「規範」の版間の差分

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制度について
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==様々な規範==
==様々な規範==
*道徳規範
* 道徳規範
*宗教規範
* 宗教規範
*習俗規範
* 習俗規範
*裁判規範
* 裁判規範
*組織規範
* 組織規範
*:行政機関を設置し、所掌事務を定め、機関相互の関係を定める。
** 行政機関を設置し、所掌事務を定め、機関相互の関係を定める。
*根拠規範
* 根拠規範
*:誰が、どのような行政活動を、どのよう場合に行うかを定める。
** 誰が、どのような行政活動を、どのよう場合に行うかを定める。
*規制規範
* 規制規範
*:行政活動を行えることを前提として、それを規制する。
** 行政活動を行えることを前提として、それを規制する。
*手続規範
* 手続規範
*目的規範
* 目的規範
*法規範
* 法規範
*行為規範
* 行為規範
*:一定の行為を命ずる規範で、「親切にしろ」「盗んでは為らない」などで、法的なものは裁判規範の前提となる。
** 一定の行為を命ずる規範で、「親切にしろ」「盗んでは為らない」などで、法的なものは裁判規範の前提となる。
*根本規範
* 根本規範
*法律規範
* 法律規範
*犯罪捜査規範
* 犯罪捜査規範
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
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2020年11月19日 (木) 21:10時点における版

規範(きはん、: norm)とは、「~である」と記述される事実命題に対し、「~べきである」と記述される命題ないしその体系をいう。法規範や社会規範がその典型であり、道徳倫理も規範の一種である。社会学において人間社会集団におけるルール慣習慣習法参照)のひとつでもある。規範についての規範はメタ規範という。

概要

社会規範は歴史的な発展を紐解けば、社会全体の利益という目的に沿っているものであり、風習よりも合理化されている場合が多い。この社会規範に従った行動は同調行動と呼ぶ。しかし、時間の経過とともに、その本来の機能が忘れ去られて、社会的行為の調整としての機能を果たすこともしばしばである。また個人においては外部規範の内面化がおき、道徳となる。なお法律は、国家における規範に基づいて制定される。

哲学においてはたとえば「」「」「」のそれぞれ「思惟」「意志」「感情」に対応したものが挙げられる。規範に関するを規範学(: normative science: normative Wissenschaft: science normative)と言う。

関連項目

外部リンク

  • 国崎敬一「規範と心と言葉 日本社会における心治主義という病弊(I) 規範とはどういうものか(1)」『松山大学論集』第19巻第3号、松山大学、2007年8月、139-163頁、ISSN 0916-3298NAID 1100066256032020年11月1日閲覧 
  • 小林盾「社会規範の数理社会学にむけて」『理論と方法』第17巻第2号、数理社会学会、2002年3月、183-194頁、doi:10.11218/ojjams.17.183ISSN 1881-64952020年11月1日閲覧 
  • 吉田勇「社会規範としての「誠意」について」『法社会学』第1996巻第48号、日本法社会学会、1996年、199-203頁、doi:10.11387/jsl1951.1996.199ISSN 0437-61612020年11月1日閲覧 
  • 榑松かほる「近現代日本教育史の視点から「規範」と教育の問題を考える」『教育哲学研究』第2005巻第91号、教育哲学会、2005年5月、23-28頁、doi:10.11399/kyouikutetsugaku1959.2005.23ISSN 1884-17832020年11月1日閲覧