おばあさん
おばあさん(お婆さん/お祖母さん)は、日本語において直系2親等に当たる女性(祖母)、若しくは高齢の女性を指す一般語(老婆、媼)を指す語として使用される。対義語はおじいさん、または孫、孫娘。
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[編集] 表記
ひらがなで表記される場合が多いが、漢字での表記は「お婆さん」。親族女性のおばあさんは(当て字ではあるが)「お祖母さん」と書き分ける場合もある。丁寧語接頭辞の「お」を取り、「ばあさん」と言う場合もある。「おばあちゃん」も同義語。
蔑称としてババア(ばばあ、婆あ)と表記されることもある。蔑称は、比較的若い女性に対して使う場合や、子供が母に対して使う場合もある。
[編集] 意味
おばあさんという語の指す意味は、細かく分けると次の12つに分類できる
- 父の母
- 母の母
- 夫の父の母
- 夫の母の母
- 夫の父の祖母
- 夫の母の祖母
- 妻の父の母
- 妻の母の母
- 妻の父の祖母
- 妻の母の祖母
- 1~2と同年代以上の高齢の女性
- 1.や2.や11.などに相当する女性が使う自称
1人について、必ず1.の父の母に当たる祖母と、2.の母の母に当たる祖母がおり、日本語では系統を区別するには「父方」や「母方」を付けて区別する。中国語では1.の父方を「奶奶(nǎinai)」、2.の母方を「外婆(wàipó)」、「婆婆(pópo)」、「姥姥(lǎolao)」と呼び、明確に区別する。
結婚すると、配偶者の祖母を義理のおばあさんとして扱うことになり、3.と4.または7.と8.が発生する。配偶者の祖母を「大姑」ともいう。中国語において父方の3.には「太婆(tàipó)」、8.には「太岳母(tàiyuèmǔ)」「岳祖母(yuèzǔmǔ)」という呼び名があるが、母方の4.と8.は2.と同様に呼ぶしかなく、明確に区別されない。
おば(親の姉妹)やいとこ(親の甥姪)も父方と母方の2系統が存在し、おじ・おばの姑は自身とは親族関係は発生しないが、おばあさんと呼ぶ場合も多い。ただ、よほど親密な関係がない限りは、感覚としては11.に近い。
又、親のおば、即ち祖父母の姉妹は「大おば」と呼ばれるが、続柄以外の呼称としては「おばあさん」と呼ばれる事も多いが、これも7.に近い感覚である。1人につき祖父母は4人(父方祖父、父方祖母、母方祖父、母方祖母)いる為、曽祖母や大おば以下の子孫(親のいとこ[祖父母の甥姪]、はとこ[祖父母の大甥大姪])は4系統が存在する。
親の祖母、即ち祖父母の母に当たる曽祖母は「ひい」を付け、「ひいおばあさん」と呼ぶ。中国語では5.と9.父と母の父方を「祖奶奶(zǔnǎinai)」、「太奶奶(tàinǎinai)」6.と10.父と母の母方を「祖外婆(zǔwàipó)」、「太外婆(tàiwàipó)」、「祖姥姥(zǔlǎolao)」、「太姥姥(tàilǎolao)」と呼び、明確に区別する。
12.のように高齢の女性が孫のような年少の人たちに対して呼びかける一人称代名詞のように用いられる例もある。中国語において高齢の女性が「老奶奶(lǎonǎinai)」、「祖奶奶(zǔnǎinai)」よほど親密な関係がない限りは、感覚としては11.に近い。
[編集] 含意
民話や昔話において高齢の女性を指す語としてしばしば用いられる。「死」や「異界」に近い存在として山姥、魔法使いのイメージとして用いられることもある。一方で、母代わりの温和な女性として語られることも多い。地名表記では、「祖母」と書いて「うば」と読む例もある。