スジクワガタ
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Dorcus (Macrodorcus) striatipennis (Motschulsky, 1861) |
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| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Dorcus binervis | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| スジクワガタ |
スジクワガタ(条鍬形、Dorcus striatipennis)は、コウチュウ目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・コクワガタ亜属の1種で、4亜種に分類されている。 コクワガタと体型が似ているが、メスには特徴的なスジがある。 種小名のstriatipennisとは「線条のある羽」という意味である。 また、D. binervisはシノニムである。
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[編集] 形態
体長はオスが14.5 - 40mm、メスが14 - 24mm
コクワガタと間違われるほど、よく似た形態をしているが、ミトコンドリアDNAから遺伝的には離れている「種」であることが明らかになった。 オオクワガタよりも、「ヒラタクワガタ」に近い仲間だ。 オスの大アゴは2つの内歯(内側のトゲ)がつながったような、四角くに広がった大きい内歯が一対と、先端近くに小歯を持つ。 メスや 小型のオスの上翅(じょうし)には、はっきりした縦のスジが狭い間隔で多数並んでいる。 体色は黒色から赤褐色である。 コクワガタと比べると体型は細く、同サイズでは先端の小歯がやや発達する。小型のオスでは内歯が消失し、雌よりも小さくなる。
[編集] 分布
[編集] 生態
平地から山地までの広葉樹の森林に生息し、人家の近くの小さな林にまで生息するが、分布はかなり局地的である。 生息数はやや多く、ニッチが重複するアカアシクワガタ、コクワガタなどと混生する場合も少なくないが、競合種の少ないところにまで幅広く適応している。
成虫は、活動期が5月下旬から10月であり、夜明けから朝にかけて活発に活動する。 広葉樹の樹液などを餌にしているが、平地と山地では生態がやや違うようで、平地ではクヌギやコナラなどの樹液に集まり、樹皮のすき間などに隠れて生活していることが多い。 山地ではヤナギ、ミズナラ、白樺などの樹液に集まるが、樹液を出す樹木が少ないため、ヒメオオクワガタのように枝先などで樹皮を削って樹液を吸っていることもある。また、草の茎をかじって液を吸っていることもある。 あまり飛ぶことはないようで、歩いて活動していることが多く、地域によって生息密度が大きく異なっている。 メスは地上にある広葉樹の小さめの朽木に産卵することが多い。 成虫での寿命は6ヵ月 - 2年である。
産卵から約1ヵ月ほどで孵化した幼虫は、朽木の中で生活し、その朽木を食べて育つ。幼虫期間は約1年である。 終齢となった幼虫は、翌年の春に、蛹室(ようしつ)を作り始めて、約1ヵ月かけて蛹となり、蛹になってから約1ヵ月ほどすると、羽化し、成虫となる。 春に羽化した成虫は約3ヵ月ほど経ってから蛹室を出て活動を開始する。晩夏から秋に羽化した成虫は、越冬して翌年の春に活動を開始する。
[編集] 分類
- スジクワガタ・原名亜種
- Dorcus striatipennis striatipennis (Motschulsky, 1861)
- 北海道、本州、四国、九州から口永良部島、朝鮮半島。
- オス24.5 - 38mm、メス14 - 24mm。体色は黒褐色。
- ヤクシマスジクワガタ
- D. s. koyamai (Nakane, 1978)
- 屋久島。オス20.5 - 40mm、メス17 - 21mm。体色は赤褐色で光沢がある。
- スジクワガタ・台湾亜種
- D. s. yushiroi Sakaino, 1997
- 台湾。雌雄とも体長不明。複眼突起が発達。
- スジクワガタ・中国亜種
- D. s. continentlis Sakaino, 1997
- 中国(四川省、湖北省)。雌雄とも体長不明
- ベトナムからも記録がある。
[編集] 参考文献
- 岡島秀治・山口進 『検索入門 クワガタムシ』 保育社、1988年6月、108-109頁。
- 「特集 クワガタムシ・クロツヤムシ」、『昆虫と自然』2003年3月号、ニュ-・サイエンス社、23頁。
- 「日本のクワガタムシ大特集」、『ビー・クワ』2007年夏号 (No. 24)、むし社、27頁。
- 平嶋義宏 『生物学名事典』 東京大学出版会、2007年7月、2-010-04、9-190。