アカアシクワガタ

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アカアシクワガタ
Rubrofemoratus.jpg
アカアシクワガタ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 甲虫目 Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: クワガタムシ科 Lucanidae
亜科 : クワガタムシ亜科 Lucaninae
: オオクワガタ属 Dorcus
亜属 : アカアシクワガタ亜属 Nipponodorcus
: アカアシクワガタ
D. (N.) rubrofemoratus
学名
Dorcus (Nippondorcus) rubrofemoratus
Vollenhoven 1865
和名
アカアシクワガタ
特徴的な腹部と符節の赤み
中型個体

アカアシクワガタ(赤脚鍬形虫 Dorcus rubrofemoratus)は、節足動物門昆虫綱甲虫目クワガタムシ科に属するクワガタムシの一種。

目次

[編集] 特徴

体長は25-58mmになり、日本産のクワガタムシの中では小型から中型の部類に入る。和名の通り、符節の下や腹部に赤みがかっていることが他のクワガタムシにはない本種の特徴となっている。

大型の雄の長い顎の先端には数個ほどの内歯が付いているが、中型個体では顎が短くなり、小型の雄となると、ほとんど歯が発達しなくなる。

[編集] 分布

沖縄県を除く日本全土に分布している。主に標高1,000m付近の高山地帯に生息しているが、場所によっては200mほどの低山地帯にも生息している。

[編集] 生態

ヒメオオクワガタと同様に標高の高い場所を好む種だが、本州から九州の盆地帯や山沿いの平地にも局所的ながら多数みられ、北海道の平野でも普通である。

生態はヒメオオクワガタと似ており、高山地のヤナギ等の広葉樹の枝をかじり、その樹液を餌にしているが、ヒメオオクワガタよりも生息場所や餌に融通が利く方で、低山地ではハルニレクヌギなどの樹液も吸う。ただし、コクワガタよりも標高が高かったり、自然環境が良好な地域を好むようであり、街中では殆ど見られない。

幼虫はオオクワガタに似ているが、尾端の内容物が青黒っぽく見える。1-2年ほどで成虫となる。ヤナギの枝に密集している場合もあり、幹を揺さぶると沢山落ちてくる事がある。

オオクワガタ属(ドルクス属)のクワガタムシでは珍しく、昼行性と飛翔性が強い種であり、灯火にも飛来する。

[編集] 亜種

最近になり、中国から2亜種が記載されている。

アカアシクワガタ(基亜種)Dorcus rubrofemoratus (Vollenhoven, 1865)
分布:北海道本州四国九州松前小島対馬隠岐佐渡粟島朝鮮半島シベリア
アカアシクワガタ D. r. chenpengi (Li, 1992)
分布:中国遼寧省朝鮮ロシア
アカアシクワガタ D. r. miyamai Nagai et Okazaki, 2005
分布:中国四川省
この亜種は小型個体により記載された。

[編集] 飼育

本種は他のクワガタムシよりも高山地帯に生息しているため、やや涼しい環境を好む以外にはオオクワガタ属のクワガタムシと同じ方法で飼育できる。場合によっては、飼育マットにも産卵することがある。

本種の野外個体は、その年に全て死んでしまうが、飼育下個体ならば他のオオクワガタ属のように越冬させることもできる。野外での寿命は数ヶ月ほどだが、前記のように、飼育下では1年以上生きる事がある。

[編集] 近似種

海外のオオクワガタ属には、本種の近似種がいるが、本種のように脚部や腹部が赤い種はいない。

アローコクワガタ D. arrowi
インド北東部、ミャンマー東部、タイ北西部に生息。体長は最大70mmに達し、前羽根が赤色なのが特徴。
ヤマダクワガタ D. yamadai
台湾に生息。最大体長は65mmになり、本種よりも大型化する。体色は黒。

[編集] 外部リンク

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