ライヴ・クリーム Vol.2
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『ライヴ・クリーム Vol.2』 | ||||
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クリーム の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1968年3月9日、10日 カリフォルニア州 サンフランシスコ ウィンターランド・ボールルーム 1968年10月4日 カリフォルニア州 オークランド オークランド・コロシアム・アリーナ [1] | |||
ジャンル | ブルースロック, サイケデリック・ロック, ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
ポリドール・レコード アトコ・レコード | |||
プロデュース | フェリックス・パパラルディ[2] | |||
クリーム アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [3] |
Robert Christgau | C+[4] |
Rolling Stone | (unfavorable)[5] |
『ライヴ・クリーム Vol.2』 (Live Cream Volume II) は、イングランドのロックバンド、クリームによる2作目のライヴ・アルバムである。解散後の1972年3月にイギリスではポリドール・レコード、アメリカではアトコ・レコードからリリースされた。
1968年3月9日と10日のサンフランシスコ公演、同年10月4日のオークランド公演から選ばれた6曲が収録される[1]。
反応
[編集]オールミュージックのマシュー・グリーンワルドとブルース・エーダーは、本作には前作『ライヴ・クリーム』(1970年)より多くの曲が収録され[注釈 1]、その中にはシングルとしてリリースされた2曲[注釈 2]も含まれている事を指摘した。彼等は本作が発表当時の最高の音質を持つこともコメントしたが、内容を好意的には評価せず、前作よりもジャムが少なく、「ホワイト・ルーム」「サンシャイン・ラヴ」でのジャック・ブルースとエリック・クラプトンの歌唱はそれほど良くなかったとした。 彼等は「荒れ果てた街」がスタジオバージョンより良かったとし、また1998年のリマスターバージョンを1972年のオリジナルバージョンよりも評価した[3]。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「荒れ果てた街 (Deserted Cities of the Heart)」 | Jack Bruce, Pete Brown | |
2. | 「ホワイト・ルーム (White Room)」 | Bruce, Brown | |
3. | 「政治家 (Politician)」 | Bruce, Brown | |
4. | 「英雄ユリシーズ (Tales of Brave Ulysses)」 | Eric Clapton, Martin Sharp |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「サンシャイン・ラヴ (Sunshine of Your Love)」 | Bruce, Brown, Clapton | |
2. | 「ステッピン・アウト (Steppin' Out)*」 | James Bracken |
*オリジナルLPでは「Hideaway」と誤記された。
- 「サンシャイン・ラヴ」:1968年3月9日、サンフランシスコ、ウィンターランドで収録
- 「英雄ユリシーズ」「ステッピン・アウト」:1968年3月10日、サンフランシスコ、ウィンターランドで収録
- 「荒れ果てた街」「ホワイト・ルーム」「政治家」:1968年10月4日、オークランド、オークランド・コロシアム・アリーナで収録
パーソネル
[編集]以下、ライナーノートに準拠[2]。
- エリック・クラプトン - ヴォーカル、ギター
- ジャック・ブルース - ヴォーカル、ベース、ハーモニカ
- ジンジャー・ベイカー - ドラムス
- フェリックス・パパラルディ - プロデューサー
- トム・ダウド - レコーディング・エンジニア
- ビル・ハルバーソン - レコーディング・エンジニア
- ジーン・ポール - リミックス・エンジニア
- ケヴィン・ブラディ - リミックス・エンジニア
- ジム・マーシャル - カバー写真
- ジーン・トリンドル - ライナー写真
- スタニスラウ・ザゴースキー - アルバムデザイン
チャート
[編集]チャート (1972) | 最高位 |
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Canada (RPM100 Albums)[6] | 30 |
UK (The Official Charts Company)[7] | 15 |
US Billboard 200[8] | 27 |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 前作も解散後に発表され、ライヴ録音4曲とスタジオ録音1曲が収録された。ライヴ録音には本作にも収録された1968年3月9日と10日のサンフランシスコ公演の他に、同年3月7日のサンフランシスコ公演の録音が含まれた。
- ^ 「サンシャイン・ラヴ」と「ホワイト・ルーム」。
出典
[編集]- ^ a b c d “Live Cream, Vol. 2 : Overview”. Allmusic. United States: Rovi Corporation. 2 December 2010閲覧。
- ^ a b Live Cream Volume II (Vinyl sleeve). クリーム. United Kingdom: Polydor Records. back cover. UICY-93700。
- ^ a b “Review Live Cream, Vol. 2”. Allmusic. United States: Rovi Corporation. 3 December 2010閲覧。
- ^ Christgau, Robert. “Review: Live Cream Volume II”. Robert Christgau. 3 December 2010閲覧。
- ^ Saunders, Mike (1 January 2002). “Review: Live Cream Vol. 2”. Rolling Stone. Jann S. Wenner. 2014年12月1日閲覧。
- ^ “RPM - Item Display: Top Albums/CDs - Volume 17, No. 16, June 03 1972” (.Php). Library and Archives Canada (31 March 2004). 2004年10月1日閲覧。
- ^ “Live Cream Vol.2 by Cream”. Chart stats. United Kingdom: The Official Charts Company. 3 December 2010閲覧。
- ^ “Cream - Billboard Albums”. Allmusic. United States: Rovi Corporation. 3 December 2010閲覧。