ロイ・クリシュナ
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名前 | ||||||
本名 | ロイ・クリシュナ | |||||
ラテン文字 | Roy Krishna | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | フィジー | |||||
生年月日 | 1987年8月20日(37歳) | |||||
出身地 | ランバサ | |||||
身長 | 170cm | |||||
体重 | 70kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ベンガルールFC | |||||
ポジション | FW | |||||
背番号 | 22 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2007 | ランバサFC | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2008-2013 | ワイタケレ・ユナイテッド | 75 | (55) | |||
2013-2014 | オークランド・シティ | 4 | (1) | |||
2014-2019 | ウェリントン・フェニックス | 122 | (51) | |||
2019-2020 | ATK | 21 | (15) | |||
2020-2022 | ATKモフン・バガン | 39 | (21) | |||
2022- | ベンガルール | 2 | (1) | |||
代表歴2 | ||||||
2007 | フィジー U-20 | 6 | (8) | |||
2008-2016 | フィジー U-23 | 8 | (4) | |||
2007- | フィジー | 46 | (32) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2022年10月15日現在。 2. 2022年3月28日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ロイ・クリシュナ(Roy Krishna, 1987年8月20日 - )は、フィジー・ランバサ出身のサッカー選手。インディアン・スーパーリーグ・ベンガルールFC所属。ポジションはフォワード。
経歴
[編集]アマチュア時代
[編集]年代別のフィジー代表や地元のクラブで実績を積んだ後、2008年にニュージーランドのワイタケレ・ユナイテッドに加入。同年にはFIFAクラブワールドカップ2008にも出場。以降チーム屈指のストライカーとして、ワイタケレの国内リーグ4連覇などに貢献。2012-13シーズンはレギュラーシーズンで12ゴールを挙げ得点王に輝いた[1]。
2013年9月、ワイタケレのライバルチームであるオークランド・シティFCへ移籍。12月11日、自身2度目の出場となったFIFAクラブワールドカップ2013の初戦、対ラジャ・カサブランカ戦では後半に一時同点となるゴールを挙げた(結果は1-2で敗戦)。これによりFIFA主催の国際大会で初めてゴールを挙げたフィジー人選手となった[2]。
プロ契約後
[編集]2014年1月7日、シーズン終了までの期間でAリーグのウェリントン・フェニックスFCへの加入が発表された[3]。同クラブには過去2度トライアルを受けた経験があり、本人にとっては念願のプロ契約を結ぶこととなった。3月16日、メルボルン・ハートFC戦でAリーグ初ゴールを記録。その後クラブと新たに2年契約を交わした[4]。
2016-17シーズン、クラブとの契約を更に2年更新[5]。25試合に出場し、チームトップとなる12ゴールを記録した。翌2017-18シーズンは、チームとしても個人としても成績が振るわない中、リーグの終盤にアメリカ・MLS(メジャーリーグサッカー)のクラブが獲得に乗り出すなど去就に注目が集まったが、最終的にはウェリントンと新たに1年間の契約を結ぶことで同意した[6]。
2018-19シーズン、新たにクラブの監督に就任したマーク・ルダンの下、レギュラーシーズンで自己最多となる18ゴールを記録[7]。Aリーグ得点王に輝くとともに、リーグ年間最優秀選手に贈られるジョニー・ウォーレン・メダルを南太平洋諸国出身者として初めて受賞した[8][9]。
2019年5月、ウェリントンから契約延長のオファーを提示されたものの、これを固辞し、クラブから退団することを表明[10]。6月、インディアン・スーパーリーグのATKに加入することが発表された[11]。
2019-20シーズン終了後、ATKはモフン・バガンACと合併し、ATKモフン・バガンFCとなった。クリシュナはキャプテンに任命され[12]、新しいクラブとして最初の試合となる2020年10月20日のケーララ・ブラスターズFC戦でクラブ初のゴールを決め勝利に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに選出された[13]。2020-21シーズンは23試合で22ゴールを決めチームを準優勝に導き、ゴールデンボール賞を受賞した[14]。
2022年7月、ベンガルールFCに2年契約で移籍した[15]。
代表
[編集]2007年8月25日、2010 FIFAワールドカップ・オセアニア1次予選のツバル戦で、フィジーA代表デビュー。この試合で前半の22分間にハットトリックを達成し、16-0と圧勝を収める[16]。
2008年11月19日、2次予選のニュージーランド戦では2ゴールを挙げる活躍でチームを2-0の勝利に導く[17]。フィジーがワールドカップ予選においてニュージーランドから勝利を収めるのは、これが初めてのことであった。
2016年7月16日、リオデジャネイロオリンピックに出場するU-23フィジー代表にオーバーエイジ枠で選出され[18]、本大会では主将として、また、チーム唯一のプロ選手としてグループリーグ全3試合にフル出場した。チームは3連敗でグループリーグ敗退に終わったものの、第2戦のメキシコ戦ではフィジーの大会唯一となるゴールを挙げた[19]。
人物
[編集]- 2021年1月、オセアニアサッカー連盟のアンバサダーに任命された[20]。
タイトル
[編集]- クラブ
- ATK
- インディアン・スーパーリーグ: (2019-20)
- 個人
- OFC U-20選手権得点王: (2007)
- ニュージーランド・フットボールチャンピオンシップ得点王: (2012-13)
- Aリーグ得点王: (2018-19)
- ジョニー・ウォーレン・メダル (Aリーグ最優秀選手賞): (2018-19)
- Aリーグベストイレブン: (2018-19)
- インディアン・スーパーリーグ・ゴールデンボール賞(リーグ年間最優秀選手賞): (2020-21)
脚注
[編集]- ^ “Waitakere prevail as familiar foes dominate” (英語). FIFA. (2013年3月18日) 2014年1月13日閲覧。
- ^ “Krishna savours historic strike” (英語). FIFA. (2013年12月12日) 2014年1月13日閲覧。
- ^ “Phoenix sign prolific Auckland City striker” (英語). TVNZ. (2014年1月7日) 2014年1月13日閲覧。
- ^ “Flying Fijian inks new deal” (英語). Football Federation Australia. (2014年3月20日). オリジナルの2014年3月27日時点におけるアーカイブ。 2014年12月2日閲覧。
- ^ “Football: Roy Krishna extends contract with Wellington Phoenix” (英語). The New Zealand Herald. (2016年2月29日) 2019年5月20日閲覧。
- ^ “Football: Roy Krishna signs one-year extension with Wellington Phoenix” (英語). The New Zealand Herald. (2018年2月15日) 2019年5月20日閲覧。
- ^ “Roy Krishna Wins Hyundai A-League Golden Boot Race” (英語). Wellington Phoenix. (2019年4月29日) 2019年5月20日閲覧。
- ^ “Sport: Roy Krishna crowned A-League's best player” (英語). Radio New Zealand. (2019年5月14日) 2019年5月20日閲覧。
- ^ “Fijian Roy Krishna Officially the A-League's Best Player” (英語). Solomon Times. (2019年5月21日) 2019年5月20日閲覧。
- ^ “Phoenix 'disappointed' to lose Roy Krishna despite record offer and plans for scholarship in his honour” (英語). TVNZ. (2019年5月28日) 2019年8月2日閲覧。
- ^ “Football: Roy Krishna signs with India Super League club ATK” (英語). Newshub. (2019年6月18日) 2019年8月2日閲覧。
- ^ “Fijian striker Roy Krishna signs contract extension with ATK-Mohun Bagan till 2021”. First Post (26 June 2020). 2 March 2022閲覧。
- ^ “Roy Krishna's solitary goal fires Mohun Bagan to victory over Kerala Blasters on ISL debut”. India TV News (20 November 2020). 2 March 2022閲覧。
- ^ “Krishna bags the golden ball”. Goal.com (13 March 2021). 2 March 2022閲覧。
- ^ “Roy Krishna completes move to Bengaluru FC”. khelnow.com (18 July 2022). 2022年10月25日閲覧。
- ^ Fiji - Tuvalu FIFA
- ^ “Fiji 2 - 0 New Zealand Match Report” (英語). New Zealand Football. (2008年11月19日) 2014年1月13日閲覧。
- ^ “Tamanisau, Roy, Singh to lead U23 in Rio” (英語). Fiji Times. (2016年7月17日) 2016年7月20日閲覧。
- ^ “Fiji Men’s football team loses to Mexico” (英語). Fiji Village. (2016年8月8日) 2016年8月14日閲覧。
- ^ Ewart, Richard (2022年1月5日). “Pacific: OFC's new ambassador keen to get more island players into the professional ranks” (英語). ABC Radio Australia. 2022年3月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- Roy Krishna (@RoyKrishna21) - X(旧Twitter)
- ロイ・クリシュナ - Soccerwayによる個人成績
- Roy Krishna – FIFA主催大会成績
- ウェリントン・フェニックス公式プロフィール (英語)