岸田将幸

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岸田 将幸きしだ まさゆき
誕生 1979年
愛媛県
職業 詩人
国籍 日本
ウィキポータル 文学
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岸田 将幸(きしだ まさゆき、1979年 - )は、日本詩人愛媛県出身。

略歴[編集]

早稲田大学第一文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻修士課程修了。 1999年より詩誌「早稲田詩人」「鐘楼」「分裂機械」「生命の回廊」などに作品を発表(当初はキキダダマママキキの筆名で活動)。 小笠原鳥類は大学の先輩に当たる。 2004年に第一詩集『生まれないために』(七月堂)を出版。2006年思潮社の叢書〈新しい詩人〉の一冊として『死期盲』を刊行し、第12回中原中也賞候補となる。

2010年、『〈孤絶‐角〉』で第40回高見順賞を最年少で受賞。2015年、『亀裂のオントロギー』で第6回鮎川信夫賞を最年少で受賞。2021年『風の領分』で第29回萩原朔太郎賞受賞。

2017年頃に故郷の愛媛県に戻り、アスパラガス農家として働いている[1]

著作[編集]

詩集[編集]

詩論[編集]

共著書[編集]

その他[編集]

評論など[編集]

  • 「言葉は力そのものである (東日本大震災と向き合うために)」(『現代詩手帖』2011年5月号)
  • 「虹の上に立つ――There's such a lot of world to see : Moon River.」(『現代詩手帖』2016年7月号)
  • 「愚直な鼓動――批評身体、束、手紙について」(『現代詩手帖』2018年12月号)
  • 「石手寺へ」(随筆、『新潮』2019年10月号)

イベント[編集]

  • 空間構成「擦過する夜」展(2003年、東京)
  • 「現代詩フェスティバル2007環太平洋へ」(2007年、東京)に朗読出演
  • 萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち前橋文学館編『生きて在ることの静かな明るさ:第29回萩原朔太郎賞受賞者岸田将幸展』(萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち前橋文学館、2022年)

脚注[編集]

関連項目[編集]