永遠神剣シリーズの登場人物

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永遠神剣シリーズの登場人物(えいえんしんけんシリーズのとうじょうじんぶつ)では、ザウスより発売された、永遠のアセリアスピたん聖なるかなおよびこれらのシリーズ作品に登場するキャラクターについて記載する。

永遠のアセリア[編集]

主要人物[編集]

高嶺 悠人(たかみね ゆうと)
紫月澄人(PC)、中村俊洋(PS2)
「永遠のアセリア」の主人公。旧姓は「枯木」。
実父母、養父母と2度に渡り両親を失っており、それ故に義妹の佳織を非常に大切に思っている。基本的に今日子、光陰以外の他人の多くをあまり信用しておらず、自分自身のことすら周りに不幸を呼ぶ疫病神と考えている。また、自分たちの力だけで生きることを決めているため、遅くまでバイトに追われる日々を過ごしている。
突如、異世界ファンタズマゴリアへ召喚され、佳織を救うためラキオス王国のエトランジェとして望まぬ戦いに身を投じることになるが、その中で徐々にスピリットたちと心を通わせていく。
後に、ファンタズマゴリアを襲うエターナルから仲間を守るべく、世界の歴史上存在しなかったこととなり、全ての人々の記憶から消えてしまうことを承知でエターナルとなる。
永遠神剣:第四位『求め』
悠人の永遠神剣。四神剣の一つでその外見は剣というよりも鉄塊。本来は四神剣の中で最も上位に位置するのだが、何らかの理由でその力を発揮できない状態にある。そのため常にマナを欲しており、何度も悠人の精神を乗っ取ろうとするが失敗に終わっている。悠人にはバカ剣と呼ばれている。
最期は『誓い』に砕かれ、本来ならば消滅するはずが欠片だけが残り、アセリアの手によりペンダントに姿を変え、佳織を守り続けている。
また悠人がエターナルになるか悩んでいる時に、既に意思は存在しない筈にもかかわらず、悠人は「お前の求めはまだ果たされていない」と言われたかのように感じた。
永遠神剣:第二位『聖賢』
エターナル「聖賢者ユウト」の上位神剣。『求め』を失った悠人が試練を乗り越え、『聖賢』の課した問いに満足のいく回答をしたことで、自らの使い手と認める。「偉大なる十三本」の一つであり、「知恵」を司る。
エターナルとしての自覚も実力も低いユウトに対して説教が絶えず、ユウト曰く「『求め』と違った意味でやっかい」(『聖賢』は下位の神剣とこのように比較されることを不快に感じている)。
高嶺 佳織(たかみね かおり)
声:乃田あす実 (PC) 、藤咲かおり (PS2)
悠人の義妹。両親と共に飛行機事故に遭うが奇跡的に一命を取り留める(実は『求め』によって起こされた奇跡)。
義兄の悠人に強く依存しておりフルートの才能を買われて名門志倉付属(遠地の全寮制)への編入を勧められるも、それを蹴ってまで義兄と一緒にいることを選ぶほど。また、性善説的な考えを持っており、悠人曰く「みんないい人理論」。フルート以外にも学業はきわめて優秀らしく短期間で聖ヨト語をかなりのレベルまで習得している。トレードマークは悠人からもらったウサギ帽子の「なぽりたん」。眼鏡をかけているが、かけていなくても日常生活に支障は無い様子。
悠人達と共にファンタズマゴリアへ召喚された際には悠人を戦わせるための人質とされたり、瞬の差し金で帝国に連れ去られたりと、悠人と離れる状況が長く続いた。最終的には、エターナルになることに苦悩する悠人を後押しするため兄離れを宣言する。時深ルートでは戦いの決着を見届けたいとの思いから、一時的にファンタズマゴリアに再臨。神剣こそ無いもののエトランジェであるため、オーラフォトンを使える。
「この大地の果てで」以降のVerではグラフィックが一新され、「聖なるかな」でもデザインが修正されている。
「聖なるかな」では、悠人のエターナル化にともなって悠人の関わる歴史がすべてキャンセルされたため両親は健在である。また、神剣のこともすべて忘れているはずなのに、望たちが神剣を使って戦っている姿を見ても驚くことはなかった。その際レーメが反応したのはペンダントになっていた『求め』の欠片である。
アセリア・ブルースピリット
声:清水香 (PC) 、浅野るり (PS2)
ラキオスに属するスピリット。その戦闘能力から「ラキオスの青い牙」と呼ばれ、恐れられている。召喚された悠人を謎の襲撃者の手から救い出し、ラキオスに連れ帰った。
純真無垢な存在で、元々は戦うことに何の疑問も持たず、自身を戦って死ぬための存在だと考えていたが、悠人と触れ合う中で、戦う意味と生きることを考えるようになる。これに関連して料理にも興味を持つようになり、アセリア以外のルートでのエンディングでは、任務の合間に料理を得意とするべく精進する様子が描かれている。
口数が非常に少なく、悠人も当初は何を考えているのかわからず苦労する。実は何も考えていないことが多く、行動の多くは直感であるが、本人はそれを指摘されると憤慨する。
実は、アクセサリーの制作が非常に上手く(本人曰く「剣の手入れと同じ」らしい)、「聖なるかな」で佳織が付けているペンダントも、アセリアが『求め』の欠片をあしらえたものである。
永遠神剣:第七位『存在』
アセリアの永遠神剣。長剣型。
永遠神剣:第三位『永遠』
エターナル「永遠のアセリア」の上位神剣。長剣型。全ての永遠神剣の頂点に君臨する三本の神剣の一つである、永遠神剣天位『永劫』の仮眠状態。
アセリアも、『永遠』自身もそれを知らないが、知るつもりもない様子。アセリアとの強い繋がりから、第二位にも匹敵する力を発揮する。「偉大なる十三本」にも数えられ、「不変」を司る。
オルファリル・レッドスピリット
声:大野まりな
ラキオスに属するスピリット。通称オルファ。レスティーナの命により囚われの身となっている佳織の話し相手となったことから出会う以前に悠人のことを知り、また家族というものに憧れ(既に佳織が妹の座を得ているため)悠人を「パパ」と呼び娘の座に収まる。
性格は非常に明るく基本的には歳相応のものではあるが、ラキオスの教育方針からゲーム感覚で敵を惨殺する面も持つ。彼女のルートでは「ハクゥテ」と名付けたヒエグゥ(ウサギに似た動物)を通じて命の尊さを学ぶ。どことなく小鳥と雰囲気が似ていることから、佳織とは大の仲良し。また、彼女以外のルートでのエンディングでは、かねてよりの念願であった教育機関に通う様子が語られている。
スピリットの館ではエスペリアをよく手伝っているため、エスペリア不在時には代理を務められるほど家事全般を得意としている。
その正体は、『再生』の使い手であったリュートリアというエターナルの生まれ変わりである。ロウ・エターナルが生み出し、「リュトリアム」と名付け、そのまま陣営に加わる予定であったが、トキミの手によりラキオスへ転送され、永い眠りの後ラキオスに発見され、オルファリルと名付けられる。すべてのスピリットは『再生』より生み出されており、オルファはすべてのスピリットのオリジナルであり、母とも言うべき存在である。また、最もエターナルに近い存在でもある。リュートリアだった頃の記憶は時々夢に見るようで、それによるとナイスバディだったらしい。他のスピリットの強さを直感的に理解できるという特技を持つ(『再生』を母体としないウルカだけは例外)。
永遠神剣:第八位『理念』
オルファの永遠神剣。双剣型。
永遠神剣:第二位『再生』
エターナル「再生の炎オルファリル」の上位神剣。双剣型。「偉大なる十三本」の一つであり、「命」を司る。過去に何かあったのか、『聖賢』からは苦手意識を持たれている。
ソーン・リーム中立自治区の奥地キハノレに置かれ、テムオリンの策略に使われていたのが本体で、オルファが持っているのは分身。本体はどのルートでも後に砕かれるが、その際に自身が生み出していたスピリット達が種族として絶滅しないよう、生殖能力を与えている。
エスペリア・グリーンスピリット
声:カンザキカナリ
ラキオスに属するスピリット。前スピリット隊の唯一の生き残りで経験豊富であることからスピリット長を務め、悠人がスピリット隊隊長となった際にはその補佐役を任されている。召喚直後の事件で身動きが取れなくなった悠人を献身的に世話し聖ヨト語習得のための教育係にもなる。スピリットの館では炊事、洗濯、掃除と家事全般をこなす。その他、館の敷地に薬草園を造っていて、その収穫でさまざまなブレンドのハーブティーを煎れてくれる。一見しっかり者のように見えて時々ドジもする。趣味は読書と寝ることだが、寝相が悪く、何度も就寝中にベッドから落ちて痛い目を見ているため、ベッドの真ん中で寝るように心がけている。
穏やかで献身的な性格だが、その心には深い闇を抱えている。前スピリット隊壊滅時の出来事がトラウマとなっており、スピリットとしての立場を意識した言動が目立つ。唯一の私物である手帳は、彼女の初恋の相手の形見であり、さまざまな知識が書き込まれている。
他のスピリットが家事をする際は基本的に黒い仕事着(メイド服)に着替えるのに対して彼女だけは戦闘時と同じ服装である(なお、普段家事をしないアセリアは初めての料理を鎧姿で行った)。
「聖なるかな」でユーフォリアが言っていた「メイドでありながら両親の大切な人」というのは彼女のこと。
永遠神剣:第七位『献身』
エスペリアの永遠神剣。槍型。
永遠神剣:第三位『聖緑』
エターナル「聖緑のエスペリア」の上位神剣。槍型。「偉大なる十三本」の一つで、「心」を司る。自然界の力を操る能力を持つ。
ウルカ・ブラックスピリット
声:橘裕美 (PC) 、小池亜希子 (PS2)
神聖サーギオス帝国に属するスピリット。その戦闘能力は大陸でも随一とされており、「漆黒の翼」と呼ばれ、彼女の率いる遊撃隊共々恐れられている。反面、無駄な殺生は好まず、自身も相手の命を奪えないという悩みを抱えているが、戦うことそのものを嫌っているわけではない。また、神剣の声を聞くことができないという悩みも抱えていたが、これは『拘束』が彼女本来の神剣ではないからである。ついに神剣の力も使えなくなり、神聖サーギオス帝国から捨てられ砂漠で行き倒れていたところを悠人達に拾われる。後に『冥加』を覚醒させ、そのままラキオス陣営に加わる。
性格は非常に生真面目で、エスペリアに任された花壇の世話では言いつけられた水の量を寸分違わずに守ろうとするほど。自分のことを「手前(てまえ)」と呼ぶなど、武士のような物言いをする。また、佳織が帝国に捕らえられたときの心許せる相手でもあった。茶は渋めのものを好む。
その正体は、カオス・エターナルによって生み出された「リュトリアム・ガーディアン」。つまり、リュトリアム(オルファ)を護衛するための存在である。ラキオスへ転送される際テムオリンの妨害に遭い、『冥加』を『拘束』に変えられた上、そのまま神聖サーギオス帝国に転送されてしまい、本来の役目を忘れてしまっていた。造られたときに他のスピリットのようにオルファの遺伝子ではなく、龍と同じ遺伝子が使われているため、他のスピリットより能力値が高く、作中で唯一『再生』を母体としないスピリットである。そのため彼女も比較的エターナルに近い存在である。
永遠神剣:第六位『拘束』
『冥加』を抑え込むために植えつけられたダミーの神剣。そのため、ウルカは神剣の声を聞くことができなかった。
永遠神剣:第六位『冥加』
ウルカの本来の神剣。刀型。ウルカはその声を聞くことができる。
永遠神剣:第三位『深遠』
エターナル「深遠の翼ウルカ」の上位神剣。刀型。「偉大なる十三本」の一つで、「闇」を司る。元より、ウルカが持つべき神剣だったらしい。
地位『刹那』の眷属である地位系統の上位神剣とされる。
レスティーナ・ダイ・ラキオス
声:三本木彩響
ラキオス王国の王女。父王と違い聡明寛大、かつ公平であり民衆の期待の目は既に彼女に向いている。
その政治的才能は神聖サーギオス帝国からも危険視され、クェドギンをして「(父王の)后の不貞を疑う」と言わしめるほどである。父王が帝国に暗殺されたのを期にラキオス女王となり、恒久平和を実現するためエーテル技術の封印と大陸の統一に乗り出す。また、王女の頃は立場上表立って見せることはなかったものの、スピリットやエトランジェたちに友好的で、悠人を無理やり戦わせていることを申し訳なく思っており、自ら監視役となることで佳織の安全を確保し、エスペリアを通じて悠人の様子を気にするなど気遣いを見せていた。
大陸統一後は新国家をガロ・リキュア(「無からの始まり」「ふりだしに戻る」の意)と命名し、自身はその初代女王となり、レスティーナ・ダイ・ガロスと改姓する。時折、お忍びで城を抜け出している様子。
貧乳であることを密かに気にしている。
倉橋 時深(くらはし ときみ)
声:鳩野比奈 (PC) 、及川ひとみ (PS2)
カオス・エターナルに属する上位神剣の使い手。元は平安時代の日本で妖怪退治をしていた倉橋一族の戦巫女であったが、未来を視る力により自分の死期を知ってしまう。しかしその運命の瞬間、現れた神剣と契約してエターナルとなる。悠人の存在やその運命も未来を視る力で知っていて、悠人が生まれた時からずっと見守り続けていた。悠人がファンタズマゴリアに召喚された後もしばらく現代世界にいたが、悠人が『求め』を失い危機に陥った際に助けに現れる。以降ロウ・エターナルからファンタズマゴリアを守るためラキオス王国の協力者となり、悠人をエターナルにするため、誘いの巫女として契りを交わす。
一見落ち着いて見えるが、エターナルとしての威厳を保つべくそう装っているだけで、実は案外子供っぽく、能天気で無精者。外見的には悠人と同年代の少女だが、年齢のことはタブーである。テムオリンとは千年近くに渡って因縁があるが、二周期は年上のテムオリンには口では勝てない様子。その分、何度もテムオリンの妨害に成功している。
永遠神剣:第三位『時詠』
エターナル「時詠のトキミ」の上位神剣。短剣型。時間制御能力を持つ。通常、トキミはこの神剣のみ使用する。
以下、トキミが持つ神剣は全て地位『刹那』の眷属である地位系統の上位神剣である。
永遠神剣:第三位『時果』
エターナル「時詠のトキミ」の上位神剣。直剣型。非常に美しい剣。
永遠神剣:第二位『時逆』
エターナル「時詠のトキミ」の上位神剣。逆刃大太刀型。トキミがカオス・エターナル陣営とは別に所属する組織「出雲」で管理されている。
かつてナルカナによって与えられた神剣であり、トキミがこれを持ち出すのは余程の緊急事態に際してのみ。
岬 今日子(みさき きょうこ)
声:山本直子 (PC) 、白倉麻 (PS2)
悠人の幼馴染。非常にサバサバした性格で男女共に人気がある。やや加減を知らない面があり、特に悠人や光陰には容赦がないところが難点。悠人に巻き込まれファンタズマゴリアへ召喚された際、マロリガン共和国に捕らえられ、無理やり神剣『空虚』を持たされてしまう。この時、神剣の力で人を殺めてしまったショックにより『空虚』に完全に支配され自我を失ってしまう。その後、対ラキオスの切り札として悠人と対峙することになる。『空虚』に支配されたことからもわかるように、一見勝気なように見えて罪の意識に苛まれる繊細な面も持つ。
2周目以降条件次第では救い出し仲間にすることができるが、そうでない場合はマナの霧と消えてしまう。仲間になった場合、神剣の力をハリセンに上乗せしたより激しいツッコミを披露するが、普通に殺人レベルで、実際に悠人は一度死にかけた(居合わせたアセリアがアイスバニッシャーで止めようとしたが、エトランジェには効かないので阻止できなかった)。
光陰と交際しているが、告白はしておらず気がついたらそうなっていたといった関係で、実際は悠人に幼い頃から想いを寄せているため、自分でも二股のようだと、誰にも相談できず思い悩んでいた。彼女が作る料理は見た目は悪いが味は良い。
永遠神剣:第五位『空虚』
四神剣の一つでレイピア型。『因果』と共闘作戦を取っている。一時は今日子を完全に支配していたが、悠人により『空虚』の精神のみを断ち切られてからは、今日子の神剣として力のみが残る。
永遠神剣:第三位『依存』
エターナル「紫電のキョウコ」の上位神剣。器が破壊されたために実体はなく、紫色の光によって構成される不定形な神剣。声と性格がどことなく光陰と似ている。筋金入りの面倒臭がりで、呼ばれれば応じるが、戦闘が終わると即座に眠ってしまう。
キョウコの神剣になるにあたり抜け殻となった『空虚』を新たな器とし、腕輪の形状になる。
碧 光陰(みどり こういん)
声:間寺司 (PC) 、堀川りょう (PS2)
悠人の幼馴染で今日子の交際相手。秀才タイプで成績は良くの息子なのに武術にも長けている。その鍛えられた心身の賜物か『因果』からの干渉を全く受けていない。しかし、傍目には非常に軽い性格をしている。悠人に巻き込まれファンタズマゴリアへ召喚された際には神剣に支配された今日子を救うべく自ら神剣『因果』を取り、マロリガン共和国の切り札として悠人と対峙することになる。今日子と同じ条件で仲間になるがそうでない場合は戦死する。
また、ロリコン趣味があり、佳織やスピリット隊の年少組に対して色目を使っている(無論、そのたびに今日子の過激なツッコミが入る)。しかし、実際は彼女の想いが悠人に向いていると知りつつも今日子のことを真剣に想っており、今日子一筋。なお、悠人がエターナルとなった際には彼がスピリット隊の隊長ということになっている。マロリガン共和国の大統領クェドギンとは似た者同士通じ合うものがあったようで、唯一彼の口から真意を聞き出している。
永遠神剣:第五位『因果』
四神剣の一つで双刀型。四神剣の中でも最も温和な性格で光陰の精神力もあって無理やり支配しようとはしない。それでも他の四神剣と対峙したときには激しく闘争心が沸き起こるらしい。
秋月 瞬(あきづき しゅん)
声:釼持成行 (PC) 、成田剣 (PS2)
裕福な家庭の息子で容姿端麗、頭脳明晰。「僕だけが佳織を幸せに出来る」と豪語する。幼い頃は病弱で世話をする人間も瞬を通して親の顔色をうかがう者ばかりだった。誰も自分を見てくれない孤独の中、唯一優しさを向けてくれた佳織に興味を持つが、このとき瞬は彼女を誰にも奪われないための手段として自らが奪う者になること以外に知らなかった。悠人のことは佳織を不幸にする元凶と激しく憎み、顔をあわせれば神剣の影響もあってお互いに激しく憎しみの感情をぶつけ合う。瞬もまたファンタズマゴリアに召喚され神聖サーギオス帝国のエトランジェとなる。
神聖サーギオス帝国は神剣が裏から支配している国であり、瞬はエトランジェになることで絶対的な力と権力を手に入れるが、瞬自身も神剣に支配されていき、力を手に入れた目的も佳織の事も忘れていく。その心には『世界』も驚くほどの歪みを持っていた。
永遠神剣:第五位『誓い』
四神剣の一つで片刃剣型。最終的に『求め』を砕いたことで永遠神剣第二位『世界』に変化する。

サブ・スピリット[編集]

ネリー・ブルースピリット
声:本条真琴
年少組。同じ日に転送され姿が似ているシアーとは姉妹として扱われ、活発な性格をしているため、姉ということになっている。「くーるな女」を目指しているが何が「くーる」なのかは誰にもわからない。
永遠神剣:第八位『静寂』
シアー・ブルースピリット
声:文月かな
年少組。同じ日に転送され姿が似ているネリーとは姉妹として扱われ、おとなしく気弱な性格のため、妹ということになっている。お菓子が好きでいつも持ち歩いていることが戦闘中の台詞から窺える。ちゃっかり者な一面も持つ。
永遠神剣:第八位『孤独』
セリア・ブルースピリット
声:秋月まい (PC) 、谷井あすか (PS2)
年長組。訓練所時代の同期がアセリアで先輩に「リア」というスピリットがいたらしい。このいい加減なネーミングをした訓練所の責任者と無口で他人に興味を示さないアセリアのせいで、規律に厳しい性格になり、コミュニケーション能力に乏しくなってしまったらしい。
永遠神剣:第七位『熱病』
ナナルゥ・レッドスピリット
声:如月葵
年長組。強力な神剣魔法の使い手。精神を神剣に取り込まれつつあるため感情が極めて薄い。草笛が得意でよく一人で吹いている。
永遠神剣:第七位『消沈』
ヒミカ・レッドスピリット
声:鳩野比奈 (PC) 、及川ひとみ (PS2)
年長組。レッドスピリットとしては非常に珍しく接近戦を好み得意とする。ハリオンと仲が良く、前線に飛び出し無茶をしてケガをしたときにはハリオンが治してくれる。
永遠神剣:第六位『赤光』
ハリオン・グリーンスピリット
声:如月葵
年長組。回復魔法を得意とする。おっとり系で実際の年齢にかかわらずみんなにお姉さん的に接する。その性格ゆえに神剣からの精神支配を受け流すという特技を持つ。お菓子作りが得意でスピリットながら将来はお菓子屋さんになる夢を持っている。名前の似ているヘリオンとは同じ訓練所の出身。
永遠神剣:第六位『大樹』
ニムントール・グリーンスピリット
声:茶谷やすら
年少組。同じ訓練所にいたファーレーンを姉と慕う。愛称は「ニム」だが親しくない人間に呼ばれることを嫌う。面倒くさがりでツンデレではあるが根は素直な良い子。
永遠神剣:第八位『曙光』
ヘリオン・ブラックスピリット
声:山本直 (PC) 、白倉麻 (PS2)
年少組。育成不足のまま配備されたため、その小動物を思わせる雰囲気もあり、一見実力が無いように見えるが、その潜在能力は高く評価され、ウルカも一目置いている。悠人のことを慕っているが、悠人が鈍感な上に想いを伝えるタイミングに恵まれず、結局報われることは無かった。PS2版「この大地の果てで」発売前に公式サイトで実施された人気投票では1位になっている。
潜在能力の高さは実際に能力値に現れており、最初のうちは能力は低い(同時期に仲間になるスピリットよりも下)が、スーパーハードで最大レベルまで上げるとファーレーンよりも強くなる
永遠神剣:第九位『失望』
ファーレーン・ブラックスピリット
声:竜ヶ崎まや (PC) 、鐘田セイヤ (PS2)
年長組。高い実力を持つ仮面のブラックスピリット。しかし、最近伸び悩んでいることを気にしている。実は対人赤面症で仮面が無いと戦えなかったが、後にウルカからの指摘により克服する。おなじ訓練所だったニムントールを妹のように思い非常にかわいがっている。
永遠神剣:第六位『月光』

エターナル[編集]

統べし聖剣シュン
声:釼持成行 (PC) 、成田剣 (PS2)
「永遠のアセリア」のラスボス。悠人の『求め』を砕いたことで、『誓い』が永遠神剣第二位『世界』に変化し、エターナルとなった瞬。しかし、神剣に精神を取り込まれたため、瞬としての意思は残されておらず、神剣と一体化したその姿も人間離れしたものとなっている。神剣の意思によりそのままロウ・エターナルとして活動を開始する。他のエターナルのように神剣を他の世界に分離していなかったため、『世界』を砕かれた際に消滅している。
永遠神剣:第二位『世界』
四神剣がお互いに力を奪い合い一つになった結果完成した、統べし聖剣シュンの上位神剣。その姿は剣型ではあるが統べし聖剣シュンと一体化している。
法皇テムオリン
声:秋月まい (PC) 、谷井あすか (PS2)
ファンタズマゴリアをマナに還すため、メダリオ、ントゥシトラ、ミトセマール、タキオスを引き連れて現れたロウ・エターナルに所属するエターナル。外見は幼い少女だが残虐かつ狡猾な性格で強い力も持つ。時深とは因縁があるようだが彼女の方が大人(時深によると2周期は年上)な分、口撃では時深に勝ち目はない様子。
永遠神剣:第二位『秩序』
法皇テムオリンの上位神剣。杖型。
黒き刃のタキオス
声:比留間狂ノ介 (PC) 、若本規夫 (PS2)
ロウ・エターナルに所属するエターナル。かつてはある世界での覇王であったが強さを求める故にテムオリンの誘いに応じエターナルとなる。テムオリンに絶対の忠誠を誓っている。ファンタズマゴリアではエターナルとなって力を手に入れたユウトとの戦いを楽しんでいた。作中では戦いを面白くするために戦闘前にユウト達を回復させたりと、正々堂々とした戦いを好む。
オフィシャル設定資料集では普段は気さくであり、面倒見もいいことから部下達には慕われているらしい。
永遠神剣:第三位『無我』
黒き刃のタキオスの上位神剣。巨大な片刃刀型。聖賢者ユウトの『聖賢』とは対の存在。
不浄のミトセマール
ロウ・エターナルに所属するエターナル。見た目通りに女王様な性格。かつてはある世界に生えていた植物で、その世界の生物総てから養分を吸い取り、その世界ごと枯れかけていた所をテムオリンに見つけられてエターナルとなる。元が植物であったため、目がない。
永遠神剣:第三位『不浄』
不浄のミトセマールの上位神剣。鞭型。
業火のントゥシトラ
ロウ・エターナルに所属するエターナル。非人間型で外見は巨大な目玉の化け物のようだが、非常に高い知性を持つ知的生命体である。神剣の意志を自分自身の意志と勘違いしている模様。
永遠神剣:第三位『炎帝』
業火のントゥシトラの上位神剣。ントゥシトラの体内に取り込まれている(資料では王冠型永遠神剣とされている)。
水月の双剣メダリオ
声:間寺司 (PC) 、堀川りょう (PS2)
ロウ・エターナルに所属するエターナル。一見、優男風であるが労りなどの感情が無く、ただただ相手を切り裂くのみである。
オフィシャル設定資料集では元は水生生物の王族であったが、王国民を皆殺しにしてエターナルになった人物であり、自身の真の姿を見た者は必ず殺してきたらしい。タキオスに敗北した過去があり、彼に復讐の機会を窺っているとされる。
永遠神剣:第三位『流転』
水月の双剣メダリオの上位神剣。神剣の本能に存在的に反する二刀一対の神剣。
悠久のユーフォリア
愛称はユーフィー。ユウトとアセリアのエターナルカップルの間に生まれた。生まれながらのエターナルで、その上成長までしている異例の存在。アセリアルートのエンディングに登場する。ユウトからトキミを「おばさん」と呼ぶように仕込まれていたが、その成果とその後の悲劇が『聖なるかな』の中で知ることができる(本編中にはそのシーンは見られない)。
永遠神剣:第三位『悠久』
ユーフィーが生まれたときから所有する上位神剣。
永遠神剣鞘「調律」の転生した姿。「調律」は永遠神剣の頂点に立つ3本の神剣の一本で、他の2本「永劫」「刹那」の能力封印の役割を担っている。
全ての運命を知る少年ローガス
カオス・エターナルのリーダー。ドラマCD『ETERNAL SKY』に登場。
家族三人で過ごすユウト達を訪ね、ユーフォリアに単独任務を依頼する。これが後の『聖なるかな』に繋がるのだが、頼み方に大いに問題があったため(第一声で「娘さんを僕にください」と言った)、ユウトを激怒させ、「コネクティドウィル」と「エタニティーリムーバー」での同時攻撃を決断させてしまう。
温厚で真面目な性格で、常に笑みを浮かべているが、それは「喜怒哀楽」のうち「怒」と「哀」が欠落しているためでもあり、人によっては不気味に感じることもある。
永遠神剣:第一位『運命』
全ての運命を知る少年ローガスの上位神剣。片手剣型。
ローガスはこれを使わず、いつも適当な得物を持って戦っている。そのため、ローガスがこれを抜いたところを見た者は誰もいない。

その他[編集]

夏 小鳥(なつ ことり)
声:文月かな
佳織の親友。非常に活発な性格で、一度口を開くとなかなか止まらず、さすがの光陰ですら引き気味になる。悠人を慕っていてその思いをストレートに口にしているが、悠人自身が鈍感な上、彼女のマシンガントークの大半は聞き流されているため全く伝わっていない。今日子から佳織と2人でKKコンビと命名されている。
レムリア
声:三本木彩響
ラキオス城下町で迷子になってしまった悠人が出会った、長い髪をまとめたお団子が特徴の不思議な少女。ヨフアル(ワッフルに似たファンタズマゴリアのお菓子)が大好き。底抜けに明るい性格で、エトランジェに対する偏見がなく(むしろ国を護るために戦っていることに敬意を持っている)悠人に対しても普通に接してくれる。ラキオス城下町に関しては「庭のようなもの」というだけのことはあり詳しいが、一般常識にはやや乏しいところがある。
ルーグゥ・ダイ・ラキオス
ラキオス王国の国王。立派なひげを蓄え恰幅も良く、低くよく響く声は威厳を感じさせるものの、政治能力は凡庸で国民の信頼も薄い。エトランジェを得たことで大陸の覇権獲得に乗り出すなどその野望ばかりは強いが、強気に出た(自分に逆らえないはずの)悠人に怯んだり、自らの策の裏をかかれてうろたえるだけなど器の小ささも窺える。娘レスティーナとの関係は血の繋がった親子のものとは思えない状態だった。最期は神聖サーギオス帝国の放ったスピリットにより暗殺され后と共にその生涯を終える。
ヨーティア・リカリオン
声:本条真琴
大陸一のエーテル技術の研究者。自他共に認める天才で「賢者」とも称される。元は神聖サーギオス帝国で研究をしていたがある事件がきっかけで帝国を離れ隠居生活に、その後レスティーナの考えに賛同しラキオスに協力する。ただし、研究に関すること以外に対してはかなりずぼらで、見る人によってはただの奇人にしか見えない。「バカ」を嫌い「凡人」をこよなく愛する。スピリットに対する偏見を持たない(むしろ友好的)人間の一人。
オルファルートではエターナルの存在に気付くが、オルファごとそのことを忘れてしまう。
彼女が作り出したとある装置により、二周期近くの間エターナルの侵入を許すことはなかった。本人曰く「私のような天才にしかこの装置を扱うことは出来ない」といわしめるほどの高度で難解なものとなっている。
イオ・ホワイトスピリット
声:文月かな
ヨーティアの助手。生活能力がほぼ皆無なヨーティアの身の回りの世話もしているため、ヨーティアは彼女に頭が上がらない。また、ホワイトスピリットという極めて珍しい存在で強力な力を振るうことはできないものの、生活に密着した珍しい神剣魔法を使うことができる。これを利用し常に快適空間に身をおいているため急激な気温の変化に弱くサウナではすぐにダウンしてしまう。技術者、訓練師として共に高い能力を持ち、「この大地の果てで」では条件を満たすと共に戦ってくれる。
永遠神剣:第四位『理想』
イオ・ホワイトスピリットの永遠神剣。杖型。イオ本人にも気付かれないようにイオの能力にリミッターを課し、保護している。
クェドギン
声:山川敦也
国民の信任を受けたマロリガン共和国の若き大統領。マナ枯渇の危機から脱するために戦争により人口を減らす必要性を唱え、レスティーナからの対帝国同盟の案を退け開戦に踏み切る。実は裏で戦争を操る存在(ロウ・エターナル)に誰よりも早く気づいており、「人は自らの意思によって生きるべき」という持論の元、強制された運命への抵抗を試みる。最終手段として自らの手で大陸全土の破壊を目論むも悠人達に阻止される。
かつては神聖サーギオス帝国で研究者をしていて、同僚のヨーティアとも浅からぬ関係にあった。ヨーティア曰く「非凡なる凡才」。それ故に越えられぬ「天才」の壁に苦悩していた。
死亡したと思われていたが、実は別の場所に転送されただけであった。そのため、『スピたん』にも登場する。
ソーマ・ル・ソーマ
神聖サーギオス帝国のスピリット部隊を率いる人間。彼自身には特別な力はないものの「ソーマズフェアリー」と呼ばれる直属のスピリット部隊を育成・運用する手腕がある。
「妖精趣味」の持ち主で、スピリット達を性的に調教(「この大地の果てで」ではマインドコントロール)した上で意のままに操っていた。実はエトランジェの血が流れる混血であり、妖精趣味もそれに由来するもの。
かつてはラキオスでスピリット隊の隊長を務めていたが、エスペリアを除く部隊ごと国を抜け出し、その際ラスクを殺害している。
若い頃は自ら剣を持って前線に立ち、スピリット達を率いていた剣の達人だったらしいが、本編中ではその技量を示すことはついに無かった。
秋月瞬の事はお互いに嫌い合っていたようで、本編中でもサーギオス帝城の謁見の間まで険悪な関係が見て取れる。また、神聖サーギオス帝国の真相には薄々感付いていた模様で、抜け目のない人物でもある。
ラスク・ロード
ラキオス旧スピリット隊にてかつて存在した役職「戦術指南役」を勤めていた青年でエスペリアの初恋の相手。スピリットに対して偏見がなく、当時スピリット隊最年少のエスペリアにもさまざまな教育を施す。スピリットに対して調教を行っていたソーマを討とうとするも既にソーマの傀儡となっていた隊のスピリットたちに殺害され、遺体も跡形もなく燃やされてしまう。形見となる剣と手帳はそれぞれソーマとエスペリアの手に渡る。

スピたん[編集]

スピたんの主要人物[編集]

ロティ・エイブリス
「スピたん」の主人公。マロリガン出身でエトランジェの父を持つハーフ。剣の腕を見込んだ光陰に推薦され、探検隊隊長に任命される。性格は基本的に温厚だが、冷静さも持っている。かつてスピリットやエトランジェが差別されていた時代には彼も迫害され、エトランジェの力を暴力として使うことで生き残ってきたが、ミュラーに挑みあっさり返り討ちにされ弟子となったことから現在の性格となった。実力に対して謙虚になりすぎるところが難点。
永遠神剣・第五位『紡ぎ』
ロティが所持することになる永遠神剣。元々は不時着したロティたちを助けにきたツェナが持っていたもので、その際に刀身が折れているが、マナを凝固させることで刀身としている、いわゆるビームサーベルのようなもの。性格は尊大だが前作の『求め』よりは幾分大人しい。刀身は不定形で長さはおろか数すら変える事が出来る。
上位神剣である第二位『紡ぎ』の分身の一本。
ミュラー・セフィス(声:小倉結衣
ロティの剣の師匠。剣聖と称され、百年以上前から若い姿を保っていると言われている。その戦闘能力は神剣を使わずとも神剣使いに引けを取らない。前大戦ではラオキスのスピリット隊の訓練士を行っていたため、「永遠のアセリア」では訓練士として名前のみ登場している。その正体は完全な真空状態の空間であっても生き残れるように血液中に永遠神剣『完全』を宿し、それによって肉体を強化された『虚空の開拓者』。
永遠神剣・第四位『完全』
ナノマシン型の神剣で血液中に存在している。
ヨーティア・リカリオン(声:本条真琴
「スピたん」における探検の発端となった「ある発明」を行った科学者。顧問として探検隊に同行する。
ツェナ・クラウスィ(声:榊原ゆい
探検隊が発見した空飛ぶ島「方舟」で出会ったオッドアイの少女。平和な「方舟」で育っており、かなり平和に感化されている。
永遠神剣・階級不明『紡ぎ』
半月牙の神剣。

スピリット[編集]

「永遠のアセリア」に登場するサブ・スピリットたちと同一人物であるが、大戦の功績を称えてラスフォルトの姓が与えられている。ここでは大戦後について記載する。

セリア・B・ラスフォルト(声:秋月まい
大戦後は退役し孤児院「セリアの家」を経営している。性格は幾分か柔らかくなり、「永遠のアセリア」で長かった髪は切っている。
ネリー・B・ラスフォルト(声:本条真琴
大戦後もスピリット隊に所属。相変わらず「くーるな女」を目指している。「永遠のアセリア」のときより体は成長しているが精神面での成長はあまり見られない。
シアー・B・ラスフォルト(声:文月かな
大戦後もスピリット隊に所属。ロティを兄さんと呼び慕う。性格は相変わらずだがネリーよりも大人っぽくなることに成功している。
ハリオン・G・ラスフォルト(声:如月葵
大戦後、退役しヒミカとお菓子屋さんを経営。性格とグラマーは相変わらず。「スピたん」では危ないお姉さんになっている。
ニムントール・G・ラスフォルト(声:茶谷やすら
スピリット隊最年少。大戦後、退役しファーレーンと静かに暮らしている。相変わらずのツンデレ
ナナルゥ・R・ラスフォルト(声:如月葵
大戦後もスピリット隊に所属。感情を取り戻しつつあるようで、楽しい会話のために冗談を趣味として始める。そのため、シュールなキャラになっている。
ヒミカ・R・ラスフォルト(声:鳩野比奈
大戦後、退役しハリオンのお菓子屋さんを手伝っている。ハリオンのそばにいるせいか、自分は女らしくないと思い気にしている。「スピたん」ではメガネをかけている。
ファーレーン・B・ラスフォルト(声:竜ヶ崎まや
大戦後、退役しニムントールと静かに暮らしている。ニムへの過保護っぷりは相変わらず。赤面症は克服しているため、「スピたん」では仮面を着けない。
ヘリオン・B・ラスフォルト(声:山本直
大戦後もスピリット隊に所属。大陸中の剣士に一目置かれる存在。「永遠のアセリア」で悠人に向いていた感情は全てロティに引き継がれている。

その他(スピたん)[編集]

イオ・W・ラスフォルト(声:文月かな
ヨーティアの助手にして世話役。ヨーティアが唯一頭の上がらない相手。「スピたん」ではお留守番で声のみの登場。
碧 光陰(みどり こういん)(声:間寺司
ガロ・リキュアのスピリット隊隊長を務めるエトランジェ。通称「因果のコウイン」。基本的には実力もあり頼りになる隊長なので年長組の信頼は厚いが、性格が軽く、ロリコンであるため、年少組からの評価は今ひとつ。
永遠神剣:第五位『因果』
四神剣の一つで双刀型。
レスティーナ・ダイ・ガロス
ガロ・リキュアの初代女王。スピリット、エトランジェに対する差別をなくし、自立を促す政策を打ち出した。これによりロティはガロ・リキュアへの仕官を決意する。「スピたん」では名前のみの登場。

聖なるかな[編集]

聖なるかなの主要人物[編集]

世刻 望(せとき のぞむ)(声:島崎比呂
生誕分枝世界:元々の世界
前世:破壊神/ジルオル・セドカ
「聖なるかな」の主人公。物部学園に通う高校生。前世である破壊神ジルオルとしての意識に抗い、人としての意識を保とうと葛藤している。真面目で思慮深い性格をしており、問題を多角的に判断することができる。故に今の自分の状況に恐怖を感じている。沙月をはじめとしたヒロインからは一様に好意を寄せられているが、鈍感なため気付いていない。その鈍感さゆえに不用意な発言をし希美から「のぞみんパンチ」を喰らうのが日常かつクラスの名物となっている。また、親友である絶への想いは絶が敵になってしまってからも変わらず、沙月や希美から嫉妬や疑惑の対象となることも。前世の夢を見ることになったきっかけは、幼い頃希美と一緒に命の危機に会い、そのときにジルオルの力を瞬間的に発動させたため。さらにその直後に、同じくファイムの力が発動した希美に殺されかけた。
永遠神剣:第五位『黎明(れいめい)』
二刀一対からなる望の永遠神剣。一振が「昼」を、もう一振が「夜」を表しており、互いの反発を利用して強力な威力を発揮する。絶の『暁天』と対を成す神剣。かつてナルカナがジルオルのために作り出した神剣で、ナルカナが所持していた『叢雲の力』で本体であるレーメの器。一本に合体して使用することもある。
守護神獣:天使『レーメ』(声:佐倉江美
属性:白
身長18cm程度の小さな少女の姿をしている望の守護神獣。永遠神剣『黎明』の象徴たる存在。望から『黎明』をもじって「レーメ」と命名された。態度はデカイが、望からは何かにつけて「チビ」と呼ばれ、いつも腹を立てている。望との精神的結びつきが強いため、言葉を使わずとも距離に関係なく直接互いの精神に語りかけることが出来る。パートナーである望へ好意を抱き、希美や沙月をライバル視している。望の肩と頭の上がお気に入り。非常に好奇心旺盛でさまざまな事柄に興味を持ち、望にしばしば「下世話神獣」などと呼ばれる。希美たちには、その容姿から「ちゃん」付けで呼ばれている。『叢雲の力』の本体だが、そのことは全て忘れている。
叢雲のノゾム
叢雲と契約してナル・エターナルとなった望。『叢雲』と1本にまとめた『黎明』の二刀流で戦う。ナル化の影響で常に暴走の危険をはらむが、それを強靭な精神力で抑えている。本来望には『叢雲』を操るだけの資質はなかったが、ジルオルの試練を乗り越えたことによって神性が極限までに強化され、それを可能とした。
永遠神剣:第一位『叢雲(むらくも)』
『聖威』によって砕かれた『叢雲の力』、『叢雲の器』、『叢雲の意思』が再び一つになり、本来の姿に戻ったもの。『力』、『器』、『意思』とはそれぞれレーメ、沙月、ナルカナのことを指す。
永遠神剣:第五位『黎明(れいめい)』
エターナル化した際一本にまとめた。さらに「叢雲」と1つにすることもできる。
守護神獣:熾天使『聖レーメ』(声:佐倉江美
属性:白
望のナル・エターナル化に伴い進化し、『叢雲の力』として完全に覚醒した姿。衣装や顔立ちは幾分か大人っぽくなっているが中身は以前のまま。
斑鳩 沙月(いかるが さつき)(声:白井綾乃
生誕分枝世界:不明
前世:誕生を司る太陽神/セフィリカ・イルン
望の通う物部学園の生徒会長で、同時に学園のアイドル的な存在。学園が異世界に飛ばされてからも持ち前のリーダーシップを発揮し、学園のみんなを引っ張っていく。お節介で世話好きで少々見栄っ張りな性格。掃除、洗濯は得意だが、料理は余計な独創性を加えようとするため、希美曰く「人間が食べていいものじゃない」レベル(ただし中には食べられる物もあるので一種のロシアンルーレット)。また、絵も非常に下手で彼女による図解入りの説明は理解に苦労する。同じ転生体である望を弟を見るような感覚で何かと気にかけている。今、1番の悩みは望に好意を抱いている希美から一方的にライバル視されていること。その正体は『叢雲の器』として管理神によって調整、生み出された神造人間で、さらにそこにセフィリカを転生させられた。その後管理神の1人であったサルバル(サレス)に連れ出されて旅団に入り現在に至る。
永遠神剣:第六位『光輝(こうき)』
光で構成された沙月の永遠神剣。実体を持たず、自由に形を変えられる。普段は片手剣と盾の形。
守護神獣:ケンタウロス『ケイロン』
属性:青
ケンタウロス型のロボット騎士といった風貌をしている沙月の守護神獣。永遠神剣『光輝』の象徴たる存在。その身体に光と水の力を宿す。見た目のかっこよさもあって、ケイロン自身も戸惑うほどに沙月の大のお気に入り。沙月よりギリシャ神話のケンタウロスに因んでケイロンと命名された。沈着冷静で思慮深く無口な性格をしており、沙月の父親のような感覚でいる。沙月をジロジロみる者を細かくチェックし、変に近づいてきそうな男は悪く伝えるため、沙月に彼氏が出来たことがない。人目につかない状況では生徒会業務を手伝っていたりもする。
永峰 希美(ながみね のぞみ)(声:青山ゆかり
生誕分枝世界:元々の世界
前世:北天神・救世の女神/ファイム・ナルス
望の隣に住んでいる同日に生まれた幼なじみ。両親同士も仲がいいため、同じような名前を名付けられた。あだ名は「のぞみん」。少々人見知りするが、基本的に明るく優しい性格。料理と日記を付けることが趣味で、特に料理は物部学園の料理隊長も勤めている。昔から望のことが好きで、自分の気持ちに気づいて貰うために色々と努力をするも空振りしているが、最終的に隣にいるのは自分しかいないと思い込んでいる。得意の「のぞみんパンチ」は最大で望を教室の天井まで飛ばしたあと4バウンドさせるほどの威力を誇る(いくつかの机や椅子は巻き込まれ、それを片付けるのは望の役割らしい)。貧乳であることを気にしている。昔、一度だけ前世の意志が目覚めたことがあり、そのとき望を殺しかけたが本人は覚えていない。所有する神名『相克』の性質上、望の『浄戒』が強まる度に自身もそれへの破壊衝動に蝕まれ苦しむことになる。
永遠神剣:第六位『清浄(せいじょう)』
槍と鎌がくっついたハルバードのような形状をした希美の永遠神剣。その長大さに反し、戦闘においては希美の意志によってある程度自由に操作出来るため使い勝手はよい。
守護神獣:次元くじら『ものべー』
属性:緑
「次元くじら」という巨大な白い鯨の姿をした希美の守護神獣。永遠神剣『清浄』の象徴たる存在。その背中に、物部学園の敷地全て(運動場や体育館などを含む)を丸ごと載せてまだ充分に余りある程の巨体。物部学園で誕生し、また学園を運んでいることに因んで、主である希美から「ものべー」と名付けられた。性格はのんびりとしていて臆病者。「ぼえぼえ」と鳴くのみで話すことは出来ないため、意志の疎通が難しいが、希美とは精神を介して意志疎通が出来ている。背中に生えた木の根を物部学園に絡ませがっちりと掴んで一体化しており、学園と共に分枝世界へ移動を行う。その巨体故にそのままでは行動を共にすることができない場合があるが「魂(ウィル)」を一部切り離して「ちびものべー」にすることで常に希美と一緒にいることができる。学園に水道や電気を供給するだけでなく、挙句の果てには自身の周囲に太陽を創ってしまうなど、皆が唖然とするほどの超絶ウルトラハイスペック神獣。望や希美のことは好きらしいが、猛烈な熱意を見せるカティマを怖がっている。
暁 絶(あかつき ぜつ)(声:中田純
生誕分枝世界:枯れた世界
前世:復讐の神/ルツルジ・ソゾア
望の親友。「元々の世界」で、物部学校に通い望たちの隣のクラスだったが、出身は「枯れた世界」と呼ばれる、「理想幹神」により滅びが宣告された世界であり、絶は「枯れた世界」で最後に誕生した子供で唯一の生き残り。唯一の生き残りである理由は、理想幹神への復讐を望んだ「枯れた世界」の住人全てを殺し、それによって力を得たため。自ら神剣に命を捧げた「枯れた世界」の仲間達の思いを背負い、自身の神獣「ナナシ」のみを引きつれ単独で時間樹間を移動しながら独自に行動している。
望に近付いたのは力を覚醒させてそれを利用するためだったが、学園で望達と過ごした時間は充実したものであった。望の「浄戒」の力により「滅び」の神名を断ち切られ滅びの運命から開放されたことと、目的の一致から旅団に協力することになる。また、沙月と希美による登下校中の望争奪戦時には望に対して助け舟を出さないばかりか、後にその様子を自分しか知らない取っておきの話のネタとして提供しようとする。
心配したユーフォリアを「うるさい、黙れ」とあしらったため唯一「あんた嫌い」と言わしめた。ただし、その後は嫌いと言ったり避けられたりしていないため言っただけでそれほど嫌いというわけではないもよう
永遠神剣:第五位『暁天(ぎょうてん)』
日本刀の形状をした絶の永遠神剣。
守護神獣:堕天使『ナナシ』(声:野神奈々
属性:黒
望の神獣「レーメ」と同じタイプの神獣で、身長18cmほど(空間を操作してサイズを小さくしているだけで本来は人間と同じサイズ)の少女の姿をした絶の守護神獣。永遠神剣『暁天』の象徴たる存在。真面目で寡黙な性格で、空間制御をはじめとする非常に高い能力を有している。同じ天使型守護神獣であるレーメとは性格は合わないが神獣としての相性はいい。また、レーメと同様に主である絶に好意を抱き1人で宿命を背負おうとする彼のことを気にかけているが、あくまでも神獣としての使命に殉じ、彼の願いを果たさせようとする。かつてサルバルによって回収された『叢雲の力』の一部。

旅団[編集]

サレス=クウォークス(声:皇帝
生誕分枝世界:不明
前世:北天神・真理の神/サルバル・パトル
「旅団」のリーダー。沙月やナーヤの師匠でもある。冷静沈着で寡黙な性格をしており、必要なこと以外はほとんど喋らない。「光もたらすもの」の全滅を目的とし行動し、目的をためなら手段は厭わない、と設定されているが少なくとも本編中にそのような冷徹な面を見せることはいっさいなく、むしろ旅団のメンバーのことは常に気にかけており、ユーモアを解することもできる。シナリオによっては貧乳フェチ疑惑が浮上する。かつてはサルバルという名で3人の管理神の1人であったが、他の2人との思想の違いから管理神を辞め、彼らの野望を阻止するために旅団を立ち上げ現在に至る。このとき、『叢雲の器』として造り出された沙月も連れ出している。また、その記憶の多くは失われているが時間樹創造時の最初の5人の1人でもあり、ジルオル、セフィリカ同様ローガスから『聖威』に提供された時間樹外存在である。
永遠神剣:第五位『慧眼(えげん)』
本の形をした永遠神剣。内容はサレスにしか理解できないらしい。
守護神獣:トレント『賢明なる巨人』
属性:緑
年老いた樹と岩で構成されたサレスの守護神獣。永遠神剣『彗眼』の象徴たる存在。見た目とは裏腹に、無から命を生み出すほどに絶大なる力と高い知性、見識を有しており、観測者として世界中のあらゆる事象をその体内に記憶し続けている。ただし、自身が認めた者にしか、その知識を分け与えることはない。取り澄ましていて、大抵の人間を相手にしない。しかし、「ファンディスク」で出雲で見せた行動はソルラスカ達を驚嘆させた。
ヤツィータ(声:金田まひる
生誕分枝世界:不明
前世:北天神・誘惑の神/ヤジェンダ・ダルゾ
「旅団」のナンバー2。様々な医療技術を修得していることから、物部学園では保険医を勤め、その優しく献身的な性格から生徒達に絶大な人気を誇る。酒を非常に好み、臨時顧問を務める茶道部の備品と称して保健室の中まで持ち込んでいる。酔いが回ると脱ぎたくなるらしい。実は記憶喪失であるため、仲間との絆をなにより重視しており、それを失うことを恐れている。
永遠神剣:第六位『癒合(ゆごう)』
ランタンの形をした永遠神剣。しかし、実際の本体は、ランタンの中で決して消えることのない炎の方である。ヤツィータ以外の者が触れると大爆発を起こすという危険極まりない性質を持っており、その性質をいかしてランタンそのものを敵に投げつけたり、ランタンから炎を切り離し、炎獣を創り出して攻撃したりする。
守護神獣:レッドドラゴン『炎翼バラスターダ』
属性:赤
神獣の中では希少といえる龍の姿をした神獣。永遠神剣『癒合』の象徴たる存在。神炎と呼ばれるほど、強力な炎の力を宿し、荒々しい外見をしているが見た目に反して高い知性を有し、穏やかで理知的な性格。ただし、主であるヤツィータを愛しているため、ヤツィータを困らせるモノに関しては、非常に凶暴になるらしい。人間の女性の裸が好きで、ヤツィータの裸も見ようとしているが、鉄壁の防御の前に未だ成功していない。
カティマ=アイギアス(声:桜川美紅
生誕分枝世界:剣の世界
前世:北天の剣神/アルニーネ・アケロ
剣の世界において、滅亡したアイギア王国の王女。王国復興のため、アイギア王国に代々伝わる呪われた剣と鎧を身に纏い、反乱軍の先鋒として戦っている。生真面目で信念と騎士道精神に重きを置く、非常に強い正義感の持ち主。さばけた性格をしているが、元々は王女であるため社交性も抜群で、とても優雅に振舞うことも出来る。たまに言葉の端に棘を含ませることもある(主にソルラスカとタリアに対して)。見た目の線は細いが力は強く、腕相撲で負けたことがない。望達との生活では、お姉さん的なポジションになり、喧嘩になると仲裁役を買って出ていると設定にあるが、作中では望を巡る争いに参加していいポジションを確保することもあり、望への想いを込めた発言も多い。女の子らしくかわいいもの好きで、希美の神獣「ものべー」が大好きであり、特にちびものべーを前にしたときは正気を失いかけ、さらにレーメが加わると無条件でダイブする。人気投票では3位だった。
永遠神剣:第六位『心神(しんしん)』
黒い刀身と厚い刃を持った片刃の大剣で、カティマの永遠神剣。非常に重量があるうえ、戦闘時には刃を激しく振動させることで強力な威力を発揮するが、それだけに扱いが難しい。旅団に所属する永遠神剣の中では探知能力に長けているらしく、カティマの技量もあって索敵面で活躍することも多い。
守護神獣:ホラーエレメンタル『アイギアス』
属性:黒
全身が影で出来ているカティマのホラーエレメンタル型守護神獣。永遠神剣『心神』の象徴たる存在。アイギア王国に伝わる剣の神獣。カティマ自身の怒りや憎しみに対して過敏に反応し攻撃を行ってしまうきらいがある。そのため、強い自制心を得ることが出来たので、カティマはそのことに感謝している。カティマに従順で、甘えて刃や体を拭いて貰うなど凶悪な見た目とは反した性格をしているが、アイギアス自身はそれを人に見られることを恥だと思っている。
タリア(声:韮井叶
生誕分枝世界:多層の世界
前世:北天神・成長の神/シェミン・プルト
旅団メンバー。冷静な視点と冷ややかな感情によりお目付け役的な立場に立つことが多いが、本来は優しい性格。戦う覚悟の薄い望たちのことを、あまりよく思っていない。ソルラスカとは喧嘩が絶えない仲。対照的にサレスには憧れと尊敬の念を抱いている。手芸(特に編物)を趣味としているが、意外と思われることを非常に気にしている。時折、空気を読まない発言をし周囲の反感を買うこともある。レーメ曰く「小姑」。潔癖症に見えるが掃除は苦手。
永遠神剣:第六位『疾風(はやて)』
薙刀型をしたタリアの永遠神剣。その刀身は常に風を纏っている。
守護神獣:大くらげ『漂う泡』
属性:青
巨大なくらげの姿をしたタリアの守護神獣。永遠神剣『疾風』の象徴たる存在。頭はいいが、知識の記憶容量が非常に少なく、直前まで考えていた事でさえ忘れてしまう。しかし、ソルラスカにイカ呼ばわりされた事は未だに根にもっている。
ソルラスカ(声:木島宇太
生誕分枝世界:争いの世界
前世:北天神・闘争の神/サジタール・ゼヒル
高い身体能力を持つ旅団メンバー。争いの続く自身の生誕世界で天下を取りたいという野望をもっており、そのためにもまずは世界を救おうと考え行動している。がさつで乱暴者だが、情に厚く涙脆い性格。またサバイバル技術に秀でており、物部学園の生徒達の兄貴的存在。望のことをライバル視しつつも義兄弟の杯を交わしている。タリアとは喧嘩が絶えないが実は気になっている。レーメ曰く「イノシシ」。旅団の「バカ組」の一人。
永遠神剣:第六位『荒神(あらがみ)』
両手に装着する、三本の鉤爪型をした特殊な形状を持つソルラスカの永遠神剣。リーチは短いが黒い牙との連携や自身の身体能力でカバーする。
守護神獣:ウルフ『黒い牙』
属性:黒
三本の尾と一対の翼を持つ狼の姿をしたソルラスカの守護神獣。永遠神剣『荒神』の象徴たる存在。高い知性を持つ紳士的な神獣で、性格が対照的なソルラスカとは友人のような付き合いをしている。クロというあだ名で呼ばれることを好んでないが、名前ウィンドウの表記を見られるようにすっかり「クロ」で定着しており、好意を寄せているフィロメーラに「黒い牙」ではなく「クロ様」と呼ばれた時には沈没していた。
ルプトナ(声:大野まりな
生誕分枝世界:精霊の世界
前世:なし(ナルカナによって生み出される)
精霊の世界で人間側と対立する、精霊側の少女。人間側からは「滅びの魔女」「滅びをもたらすもの」などと呼ばれている。幼い頃に神獣を率いる覚醒者となったため、人間と離れ1人で生活してきた。性格は非常に子供っぽく、単純で熱血漢。そのためソルラスカとは馬が合うよう。人間と関わらず生活してきたため、信用した人間以外は近寄らせない。初めは望達と敵対していたが、後に仲間となり、自分を助けてくれた望に好意をよせる。嫉妬深さは希美や沙月と同レベル。ボクっ娘である。実は離れ離れになったジルオルを探しだすためにナルカナによって作られた存在。出会ったときにジルオルがすぐ思い出せるようにナルカナに似せて作られている。その目的のために分枝世界を渡り歩く運命を背負わされていた。ジルオルに出会うまでは歳をとることはないので見た目よりも実年齢が高いものと思われている。なお、ナルカナの適当さによって世界を渡り歩く際に今まで覚えた記憶や技術などは忘れてしまう上、ナルカナ本人がルプトナを作り出したことを忘れている。旅団の「バカ組」の一人でソルラスカ以上のバカ。
永遠神剣:第六位『揺籃(ようらん)』
靴の形をした永遠神剣。気合を入れると水の刃が発生する。このためルプトナの攻撃は蹴りが主体となる。
守護神獣:リヴァイアサン『海神(わだつみ)』
属性:青
リヴァイアサンの姿をしたルプトナの守護神獣。永遠神剣『揺籃』の象徴たる存在。穏やかで老練な言動をし、ルプトナからは「じっちゃん」とよばれている。ルプトナの初期化と同時に記憶をリセットされてしまうので、新世界につくたびに同じようなやりとりを繰り返していた。
ナーヤ=トトカ・ナナフィ(声:本山美奈
誕生分枝世界:魔法の世界
前世:南天神・五穀の神/ヒメオラ・オーリ
まだ少女ながら、魔法の世界・支えの塔ザルツヴァイの大統領。大統領としての手腕は確かだが、普段は脳天気で型破りな性格。比較的転生前の記憶を多く取り戻している。ルプトナと仲がよくいつも一緒にいる。ネコミミであるが「写しの世界」では誰からも突っ込まれなかったらしい。また、見かけによらず大食漢。
永遠神剣:第六位『無垢(むく)』
モーニングスターの形状をしたナーヤの永遠神剣。ナーヤの稚拙な近接戦闘を補助してくれる。
守護神獣:魔法機械『クロウランス』
属性:赤
圧倒的火力を誇るナーヤの機械型守護神獣。永遠神剣『無垢』の象徴たる存在。元々は質素な作りだったが、ナーヤの改造によってミサイルポッドやレーザー砲が大量に付けられている。本人は割と気に入っている様子。ナーヤ曰く「お茶目」。
悠久のユーフォリア(声:安玖深音
誕生分枝世界:ファンタズマゴリア
「永遠のアセリア」の主人公・ユウト(高嶺悠人)とアセリアの娘であり、生まれながらのエターナル。愛称はユーフィーだがそれを呼ぶのは両親しかいない(時深は一緒にいるときはあるが名前を呼んでいない、望は一時的にそう呼んだことがある)。今回がカオス・エターナルとしての初めての任務だったが魔法の世界について早々事故に巻き込まれ記憶喪失になってしまう。天真爛漫で子供っぽい性格をしており、「みんなを困らせるような悪者は許さない」程度の単純な思考しかないが、一方で礼儀正しい優等生タイプ。彼女の手伝う保健室はより大繁盛することになる。人気投票では1位。ナルカナルートではED後ロウ・エターナルになり、それがエターナル間での争いを激化させることになる。『悠久』と共に『調律』の転生体として生まれたエターナル。
記憶喪失のため本来の力が出せないが、各ED後には記憶が戻った模様。
また自身が父親に似ていると称した望に一番懐いており、頭を撫でられただけで安心しきって眠ってしまった。その際眠りながら甘えるという特技を披露した。
アタックスキルの「プチコネクティドィル」と「プチニティリムーバー」はそれぞれユウトの「コネクティドウィル」、アセリアの「エタニティーリムーバー」を受け継いだもので攻撃動作も簡易的にはなっているが受け継いでいる。「プチニティリムーバー」は『永劫』の力を使えないためエタニティーリムーバーのような威力は無く、世界の外に敵を追放することはできない(アセリアの持つ『永遠』は『永劫』が眠っている姿のためアセリアは一部ではあるが『永劫』の力を使うことができ、敵を世界の外に追放することができる)。
PSP版で永遠のアセリアのゲームデータがあるとスペシャルクエストが出来る。クリストクエストとは違い詰将棋では無いが、一部の敵はプロテクションスキルを持っている為、攻撃スキルの選択を間違えた場合はかなり苦戦する。
永遠神剣:第三位『悠久(ゆうきゅう)』
彼女が生まれた時から持っている型の神剣。その用途によって形状を変形させることが可能。その正体は第一位より上位の神剣である永遠神剣鞘『調律』が力を失い転生した姿。攻撃モーションは剣のように振り回すか、巨大化させてサーフボードのように飛び乗って突進するかのどちらかになる。
話をするときは鞘の形に見える
守護神獣:双子龍『青の存在、光の求め』
属性:マルチカラー
ユーフォリアの守護神獣、絡み合った2頭の龍の姿。精神的に幼いユーフォリアのことを常に気にかけている。
スバル=セラフカ(声:滑川菊太郎
生誕分枝世界:未来の世界
前世:北天神・協調の神/レオーラ・ダイム
貧富の差別化が進む未来の世界で、冨民層出身ながらスラム開放のために活動するレジスタンスの中心人物。望たちとの出会いによりシティの呪縛から解放され、かねてより外の世界に強い興味があったことから未来の世界の崩壊後は旅団に参加する。性格は物腰が柔らかく、真面目で仲間思い。外見からは分からないが体のほとんどが機械化されている。人間ではなく、いわゆるアンドロイドと呼ぶべき存在。未来の世界を管理するコンピューターによって操られていた。
永遠神剣:第六位『蒼穹(そうきゅう)』
弓矢の形状を持つスバルの永遠神剣。矢は周囲の空気から作り出すことができる。
守護神獣:グリフォン『スパース』
属性:白
グリフォンの姿をしたスバルの守護神獣。永遠神剣『蒼穹』の象徴たる存在。物腰は尊大だが、スバルに似て穏やかな性格。

クリスト族[編集]

結晶の外では長時間活動することができない生命体。彼女たちの世界は既に滅んでいて傭兵として生活をしている。沙月に助けられた5人がパーティーの中に加わることになる。人手が足りない序盤の穴埋め要員であくまでも補助でしかないが、各属性色に応じた特徴的なスキルを一通り習得するため、最後まで使えないこともない。

聖なるかな外伝・精霊天翔 〜壊れゆく世界の少女たち〜および聖なるかな外伝・精霊天翔 〜Crystal Friends〜にて本来の武器で戦うことが出来る。

またPSP版聖なるかなのDLクエストでは彼女らのみで強敵を倒さなけれいけない。
道中の敵でも即ゲームオーバーになりかねないほど敵が強いく、所謂詰将棋式のゲームとなっている。苦労してクリアしても本編にフィードバックは無い。

クリスト・ミゥ
属性:白
クリスト族のリーダー。しっかり者で姉妹たちの面倒を見ている。沙月には感謝の気持ちを抱いている。
クリスト・ルゥ
属性:青
年齢より大人びた雰囲気を持つ。無口で無表情だが大食漢で、好物のメニューが出たときには態度が変わる。
クリスト・ポゥ
属性:緑
心優しいが小心者。趣味は読書で夢見がち。耳年増。
クリスト・ワゥ
属性:赤
結晶生命体の末っ子。活動的ではあるが、結晶の外から出てはぶっ倒れることが多い。
クリスト・ゼゥ
属性:黒
捻くれている。ミゥには懐いている反面、ワゥにはライバル心を抱いていてしょうもないことで喧嘩になることが多い。

光をもたらす者[編集]

自分達の世界を護るために、力の弱い分枝世界の破壊を画策している一団。

エヴォリア(声:鳩野比奈
生誕分枝世界:幽玄の世界
まだ若い女性ながら「光をもたらすもの」の中核的存在。前世は慈悲の神。弱小世界を破壊しマナの開放することと、そのための手駒を集めることを目的とし暗躍している。故郷には妹がいる。青みがかった緑色のボブに、中東の踊り子風の衣装を身にまとっている外見。
その妹は死亡している事がPSP版のユーフォリアのスペシャルクエスト(アセリアのゲームデータが必要)で判明したが、いつ死亡したかは不明。
永遠神剣:第六位『雷火(らいか)』
腕輪型の永遠神剣。マナをエネルギー弾にして撃つことができる。
守護神獣:ゴーレム『ギムス』
属性:白
堅牢な装甲に守られたゴーレムの姿をした守護神獣。永遠神剣『雷火』の象徴たる存在。冷気を操る能力を持つ。言葉を発することはないがエヴォリアに対して忠誠を誓い彼女を守るために全力で戦う。
ベルバルザード(声:戸塚和也
生誕分枝世界:緑青の世界
「光をもたらすもの」のメンバーの1人。エヴォリアに絶対の忠誠を誓っている。全身を包みこむ甲冑に、背負った鞘の中に納められている大量の武器など洋風の弁慶といった外見をしている。知らない人には「覆面武士」と見られるようである。
永遠神剣:第六位『重圧(じゅうあつ)』
薙刀の形状をしたベルバルザードの永遠神剣。かなりの重量がありベルバルザードでなければ持ち上げられない。
守護神獣:レットドラゴン『暴君ガリオパルサ』
属性:赤
ティラノサウルスのような姿をしたベルバルザードの守護神獣。永遠神剣『重圧』の象徴たる存在。見た目のままに、恐ろしく獰猛で攻撃的な性格をしているがベルバルザードがより恐ろしいので従っている。

物部学園[編集]

望たちの通う学園。学園祭を目前にして敷地ごと異世界へと飛ばされてしまう。歴史は古いが自由な校風で、生徒会の裁量幅が広い。

椿 早苗(つばき さなえ)(声:佐々部愛華
望や希美達の担任教師。望の父親の教え子であることから、望と希美の幼少期からの知り合い。望の両親が行方不明になった後は、望の面倒を見てやっている。担当科目は現代国語。
森 信助(もり しんすけ)(声:波多野和俊
望と希美のクラスメイトで望の親友。神剣組と非神剣組のパイプ役になったり、女の子たちに囲まれる望をうらやましがったり、ソルラスカを兄貴と慕い彼の教えるサバイバル教室に積極的に参加するなど物部学園男子代表的な役回りが多い。CGモードでのやり取りから幅広い性癖フェチ属性を持つことがわかる。また、絵が上手という特技も。
阿川 美里(あがわ みさと)(声:蓮香
望と希美のクラスメイトで、希美の親友。写真が趣味で写真部所属。カメラマンになることが将来の目標。ものべーで訪れるさまざまな世界は彼女にとって被写体の宝庫。CGモードでは自称戦場カメラマンとして、レーメとの掛け合いを担当している。
完全な二次創作であり、公式設定では無いが物理的に美里がいる事が不可能なCG(ログ領域内や最終決戦)も彼女が撮影したことになっており、カメラが永遠神剣という設定がある。

剣の世界[編集]

ダラバ=ウーザ(声:井原啓介
前世:南天の剣神/ヤハラギ・ヤクシ
アイギア王国を滅ぼし建国した軍事国家グルン・ドラスの将軍であり、代表を務める最高権力者。アイギア王国で起こったクーデターの首謀者。自らの信念を貫くためならば、殺戮も平気でやってのける悪鬼の化身。アイギア王国とは何かしらの因縁がある。
永遠神剣:第六位『夜燭(やしょく)』
巨大な両手剣であるが抜群の切れ味を誇るダラバの永遠神剣。所有者に限界を超えた力を与えるが負担も大きい。
守護神獣:エレメンタル『レストアス』
属性:青
ダラバの守護神獣。永遠神剣『夜燭』の象徴たる存在。確固とした意思を持たない電気の塊で、ゆえに我の強いダラバに従っている。
クロムウェイ
カティマの所属するレジスタンスのリーダー。軍事国家グルン・ドラスを打倒すべく活動している。レジスタンスの中で、カティマが王女であることを知る数少ない人物の1人。

精霊の世界[編集]

ンギ(声:市井崑
一つ目の精霊で、精霊族を率いる長老。光をもたらすものの口車に乗せられ栄養の供給源である精霊回廊を明け渡してしまう。人間を信用しておらず、なかなか多くを語ろうとしない。
レチェレ(声:文月かな
酒場を切盛りしている少女。初めてこの世界を訪れた人間には無料で料理をふるまってくれる。精霊族が人間を虐殺したとする事件で両親を失うも彼女はルプトナに助けられ生き残る。このことから精霊族の無実を訴えている。
ロドヴィゴ(声:麻生敬太郎
人間側の代表。精霊族に兄を殺されたと思い込んでおり、精霊族を恨んでいる。物部学園一行の世話をしてくれるなど本質的にはいい人である。真実(ミニオンによって殺された事)を知った後は精霊達と和解し、共にミニオンを追い払うのに協力した。その後もすぐにとはいかないが精霊に対する偏見を無くすように努力すると約束した。
普通の人間なのでマナの嵐を素通りすることができ、マナの嵐を発生させている装置を破壊することを買って出た。破壊するときに使った爆弾は本来は精霊たちを根絶やしにするつもりで用意したが和解後なのでその必要がなくなったため、装置を破壊するのに使った。街に戻る際には精霊たちに守ってもらったもよう

魔法の世界[編集]

フィロメーラ(声:彩世ゆう
ナーヤの生活全般の世話をする美人のメイド。
ニーヤァ=トトカ・ヴェラー(声:栗津貴詞
ナーヤの兄。ザルツヴァイのもう1人の大統領。本来、立場上は彼の方が上なのだがその役目の多くは妹に押し付けている。そのくせ有能すぎる妹に嫉妬している。また選民思想な部分があり、他種族のことを快く思っていない。服が透ける眼鏡を開発しているらしい。

未来の世界[編集]

ショウ・エピルマ(声:taka)
スバルの親友。スラムの出身。既に世界が滅んでいることを知りつつもいつの日か世界が復活することを信じて同じ日常を繰り返す。異分子と見なされた望たちを排除するため何度も襲撃し、望たちの手助けをしたスバルにまで手を上げてしまうなどやや暴走気味な面の見られるが、全ては親友との日常を取り戻したいという純粋な思いゆえのことである。
永遠神剣:第六位『疑氷(ぎひょう)』
スバルと同じく、弓矢の形状を持つショウの永遠神剣。
守護神獣:コウモリ『血の渇き』
属性:黒
巨大なコウモリの姿をしたショウの守護神獣。永遠神剣『疑氷』の象徴たる存在。その翼に宇宙を宿す。ショウに従ってはいるが、高評価はしていない。
セントラル
未来の世界を統括しシティの中枢となるコンピューター。龍の姿をしたガーディアンを使いシティからシチズン以外のものを排除しようとしている。実は未来の世界が滅びに瀕した際にスバルの母親がセントラルと意識を同調したもので、偶然手に入れた『浄戒』の力を使い、同じ時間を繰り返しながらショウたちに異分子を排除させることで世界を維持し、その間に滅びを回避する方法を計算し続けていた。最終的に滅びを受け入れるべきだとの考えに至るも、これに逆上し暴走したショウに破壊されてしまう。

写しの世界[編集]

ナルカナ(声:一色ヒカル
前作『永遠のアセリア』でも話題に登場した永遠神剣第一位『叢雲(むらくも)』の化身。『叢雲』は『力』、『意思』、『器』の3つに分けられており、ナルカナはそのうちの『意思』となる。第一位だけあってその力は絶大でその気になれば一太刀で分枝世界を滅ぼしてしまえるほど(ただし本人にはその気は全くない)。それゆえにその力を狙うものも多く出雲で管理されている。その気性は激しく非常にワガママでその被害にあった世話する出雲の巫女には自然災害として保険が下りるとか。漫画が大好きで旅団と合流してからは望の部屋に入り浸っては漫画を読みふけっている。
ナルというマナと相反する物質を内包するために危険視され、永遠神剣第一位『聖威』やその協力者であるローガス(カオス・エターナルのリーダーで永遠神剣第一位『運命』の主)らによって時間樹に封印されている。つまり時間樹は彼女を封じるための牢獄である。実は(普段の言動からは信じられないことに)自身のナル化マナが時間樹に生きる者達に悪影響をおよぼす可能性を危惧していて、いずれは時間樹を抜け出すことを望み、それがかなったあかつきには(普段の言動からも予想できるが)ローガスをボコボコにする予定である。また、ナルの影響を懸念して主を得ることにも消極的になってしまい、自分を落ちこぼれだと思っている。しかし本当は主が欲しいと思っている。「次元くじら=竜田揚げ」と考えている節がある。なお、人気投票では2位だった。出雲の代表である環には頭が上がらない。旅団の「バカ組」の一人。
永遠神剣:第一位『叢雲の意志』
時間樹エト・カ・リファの頂点に立つ神剣であり、ナルカナのもう一つの実体として剣の形をしている。
守護神獣:『転生と誕生の翼』
属性:赤
不死鳥の姿をしたナルカナの守護神獣。永遠神剣『叢雲』の象徴たる存在。死と復活を繰り返すことで永遠の命を体現している。
倉橋 環(くらはし たまき)(声:松本あゆな
出雲(組織の名称)の代表。倉橋一族の長として全国の出雲を取り仕切っている。ナルカナが比較的言うことを聞く人物らしい。時深の姉的存在。ナルカナによって力を与えられた準エターナル。
倉橋 時深(くらはし ときみ)(声:鳩野比奈
環の妹。前作『永遠のアセリア』の主人公・高嶺悠人を異世界へと誘った戦巫女。カオス・エターナルの一員。ユーフィーとは両親共々面識がある。ユーフィー自身は覚えていないが、初対面の際、悠人が彼女に刷り込んでいたある言葉によって、悲劇は起きた。
永遠神剣:第三位『時詠(ときよみ)』
時深が最初に契約し、主に使用している神剣。時間を操作する能力がある。
永遠神剣:第三位『時果(ときはて)』
時深の持つ第二の神剣。非常に強い力と特殊な能力を持つが、なぜか写しの世界でしか使用できない。
永遠神剣:第二位『時逆(ときさか)』
時深の持つ第三の神剣。時深がナルカナに与えられた「楯の力」で、時間を移動することが出来るという非常に強力な力を秘めているが、その能力は自ら封印しており、滅多に使わない。また、どの神剣の能力であるかは不明だが、他の神剣の力を高める能力も持っている。
そもそもなぜ1人のエターナルが三本も神剣を持っているのかも不明である。ついでに、三本とも「聖なるかな」作中ではほとんど出てこない。
綺羅(きら)(声:海みちる
出雲を訪れた望たちの案内役を勤める。狗神族でその外見は一言で言うと犬耳巫女。
作中では触れられていないが、時深の式神である。
高嶺 佳織(たかみね かおり)(声:乃田あす実) 
前作『永遠のアセリア』の主人公・高嶺悠人の義妹。前作でトレードマークであったウサギの帽子「なぽりたん」は贈り主である悠人がエターナルとなったためかぶっていないが、『求め』の欠片をあしらえたペンダントは大事に付けている。
夏 小鳥(なつ ことり)(声:文月かな
佳織の親友。非常に活発な性格で、おとなしい性格の佳織とある意味バランスが取れている。

神々たち[編集]

ジルオル・セドカ(声:島崎比呂
望の前世。『浄戒』の神名により世界浄化の役目を与えられ破壊の限りを尽くしていたことから「破壊神」として恐れられている。望に転生してからは望の体を奪おうと望の意識に幾度と無く干渉してくる。実は時間樹創造時の最初の5人の1人で、エターナルと同等以上の極めて高密度で強大な力を持つ存在だが、その力を時間樹創造の起爆剤とするため、永遠神剣第二位『星天』にぶつけられ力を砕かれてしまい、その後も時間樹最深部に拘束され記憶と力を奪い続けられていた。ナルカナと出会い『黎明』を受け取ったことで、かつてほどではないが力を得て、最深部から抜け出すことができたが、今度は管理神に「浄戒」の神名を刻まれたため、後に「破壊神」と恐れられる理由となる世界浄化の際のマナ回収の役目を背負わされることになってしまう。なお、時間樹創造の際に砕かれた力の欠片はほぼ全ての神々の基及び時間樹そのものとなっている。シナリオによっては本心を明かすことがある。実はローガスが『叢雲』封印のために『聖威』に提供した存在。
セフィリカ・イルン(声:白井綾乃
沙月の前世。時間樹創造時の最初の5人の1人。時間樹に幽閉されていたときのジルオルの唯一の話し相手。ログ領域に残された沙月がナル化マナに侵食された際に覚醒する。当初は時間樹最深部に拘束されていたジルオルの話し相手となり力を分け続けていたが、管理神により『叢雲の器』としての調整を施され、その結果心を破壊されてしまった。転生体である沙月は『叢雲の器』に適した者として、サルバルにより造り出された存在であり、セフィリカの転生もサルバルによる意図的なものである。ローガスが『叢雲』封印のために『聖威』に提供した存在。
ファイム・ナルス(声:青山ゆかり
希美の前世。北天神。「浄戒」に対して絶対的な力を持つ「相剋」の神名を持ち、世界浄化において破壊によりマナを回収したジルオルを殺すことで、マナを開放する役目を与えられている。希美に移された「相剋」の力を抑えるため、一時期希美と人格が入れ替わるが、そのときは無口、無表情ではあるが望に対して好意的で常に後ろを付いて歩き(トイレ、風呂含む)、就寝時には寝床の用意もしてくれる。後に希美と「相剋」の力を半分に分け合うことで抑えることが可能となり人格は元に戻るが、強い衝撃を受けるたびに人格が入れ替わるという副作用が残る。通称「裏のぞみん」(事情を知らない神剣組以外の仲間には人格が入れ替わった状態を、希美が病気になったと伝えられたため)。なお、「相剋」の神名はエト・カ・リファからではなく管理神によって刻まれたものであり、絶大な力を持つジルオルおよびその転生体への抑えの切り札としての手駒という意味合いも持つ。なお希美への転生はエトル・エデガの意図によるもの。「相剋」は意思として存在しておりファイムとは別人。
ルツルジ・ソゾア(声:中田純
絶の前世。「滅び」の神名を持つ。ジルオルが最後に戦った相手でジルオルと同様に神々を斬ってそのマナを吸収していた様子。戦いの中でジルオルとの間に友情に近い感情が芽生えるも、「滅び」の神名の宿命により与えられた時間は残り少なく、ジルオルとの決着の最中に自決した。
ヒメオラ・オーリ
ナーヤの前世。南天神。ジルオルに懐いていた神格だったようだが南天神に殺された。このことでナルカナが激怒している。ジルオルとは違ってナーヤの意識を侵食しないことやストーリーであまり語られることがないので印象が薄い。
ナルカナの数少ない親友で、彼女の死がきっかけとなりナルカナを中心とした南北天戦争が起こった。
実は南天神最強の存在で、破壊神としてのジルオルより強かった。
エトル・ガバナ(声:窪田吾朗
理想幹にて時間樹の管理を任されている管理神の1人。北天神。「理想幹神」を自称して本来の役目を逸脱した行動をするようになる。非常に慎重な性格で、少しでも不利益になりそうなことがあれば極力排除しようとする。時間樹のログ領域に記録されている過去の行動パターンを元にあたかも未来を予見しているかのように先手を打ってくるが、反面ほとんど情報がない時間樹外の存在にはめっぽう弱い。高位の聖職者のような出で立ちと言葉遣いをしている。切り札としてナル化マナの制御法の研究をしていたが、完成前に望たち旅団に追い詰められ、先に討たれたエデガをナル化の実験台兼捨て駒としてその場はしのぐも、直後に現れたイャガにその正体を知る間もなく食べられてしまう。死亡の直前はイャガの能力により自身の身体が喰われていく事態に理解が追い付かず、夢と思い込むなど現実逃避してしまっていた。このとき持ち出したナル化マナが時間樹を不安定にさせる要因となり、シナリオによっては一度完全にリセットが必要な状態にまで追い込んでしまう。
永遠神剣:第四位『栄耀(えいよう)』
単眼を持つ魔法具の形状をした永遠神剣。所有者に智と富を与える。
守護神獣:『滅びの指』
属性:黒
妖艶な女性の姿をした永遠神剣『栄耀』の象徴たる存在。加虐的な嗜好を持ち、無数の触手で獲物を縛りいたぶることを好むため、計画遂行を第一とするエトルとはよく対立する。
エデガ・エンプル(声:中田純
理想幹にて時間樹の管理を任されている管理神の1人。北天神。エトルと共に「理想幹神」を自称し己が欲と理想のために分枝世界の運命を弄ぶようになる。目的のためなら多少の犠牲はものとせず、エトルと対立した際も決して自分の意志を曲げることはない。最終的には追い詰められたエトルによって逃げ出す囮として戦闘中にナル化の実験台にされてしまい、そのまま敗れて戦死する。
永遠神剣:第四位『伝承(でんしょう)』
錫杖型の永遠神剣。所有者に根源たるマナを操る力を与える。
守護神獣:『全能のパーサー』
属性:マルチカラー
4本の腕を持つ屈強な巨人の姿をした永遠神剣『伝承』の象徴たる存在。非常に強い破壊衝動を持ち攻撃対象は徹底的に破壊しつくし、それすらなくなると4本腕どうしで戦い始めるためエデガはこれを抑えるのにかなり苦労しているらしい。
イスベル
かつてジルオルに滅ぼされた南天神の一人。「浄戒」の力で神名を断ち切られたため転生出来ず、怨念のみで生き残っている。同じ南天神で怨念のみの存在となったウル、ゴルトゥン、ロコと共に不穏な動きを見せている。怨念のみの存在となっても神としてのプライドがあるようで自らが活動しなければならない状況をよしとは思っていない。実はエヴォリアを裏で操っていた存在で、エヴォリアは家族のいる故郷の世界を人質にとられたために南天神に従っていた。
エト・カ・リファ(声:野中紅緒
自らの神剣を時間樹エト・カ・リファとした最高神にして創造神。神名のシステムも彼女が作り出したもの。時間樹は『叢雲』を封じるための牢獄として作られたものであり、彼女はその機能の維持を最優先としている。そのためエトルたちが持ち出したナル化マナの影響で時間樹に歪みが生じた際、そこに生きるものを省みず全ての分枝世界をマナに還し時間樹を再構築しようとした。
永遠神剣:第二位『星天(せいてん)』
エト・カ・リファの永遠神剣。片刃の大剣の形状であるが今は時間樹そのものとなっている。

エターナル[編集]

イャガ(声:松田美菜
通り名は「赦しのイャガ」または「最後の聖母イャガ」。ロウ・エターナルに属する。本来は時間樹外の宇宙を行動範囲としているが、とある目的のため、時間樹世界にやって来た。通称「裸族」。イャガの目的は、全てと同化することで罪を犯す因子をなくし、他者の罪を赦すことにある。この同化への欲求は空腹感として現れるため、イャガは常に満たされることのない空腹を抱えている。時間樹外の存在ではあるが、外部から訪れた者であっても創造神であるエト・カ・リファの神名システムから逃れることが出来ないため、自らを無数の分身に分けることで、それから逃れることに成功している。また、シナリオによっては、ナルカナの持つナルを取り込みナル・エターナル(ナル・イャガ)となり、もともとのエターナルのときを遥かに超える強大な力を有することになり、それは格上であったナルカナをも凌駕するに至るほど(通常マナ存在は、ナルに触れるとマナがナルに変換され暴走するが、イャガはそれを押さえ込んで、その力を行使することが出来る)。その際、神獣パララルネクスはナルに食われ、ナル化存在と化す。反面、シナリオによってはただのお腹をすかせた人で終わってしまうこともある。
永遠神剣:第二位『赦し(ゆるし)』
短刀の形をしたイャガの永遠神剣。
神獣:次元くじら『パララルネクス』
属性:白
イャガの守護神獣。永遠神剣『赦し』の象徴たる存在。希美の神獣、ものべーと同じ次元くじらで、性格も大人しい。