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水戸市民球場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
水戸市民球場
(ノーブルホームスタジアム水戸)
Mito Municipal Baseball Stadium
(NobleHome Stadium Mito)
ノーブルホームスタジアム水戸(水戸市民球場)
施設データ
所在地 茨城県水戸市見川町2256(水戸市総合運動公園内)
起工 1979年5月18日
開場 1980年3月31日
所有者 水戸市
管理・運用者 水戸市スポーツ振興協会(指定管理者
グラウンド 内野:クレー舗装
外野:天然芝
照明 照明塔:6基
使用チーム • 開催試合
茨城アストロプラネッツ(2019年 - )
全国高等学校野球選手権茨城大会
収容人員
20,000人
グラウンドデータ
球場規模 グラウンド面積:-m2
両翼:100 m、中堅:122 m

水戸市民球場(みとしみんきゅうじょう)は、茨城県水戸市見川町の水戸市総合運動公園内にある野球場[1]。施設は水戸市が所有し、水戸市スポーツ振興協会が指定管理者として運営管理を行っている。

2018年6月、ネーミングライツを募集し、水戸市に本社を置く住宅メーカーのノーブルホームが命名権を獲得して「ノーブルホームスタジアム水戸」となっている(契約期間は2029年3月31日まで)[1]

歴史

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1980年3月竣工。以来茨城のアマチュア野球の聖地として使用されている他、ひたちなか市民球場が完成するまではプロ野球公式戦も幾度か開催された。現在もイースタン・リーグ(二軍)公式戦が年数回開催されている。2008年まで高円宮杯マクドナルドトーナメント主会場として使用されていた。

1994年シーズン中に、スコアボードがパネル式から磁気反転式に改修された。

2017年8月の全国高校野球茨城大会の終了後から、2018年にかけて全面改修が行われた。主な改修点としては、

  1. メインスタンドの耐震補強・屋根の付け替え
  2. 外野スタンド改修
  3. スコアボード改修(磁気反転式からフルカラーLEDに改修)・スピードガン装置の設置
  4. グラウンド拡張(両翼100m、中堅122m)[2]

2019年国体の会場となるほか、将来的なプロ野球公式戦誘致を念頭に置いており、この期間中の県大会は土浦市営球場J:COMスタジアム土浦)などで代替するとしている[3]

2018年6月30日にリニューアルオープン。命名権募集で水戸市内の住宅メーカーノーブルホームがこれを取得し、新名称は「ノーブルホームスタジアム水戸」となった[4]。この日には栃木県の作新学院を招き、県立水戸商業常総学院との間で完工記念試合が開催された[4]

ベースボール・チャレンジ・リーグで2019年からリーグ戦に参加する茨城アストロプラネッツが公式戦を開催している[5]

2020年9月8日に千葉ロッテマリーンズが対北海道日本ハムファイターズの1軍公式戦を当球場にて開催する予定であることが2019年7月29日に同球団から発表された[6][7]。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年6月に開催予定だった富山市民球場アルペンスタジアムと共に同年度の地方開催を断念することを同年4月13日に発表した[8]。なお、千葉ロッテが水戸で公式戦を行うのは前身球団の大毎オリオンズが1959年5月9日に対阪急ブレーブス戦を堀原運動公園野球場(茨城県営野球場)で開催して以来61年ぶりであり[7]、1軍公式戦としては1992年4月25日に開催された日本ハムファイターズ対オリックス・ブルーウェーブ戦以来28年ぶりになる予定だった[7][9]。2021-23年度もコロナ感染拡大により水戸での公式戦の延期は基から実現しなかった。

2022年7月、野球殿堂博物館日本野球機構全日本野球協会の「日本野球聖地・名所150選日本野球聖地・名所150選」に選ばれた[10]

施設概要

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  • 両翼:100m、中堅:122m
  • 内野:クレー舗装、外野:天然芝
  • 照明設備:照明塔6基
  • 収容人員:20,000人(内野:座席、外野:芝生)
  • スコアボード:フルカラーLED
  • 駐車場:800台(5箇所)

プロ野球公式戦開催実績

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2018年終了時点で5試合が開催された。内訳はセ・リーグ1試合、パ・リーグ4試合。

交通

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  • 水戸駅北口4番のりばから茨城交通バス「(37)桜山・桜ノ牧高校経由 医療センター」行で「市民球場前」下車
  • 国道50号、アナハイム通り沿い

脚注

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  1. ^ a b 企業家が地域で貫く野球愛。 (水戸市)
  2. ^ 公認野球規則では「両翼320フィート(97.534メートル)以上、また中堅は400フィート(121.918メートル)以上あることが優先して望まれる」としている。
  3. ^ 丸山将 (2017年6月23日). “水戸市民球場を改修 プロ野球公式戦誘致へ 来年5月完成、両翼100メートルに”. 産経新聞. https://www.sankei.com/article/20170623-PRKTN5WKORMN3LMMGZV4LZ2KRM/ 2018年7月9日閲覧。 
  4. ^ a b 桜井優 (2018年7月1日). “改修完了の水戸市民球場オープン、新名称発表”. 茨城新聞クロスアイ. http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15303608640508 2018年7月9日閲覧。 
  5. ^ 日程&結果 2019年5月 - ベースボール・チャレンジ・リーグ(5月11日の箇所を参照)
  6. ^ 2020年度公式戦試合日程について”. 株式会社千葉ロッテマリーンズ(2019年7月29日作成). 2019年7月29日閲覧。
  7. ^ a b c “ロッテ 61年ぶりに水戸開催を復活”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. (2019年7月29日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/07/29/kiji/20190729s00001173157000c.html 2019年7月29日閲覧。 
  8. ^ パ・リーグ 一部地方開催の球場変更を発表 コロナ感染拡大が影響”. デイリースポーツ (2020年4月13日). 2020年4月13日閲覧。
  9. ^ 【ロッテ】パ28年ぶり水戸市民球場で公式戦開催 20年9月に”. スポーツ報知(2019年7月29日作成). 2019年7月29日閲覧。
  10. ^ 野球聖地に水戸一高、ノーブルホーム水戸 日本伝来記念の「150選」 2022年7月20日(茨城新聞)

関連項目

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