Portal:LGBT/最近の出来事/2021-2022年
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2022年
- 6月13日 - この日に開かれた日本の議員連盟「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合で、性的少数者に対する差別的な言説を掲載した冊子が配布され、批判を浴びた[1]
→詳細は「自民党議員会合LGBT差別冊子配布問題」を参照
- 7月2日 - スイスで婚姻平等法が施行[2]。
- 11月23日 - ロシア連邦議会下院が同性愛宣伝禁止法の改正案を全会一致で可決[3]。書籍や映画、オンラインなどを通じて同性愛を流布することが違法とされ、違反者には重い罰則が課せられる。同月30日に、同改正案は上院によって承認された[4]。
2021年
- 1月4日 - 広島市が、広島県内の自治体としては初めて同性パートナーシップ制度を導入[5][6]。
- 2月14日 - ニューヨーク州で、異性婚と同性婚ともに代理母出産の権利が認められる[7]。同州ではそれまでいかなる形の代理母出産も認められていなかった。
- 3月9日 - 欧州議会が、EU全域が「LGBTIQフリーダムゾーン(LGBTIQ自由領域)」と宣言する決議案を、賛成492、反対141で可決[8]。ポーランド南部を中心に広まるLGBTフリーゾーンを受けてのもの[9]。
- 3月11日
- - RedditとTiktokが、スーパーストレート(異性愛かつトランス男性/女性を性的指向の対象とは認めない立場)運動をトランスフォビアだとして、それぞれのサービスから締め出す姿勢を打ち出す[10]。→「/pol/ § 政治的見解」を参照
- 3月17日
- 2019年2月に日本国内の5地裁で始められた同性婚訴訟において、札幌地方裁判所が同性同士の結婚に対する制限は日本国憲法第14条(法の下の平等)に反するとの見解を示す。一方で、「国会がただちに(違憲状態を)認識するのは容易ではなかった」ことから、国による立法不作為の違法性は認められず、また、憲法第24条(婚姻の自由)に対する違反も認めなかった[11][12]。
- 新宿区議会が、「パートナーシップ制度」条例案について賛成13、反対23で否決する[13]。この条例案は、新宿LGBT区民の会の働きかけで提案され、同区議会の共産党、立憲民主党・無所属クラブ、社民党、スタートアップ新宿、ちいさき声をすくいあげる会によって2021年2月1日に提出されていたもの[14]。
- 3月21日 - アーカンソー州知事エイサ・ハッチンソンが、トランスジェンダーの女性及び女児が女性として学校の団体競技に出場することを同州において禁じる条例に署名[15]。
- 3月23日 - 三重県が、日本の都道府県としては初めてアウティングを禁じる条例を成立させる[16]。同条例ではカミングアウトの強制も禁止とされた。
- 4月6日 - アーカンソー州議会が、同州知事の拒否権を退け、下院法案1570を成立させた[17][18][19]。同法案は、18歳以下のトランスジェンダー当事者の性別適合手術を禁止するもの(インターセックスは対象外)。
- 4月16日 - 日本の厚生労働省が、性別欄の記載を任意とする新しい履歴書の様式例を発表[20][21]。2020年秋に日本規格協会が履歴書の様式を取り下げたことを受けて。
- 6月2日 - 東京オリンピックを控え、国際オリンピック委員会(IOC)が公式声明においてはじめて「プライド月間」について言及[22]。
- 6月7日 - インド、マドラス高等裁判所が性的マイノリティに対して転向療法を施すことを禁止[23]。
- 6月8日 - フィラデルフィア・ディスタンス・ランが、アメリカのアマチュア・マラソン大会として初めてノンバイナリー部門を設置[24]。
- 6月15日 - ハンガリーで、与党フィデスが18歳未満に同性愛などの議論を制限する法案を提出、同日可決[25]。
- 6月26日 - ニューヨークで3年ぶりにプライド・パレードがリアル開催される[26]。
- 6月28日
- 7月1日 - 中国の女子ワールドカップ選手、李影が、中国国内のプロスポーツ選手としては初めてレズビアンであることをカミングアウト[30]。
- ^ 「「同性愛は精神障害か依存症」自民会合で差別的文書配布 「性的少数者の正当化は家庭と社会を壊す」」『東京新聞』2022年6月30日。2023年1月25日閲覧。
- ^ “スイスで初の同性婚 喜びの挙式”. www.afpbb.com. 2022年12月3日閲覧。
- ^ 「ロシア下院、「同性愛宣伝禁止法」改正案を可決 映画や書籍も規制対象」『BBC』2022年11月25日。オリジナルの2022年11月28日時点におけるアーカイブ。2022年12月3日閲覧。
- ^ “性的少数者規制、上院も承認 ロシア(時事通信)”. Yahoo!ニュース. 2022年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月3日閲覧。
- ^ 小林可奈 (2021年1月2日). “欲しいのは「家族」の証し パートナー制度、広島市4日開始”. 中国新聞オンライン 2020年1月7日閲覧。
- ^ 小林可奈; 佐伯春花 (2021年1月2日). “パートナー制度、中国地方自治体の25%が検討 広島市は4日開始”. 中国新聞オンライン 2021年1月7日閲覧。
- ^ Crary, David (2021年2月15日). “New York ends commercial surrogacy ban after years of activism” (英語). ABC7 New York. 2021年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月15日閲覧。
- ^ “欧州議会が、EU全域が「LGBTIQフリーダムゾーン」であると宣言する決議案を採択しました”. OUT JAPAN. (2021年3月12日) 2021年3月13日閲覧。
- ^ Emma Powys Maurice (2021年3月2日). “European Union to be declared LGBT+ ‘freedom zone’ in response to terrifying rollback of queer rights in Poland”. PinkNews 2021年3月13日閲覧。
- ^ Josh Milton (2021年3月11日). “Pathetic ‘super straight’ trolls have already moved on to a new transphobic trend” (英語). PinkNews 2021年3月14日閲覧。
- ^ “同性婚訴訟、札幌地裁が初の違憲判断 原告の請求は棄却”. 朝日新聞デジタル. (2021年3月17日) 2021年3月17日閲覧。
- ^ 松岡宗嗣 (2021年3月12日). “同性婚訴訟、17日に札幌地裁で日本初の判決。予想される判決のポイントは”. Yahoo!Japan 2021年3月17日閲覧。
- ^ “LGBT当事者が求めた「パートナー制」条例案 新宿区議会が否決”. 東京新聞. (2021年3月18日) 2021年3月19日閲覧。
- ^ よだかれん (2021年2月21日). “「新宿区パートナーシップ及びファミリーシップ届出制度に関する条例(案)、超党派で共同提案いたし...”. 選挙ドットコム. ichini. 2021年3月19日閲覧。
- ^ “Arkansas Governor Signs Transgender Sports Ban Into Law” (英語). ニュースマックス. 2021年4月27日閲覧。
- ^ “性的指向など暴露する「アウティング」禁止の条例成立 三重”. NHKニュース. 日本放送協会 (2021年3月23日). 2021年6月1日閲覧。
- ^ “反トランスジェンダー法案、米国の保守州で広がる 若者への性適合治療禁止、人権団体は憂慮:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2021年4月27日閲覧。
- ^ Devan Cole (2021年4月5日). “Arkansas' Republican governor vetoes anti-trans health care bill” 2021年4月27日閲覧。
- ^ “Arkansas state legislature overrides governor's veto on transgender health care bill” (英語). ABC News (2021年4月6日). 2021年4月27日閲覧。
- ^ 岡林佐和、高橋末菜. “履歴書、男女の選択肢なくす様式 厚労省「記載は任意」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞. 2021年4月29日閲覧。
- ^ “履歴書の性別欄に男女の選択肢設けず 厚労省が案作成”. NHKニュース. 日本放送協会. 2021年4月29日閲覧。
- ^ “IOCがLGBTQ差別禁止を訴える「来たる東京五輪でも明確になる」”. ハフポスト (2021年6月3日). 2021年11月30日閲覧。
- ^ Krishnan, Murali. “[BREAKING Madras High Court bans medical attempts to cure sexual orientation; suggests changes to school curricula to educate students on LGBTQ]” (英語). Bar and Bench - Indian Legal news. 2021年11月30日閲覧。
- ^ “全米初!歴史あるマラソン大会が「ノンバイナリー部門」を設立”. Cosmopolitan (2021年6月4日). 2021年11月30日閲覧。
- ^ “ハンガリー 18歳未満に同性愛などの議論を制限する法案 可決”. NHKニュース. 日本放送協会. 2021年6月24日閲覧。
- ^ “【プライド月間】6月26日、世界各地でプライドパレードやデモが行なわれました” (jp). www.outjapan.co.jp. 2022年12月3日閲覧。
- ^ 「トランスジェンダーのトイレ制限は違法、米最高裁が判断」『ロイター通信』2021年6月29日。2021年11月30日閲覧。
- ^ “トイレ使用禁止違憲 性自認訴訟で米最高裁”. 毎日新聞. 2021年11月30日閲覧。
- ^ “反LGBTQ法を作った5つの州に公費での渡航禁止。カリフォルニアが闘う姿勢を示す”. ハフポスト (2021年6月29日). 2022年12月3日閲覧。
- ^ Kelleher, Patrick (2021年6月28日). “Footballer Li Ying bravely comes out and pays heartfelt tribute to girlfriend” (英語). PinkNews | Latest lesbian, gay, bi and trans news | LGBTQ+ news. 2022年12月3日閲覧。