレートを、扉の裏側に取付していることから。収納や制御盤などに使われています。多くの家具類やシステムキッチン等で使用されるスライド蝶番もこの一種と区分できる。
隠し蝶番
扉を閉めた状態で、蝶番が見えないように取付られたもの。扉側のプレートを、扉の厚みの中に埋め込み、取付側も同様に埋め込んで取付られます。高級ドアなどに使われています。
なつめ蝶番
フランス蝶番とも呼ばれる装飾蝶番
自由蝶番
手前、奥の両方向に動く蝶番。厨房等のバックヤードの入口等に多く用いられる。
グラビティヒンジ
扉を開くと螺旋状にせり上がり、自重で自動的に閉まるようにしたもの

出典[編集]

関連項目[編集]