ボーン・トゥ・プレイ・ギター
『ボーン・トゥ・プレイ・ギター』 | ||||
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バディ・ガイ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
テネシー州ナッシュビル ブラックバード・スタジオ[1] アディショナル・レコーディング:テネシー州ナッシュビル ザ・スウィッチヤード、カリフォルニア州オーシャンサイド セイクレッド・キャット・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ブルース | |||
時間 | ||||
レーベル | RCAレコード/シルヴァートーン | |||
プロデュース | トム・ハンブリッジ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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バディ・ガイ アルバム 年表 | ||||
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『ボーン・トゥ・プレイ・ギター』(Born to Play Guitar)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、バディ・ガイが2015年に発表したスタジオ・アルバム。
2016年、第58回グラミー賞において最優秀ブルース・アルバム賞を受賞。
背景
[編集]『Skin Deep』(2008年)以降の作品でガイのパートナーを務めてきたトム・ハンブリッジが、引き続きプロデュースやソングライティング等に貢献した[11][12]。ヴァン・モリソンがゲスト参加した「フレッシュ&ボーン」は、2015年に死去したB.B.キングに捧げられた曲で、「カム・バック・マディ」はマディ・ウォーターズに捧げられた曲である[11][13]。「(ベイビー)ユー・ガット・ホワット・イット・テイクス」にゲスト参加したジョス・ストーンは、2007年にもファッツ・ドミノのトリビュート・アルバム『Goin' Home: A Tribute to Fats Domino』でガイと共演している[14]。
反響・評価
[編集]母国アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200で60位に達し、『ビルボード』のブルース・アルバム・チャートでは自身5度目の1位獲得を果たした[6]。
スイスでは2015年8月9日付のアルバム・チャートで初登場13位となり、前作『リズム&ブルース』(2013年)に引き続きトップ20入りした[2]。イギリスでは2015年8月13日付の全英アルバムチャートで100位となり、自身22年ぶりの全英トップ100入りを果たした[9]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ガイが近年に発表したレコードの多くは、大体同じテーマを引き継いでいるが、『ボーン・トゥ・プレイ・ギター』はかなり直接的で、正にガイの規格外のストラトキャスター演奏を披露するために作られた曲のコレクションとなっている」「ハンブリッジは『ボーン・トゥ・プレイ・ギター』に、幾分大胆で予想以上に賑やかな色付けを、巧みにもたらしている」と評している[12]。また、David Frickeは『ローリング・ストーン』誌において5点満点中3.5点を付け「ここでガイは4曲を共作しただけだが、彼の歌やソロは確固たる獰猛さを伴っており、ハーピストのキム・ウィルソンと共演した2曲は、往年のジュニア・ウェルズとの協力関係を思わせる」と評している[13]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はトム・ハンブリッジとリチャード・フレミングの共作。
- ボーン・トゥ・プレイ・ギター - "Born to Play Guitar" - 4:56
- ウェア・ユー・アウト - "Wear You Out" (Tom Hambridge, Gary Nicholson) - 3:30
- フィーチャリング:ビリー・ギボンズ(エレクトリック・ギター、ボーカル)
- バック・アップ・ママ - "Back Up Mama" - 4:42
- トゥー・レイト - "Too Late" (Charles Brwon, John Phillips, Willie Dixon) - 2:46
- フィーチャリング:キム・ウィルソン(ハーモニカ)
- ウィスキー、ビア&ワイン - "Whiskey, Beer & Wine" (Buddy Guy, T. Hambridge) - 4:30
- キス・ミー・クイック - "Kiss Me Quick" - 2:55
- フィーチャリング:キム・ウィルソン(ハーモニカ)
- クライング・アウト・オブ・ワン・アイ - "Crying Out of One Eye" (B. Guy, T. Hambridge, G. Nicholson) - 4:01
- (ベイビー)ユー・ガット・ホワット・イット・テイクス - "(Baby) You Got What It Takes" (Clyde Otis, Murray Stein, Brook Benton) - 3:17
- フィーチャリング:ジョス・ストーン(ボーカル)
- ターン・ミー・ワイルド - "Turn Me Wild" (B. Guy, T. Hambridge) - 4:36
- クレイジー・ワールド - "Crazy World" (B. Guy, T. Hambridge, G. Nicholson) - 5:15
- スマーター・ザン・アイ・ワズ - "Smarter Than I Was" (T. Hambridge) - 5:27
- シック・ライク・ミシシッピ・マッド - "Thick Like Mississippi Mud" (B. Guy, T. Hambridge) - 4:03
- フレッシュ&ボーン(デディケイテッド・トゥ・B.B.キング) - "Flesh & Bone (Dedicated to B.B. King)" (T. Hambridge, G. Nicholson) - 4:01
- フィーチャリング:ヴァン・モリソン(ボーカル)
- カム・バック・マディ - "Come Back Muddy" - 5:11
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- トラブル・ノー・モア - "Trouble No More" (McKinley Morganfield) - 3:39
- カム・バック・マディ(エレクトリック・ヴァージョン) - "Come Back Muddy (Electric Version)" - 5:01
参加ミュージシャン
[編集]フィーチャリング・ゲストに関しては上記「収録曲」参照。
- バディ・ガイ - ボーカル、ギター
- トム・ハンブリッジ - ドラムス(#14を除く全曲)、タンブリン(#5, #10, #13)、パーカッション(#7)、トライアングル(#10, #13)、ウィンドチャイム(#10)、バックグラウンド・ボーカル(#5)
- ロブ・マクネリー - リゾネーター・ギター(#1)、エレクトリック・ギター(#2, #3, #4, #5, #8, #10, #11, #12, #13)、スライドギター(#3, #13)
- ドイル・ブラムホールII - エレクトリック・ギター(#5, #7, #16)、12弦ギター(#14)
- ボブ・ブリット - エレクトリック・ギター(#6, #11)、リゾネーター・ギター(#11)
- ケニー・グリーンバーグ - エレクトリック・ギター(#9, #15)
- ケヴィン・マッケンドリー - ピアノ(#1, #3, #4, #6, #12)、クラビネット(#2)、ハモンドオルガン(#11, #12)
- リース・ワイナンス - ハモンドオルガン(#5, #7, #8, #10, #13, #16)、クラビネット(#5)、エレクトリックピアノ(#7, #9)、ピアノ(#8, #13, #14, #15, #16)
- グレン・ウォーフ - アップライト・ベース(#1, #4)、エレクトリックベース(#2, #3, #12)
- マイケル・ローズ - エレクトリックベース(#5, #7, #8, #10, #13, #14, #16)、アコースティック・ベース(#8, #16)
- トミー・マクドナルド - エレクトリックベース(#6, #11)
- ビリー・コックス - エレクトリックベース(#9, #15)
- ザ・マッスル・ショールズ・ホーンズ - ホーン・セクション(#7, #12)
- クリス・カーマイケル - ストリングス・アレンジ(#8)
- マッカリー・シスターズ - バックグラウンド・ボーカル(#13)
脚注・出典
[編集]- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Buddy Guy - Born To Play Guitar - hitparade.ch
- ^ Buddy Guy - Born To Play Guitar - dutchcharts.nl
- ^ ultratop.be - Buddy Guy - Born To Play Guitar
- ^ australian-charts.com - Buddy Guy - Born To Play Guitar
- ^ a b “Buddy Guy - Awards”. AllMusic. 2016年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ ultratop.be - Buddy Guy - Born To Play Guitar
- ^ a b BUDDY GUY | full Official Chart Company | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ lescharts.com - Buddy Guy - Born To Play Guitar
- ^ a b Graff, Gary (2015年7月30日). “Buddy Guy Pays Tribute to B.B. King on 'Flesh & Bone', With Help From Van Morrison”. Billboard. 2016年2月1日閲覧。
- ^ a b Erlewine, Stephen Thomas. “Born to Play Guitar - Buddy Guy”. AllMusic. 2016年2月1日閲覧。
- ^ a b Fricke, David (2015年7月31日). “Buddy Guy Born to Play Guitar Album Review”. Rolling Stone. 2016年2月1日閲覧。
- ^ Tamarkin, Jeff. “Goin' Home: A Tribute to Fats Domino - Various Artists”. AllMusic. 2016年2月1日閲覧。