「余命10年」の版間の差分
Miyuki hirai (会話 | 投稿記録) →製作: 出典に基づき修正しました。引用符内は元のコメント文を記載し、要旨となった部分は引用符を除去しました。 |
→主要人物: 藤崎沙苗、元の記述にあった「友人として手伝いに来ており」が作中で確認できず、焼香を済ませ振り返った沙苗が和人に気付く場面からは、一般の参列客と思われますので除去し、他の状況記述を追加しました。め除去しました。 |
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: 茉莉が東京の中学に転校した時からの親友。漫画を描き、[[同人#現在の同人|同人]]歴{{Efn2|ここでは沙苗がアニメイベントで同人誌の即売会などに参加してきた経歴のことを意味する。}}も長く「桜姫華(さくら ひめか)」というペンネームがある。 |
: 茉莉が東京の中学に転校した時からの親友。漫画を描き、[[同人#現在の同人|同人]]歴{{Efn2|ここでは沙苗がアニメイベントで同人誌の即売会などに参加してきた経歴のことを意味する。}}も長く「桜姫華(さくら ひめか)」というペンネームがある。 |
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: 中学の時からの生粋の美少女。コスプレ好き。茉莉とは互いに結婚する際にはウェディングドレスを作るという約束をしていた{{Efn2|結婚の際に茉莉が作ったウェディングドレスを着用し、沙苗はウエディングドレスではなかったが、棺の中の茉莉のために純白のドレスを作っている。}}。 |
: 中学の時からの生粋の美少女。コスプレ好き。茉莉とは互いに結婚する際にはウェディングドレスを作るという約束をしていた{{Efn2|結婚の際に茉莉が作ったウェディングドレスを着用し、沙苗はウエディングドレスではなかったが、棺の中の茉莉のために純白のドレスを作っている。}}。 |
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: 茉莉の通夜では、会場に訪れた和人を茉莉が眠る棺に案内し、和人の安らかな笑顔に茉莉の一途な愛が一方通行でなかったことを確信している。 |
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; 新谷美幸(しんたに みゆき) |
; 新谷美幸(しんたに みゆき) |
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: 茉莉の小学校時代の親友{{Efn2|茉莉は中学校では別の学区になり、さらに中1の終わりに東京に転校したため、美幸の家に謝罪に訪れるまで会ってなかった。}}。茉莉と同じく絵を描くのが好きで、二人でお小遣いを貯めて買ったお揃いの赤い筆箱を使っていた。 |
: 茉莉の小学校時代の親友{{Efn2|茉莉は中学校では別の学区になり、さらに中1の終わりに東京に転校したため、美幸の家に謝罪に訪れるまで会ってなかった。}}。茉莉と同じく絵を描くのが好きで、二人でお小遣いを貯めて買ったお揃いの赤い筆箱を使っていた。 |
2021年11月27日 (土) 10:12時点における版
余命10年 | ||
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著者 | 小坂流加 | |
イラスト | loundraw(文芸社文庫NEO) | |
発行日 | 2007年6月15日 | |
発行元 | 文芸社 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 |
四六判上製本 四六判並製(ソフトカバー版) A6並製(文庫版) | |
ページ数 |
281 281(ソフトカバー版) 358(文庫版) | |
コード |
ISBN 978-4-286-03059-3 ISBN 978-4-286-04631-0 ISBN 978-4-286-18492-0(文庫判) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『余命10年』(よめいじゅうねん)は、小坂流加による日本の小説。文芸社より2007年6月15日に刊行され、同年12月20日にソフトカバー版が、2017年5月15日には大幅に加筆・修正した上でカバーイラストを変更して、文庫版がそれぞれ刊行された[1]。 なお、難病を患っていた著者の小坂は文庫版の編集が終わった直後に病状が悪化し、発売3か月前の2017年2月に逝去している[1]。
2017年に静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」大賞を受賞[2]。2021年9月時点で発行部数は50万部を記録している[3]。
数万人に一人という不治の病を患い、余命が10年であることを知った20歳の主人公の女性が死に向かって精一杯生きる様を描いた物語。
あらすじ
高林茉莉は、20歳の夏に突然の発症で入院し、国の難病に指定されている遺伝性の肺の病[注 1]であることを告げられ、その病気の患者で10年以上生きた人はいないことを知る。度重なる発作に苦しめられ、手術も受けたが体に目立つ傷痕を残しただけで病状は改善しなかった。21歳の誕生日は朦朧とする意識の中で迎え、短大は中退している。
それでも、22歳の春になって、ようやく自宅療養が許され茉莉は退院となった。少しずつ外を散歩したりして体が慣れ始め、茉莉は中学校からの親友・藤崎沙苗に誘われて秋葉原でのコスプレイベントに参加する。元々アニメを観たり、漫画を描くことが大好きだった茉莉はイベントでコスプレしたり、早苗の同人誌に自分の漫画を載せてもらったりすることに夢中になっていき、その次の年の春には自分で同人誌を描き上げてもいる。
茉莉が25歳の桜の頃、姉の桔梗が鈴丘聡と結婚し、聡の仕事の都合で二人で群馬の地元に引っ越していく。茉莉は桔梗の家に遊びに行った時に、気まずいことがあって疎遠になっていた小学校時代の親友・新谷美幸を思い切って訪ねる。そして、美幸に誘われて小学校の同窓会に参加した茉莉は、東京でアパレル系のOLをしていると皆には嘘をついてしまう。同窓会では、茉莉が初恋の相手だったという真部和人と再会する[注 2]。和人から想いを伝えられ2人は親密になり、もう恋はしないと決めていた茉莉も次第に和人を愛するようになっていく。
27歳の誕生日、和人と初めて1泊でデートをした茉莉は、帰りに倒れてしまい、入院することになる。病院で茉莉の父親と初めて顔を合わせた和人は、父親の口から茉莉の病気のことを初めて聞かされる。3週間後、退院した茉莉は和人の家を訪れ、これまで隠してきた病気や余命のことを和人に明かした。それでも和人は結婚を申し出るが、茉莉は自分は必ず死に至る難病であと少ししか時間が残されていないことを告げ、和人に今までのことを感謝しながら、もらった指輪[注 3]を返している。
1週間後、茉莉の家を訪ねてきた和人が、最後の3年間を茉莉と一緒に過ごしたいと再度結婚を申し込むが、茉莉は和人に「これからも続く自分の人生をちゃんと生きて! 自分で選んだ茶道を捨てないで! もう逃げないって約束したでしょう」と断ってしまう。
和人と別れてから、茉莉は必死で漫画を描き続けた。何かを生み残したいというように。そのうちの一つが出版社の目に留まり雑誌で3回の連載を持ち、単行本も刊行している[注 4]。そして、結婚が決まった沙苗のために想いを込めて、純白のウエディングドレスを縫い上げる。
その後、発作を起こして再度の入院をした茉莉は、病棟からも離れたCCUの一室で、儚く舞い落ちる雪を見ている。薬の効果よりも病気の悪化が早まっており、体の機能が少しずつ奪われていく。そんな時、茉莉は桔梗が妊娠し、甥か姪ができることを知らされる。新しい家族が増え、叔母となってその子と繋がっていられることがとても嬉しく感じられた。けれども、茉莉は桔梗の子とは会えることなく、和人への想いを抱いたまま、天国に旅立ってしまう。
茉莉の通夜。群馬から駆けつけた美幸や美弥たち短大時代の友人の涙の中、沙苗が和人に気付いて茉莉の棺まで案内する。棺の中の茉莉は沙苗の作った純白のドレスを身に付け、茉莉花に囲まれて眠っているように見えた。和人は茉莉のおかげで再び茶道に向き合うようになり、家元を継ぐ立場になったと伝え、茉莉と巡り会えて幸せだったと嗚咽しながら茉莉に口づけし、別れを告げる。
登場人物
主要人物
- 高林茉莉(たかばやし まつり)
- 本作の主人公。
- 20歳の時、国の難病に指定されている遺伝性の肺の病であり、余命が10年であることを告げられる[6]。
- 相手の人を残して死ぬことが怖いので、恋はしないと決心していたが、和人と出会って好きになってしまう。
- 小学時代から裁縫が得意で、コスプレ衣装を作ったり、結婚する友人のためにウェディングドレスを作る器用さを持つ。
- 漫画家になることも夢で、沙苗の勧めで漫画をまた描き始め、後に雑誌で3回の連載を持ち、単行本も刊行している。
- 亡くなる前に「思い出を捨てるために」母校の小学校を訪れて焼却炉に思い出のノートを捨てている[注 5]。
- 真部和人(まなべ かずと)
- 茉莉の恋人。茉莉が初恋の相手[注 6]。
- 神童と呼ばれ、茶道の家元の長男として多大な期待を一身に浴びて育つがパニック障害になり、小学2年の時に茉莉たちの小学校に転校してきた。
- 20歳の時、結婚したいと思った女性に「将来家元なんて人とは結婚できない」と断られ、また茶道具に触れることすらできなくなってしまっていた。
- 茉莉に死ぬ病気で、もう時間がないと告白されても、結婚を申し込むが、感謝されながらも、自分の人生を生きてほしいと断られる。
- 茉莉の葬儀の際には袴を着用して出席し、棺で眠る茉莉に最後の別れをした。その際に茶道の流派の次期家元になることを伝えた。
- 高林桔梗(たかばやし ききょう)→鈴丘桔梗(すずおか ききょう)
- 茉莉の姉。茉莉からは「桔梗ちゃん」と呼ばれている。とても優しく華がある女性。
- 茉莉のために栄養バランスの取れた美味しいお弁当を作ってくれるなど、細やかに気を遣ってくれる。
- 茉莉の病気が遺伝性と分かった時、茉莉にだけ発症したことを自分に非があるように激しく落ち込んでいる。
- 藤崎沙苗(ふじさき さなえ)
- 茉莉が東京の中学に転校した時からの親友。漫画を描き、同人歴[注 7]も長く「桜姫華(さくら ひめか)」というペンネームがある。
- 中学の時からの生粋の美少女。コスプレ好き。茉莉とは互いに結婚する際にはウェディングドレスを作るという約束をしていた[注 8]。
- 茉莉の通夜では、会場に訪れた和人を茉莉が眠る棺に案内し、和人の安らかな笑顔に茉莉の一途な愛が一方通行でなかったことを確信している。
- 新谷美幸(しんたに みゆき)
- 茉莉の小学校時代の親友[注 9]。茉莉と同じく絵を描くのが好きで、二人でお小遣いを貯めて買ったお揃いの赤い筆箱を使っていた。
- 小学校で運動会のリレー選手だった時に派手に転倒し、クラスを最下位にしてしまい、それがきっかけで集団シカトのターゲットにされた。
- 茉莉は独りぼっちの美幸を助けられず、筆箱も変えてしまったことを悔いており、美幸の結婚後に自宅を訪ねてきた茉莉から謝罪を受けている[注 10]。
高林家の関係者
- 鈴丘聡(すずおか さとし)
- 桔梗の恋人→夫。
- とても優しく誠実な性格で、桔梗だけでなく茉莉にも細やかな気遣いをしてくれる。
- 茉莉のお見舞いに来るときは、茉莉の好みそうなCDや季節ごとにスリッパを贈ってくれたりする。
- 茉莉と桔梗の母
- 茉莉がコスプレ衣装作りでミシンをよく使っているのを知り、着なくなったシャツのリメイクなどを茉莉に頼んでいる。
- 茉莉が母の趣味に合わせたものを作成すると今度のクラス会に着ていくと喜び、 茉莉も母の笑顔がとても嬉しかった。
- 茉莉と桔梗の父
- ジャズが好き。いつもは冷静だが、茉莉に医師から病名が告げられた時は医師に詰め寄って尋ねている。
- 病院で和人と初対面の時、茉莉を受け止められるか尋ねた。通夜に訪れた和人に深く頭を下げている。
茉莉の病院での友人
- 礼子(れいこ)
- 茉莉と同じ病気で入院しており、茉莉が顔を合わせるうちに言葉を交わすようになっていた。30歳頃に発病している。
- 「ありがとう、ごめんね、好きです」を伝えたい人にちゃんと伝えられなかったことが後悔だと茉莉に語った。
- 茉莉の入院後まもなく亡くなってしまい、彼女の夫と男児が悲しむ姿に茉莉は自分の10年後の未来を感じていた。
- 凛子(りんこ)
- 茉莉と同じ病棟に入院している20歳の患者。
- 茉莉と同じ病気を患っており、数年前に茉莉と出会ってからの入院友達。茉莉の病室を訪れてマメシバのあみぐるみをプレゼントしている。
- その後、1つでは寂しいからと黒と茶色の色違いでもう1つプレゼントする。それは茉莉の死後、桔梗に引き取られ、桔梗の2人の子に渡ることになる。
短大時代の友人
- 美弥(みや)
- 友人達の中で一番に結婚し、夫婦で居酒屋を始めており、その店に仲間達と共に茉莉が訪れている。
- 美弥の夫の亮が茉莉を心配して、大学の後輩を紹介しようとしたが[注 11]、茉莉が気乗りでなかったことで少し気まずくなっていた。
- 奈緒(なお)
- 結婚が決まって仲間達と美弥の店に集まり、短大時代「お祭りっ子」だった茉莉が元気がないことを心配していた。
- サオリと茉莉の話で茉莉の余命のことを知り、黙っていたのは言っても仕方がないからと言われ、それ以上何も言えなくなる。
- サオリ
- 茉莉に元気を出してほしいと彼氏を紹介しようとするが茉莉が断ったため、病気だから恋しないなんて逃げだと思わず強く言ってしまう。
- それに対して茉莉から病気は治療法がないことと余命のこと、恋をしない決心を告げられてしまい、その場にいた仲間達の顔が硬直している。
その他
- 真部紫(まなべ ゆかり)
- 和人の母。「桐庵流」の家元夫人。体験入門茶会に振袖で参加した茉莉に優しく丁寧な対応をしてくれる。
- お茶会の後、気分が悪くなり倒れた茉莉を介抱してくれている。茉莉には紫の温かさが嬉しく切なかった。
- 月野(つきの)
- 沙苗の友人の女性。茉莉が沙苗に案内されて行ったコスプレイベントで出会う[注 12]。
- 好きなアニメのキャラクターが共通していることもあり、茉莉とはすぐに打ち解け友人となっている。
- 茉莉の漫画を誉め、同人誌発行や原稿の出版社持ち込みなどアドバイスしてくれている。
- タケル
- 茉莉の小学校時代の初恋の男の子。中学校で転校するまで茉莉は一途に彼のことが好きだった。
- 同窓会で再会するが、タケルには同棲している彼女がいて、茉莉の気持ちには区切りがつく。
書誌情報
- 小坂流加『余命10年』文芸社、2007年6月15日発行、ISBN 978-4-286-03059-3
- ソフトカバー版(2007年12月20日発行)、ISBN 978-4-286-04631-0
- 文庫版(2017年5月15日発行)、ISBN 978-4-286-18492-0
映画
この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
余命10年 | |
---|---|
The last 10 years | |
監督 | 藤井道人 |
脚本 |
岡田惠和 渡邉真子 |
原作 | 小坂流加 |
製作 | 関口大輔 |
出演者 |
小松菜奈 坂口健太郎 |
音楽 | RADWIMPS |
製作会社 | 映画「余命10年」製作委員会 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
公開 | 2022年春(予定) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
2022年春に公開予定。監督は藤井道人、脚本は岡田惠和と渡邉真子[8]。主演は小松菜奈と坂口健太郎[9][10]
キャッチコピーは「彼女は最後の10年を生きる。まるで、人生の始まりみたいに」。
製作
初めて原作を読んだ時のことについて、監督の藤井は「普段見落としがちな四季折々の自然の変化や、主人公・茉莉と和人が過ごした日々は、まるで小坂さんが生きている時に思い描いていた『夢』だったようにも感じました。僕は、この作品を直感的に映画として残したいと強く思いました」としている[8]。
茉莉を演じた小松は約1年の撮影を振り返り、命は軽いものではないからこそ、中途半端な気持ちで挑むつもりはなかったし、どうすればこの気持ちを自分なりに伝えることができるのかを模索してきた。最後を見るのではなく、茉莉の生きている証をどう刻むのかを考え、彼女の人生を生きようと覚悟を決めたとコメントしている[9][10]。
あらすじ(映画)
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キャスト
スタッフ
- 原作:小坂流加『余命10年』(文芸社文庫NEO刊)
- 監督:藤井道人
- 脚本:岡田惠和、渡邉真子
- 音楽:RADWIMPS[11][12]
- プロデューサー:関口大輔[8]
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
- 製作:映画「余命10年」製作委員会
コミカライズ
脚注
注釈
- ^ 茉莉の場合は、遺伝性であると告げられており[4]、茉莉の祖母も同じ病気で若くして亡くなっているが、この病気の発症原因全てが遺伝性ではない。
- ^ ただし、茉莉は和人のことがすぐに思い出せず、成績トップで運動神経もよかったが、変わった子でクラスでも浮いていたことを徐々に思い出している。
- ^ 茉莉の誕生日に和人から贈られたティファニーの新作のペアリング
- ^ 漫画の主人公は和人をイメージしており、桔梗から教えられて和人も書店に並んだこの本を購入している[5]。
- ^ 茉莉と同じ目的で小学校を訪れた和人と8年前に茉莉が訪れた現場を目撃していた小学校の校務員との会話で明らかになった[7]。
- ^ 小学校の時、茉莉が和人のシャツのボタンが取れかけているのを見つけ、縫い付けてくれたことがきっかけ。
- ^ ここでは沙苗がアニメイベントで同人誌の即売会などに参加してきた経歴のことを意味する。
- ^ 結婚の際に茉莉が作ったウェディングドレスを着用し、沙苗はウエディングドレスではなかったが、棺の中の茉莉のために純白のドレスを作っている。
- ^ 茉莉は中学校では別の学区になり、さらに中1の終わりに東京に転校したため、美幸の家に謝罪に訪れるまで会ってなかった。
- ^ そんなことを気にしているのは茉莉だけと言い、子ども時代の楽しい思い出にはいつも茉莉がいたと感謝してくれる。なお、中学では美幸は逆にいじめっ子になり、小学校時代のいじめっ子をいじめ返している。
- ^ 「とてもいい奴だけど心臓に障害がある。でも茉莉ちゃんも体が悪いからお互いにわかり合えると思うよ」などと無神経に言われたことに茉莉は感情を害していた。
- ^ 作中に登場する架空のアニメ「宇宙戦士クロスボード」で、茉莉が好きな主人公の美少年ヒーロー、リリヤのコスプレをしていたのが月野だった。他にもヒロインのティーシャなどを目にした茉莉は大興奮だった。
出典
- ^ a b “余命10年』早逝の作家・小坂流加の“最初で最後”の小説に映画化熱望の声続々!”. ほんのひきだし (日本出版販売株式会社). (2018年6月29日) 2021年10月21日閲覧。
- ^ “「生」問う遺作、輝き放つ 三島の作家、故小坂流加さん”. 47NEWS. 2021年1月28日閲覧。
- ^ BungeishaNEOの2021年9月27日のツイート、2021年11月7日閲覧。
- ^ 『余命10年』文庫版p6、p79
- ^ 『余命10年』文庫版p320、p349
- ^ 『余命10年』文庫版p302、p5など
- ^ 『余命10年』文庫版p353~p355
- ^ a b c "小坂流加の恋愛小説『余命10年』映画化決定 監督は藤井道人、脚本に岡田惠和と渡邉真子". Real Sound映画部. 19 August 2021. 2021年8月19日閲覧。
- ^ a b "小松菜奈×坂口健太郎「余命10年」に主演! 難病を抱えた女性の"最後の10年"を映した特報完成". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 22 September 2021. 2021年9月22日閲覧。
- ^ a b "小松菜奈×坂口健太郎、映画『余命10年』で初共演 「こんなに泣いたのは初めてでした」". Real Sound. blueprint. 22 September 2021. 2021年9月22日閲覧。
- ^ "藤井道人監督作『余命10年』劇伴音楽にRADWIMPS 超特報映像も公開". Real Sound. blueprint. 7 September 2021. 2021年9月7日閲覧。
- ^ "RADWIMPSが藤井道人監督「余命10年」の劇伴担当、超特報も公開". 映画ナタリー. ナターシャ. 7 September 2021. 2021年9月7日閲覧。
- ^ 映画『余命10年』公式 [@yomei10movie] (2021年10月27日). "*:. 10月27日は #読書の日涙より切ないラブストーリー「#余命10年」開いた本ぜひ2022年春の映画公開に向けて原作本もチェックしてみて下さい❋*原作本のコミカライズ版「余命10年」もLINEマンガにて連載中ですキラキラlin.ee/g01y5Fm/pnjo/tw". X(旧Twitter)より2021年11月1日閲覧。
- ^ “LINEマンガ『余命10年』”. LINEマンガ. 2021年11月1日閲覧。
外部リンク
- 余命10年 soft cover edition - 文芸社
- 【文庫NEO】余命10年 - 文芸社
- 映画『余命10年』オフィシャルサイト
- 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) - X(旧Twitter)
- LINEマンガ『余命10年』