オタ芸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

オタ芸(オタげい)とは、コンサートなどおいて、ファンが繰り広げる、独特な動きを伴う踊りや掛け声のことである[1][2][3]ヲタ芸(ヲタげい)とも[4]記述される。語源について新語探検では「アイドルオタクの芸」の略としている[4]

オタ芸は主にアイドルや声優などのイベントで行われている応援方法である[5]

目次

概要 [編集]

オタ芸には以下のようなものがある。

マワリ
頭上で手拍子を叩きながらその場で右や左に回転ジャンプをする[1][3][4]
ロマンス
斜め上を指さした状態から腕を引く[3][4][5][6]
PPPH
“パン、パパン”と拍手して“ヒュー”と声をかける[3][4][6]
ケチャ
インドネシアケチャのように低い姿勢を取り、腕を手前からステージ上のアイドルの方へ振り上げる[1][3][6]

オタ芸をすることを打つなどと呼ぶ[4][7]

歴史 [編集]

「オタ芸」という言葉が登場する遥か以前の1970~1980年代から、アイドルの親衛隊が曲に合わせて一斉に声をかける応援スタイルは見かけられた[1][4]

2000年代に入って前述の応援スタイルに踊りが加わるなどして多様化し[1][4]ハロー!プロジェクト系コンサートにおいて「オタ芸」という言葉で認知されるようになったとされる[7]。『くるくるドカン~新しい波を探して~』(フジテレビ系)でこれから注目すべきキーワードとして取り上げられたり[8]Jリーグ川崎フロンターレの選手が2007年のファン感謝デーで「ンタ芸」と銘打ったパフォーマンスで行うなど[9]、一般にも広く認知されるようになってきており、2010年代にはオタ芸を行うことを主体としたイベント・ライブが開催されている[10][11]

評価 [編集]

オタ芸に対しては、コンサートなどでオタ芸をする事がイベント来場の主目的になっている[1][5]、自分たちの世界に入り込んでしまい独善的で周囲に気を使わない者がいる[7]、「オタ芸という名前が付いているだけで『迷惑行為』である」、といった批判もあり[5][12]、オタ芸が応援行為かそうでないかで意見が分かれている[5]。一部では、オタ芸や過激な応援行為を禁止するケースも出ている[12][13]

脚注 [編集]

  1. ^ a b c d e f 鈴木京一 (2009年10月5日). “(21世紀のキーワード)オタ芸 自虐に限りなく近い諧謔”. 朝日新聞朝刊 (東京: 朝日新聞社): p. 12 
  2. ^ “オタ芸(キーワード)”. 日経MJ (東京: 日本経済新聞社): p. 8. (2006年6月28日) 
  3. ^ a b c d e ヲタ芸DVD VOL.1 2009-05-26発売 レーベル:クリスタルウェーブ ASIN:B0029WFJDU
  4. ^ a b c d e f g h 亀井肇 (2006年7月28日). “オタ芸”. JapanKnowledge. 2011年10月18日閲覧。
  5. ^ a b c d e 榊原ゆいがファンに「オタ芸は禁止」”. ORICON STYLE (2008年5月21日). 2011年10月11日閲覧。
  6. ^ a b c 知っているとどこかで使える!? アイドル現場の専門用語!マイナビニュース2012年10月13日
  7. ^ a b c 人気声優が“勇気ある発言”「オタ芸禁止」の波紋”. ZAKZAK (2008年5月25日). 2011年10月11日閲覧。
  8. ^ くるくるドカン公式サイト”. フジテレビ (2006年5月13日). 2011年10月18日閲覧。
  9. ^ フォトニュース - J1:第22節 川崎F vs G大阪”. J's GOAL (2007年8月25日). 2011年10月18日閲覧。
  10. ^ オタ芸 :「らき☆すた」の聖地で盛り上げ役が"主役"に 久喜市の土師祭「WOTAKOIソーラン」”. 毎日新聞デジタル (2010年8月22日). 2011年10月18日閲覧。
  11. ^ 三好尚紀 (2011年6月21日). “歌にバトルにオタ芸まで!? 「踊ってみた」の祭典「ダンマス」第2弾開催”. ガジェット通信. 2011年10月18日閲覧。
  12. ^ a b 榊原ゆい公式ブログ - 榊原の気持ち”. LOVE×TRAX (2008年5月20日). 2011年10月11日閲覧。
  13. ^ ファンのみなさまへ コンサート観覧におけるマナーご協力のお願い”. 茅原実里公式サイト. 2011年10月18日閲覧。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]