ないしょダンス
「ないしょダンス」 | |||||||||||
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渋谷すばるの配信限定シングル | |||||||||||
収録アルバム | 『ALPACA 5』 | ||||||||||
リリース | 2023年1月11日 | ||||||||||
規格 | デジタル・ダウンロード | ||||||||||
ジャンル | ロック J-POP | ||||||||||
時間 | 3分40秒 | ||||||||||
レーベル | World art | ||||||||||
作詞者 | 渋谷すばる | ||||||||||
作曲者 | 渋谷すばる | ||||||||||
チャート順位 | |||||||||||
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映像外部リンク | |
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映画『ひみつのなっちゃん。』 予告 <60秒> - YouTube | |
渋谷すばる「ないしょダンス」1月11日リリース - YouTube |
『ないしょダンス』は、渋谷すばるの楽曲[2][3][4][5][6]。2023年1月11日にWorld artから6作目の配信限定シングルとして配信リリースされた[7][8][9][10]。
概要
[編集]- 前作『Stir』から約1か月振りのリリース[注 1]。
- 本曲は滝藤賢一主演のラビットハウス・丸壱動画配給映画『ひみつのなっちゃん。』の主題歌である[3][13][5]。
- 2022年に開催された自身のライブツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』などで、本曲が先行披露されていた[3][4][18][19][8]。
- 2022年10月20日、本曲が使用された同映画の予告映像が公開された[20][21][22][8]。
- 2023年1月11日、本曲が自身の6作目の配信限定シングルとして配信リリースされた[7][8][9][10]。
- 同日、自身の新しいアーティスト写真と本曲のスポット映像が公開された[23][24]。
- 2023年8月16日に発売された1stミニアルバム『ALPACA 5』で、本曲がCDに初収録された[25][26][27]。
制作
[編集]映画『ひみつのなっちゃん。』で脚本・監督を務めた田中和次朗が、同作で映画初脚本および初監督であり、様々なことが初めてで手探りな状態であったため、東映のプロデューサーに「主題歌をどういう方にお願いすべきか」などを相談したところ、第一声で渋谷の名前が挙がり、田中も直感で「良いな!」と思ったという[16]。
オファーを受けた渋谷は、「台本を読んだ時点で凄く景色が見えた」「書きたいと思える事が凄く見えた」「書きたいって言う初期衝動みたいなものに凄く押された感じ」と語っており、田中と会う前に受け取った台本を読んだ瞬間に、頭の中にすぐ曲が浮かび、その衝動のまま即座に本曲のデモテープを作り上げた[10][16]。そのため、原曲が完成したのが2021年夏頃であったが[28]、新型コロナウイルス「COVID-19」の影響で同映画の撮影スケジュールが後ろ倒しになったことで、本曲を制作し始めたタイミングでは映画自体はまだ完成前であり、映画の映像を観ずに台本だけで制作を行った[29][28]。
渋谷と田中が初めて対面した時点で、田中は本曲のデモテープを事前に聴いてる状況であり、田中が映画の流れを伝えると、すぐに渋谷がそれを受けた最終的なアレンジを固めるという流れで、とても早いペースで楽曲が仕上がっていったという[16]。
田中との話し合いの中で、当初のデモテープから、ラストサビの「今度は一緒に踊りましょう」の一箇所のみ歌詞の変更があったという[16][30]。当初は「あの世で一緒に踊りましょう」という、それ以前のサビの歌詞と同様であったが、田中から「同映画の主人公・バージンが自分の年齢を気にして、昔みたいに踊れない自分自身の殻を破れなくなっている」という話を聞き、バージンが「最後に踊るのか踊らないのか」という展開上のことや、「郡上八幡のお祭りは、いつも地元の人達が、観光に来てくれた人達や知らない人達にも踊りを優しく教えてくれて、みんなで一緒に踊る」という田中のエピソードを聞き、更に自身のツアーが新型コロナウイルスの影響で中止となり、ライブが開催出来ない時期があったことも重なり、「今、こうして生まれて生きているこの世界で一緒に踊ろう」と伝えるために、最終的に「あの世」ではなく、「今度」となった[30]。
本曲を制作するにあたり、田中が同映画で初の映画作品の脚本・監督を務めることが「凄く大きな要素の1つ」と語っており、そのことに熱い初期衝動を感じ、「今回は爆発力のあるバンドサウンドで、勢いよくロックンロールに仕上げるのが良いんじゃないか」と渋谷自身の中でインスピレーションを築き上げていった[16][31]。また、映画が凄くテンポ良く進んでいくため、「疾走感のある曲」にすることを思い付き[32]、「(葬式のシーンでも)悲しいというより、凄く大切な事を伝えながらも、いつの間にかのめり込んでいて、最後まで楽しい気持ちを持ち続けて見れる映画」と感じ、「軽快なバンドサウンドのロックンロール」に仕上げた[32]。尚、この段階では田中との話し合いを行う前であり、渋谷はあくまでも本曲は「監督とこの映画(『ひみつのなっちゃん。』)のもの」と考えていたため、もし田中が「もうちょっとこういうテイストの曲の方が良い」などと言われたら、またゼロから楽曲を作り直したり、意見を出し合う中で最終的に「全く違うものになっていっても良い」と考えながら制作していた[16]。
また、同映画の主人公・バージンの様に意識が自分の方向にしか向いていない人の「外に向けて放つ熱の破壊力が凄い」という点が、台本を読んだ際に伝わってきたことからも本曲の制作のイメージが生み出されたという[30]。
本曲の歌詞は、単に"映画への書き下ろし"というだけではなく、"映画のストーリーと自身の人生が色濃くリンクしている"楽曲となっており[31][28]、歌詞の「縮こまったミラーボールから確かに聞こえたんだ 飛び出して来いよ いつでも待ってるぜ」は、自身も「聞こえた」と語っており、本曲の制作において「本当に違和感なく、自分の中にすんなり入って来た感覚だった」「本当に自分のことの様に感じるくらい共感出来た」と語っている[31]。
本曲の様な主題歌などのタイアップに対する書き下ろし楽曲の制作は、決められたテーマに向けて制作していくため、楽曲のイメージが出来るのは凄く早いが[16]、歌詞に関しては、「自分とは全くかけ離れた内容」や「作品の言葉」として考えていく場合があるため、制作に時間がかかることがあるという[16][32]。しかし、渋谷曰く「どれだけ自分のテイストを入れながら(タイアップ作品に)寄り添えるか」という感覚で制作に取り組んでいるため、タイアップの無い自身のアルバム収録曲などを制作するよりもワクワク感の様な楽しさがあり、「自分になり過ぎない様に寄り添わせるのが楽しい」と語っている[16][32]。
評価
[編集]- 本曲が主題歌として起用された映画『ひみつのなっちゃん。』で主演を務めた滝藤賢一は、「(映画を)試写で観た後に『ないしょダンス』の音源を貰ってからずっと聴いているんだけど、本当に好きで。何回もリピートして聴いている」「試写で初めて最後に流れたのを聴いたとき、"カッコイイ! 痺れるね! 最高だね!"って声出しちゃった」と本曲を評価しており、同映画の役作りに関しても、「『ないしょダンス』を(同映画で)演じる前に聴かせて貰っていたら、またちょっと演じ方が変わっていたかもしれない」とコメントしている[28]。
- 同映画で脚本・監督を務めた田中和次朗は、「初めて『ないしょダンス』のデモを聴いた時は率直な感想として"最高だな"」と評価しており[16]、「最後の『ないしょダンス』を聴き終わって、劇場を出る時に、(映画を)観る前と後では、ちょっと目の前の景色が変わっている、みたいな、そんな風に思って頂けたら嬉しい」と、映画との親和性について期待を寄せている[30]。
チャート成績
[編集]収録曲
[編集]- ないしょダンス - [3:40]
- 作詞・作曲・編曲:渋谷すばる
- ラビットハウス・丸壱動画配給映画『ひみつのなっちゃん。』主題歌 [3][4][5]
収録作品
[編集]アルバム
[編集]- 1stミニアルバム『ALPACA 5』
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2022年9月に配信された配信限定シングル『7月5日』から同年12月に配信された前作『Stir』までは、"4か月"連続で配信限定シングルを連続リリースしており[11][12]、2023年1月に配信された本作のリリースにより、結果的に"5か月"連続でのリリースとはなるが、本作のリリースの情報解禁前の連続リリース告知だったため、本作はカウントされていない。
- ^ ソロとしては、独立前である2015年の「記憶」と「ココロオドレバ」(映画『味園ユニバース』W主題歌)以来となる[14]。また、関ジャニ∞として起用された、2017年の「応答セヨ」(映画『泥棒役者』主題歌)[15]からは約6年振りである。
出典
[編集]- ^ a b “オリコンデイリー デジタルシングル(単曲)ランキング 2023年01月11日付 11〜20位”. ORICON NEWS (2023年1月12日). 2023年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月12日閲覧。
- ^ a b “新曲「ないしょダンス」が、2023年1月公開 映画『ひみつのなっちゃん。』の主題歌に決定!!”. 渋谷すばるです。 (2022年9月14日). 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b c d e “渋谷すばるが滝藤賢一の初主演映画に主題歌書き下ろし、明日からのツアーでお披露目”. 音楽ナタリー. (2022年9月14日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b c “渋谷すばる、滝藤賢一の映画初主演作『ひみつのなっちゃん。』主題歌を書き下ろし”. ORICON NEWS. (2022年9月14日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b c d “渋谷すばる、映画『ひみつのなっちゃん。』"台本を読んだりして"主題歌を書き下ろし”. Billboard JAPAN. (2022年9月14日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b c “渋谷すばる、滝藤賢一主演映画「ひみつのなっちゃん。」主題歌に決定 新曲を書き下ろし”. モデルプレス. (2022年9月14日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b “新曲「ないしょダンス」1/11(水)リリース決定!”. 渋谷すばるです。 (2023年1月3日). 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b c d e “渋谷すばる、映画「ひみつのなっちゃん。」主題歌の配信決定”. 音楽ナタリー. (2023年1月3日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b c “渋谷すばる、映画『ひみつのなっちゃん。』主題歌として書き下ろした「ないしょダンス」配信リリース決定”. SPICE. (2023年1月3日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b c “【レビュー】渋谷すばる、映画『ひみつのなっちゃん。』主題歌にR&Rの軽快なリズムとバンドサウンド”. BARKS. (2023年1月3日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “4ヶ月連続リリース第四弾は「Stir」! 12/7(水)に配信決定!”. 渋谷すばるです。 (2022年11月22日). 2023年1月11日閲覧。
- ^ “新曲連続リリース中の渋谷すばる、最後の1曲はインダストリアル感漂う「Stir」”. 音楽ナタリー. (2022年11月22日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b “滝藤賢一主演「ひみつのなっちゃん。」主題歌が渋谷すばる「ないしょダンス」に決定”. 映画ナタリー. (2022年9月14日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “関ジャニ∞渋谷すばるソロデビュー&ライブハウス巡業”. 音楽ナタリー. (2014年12月1日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “丸山隆平主演「泥棒役者」主題歌は関ジャニ∞、ポルノ新藤晴一が作詞”. 音楽ナタリー. (2017年9月12日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “渋谷すばる、真摯なロックを熱量たっぷりで届けるライヴツアー『二歳と1328日』オフィシャルレポート”. ぴあ. (2022年10月27日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “渋谷すばるが現在開催中のツアーを紐解くオフィシャルテキスト到着”. SPICE. (2022年10月27日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “渋谷すばるの書き下ろし主題歌も聴ける、映画「ひみつのなっちゃん。」予告映像公開”. 音楽ナタリー. (2022年10月20日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “滝藤賢一主演作『ひみつのなっちゃん。』予告編解禁 全キャスト発表”. ORICON NEWS. (2022年10月20日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “滝藤賢一『ひみつのなっちゃん。』、渋谷すばる書き下ろし主題歌入り予告解禁 東京03豊本ら全キャスト発表”. クランクイン!. (2022年10月20日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ 渋谷すばるSTAFF [@subaru_staff] (2023年1月11日). "「ないしょダンス」配信開始&YouTubeでスポット映像公開&新アー写公開". X(旧Twitter)より2023年1月11日閲覧。
- ^ “渋谷すばる、新曲配信に合わせて新アーティスト写真公開”. 音楽ナタリー. (2023年1月11日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “限定ミニアルバム『ALPACA 5』2023年8月16日リリース決定!”. 渋谷すばるです。 (2023年7月6日). 2023年9月7日閲覧。
- ^ “渋谷タワレコに渋谷すばるの"遊び場"出現、部屋にも「寄ってかへん?」”. 音楽ナタリー. (2023年7月6日) 2023年9月7日閲覧。
- ^ “渋谷すばるの全てを詰め込んだ遊び場"すば基地"が開催決定”. THE FIRST TIMES. (2023年7月6日) 2023年9月7日閲覧。
- ^ a b c d “滝藤賢一 × 渋谷すばる : 『ひみつのなっちゃん。』インタビュー”. SCREEN ONLINE (2023年1月13日). 2023年1月13日閲覧。
- ^ a b c “渋谷すばる オフィシャルインタビュー「人って、その人の立場にならないと分からなことって本当にあるなって、改めて思います」”. SPICE. (2023年1月11日) 2023年1月11日閲覧。
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- 紹介ページ
- ないしょダンス - World art
- YouTube
- スポット映像