コンテンツにスキップ

イオン御経塚ショッピングセンター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
御経塚サティから転送)
イオン御経塚ショッピングセンター
ÆON OKYŌZUKA SHOPPING CENTER
イオン御経塚ショッピングセンター
(閉鎖後解体して現存せず)
地図
地図
店舗概要
所在地 921-8801
石川県野々市市御経塚2丁目91番地[1]
座標 北緯36度32分54秒 東経136度35分54秒 / 北緯36.54833度 東経136.59833度 / 36.54833; 136.59833 (イオン御経塚ショッピングセンター)座標: 北緯36度32分54秒 東経136度35分54秒 / 北緯36.54833度 東経136.59833度 / 36.54833; 136.59833 (イオン御経塚ショッピングセンター)
開業日 1998年平成10年)3月14日[2]
閉業日 2021年令和3年)5月31日[3][4][5]
店番号 26512
正式名称 イオン御経塚店[1]
土地所有者 イオンリテール[1]
施設所有者 イオンリテール[1]
施設管理者 イオンリテール[1]
中核店舗 イオン御経塚店[1]
店舗数 イオンと80の専門店[3]
営業時間 1階 食品売場9:00-23:00
非食品売場9:00-22:00
2階 9:00-22:00
駐車台数 1,808台
前身 御経塚サティ
後身 アークスクエア御経塚(イオンスタイル御経塚)
最寄駅 野々市駅
テンプレートを表示

イオン御経塚ショッピングセンター(イオンおきょうづかショッピングセンター)は、かつて石川県野々市市御経塚にあったイオンリテール運営のショッピングセンターである。

なお、実質的な後継施設として「アークスクエア御経塚」が2023年6月28日に開業[6]。イオンリテールは食品特化型スーパーマーケットとなる「イオンスタイル御経塚」として約2年ぶりに再出店し、同年6月30日に開業した[7]

歴史

[編集]

1998年平成10年)3月14日、当時の石川郡野々市町に御経塚サティとして開業[2][3][8]。マイカル北陸の第1号店である[4]。元々この場所は「西友」が「加賀楽市」出店を表明していたが、業績不振により出店を断念していた。野々市町御経塚第二土地区画整理事業に伴い整備された区画に位置しており、東側は国道8号金沢バイパスが通っているため、付近の交通量は多い。

施設は3階建で、1階と2階は店舗、3階と屋上は駐車場である。2階には、イオングループイオンエンターテイメントが運営するイオンシネマが入居していた。2011年(平成23年)3月1日、イオングループの再編によって店舗名がイオンに変更された[4]

2020年令和2年)9月、1.6km西にある白山市横江町に「イオンモール白山」が開業することにあわせ[8]2021年(令和3年)5月31日をもって閉店することになった[4][3][9]。イオンモール白山は同年7月19日にオープン。同モールにはイオンリテール北陸信越カンパニーにより食品や衣類の専門店が出店するほか、映画館のイオンシネマ含めて、イオン御経塚ショッピングセンターの一部店舗(35店)も移転した[4][5]

イオン御経塚ショッピングセンターでは閉店後、6月1日から6月13日まで食品や日用品の販売が実施され、その後に建物は解体されている[4][8][10]

跡地

[編集]

跡地には2023年(令和5年)6月28日に、アークランズヤマダホールディングス、イオンリテールの3社で区分所有する大型複合商業施設「アークスクエア御経塚」がオープンした[6]

ホームセンターを運営するアークランズと家電量販店を運営するヤマダホールディングスが業種を超えて共同で出店する複合商業施設は愛知県一宮市東京都八王子市に次いで3店舗目となるが、本施設では、アークランズが運営する「ホームセンタームサシ御経塚店」[11]、ヤマダホールディングス子会社のヤマダデンキが運営する「Tecc LIFE SELECT 野々市御経塚店」(「Tecc LIFE SELECT」の石川県1号店)[12]に、イオンリテールが運営する石川県初の食品特化型スーパーマーケット「イオンスタイル御経塚」[7]が加わり、ワンストップで生活に関連するすべての商品・サービスが揃う総合提案型ショッピングスクエアとなった。

建設計画によると、建物は屋上駐車場付き2階建て、敷地面積は約4万5千平方メートル、延べ床面積は約5万平方メートルとなる[13]

イオンシネマ御経塚

[編集]
イオンシネマ御経塚
ÆON CINEMA OKYŌZUKA
情報
正式名称 イオンシネマ御経塚
旧名称 ワーナー・マイカル・シネマズ御経塚
完成 1998年
開館 1998年3月14日
閉館 2021年5月31日
収容人員 (8スクリーン)1,661人
設備 ドルビーデジタル5.1ch、DLP
用途 映画上映
運営 イオンエンターテイメント株式会社
テンプレートを表示

ワーナー・マイカル・シネマズ御経塚」として1998年の御経塚サティ開店と同時にオープン。石川県ではユナイテッド・シネマ金沢(旧ルネス9シネマ)に次いで2番目のシネマコンプレックスであり、8スクリーン、1,661席を備えていた。野々市市にとっては町制時代の1959年10月14日から1967年1月8日まで存在していた『野々市劇場』[注 1]以来31年ぶりの映画館でもある。

2013年7月1日に運営会社のワーナー・マイカルがイオンシネマズを合併し、イオンエンターテイメントとなったため、劇場名を現名称に変更した[15]

野々市市出身の米林宏昌監督は2010年7月27日借りぐらしのアリエッティ』上映時[注 2]2014年8月5日思い出のマーニー』上映時[注 3]2017年6月29日メアリと魔女の花』先行試写会[18]時に舞台挨拶を行っていた。

2021年(令和3年)5月31日をもってイオン御経塚ショッピングセンターと同時に閉館し[5]、同年7月19日にイオンモール白山内に開業した「イオンシネマ白山」が事実上の後継劇場となる[5]

イオンシネマ御経塚スクリーン詳細
スクリーン 座席数 備考
1 390 3Dデジタル対応
2 111
3 111
4 211 3Dデジタル対応
5 216
6 200
7 210
8 212 3Dデジタル対応

周辺

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 石川県の映画館「消えた映画館の記憶」を参照した[14]
  2. ^ 鈴木敏夫セシル・コルベルと登壇[16]
  3. ^ 高月彩良プリシラ・アーンと登壇[17]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f 大規模小売店舗 変更の届出(法6条1項) イオン御経塚店”. 石川県商工労働部経営支援課 (2016年9月30日). 2023年1月5日閲覧。
  2. ^ a b 『北國新聞で見る平成いしかわの30年』北國新聞社、2019年8月5日、152頁。 
  3. ^ a b c d “【石川】イオン御経塚 23年の歴史幕 大勢の買い物客”. 北陸中日新聞Web. (2021年6月1日). オリジナルの2021年6月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210601025911/https://www.chunichi.co.jp/article/264243 2021年7月1日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f 感謝の寄せ書き、床にまで イオン御経塚、営業31日まで”. 北國新聞 (2021年5月30日). 2021年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月5日閲覧。
  5. ^ a b c d イオンモール白山/北陸最大級の商業施設7月19日オープン、専門店200店”. 流通ニュース (2021年6月2日). 2023年1月5日閲覧。
  6. ^ a b アークスクエア御経塚 6月28日(水)から順次オープン”. アークランズ株式会社(PR TIMES) (2023年6月15日). 2023年9月8日閲覧。
  7. ^ a b 6月30日(金)「イオンスタイル御経塚」グランドオープン』(PDF)(プレスリリース)イオンリテール株式会社、2023年6月15日https://www.aeonretail.jp/pdf/230615R_1.pdf2023年9月8日閲覧 
  8. ^ a b c “金沢ベッドタウン商圏に変化 野々市市のイオン閉店”. 日本経済新聞. (2021年5月31日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC313YP0R30C21A5000000/ 2021年7月1日閲覧。 
  9. ^ “【石川】イオン御経塚 閉店へ 来年5月末 テナントに順次説明”. 北陸中日新聞Web. (2020年9月15日). オリジナルの2020年10月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201013173940/https://www.chunichi.co.jp/article/121010 2021年7月1日閲覧。 
  10. ^ 異業種コラボで新規出店 イオン御経塚跡地に複合商業施設 アークランドサカモトとヤマダHDに開業へ”. 北國新聞 (2021年9月23日). 2021年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月5日閲覧。
  11. ^ ムサシ御経塚店6/28(水)グランドオープン! – ホームセンタームサシ”. hc-musashi.jp. 2023年7月4日閲覧。
  12. ^ “暮らしまるごと”すべてが揃う体験型店舗 石川県に初出店!「Tecc LIFE SELECT 野々市御経塚店」2023年6月30日(金)オープン』(プレスリリース)株式会社ヤマダホールディングス、2023年6月29日https://www.yamada-denki.jp/topics/download.t.pdf/29502023年9月8日閲覧 
  13. ^ “野々市・御経塚にイオン再び 新複合施設にスーパー出店”. 北國新聞. (2022年7月15日). オリジナルの2022年7月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220716051134/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/797009 2023年1月5日閲覧。 
  14. ^ 『図説 野々市町の歴史 野々市町合併50周年記念』野々市町、2005年、158-159頁。 
  15. ^ “イオン、「ワーナー・マイカル・シネマズ」の劇場名を「イオンシネマ」に変更”. 日刊工業新聞(日刊工業新聞社). (2013年6月12日)
  16. ^ “「借りぐらしのアリエッティ」-野々市出身・米林監督らが舞台あいさつ”. 金沢経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2010年7月28日). https://kanazawa.keizai.biz/headline/1061/ 2023年9月23日閲覧。 
  17. ^ 「思い出のマーニー」石川キャンペーンブログ(Ishikawa)”. プリシラ・アーン来日ブログ. サイバーエージェント (2014年8月7日). 2023年9月23日閲覧。
  18. ^ ごあいさつ - 6月29日、来庁された米林監督と粟市長” (PDF). 野々市市 (2017年7月5日). 2023年9月23日閲覧。

関連項目

[編集]