アセトアルデヒド

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アセトアルデヒド
アセトアルデヒドの構造式
一般情報
IUPAC名 アセトアルデヒド(許容慣用名)
エタナール(系統名)
分子式 C2H4O
分子量 44.05 g/mol
形状 無色液体
CAS登録番号 [75-07-0]
SMILES CC=O
性質
密度 0.788 g/cm3, 液体 (16 ℃)
相対蒸気密度 1.5 (空気 = 1)
融点 −123 ℃
沸点 20.2 ℃
屈折率 1.3316 (20 ℃)
出典 ICSC

アセトアルデヒド (acetaldehyde) はアルデヒドの1つ。示性式は CH3CHO、IUPAC命名法では エタナール (ethanal) とも表される。CAS登録番号は [75-07-0]、融点は −123 ℃、沸点は 20.2 ℃。エタノール酸化して得られる。これがさらに酸化されると酢酸となる。引火性が非常に強く、消防法では危険物第4類特殊引火物に指定されている。

目次

[編集] 製法

アセトアルデヒドの製法としては次のようなものがある。

アセトアルデヒドの2008年度日本国内生産量は 281,394 t、工業消費量は 90,177 t である[1]

[編集] 化学的性質

アセトアルデヒドにはケト-エノール互変異性があり、ビニルアルコール平衡状態にあるが、安定性の面からほとんどがケト(アルデヒド)型となっている。

2分子のアセトアルデヒドは、触媒の作用によりカルボン酸とアルコールとに不均化しながら脱水縮合して酢酸エチルとなる。この方法はティシチェンコ反応と呼ばれ、酢酸エチルの工業的合成法のひとつになっている。

酸により自己重合してパラアルデヒドメタアルデヒドに変わる。

[編集] その他

アセトアルデヒドは人体にとって有毒物質で、建築材から放出されるアセトアルデヒドはシックハウス症候群の原因として問題視されており、これを含まない建築材の採用が進んでいる。 また、飲酒後に体内でエタノールの中間代謝物として生成されるアセトアルデヒドは、悪酔いや二日酔いの原因となる。またアセトアルデヒドには発がん性が有り[2]、飲酒によって膵臓がん、口腔がん、食道がん、咽頭がん、大腸がんなどの発症が高くなる。この体内でのアセトアルデヒドの代謝は、人種・体質によって生まれつき差異がある。(アセトアルデヒド脱水素酵素の項参照)

[編集] 主な化学反応

[編集] 脚注

  1. ^ 化学工業統計月報 - 経済産業省
  2. ^ アルコールと発癌 - 久里浜アルコール症センター