「トヨタコミュニケーションシステム」の版間の差分
Dopessynch (会話 | 投稿記録) |
編集の要約なし |
||
16行目: | 16行目: | ||
|SWIFTコード = |
|SWIFTコード = |
||
|事業内容 = トヨタ自動車を中心としたクルマの設計、生産、販売、物流から金融にいたるまでのトータルプロセスを対象とした情報システムの開発・運用およびトヨタのグローバル事業戦略を先進的IT技術でサポート |
|事業内容 = トヨタ自動車を中心としたクルマの設計、生産、販売、物流から金融にいたるまでのトータルプロセスを対象とした情報システムの開発・運用およびトヨタのグローバル事業戦略を先進的IT技術でサポート |
||
|代表者 = 代表取締役社長 |
|代表者 = 代表取締役社長 大島 哲也 |
||
|資本金 = 10億円 |
|資本金 = 10億円 |
||
|売上高 = 429億 |
|売上高 = 429億63百万円(2015年3月期) |
||
|総資産 = |
|総資産 = |
||
|従業員数 = |
|従業員数 = 1246名(2015年4月1日現在) |
||
|決算期 = |
|決算期 = |
||
|主要株主 = [[トヨタ自動車]] 100% |
|主要株主 = [[トヨタ自動車]] 100% |
||
67行目: | 67行目: | ||
*[[2011年]][[7月]] - 株式会社[[トヨタケーラム]]を子会社化。 |
*[[2011年]][[7月]] - 株式会社[[トヨタケーラム]]を子会社化。 |
||
*[[2012年]][[9月]] - Toyota Tsusho Network Integration Asia Pte.Ltd.と資本提携。 |
|||
*[[2015年]][[4月]] - 株式会社[[トヨタケーラム]]と吸収分割方式により事業再編。 |
|||
*[[2015年]][[6月]] - 株式会社[[トヨタデジタルクルーズ]]と資本提携。 |
|||
== 製品 == |
== 製品 == |
||
135行目: | 138行目: | ||
** [[トヨタファイナンス]] |
** [[トヨタファイナンス]] |
||
** [[トヨタケーラム]] |
** [[トヨタケーラム]] |
||
** [[トヨタデジタルクルーズ]] |
|||
* [[トヨタ生産方式]] |
* [[トヨタ生産方式]] |
||
* [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97#.E6.83.85.E5.A0.B1.E9.80.9A.E4.BF.A1.E3.83.BBITS.E9.96.A2.E9.80.A3.E4.BC.81.E6.A5.AD トヨタ自動車の情報通信・ITS関連企業] |
* [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97#.E6.83.85.E5.A0.B1.E9.80.9A.E4.BF.A1.E3.83.BBITS.E9.96.A2.E9.80.A3.E4.BC.81.E6.A5.AD トヨタ自動車の情報通信・ITS関連企業] |
2015年7月14日 (火) 04:52時点における版
本社が入居するトヨタホーム栄ビル(2014年7月) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | TCS |
本社所在地 |
日本 〒461-0001 愛知県名古屋市東区泉1-23-22 トヨタホーム栄ビル7F 北緯35度10分28秒 東経136度54分34.8秒 / 北緯35.17444度 東経136.909667度座標: 北緯35度10分28秒 東経136度54分34.8秒 / 北緯35.17444度 東経136.909667度 |
設立 | 2001年4月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4180001017641 |
事業内容 | トヨタ自動車を中心としたクルマの設計、生産、販売、物流から金融にいたるまでのトータルプロセスを対象とした情報システムの開発・運用およびトヨタのグローバル事業戦略を先進的IT技術でサポート |
代表者 | 代表取締役社長 大島 哲也 |
資本金 | 10億円 |
売上高 | 429億63百万円(2015年3月期) |
従業員数 | 1246名(2015年4月1日現在) |
主要株主 | トヨタ自動車 100% |
主要子会社 | トヨタケーラム 100% |
外部リンク | http://www.toyota-cs.com/ |
株式会社トヨタコミュニケーションシステム(略称:TCS 英文社名:Toyota Communication Systems Co., Ltd.)は、トヨタグループに属する情報システム会社で、トヨタ自動車100%出資のシステムインテグレーター(ユーザー系)。
概要
トヨタコミュニケーションシステム(TCS)はトヨタ自動車、トヨタファイナンス等の基幹システム構築をはじめとしたトヨタグループ各社のグローバルな事業戦略をサポートする各種業務支援システムの開発を行っている。TCSはトヨタグループ各社のIT戦略を世界規模で推進するグローバルIT企業であり、トヨタ自動車の情報システム開発で培った広範囲で先進的なITソリューションを世界の市場に展開している。
TCSのキーワードは「大規模」、「最上流」、「グローバル」、「最先端」。トヨタグループの開発案件ではトップクラスのシェアがあり、プライムベンダーとしてトヨタ自動車およびグループ会社の情報システム部門を幅広く支えている。1990~91年にトヨタ自動車の情報システム部門が分離独立し、ベンダー各社との共同出資により設立されたトヨタグループのIT関連企業3社が2001年に再び合併したことにより発足。TCSは2006年の企業再編によって情報システム機能会社に位置付けられIT企業として専業化が図られた。
また2011年にはトヨタケーラムを子会社化してパッケージソフト分野を強化し、2012年にはTT Network Integration Asia Pte.Ltd.(TTNI-A)と資本提携し、グローバル展開を加速させている。以来、TCSはトヨタのクルマづくりをIT(情報技術)でサポートし、グローバルビジネスを推進する情報基盤(ITシンクタンク)としての役割を果たしている。
トヨタ自動車の情報システム部門から分離独立した経緯から、トヨタ自動車の情報システム領域4社(TMC、TCS、TDC、TCI)として人材交流が盛んである。
カンパニースローガン
Do IT now for TCS!
TCS stands for Tomorrow, Customers, Society and ourselves.
略称
トヨタグループ内での略称 "TCS" は英文社名(Toyota Communication Systems Co., Ltd.)の頭文字を取ったものだが、インドのタタ・グループに属するITコンサルティング企業タタ・コンサルタンシー・サービシズや独立系ソフトウェア企業のTCSホールディングス(東京コンピュータサービス)との混同を避けるため、メディア等ではトヨタCSやトヨタコミュニケーション、トヨタコミュ等と表記されることがある。
事業所
- 本社 - 名古屋市東区泉1-23-22 トヨタホーム栄ビル7F
- 豊田事業所 - 豊田市喜多町1-140 ギャザビル5F
- 名駅分室 - 名古屋市中村区名駅3-13-5 名古屋ダイヤビルディング3号館6F
沿革
トヨタ自動車の情報システム部門を分社化し、専門分野毎に大手ITベンダーと合弁会社を設立
- 1990年9月 - 富士通との合弁会社、株式会社トヨタシステムリサーチ(TSR:Toyota System Research Inc.)を設立(資本金3億円、CAE、ECU関連システムの開発・保守)
- 1991年2月 - 日本ユニシスとの合弁会社、株式会社トヨタソフトエンジニアリング(TSE:Toyota Soft Engineering Inc.)を設立(資本金3億円、CAD/CAM関連システムの開発・保守)
- 1991年11月 - 日本IBM、東芝との合弁会社、株式会社トヨタシステムインターナショナル(TSI:Toyota System International Inc.)を設立(資本金7億円、生産・販売・調達・管理関連システムの開発・保守)
トヨタ自動車の情報システム子会社3社を統合し、トヨタコミュニケーションシステム(TCS)が発足
- 2001年4月 ‐ トヨタシステムインターナショナル(TSI)、トヨタシステムリサーチ(TSR)、トヨタソフトエンジニアリング(TSE)の3社が合併し、株式会社トヨタコミュニケーションシステム(TCS:Toyota Communication System Co., Ltd.)を設立(TSIを存続会社として合併前3社の業務を承継。事業内容はグローバルに展開する基幹システムの設計、開発、保守、運用、コンサルティング)
トヨタ自動車の車両開発子会社2社との事業再編により、車両開発会社(TTDC)と情報システム会社(TCS)へ再編
- 2006年4月 ‐ トヨタテクノサービス(TTS)、トヨタマックス(MACS)との間で企業の再編を実施。新設されたトヨタテクニカルディベロップメント(TTDC)に対してCAE部門ならびに電子技術部門を業務移管。
再編要旨:トヨタテクノサービス(1982年設立 事業内容:研究開発戦略の策定と技術情報の収集・解析)、トヨタコミュニケーションシステム(1991年設立 事業内容:設計・生産・販売・調達・管理関連のトータルシステム開発)、トヨタマックス(1990年設立 事業内容:計測機器開発)の3社を会社合併ならびに吸収分割の方式により、製品開発機能会社(トヨタテクニカルディベロップメント 事業内容:車両開発、システム開発、情報解析、CAE解析、電技開発、計測機器開発)と情報システム機能会社(トヨタコミュニケーションシステム 事業内容:エンジニアリングシステム、グローバル基幹システム、及び金融系情報システムの開発、販売、運用サービス)の2社に再編
- 2011年7月 - 株式会社トヨタケーラムを子会社化。
- 2012年9月 - Toyota Tsusho Network Integration Asia Pte.Ltd.と資本提携。
- 2015年4月 - 株式会社トヨタケーラムと吸収分割方式により事業再編。
- 2015年6月 - 株式会社トヨタデジタルクルーズと資本提携。
製品
- ExDB Premium - 製造業における開発から生産に関する情報を一元管理するPDM(Product Data Management)システム
- XVL - XVLデータ形式(ラティス・テクノロジー社が開発)に対応した各種エンジニアリングシステム
- CAE - 「鋳造湯流れ凝固解析/TopCAST」や「プレス成形解析/FAST_FORM3D」等の各種CAEソフト
TCSの事業内容
ES:エンジニアリングシステム
CAD/CAM/CAE/PDMなどの車両開発工程(企画~発売準備)において利用されるエンジニアリング系システムの開発
- システム企画・開発
- システム運用・活用
- VC推進(Virtual Content)
- 情報インフラ整備利用技術 - インフラサーバとクライアント環境の構築
- データ正活動推進 - 一元管理されたデジタルデータを車両開発全工程で活用
BS:ビジネスシステム
車両開発、調達、生産、物流、販売、アフターサービス、一般管理といった幅広い基幹業務システムの開発
- 営業・アフターマーケットシステム
- 販売情報システム、補給システム、サービス情報システム
- 技術・生技システム
- 部品表システム、出図管理システム、原価企画システム
- オーダー・生産・物流(サプライチェーン)システム
- グローバルサプライチェーンシステム - トヨタIMVプロジェクトに代表される世界的規模のSCMシステム
- オーダーシステム、生産計画/生産指示システム、部品手配システム、完成車物流システム
- 海外拠点展開
- グローバル調達システム
- 一般管理システム
- 経理・財務システム、連結決算システム
FS:ファイナンスシステム
金融システム(カード・クレジット・保険・証券・eコマース等)の開発・維持・運用
- クレジットカード・ 電子マネー - トヨタファイナンス(TFC)が発行するTS CUBICカードやQUICPayに関わるシステム
- 入会審査システム、請求・回収システム、アウトソーシング
- カスタマーセンター・インターネットモールシステム
SI:システムインテグレーション
トヨタグループ及び一般マーケットにおけるシステムインテグレーション(製品の供給、企画、開発、サポートサービス)
- ソリューション企画・開発
- PLM(Product Lifecycle Management)製品の企画、業務コンサルティング、導入コンサルティング
- システム開発
- システムサポートサービス
- 車両開発サポートサービス、インテグレーション・品質保証、導入コンサルタントサービス
SS:システムサービス
インフラ環境の構築、安定した運用サービス
- 情報インフラ整備・利用推進
- システムの維持、運用に関するアウトソーシング・サービス
関連項目
外部リンク
- 公式
- その他
- なぜ「IT産業のトヨタ」は出ないのか(上)(下) - ITpro
- トヨタ自動車75年史|人事・情報システム|情報システム