勇足駅

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勇足駅
駅舎(2003年2月)
ゆうたり
Yūtari
大森 (4.3 km)
(2.7 km) 南本別
所在地 北海道中川郡本別町勇足元町24-14[1]
北緯43度5分20.31秒 東経143度31分28.89秒 / 北緯43.0889750度 東経143.5246917度 / 43.0889750; 143.5246917
所属事業者 北海道ちほく高原鉄道
所属路線 ふるさと銀河線
キロ程 20.8 km(池田起点)
電報略号 ユタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1910年明治43年)9月22日
廃止年月日 2006年平成18年)4月21日
備考 ふるさと銀河線廃線に伴い廃駅
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1977年、国鉄池北線時代の勇足駅と周囲750m範囲。右上が北見方面で、南本別駅近くまで製糖所専用線が本線脇を並走している。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
JR北海道当時の勇足駅(1989年3月)

勇足駅(ゆうたりえき)は、かつて北海道中川郡本別町勇足元町に存在した、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃駅)である。事務管理コードは▲110503[2]

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

所在地名より。アイヌ語の「エサンピタㇻ(e-san-pitar)」(頭が・前(浜の方)に出ている・川原)に「勇(いさみ」「足(たり)」の字を当て、「勇足(えさんぴたら)」と読ませていたが、後年読みが転じて「ゆうたり」となった[14][15][16]

駅名の読みは当初より「ゆうたり」である[3]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅無人駅である。駅舎はコミュニティーセンターとの合築である。

1986年(昭和61年)10月28日までは交換設備を有する列車交換可能駅であった[8]

かつては当駅から南本別駅裏手の北海道糖業(合併前は大日本製糖)本別製糖所へ専用線が伸びていた[17]

駅跡地[編集]

駅舎はコミュニティセンターとしてそのまま残っている。

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

北海道ちほく高原鉄道
ふるさと銀河線
大森駅 - 勇足駅 - 南本別駅

脚注[編集]

  1. ^ 『10年』 p. 104
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、236頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c 内閣印刷局, ed (1910-09-17). “鉄道院告示 第81号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (8174). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2951526. 
  4. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、145頁。ASIN B000J9RBUY 
  5. ^ 『JR釧路支社』 p. 96
  6. ^ 『JR釧路支社』 p. 113
  7. ^ 「ヤードに別れ 国鉄貨物 大合理化“秒読み”」『北海道新聞』、1984年1月29日、朝刊。
  8. ^ a b 『JR釧路支社』 p. 116
  9. ^ 『JR釧路支社』 p. 117
  10. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、892頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  11. ^ 『JR釧路支社』 p. 122
  12. ^ 『10年』 p. 105
  13. ^ 『10年』 p. 108
  14. ^ アイヌ語地名リスト モク~リ P131-140”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  15. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、100頁。NDLJP:1029473 
  16. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、145頁。ASIN B000J9RBUY 
  17. ^ 全国専用線一覧によると作業距離は2.4km、総延長5.0km。

参考文献[編集]

  • 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道釧路支社、2001年。 
  • 『ふるさと銀河線10年のあゆみ』ふるさと銀河線10周年記念事業実行委員会、1999年。 

関連項目[編集]