COMIC阿吽

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COMIC阿呍
COMIC A-UN
愛称・略称 阿呍
ジャンル 成人向け漫画雑誌
読者対象 男性
刊行頻度 月刊(毎月28日)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 500円(1996年6月号 - )
550円(1997年6月号 - )
650円(2009年3月号 - )[1]
650円/669円(2014年4・5月合併号)[2]
670円(2014年7月号 - )[3]
出版社 ヒット出版社
編集部名 阿呍編集部
発行人 三好貴文
編集人 三好貴文
雑誌名コード 13963
刊行期間 1996年6月号 - 刊行中
レーベル セラフィンコミックス[4]
ウェブサイト http://www.hitpub.com/aun/

COMIC阿呍』(コミックあうん)は、ヒット出版社から発行されている成人向け漫画雑誌1996年4月28日創刊。毎月28日発売。判型はB5判・平綴じ無線綴じ)。前身の雑誌は成人指定されていない一般漫画雑誌として刊行していたが、東京都より有害図書指定を受ける。一般誌として刊行できなくなったため、当初はそのまま廃刊する予定だったが、成年向け雑誌として新創刊されて現在に至る[5]

概要[編集]

前身の雑誌は、格闘美少女コミック誌『COMIC闘姫』(コミックとうひめ)。A5判・中綴じの雑誌で、『comicセラフィン』の増刊として創刊(雑誌コードは13858)。当初は『闘姫』という名称の格闘美少女アンソロジーとして発売されていたが、読者から「アンソロは高い」との意見が多く寄せられたため[6]、「紙質と保全性の良さを捨てて値段を約半額」にして[7]隔月刊雑誌として創刊した。VOL.4(1995年9月号)から独立・月刊化され(毎月28日発売)、タイトル表記も『comic闘姫』に変更された(雑誌コードは03843に変更)。しかし、東京都青少年の健全な育成に関する条例に基づく不健全図書(有害図書)に連続3回指定され、「出版倫理協議会の自主規制の申し合わせ」(帯紙措置)[8]によりVOL.9(1996年2月号)、VOL.10(1996年3月号)、VOL.11(1996年4月号)に帯紙を貼る事態となったため[9]、VOL.11(1996年4月号)を以って廃刊した[10]

『comic闘姫』廃刊から2ヵ月後、1996年6月号(1996年4月発売)を後継誌『COMIC阿呍』として新たに創刊した(雑誌コードは13963)。判型はB5判・平綴じ(無線綴じ)に変更され、ページ数も『comic闘姫』の約200頁から約340頁へ大幅に増加したが、定価は500円に据え置かれた。雑誌名は『COMIC闘姫』と同時期に販売されていた、A5判サイズの美少女アンソロジー『コミックA-UN』から継承して漢字表記に変更された[11]。なお、漢字表記について「『阿吽』とも書くんだけどロゴとしてバランスが悪そー」「“牛”が入っているのもカッコ悪そー」との理由で「阿呍」が採用されたが、「呍」がワープロ文字に入っておらず[12]、関連業者や同人サークルに迷惑をかけたため[13]、「これからワープロで打つ人は『AUN』でお願いします」「雑誌名を決める時はよく考えて♡」「『めんどくせーからアンソロのそのまま漢字にしちゃえ』とゆーよーな適当はやめる」とコメントされている[11]

創刊当初のキャッチコピーは「新世代の月刊美少女コミック」で、2002年6月号のタイトルロゴ刷新以降は「超世代の月刊美少女コミック」に変更されている。

2004年9月号で通巻100号、2013年3月号で通巻200号を達成した。過去に2回「謹賀新年合併特大号」が発売されており(2009年1・2月合併号、2012年1・2月合併号)、発売翌月は休刊している。Vol.153(2009年3月号)の誌面リニューアル以降、休刊した『COMIC ino.』の作家陣の一部が合流している[14]

2011年6月号(15周年記念特大号)は「深崎暮人表紙イラスト小画集」、2013年6月号(17周年記念特大号)は「深崎暮人表紙イラスト小画集ver.2」、2014年6月号(18周年記念特大号)は「師走の翁イラストセレクション」、2015年6月号(19周年記念特大号)は「深崎暮人表紙イラスト小画集vol.3」が豪華特別付録として付属した。

電子書籍[編集]

セラフィンコミックスの過去作単行本の電子書籍が、DMM.R18DLsite.comDiGiket.comで配信されている。このうち、DMM.R18とDiGiket.comでは2009年3月号以降、DiGiket.comは2011年1月号以降の『COMIC阿呍』本誌の電子書籍も配信されている。

増刊[編集]

『COMIC阿呍』の増刊として『COMICミカエル』(隔月刊:VOL.1(1996年6月号) - VOL.7(1997年6月号))、『D-ANGE(ディ・アンジェ)』(隔月刊:VOL.1(1997年8月号) - VOL.25(2001年8月号))、『COMIC ASPS(アスパス)』(1999年9月号増刊)、『COMIC艶』(2002年5月号増刊、同年7月号増刊)、『痴漢天国』(2002年9月号増刊)、『少女天国』(2002年11月号増刊、2003年3月号増刊。後に『COMIC少女天国』として独立創刊)、『合歓天国』(2003年1月号増刊)を発行していたが、いずれも休刊(廃刊)している[15]

主な執筆陣[編集]

表紙[編集]

タイトルロゴは幾度か変更されており、Vol.73(2002年6月号「6周年記念特大号」)、Vol.100(2004年9月号「100号記念特大号」)で変更した後、Vol.153(2009年3月号)から現在のタイトルロゴが使用されている。なお、表紙を飾るキャラクターによって、常にタイトルロゴの一部が隠れている(創刊号の1996年6月号のみ例外)。

表紙イラストは、主に巻頭カラーを担当した連載作家(師走の翁的良みらん幸田朋弘等)が描いていたが、Vol.158(2009年8月号)以降は深崎暮人が担当している[16]。表紙テレカはVol.144(2008年5月号)まで抽選プレゼント賞品だったが、Vol.145(2008年6月号「12周年記念特大号」)から表紙テレカ応募者全員サービスが実施されている。なお、Vol.153(2009年3月号)からVol.155(2009年5月号)まで表紙テレカ応募者全員サービスを一時中断していたが、Vol.156(2009年6月号「13周年記念特大号」)で2009年3/4/5/6月号分の表紙テレカ応募者全員サービスを実施して中断分を補っている。

また、2010年6月号(14周年記念特大号)以降の各周年特大号では、表紙イラストや小冊子イラストを使用した特大タペストリーの応募者全員サービスも実施されている。

脚注[編集]

  1. ^ 2011年6月号(15周年記念特大号)、2013年6月号(17周年記念特大号)は深崎暮人表紙イラスト小画集付録による特別価格で890円。
  2. ^ 2014年4月1日の消費税率引き上げに伴う価格表示。この号は消費税5%の定価(650円)と消費税8%の定価(669円)が併記されている。
  3. ^ 消費税8%導入による価格改定。なお、2014年6月号(18周年記念特大号)、2015年6月号(19周年記念特大号)は豪華特別付録の付属による特別価格で920円。
  4. ^ 『COMIC闘姫』の前身誌である『Comicセラフィン』が由来。
  5. ^ ただし、表紙に「成年向け雑誌」マークが記載されたのは1999年11月号から。2008年6月号から現行の「18未満(禁止)」指定マークに変更されている。
  6. ^ 格闘美少女アンソロジー『闘姫』壱は900円、『闘姫』弐は950円。
  7. ^ 『COMIC闘姫』VOL.1(1995年3月号)、読者投稿欄「闘姫のすきま(仮)」、143頁。
  8. ^ 「帯紙措置」および「要注意取扱誌」の実施『日本書籍出版協会50年史』、日本雑誌協会、142-143頁。
  9. ^ 有害図書指定に伴い、この3号は「18才未満の方々には販売できません」と記された帯紙が表紙下部に貼り付けられている。
  10. ^ VOL.10(1996年3月号)の読者投稿欄「闘姫のすきま(仮)」で廃刊が告知されている。
  11. ^ a b 『COMIC阿呍』VOL.2(1996年7月号)、読者投稿欄「阿呍のすきま」、238頁。
  12. ^ 「呍」はJIS第3水準漢字であり、当時のパソコン、ワープロでサポートしていたJIS第1第2水準漢字では表示できない。
  13. ^ 当時の『COMIC阿呍』では他誌と同様、同人誌の紹介ページが掲載されていた。
  14. ^ バックナンバー 阿呍2009年3月号、阿呍オフィシャルWEBサイト
  15. ^ 『COMICミカエル』及び『D-ANGE』では、部数減による売上げ不振で廃刊になった旨が読者投稿欄で告知されている。
  16. ^ バックナンバー、阿呍オフィシャルWEBサイト

関連項目[編集]

外部リンク[編集]