ANREALAGE

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ANREALAGEアンリアレイジ)は、日本のアパレルブランド。ファッションデザイナー、森永邦彦が2003年に設立した。ANREALAGEというのは、real、unreal、ageをミックスした造語。移りゆく時代の中で、日常見過ごされてしまうようなことに目を向けた服を展開。ミース・ファン・デル・ローエの「神は細部に宿る」を創作信念としている。

概要[編集]

デザイナー森永邦彦。1980年、東京都生まれ。ANREALAGEとは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。 早稲田大学社会科学部卒業。大学在学中にバンタンデザイン研究所に通い服づくりをはじめる。「神は細部に宿る」という信念のもと作られた色鮮やかで細かいパッチワークや、人間の身体にとらわれない独創的なかたちの洋服、テクノロジーや新技術を積極的に用いた洋服が特徴。2003年、「アンリアレイジ」として活動を開始。
2005年、ニューヨークの新人デザイナーコンテスト「GEN ART 2005」でアバンギャルド大賞を受賞。2005年秋、06S/S KEISUKE KANDAと共に東京タワーにてコレクションを発表。以降、東京コレクションに参加。2011年、第29回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。
2012年、個展「A REAL UN REAL AGE」(パルコミュージアム/渋谷)、2013年、「フィロソフィカル・ファッション2 : A COLOR UN COLOR」(金沢21世紀美術館・石川)を発表。2014年、15S/Sよりパリコレクションデビュー。

初期は古着のリメイクに始まった服作りでは、信じられないくらい細かいパッチワークや、一着に10,000個のボタンを縫い付けたジャケットなど、マニアックなクラフトワークの探求に向かっていた。
その姿勢が大きく転回するのは、’09年春夏コレクションから。「○△□」というタイトルのもと、球体、正四面体、立方体に合わせて形作ったシャツ、トレンチコート、カットソーなどを制作。
これら特殊な立体のための服を同時に通常のボディに着せて、日常で普通に着用できることを合わせて展示。この独自のコンセプチュアルな方向を見つけたことで、アンリアレイジの創作は飛躍的に進化していく。

縦横に歪んだマネキンのための洋服、低解像度の洋服、色が変わる洋服、サイズが変わる洋服、など、シーズン毎に新たなコンセプトを打ち出し、それはファッションの(あるとすれば)境界線を上書きするような、刺激的で挑発的なショーをすることを目的としている。
ANREALAGEのゴールは、ファッションにおける様々な境界線の越境。白と赤、SとM、男と女、春と秋、日本と海外、上の世代と僕らの世代、そして、日常と非日常の間。日常のあらゆる境界線を越境することが、AN-REAL-AGEの哲学となっている。

DESIGNERS デザイナー[編集]

森永邦彦 (KUNIHIKO MORINAGA)

1980年東京都生まれ。国立市出身。東京都立国立高等学校を経て、2003年に早稲田大学社会科学部、バンタンデザイン研究所を卒業。同年、アンリアレイジを設立。当時同校には「ケイスケ カンダ」の神田恵介、「トウキョウリッパー」の佐藤秀昭らが在籍していた。2014年10月12日放送分の「情熱大陸」に出演。

COLLECTION コレクション[編集]

  • 2003年秋冬「何の変哲もない」    場所:青山ベルコモンズ
  • 2004年春夏「WHERE FRONT IS?」   場所:東京タワーアミューズメントホール
  • 2004年秋冬「檸檬」         場所:EAST GALLERY
  • 2005年春夏「きれひと讃歌」     場所:国立代々木競技場
  • 2005年秋冬「スズメノナミダ」    場所:GALLERY SITE
  • 2006年春夏「バター」         場所:東京タワー大展望台
  • 2006年秋冬「カノン」         場所:STUDIO BYBROS
  • 2007年春夏「祈り」          場所:EBIS303
  • 2007年秋冬「遙か晴る」        場所:EBIS303
  • 2008年春夏「ノーモア」        場所:EBIS303
  • 2008年秋冬「夢中」          場所:新丸ビル
  • 2009年春夏「○△□」          場所:スタジオ榮荘
  • 2009年秋冬「凹凸」          場所:LION BUILDING
  • 2010年春夏「SILHOUETTE」      場所:五反田廃屋ビル
  • 2010年秋冬「WIDESHORTSLIMLONG」  場所:青山スタジオ
  • 2011年春夏「AIR」          場所:ベルサール渋谷ファースト
  • 2011年秋冬「LOW」         場所:ラフォーレミュージアム六本木
  • 2012年春夏「SHELL」         場所:ベルサール渋谷ファースト
  • 2012年秋冬「TIME」         場所:ラフォーレミュージアム六本木
  • 2013年春夏「BONE」         場所:ラフォーレミュージアム六本木
  • 2013年秋冬「COLOR」        場所:恵比寿ガーデンホール
  • 2014年春夏「SIZE」          場所:ラフォーレミュージアム六本木
  • 2014年秋冬「SEASON」        場所:ラフォーレミュージアム六本木
  • 2015年春夏「SHADOW」        場所:@Beaux-Arts Salle Melpoméne
  • 2015年秋冬「ANSEASON ANREALAGE」MENS COLLECTION
  • 2015年秋冬「LIGHT」        場所:@Beaux-Arts Salle Melpoméne
  • 2016年春夏「REFLECT」        場所:@Palais de Tokyo Galerie Haute
  • 2016年秋冬「NOISE」        場所:@YOYO, Palais de Tokyo
  • 2017年春夏「SILENCE」        場所:@Palais de Tokyo, Saut du Loup 13 avenue du President
  • 2017年秋冬「ROLL」        場所:@The Westin Paris - Vendome Salon Imperial 3 rue de Castiglione,75001 Paris
  • 2018年春夏「POWER」        場所:@Palais de Tokyo


テーマ解説[編集]

2003-04 A/W COLLECTION 「何の変哲もない」
何の変哲もない 何の変哲もない歪んだ現実。明らかにおかしな事実を、何の変哲もないと押し切ってしまう世界。 洋服原型を壊し、変形させることにより、明らかにおかしな事実を持った、何の変哲もない服。

テーマは当たり前を示す。 製図する際の基本形となる原型を歪めた服を発表した。 招待状はフォークが空中に浮いた食品サンプルの写真。日常の中にある非日常的な事象の暗喩として用いた。 原型におけるアームの位置、腕や脚の角度、重力の方向、を歪めたアイテム全12型を製作した。
身頃を平行四辺形に変形させたカットソー、左袖は前身頃に右袖は後ろ身頃にずらされたシャツ、両袖が拘束されるかのように背中に歪曲したブルゾン、裾が左へ歪曲したボトム、交差したボトム、反曲したボトム、本来正対称になるべき左右身頃を左身頃と左身頃で構成したジャケット。 ハンガーに掛かった状態では、アンバランスな形状だが、袖を通せば不思議と自然に着ることができる。 原型に明らかにおかしな事実を設ける事で、交錯する日常・非日常の表現を試みた。

2004S/SCOLLECTION WHEREFRONTIS?
前はどこにあるか。
前は横となり、横は前となる。
前は後ろとなり、後ろは前となる。
前後左右が入れ替え可能な4ウェイの服。

絶対的な前という存在を否定する「WHEREFRONTIS?」。 どの面も前であり、どの面も前ではないという、4通りの着方ができる服を発表した。 招待状は縮小された服のパターン。折り紙式に組み立てると4通り着られる服となる。 本来形状が異なるべき前後左右の4面を、全て前身頃と同形状のパターンに置き換えて作図することで、前後左右の入れ替えを可能にした。アームホールとネックラインを同形にしたトップスは、肩のスナップを付け替えることで、前面は側面へと入れ替わり、アームホールがネックラインへとなっていく。股下と脇を同形にしたパンツは、2本の脚がファスナーにより分解され、上下左右対称のX型となる。ファスナーを付け替えることで、前面は側面へと入れ替わり、前面のディテールが側面に移動したパンツとなる。 服において、常に前であるべき“前身頃”の絶対性を相対化した。

2004-05A/WCOLLECTION 檸檬
丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、
もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。
梶井基次郎『檸檬』)

テーマは梶井基次郎の小説である「檸檬」 本来同形であるべき表地と裏地を別々に製作し、異なる表裏を一体化させた服を発表した。 招待状は有名人がレモンを手に持った表紙で有名な『ザテレビジョン』をパロディーにしたもの。 シャツ裏地とジャケット表地、コート裏地とブルゾン表地、など裏地と表地の形状のズレを、無理に合致させ縫い合わせることで、歪んだシルエットをつくりだした。また“袖”のみでつくられたスカート、“衿”のみでつくられたベスト、“縫い代”のみでつくられたジャケットなど、服の一部分のパーツで服全体がつくられるアイテムも製作した。テキスタイルでは、元データを写真撮影し、そのネガフィルムをそのままプリントした。本来の明暗や色調は反転され、光と影が逆転した世界が焼き着けられている。 美と醜、日常と非日常、を逆転させる『檸檬』という爆弾に対する憧れを服に込めた。


2005 S/S COLLECTION きれひと讃歌
昨晩、自画像を描いたのだが、どうしても耳がうまく描けなかったので、切り捨てた。
テーマは布切れと、切れた人を示す「きれひと讃歌」。 身頃、袖をバラバラに切断し、組み合わせて着用可能な服を発表した。 招待状は耳を切り落とした〈ゴッホの自画像〉を三分割したもの。組み合わせると文字が読める仕組み。 身頃は四分割、袖は二分割された服は切断個所にファスナーがあり、全部を繋げるとロングコートとなる。身頃の一段目と四段目を組み合わせてショートジャケットとしたり、身頃の一段目だけでボレロとしたり、自由にアイテムの調整が可能。切断箇所以外は、定規を使わずあえて利き手ではない方の手を使って製図を行った。全ての切り替え線やステッチには、うまく線が描けないことで生じる微妙な歪みやズレがある。人間的な表情を持つ切り替え線と、無機質な切断線の対比を際立たせた。テキスタイルでは〈ゴッホの自画像〉や〈ひまわり〉をモチーフとした。 切れることにより形が終わるのではなく、切れることにより形が始まるという願いを込めた。

2005-06A/WCOLLECTION スズメノナミダ
この小さい幽かな声を一生忘れずに背骨にしまって生きて行こう。
(太宰治『きりぎりす』)

GODISINTHEDETAILS──神は細部に宿る、という信念に基づいた服を発表した。 招待状はスズメノナミダが大空から一滴滴るグラフィックのポストカード。カード自体を布のように染色剤で染め、涙で濡れたような表情をもたせた。 千鳥柄を千匹の鳥と解釈し、その一羽一羽に表情を付け、涙を流しながら飛ぶスズメ千匹を手描きで描いた“ナミダ千鳥柄”や、折れた針、欠けたボタン、糸屑、錆びた金具、それら不要なものを樹脂の中に閉じ込めた琥珀のようなボタン、ミシンステッチ、手縫いステッチ、それらを交互に繰り返すことで、一つの線の中でも多様性があるステッチなど、服の製作過程において見過ごされてしまう事象を服に落とし込んだ。タグは糸屑をラミネート加工したものを用いた。 日常通り過ぎてしまう雀の涙ほどのちっぽけなことを何よりも大切にした。


2006S/SCOLLECTION バター
それでもまだトラたちは、走って走って走りつづけ、とうとうすっかり溶けてしまった。
木のまわりに残ったものは、溶けたバターの池だけでした。

服のあらゆるディテールが混ざり合い、溶けて融合されてしまう服を発表した。 招待状は、新聞紙を切り貼りしてつくった紙製の東京タワー。ショーの1ヶ月前、一人の男が東京タワーによじ登り、意中の女性に向けた愛のメッセージを堂々と掲げて逮捕されたという事件の新聞記事を寄せ集めて製作した。 東京タワー大展望台を会場に、ケイスケカンダ(神田恵介)と共に行った、デビューコレクション。一般客がいる中でゲリラ状態のまま、モデル達は夜の東京を背景にして大展望台のランウェイを回り続けた。『ちびくろサンボ』に出てくる虎は、木の周りをぐるぐる回っているうちに溶けてバターになってしまう。境界線があいまいな歪んだパターン、数百枚のはぎれや糸屑、割れたボタン、人工の髪、など全てが渾然一体となる様を“手の仕事”で表現した。 その象徴として東京タワーを会場に決めた。

2006-07A/WCOLLECTION カノン
基準や黄金律を示す「カノン」。
ヨハン・パッヘルベルの“カノン”が流れる中、アルファベットA~Zの26文字を象った服を発表した。 招待状はA〜Zの物語のカード。 Tシャツ、Yシャツ、Pコート、Gパン、など服の名称でアルファベットが用いられることから、服とアルファベットの関連性を模索し、製作をすすめた。 Aシャツと名付けた変形カットソーは胸の部分に三角形の切り替えがあり、実際に着るとドレープが流れる。脱いで広げるとアルファベットの「A」の形になる。Cパンツは、脚が背後に反るようなシルエットで、着用時には、脚に布が纏わりつくようにねじれてくる。Bバッグ、Eパーカー、Gパンツ、Nシャツ、Pコート、Vスカート、Yシャツなど。終わりの記号「Z」のみ、あえてzzzでパジャマとした。 たった26文字だが、世界を動かす偉大な記号、その形の可能性を服に落とし込んだ。

2007S/SCOLLECTION 祈り
起きる。食べる。着る。歩く。重ねる。誤る。伝える。待つ。
巡る。泣く。捨てる。許す。背く。避ける。信じる。笑う。
壊す。迷う。想う。つくる。祈る。同じ明日がきますように。

手作業に執着し、自分達の手を信じて1着1着、時間と手間をかけた服を〝祈り〟に代えて発表した。 招待状はコレクションの象徴となった〝詩〟を記したカード。 ふぞろいな花柄の小さな端切れは丹念にパッチワークすることで、可憐な花畑を演出するファブリックに変身する。 レースのトレンチコートは数百枚のレースを繋ぎ合わせ、パッチワークのデニムは色がなくなるまでブリーチを繰り返した。 〝服の叫び〟として製作したラストルックは5000個以上のボタンやクリスタルやパールを一つ一つ手作業で飾り付けたスーツ。コレクションの準備と同時進行で3ヶ月をかけ、ショー当日に完成した。 重量15キロあるこの服は、モデルが歩くとじゃらじゃらと音を鳴らし会場いっぱいにその音を響かせた。 時間がある限り手をひたすら動かし、服に強さを埋め込もうとした作業は〝祈り〟に近い感覚があった。

2007-08A/WCOLLECTION 遙か晴る
朝露の珠つぶて、蓮華の花にみる、遙か晴る。
ひとり梢の声に想う、それでも帰らない春。
夏も優しい秋も乾いた冬も、届かぬ想い。
さくら咲くはずの枝、唄をうたえば背中をつつく。
(杉原一平『遙か晴る』)
テーマはアンリアレイジの音楽を手掛ける杉原一平のピアノ曲「遙か晴る」。 “遙かなる春”と“遙かなる原風景はきっと晴れている”という意味が込められている。原風景であるパッチワークと過剰な手業によりつくられた服を発表した。 招待状は黒い円でぬりつぶされた花のポスター。 前回の「祈り」のラストルックは白のボタンやクリスタルを一つ一つ手作業で無数に飾り付けたスーツ。杉原一平による前回のフィナーレ曲“遙か晴る”の演奏と共に、続編のようにはじまったファーストルックは金ボタンバージョン。20000個以上の金ボタンや鈴で服を埋め尽くした。桜をモチーフにしたドレスは、パッチワークの上から油絵で桜を描いた。ラストルックは服の原点であるシーチングを100メートル使用して製作したギャザードレス。 原風景に立ち返ることで、足し算に足し算をするこれまでの姿勢に一度終止符をうった。

2008S/SCOLLECTION ノーモア

引き算の表現を示す「ノーモア」。 無の“0”ではなく、足して引いてなるべく遠回りをした“0”の表現を試みた服を発表した。 招待状は大きな真っ白の紙。一見すると白い余白だけの紙だが、よく見ると中央に極小の文字で“ノーモア”と書かれている。 過剰な足し算のデザインから過剰な引き算のデザインへ。時間をかけて何千個ものボタンで埋め尽くされた服を製作し、完成後に全てのボタンの糸を切って取り外す。無数のボタン付けの残り糸が痕跡となり、まるでツイードのネップ風に見えるスーツとして生まれ変わる。一見白い服に見えるワンピースは、元々は黒い生地に無数の白糸を一針一針縫い込むことによって、白く埋め尽くされている。見た目にはとてもシンプルに見える服の製作過程に、膨大な時間を潜ませた。 無限に数を増やす表現ではなく、それに勝るとも劣らない過剰な“0”の表現を試みた。

2008-09A/WCOLLECTION 夢中
着物をきかえて帯しめて今日はわたしもはれ姿
春のやよいのこのよき日なによりうれしいひな祭り

女性の原体験の中にある、日常の中に突如現れる一時の夢“雛祭り”の服を発表した。 招待状は不在の雛壇。赤い雛壇に対して青い雛壇を製作した。 桃の節句をモチーフに大きな雛壇を設置し、モデルがひとりずつ雛壇に納まっていくというインスタレーションを行った。 十二単のパターンを用いて、アンティークのドレスを重ねて製作した着物や、ツイードに塩化ビニールで押し花をボンディングした押し花スーツ、コートには200種類を超える昔の日本のおもちゃビーズを飾り付けた。けばけばしい色のプラスチックや、安っぽい蛍光色のビーズ、ひなあられのケミカルなカラー、その少しズレた日本独特の色合いを多く使った。 半年ごとに売り場からも記憶からも消えていくファッションという白日夢の中で、女性が少女だったころ引きずり込まれた夢の世界を、記憶にとどめるべく想いを込めた。

2009S/SCOLLECTION ○△□
記号的なものを衣服に変換することをテーマとして、
球体や三角錐、立方体、に対して衣服を製作。
これら三種類の立体に着せつけられた衣服は、立体から剥がされ、人の身体と出会うことで、
新たな造形を生み出し、その身体を包み込む。
○△□という最もシンプルな記号の、衣服としての可能性を追求した。

球体、三角錐、立方体、という身体とは異なる立体の服を発表した。 招待状は○△□の服の写真。 直径60センチの球体、一辺75センチの三角錐、一辺45センチの立方体を原型として用い服を製作した。これらの立体と服がぴったりと張り付いた状態の○△□のオブジェクトを天井から吊るし、マネキンに着せた状態と並べて展示を行った。立体の角にあわせてボタンも直角に変形させたり、三角錐の形にあわせて肘を変形させるなどしている。これらの衣服は、立体から剥がし、人が着用することで新たなフォルムへと変貌する。球体型のシャツは、前立てが歪み背中にドレープが寄り、立方体型のトレンチコートは、ケープジャケットのようなシルエットを描く。 まず身体という原型があり、身体に沿わせることを前提としてきた服を、身体から引き剥がし全く異形の造形にすることで、原型自体の問い直しを行った。

2009-10A/WCOLLECTION 凹凸
フロントスタイルとバックスタイルで描かれる平面的なデザイン画に疑問を呈し、
「三面図」を用いてデザイン画を製作。
前面、後面だけではなく、側面、上面、下面をデザインすることで、
二次元から三次元へと衣服を変貌させた。
前と後ろだけでかたちは成り立たない。
その間にあるかたちに想像を巡らせた。

極端な奥行きをもった立体的な服を発表した。 招待状は、飛び出す絵本のように平面から立体が立ち上がる二つ折りのカード。開くと立体的な凹と凸の形が飛び出す。 立体物であるはずの服のデザイン画がフロントスタイルとバックスタイルしか描かれないことに疑問を呈し、サイドスタイルを描き加えた三面図を用いてデザイン画を製作。普段は真正面から見る見慣れたアイテムが、視点をずらし横から覗くと、飛び出ていたり、凹んでいたりと、別の姿を現す。上部のみを40センチ飛び出させたTシャツや、中央部のみを40センチ凹ませたTシャツなど。柄も凹凸に合わせて、奥や手前に引き延ばした。これらの三次元的な服は、人が着用することで輪郭を失い垂れ下がり、ドレープやフレアが揺れるアイテムへと変貌する。 長い間見過ごされてきた“側面”の世界に想像を巡らせた。

2010S/SCOLLECTION SILHOUETTE
扉に浮かび上がるシルエット。
象徴的な意味をもつこれらのシルエットは、
扉の向こうで全く異なるアイテムに変換される。
立体を平面に置き換え、実体と影の差異を示す事で、
衣服のかたち、輪郭についての問いかけを行う。
光と影が一致するとは限らない。

服のアイテム名称がその輪郭により規定されることに着目し、シルエットの影から想起されるアイテムが、その想像と異なるアイテムに置換される服を発表した。 招待状は、黒い軍手でつくられた影絵の鳩を真空パックしたもの。 会場は五反田の廃屋。薄暗い会場に光る箱を設置し、中にある服のシルエットをスクリーンに映し出した。シルエットが映し出された木箱の扉を開けると、想像を裏切るかのようにそのシルエットとは全く別のアイテムが姿を現す。ジャケットに見えたものはTシャツ、セーターに見えたものはスキニーパンツ、タンクトップに見えたものはブルゾンであったことがわかる。 これらの変形した衣服は人が着用することにより、また新たなフォルムへと変貌をとげる。 全ての立体物を平面に置き換える“影”にかたちを与えることで、服の輪郭の問い直しを行った。

2010-11A/WCOLLECTION WIDESHORTSLIMLONG
身長や袖丈における長さや短さ。
バストやウエストにおける太さや細さ。
これら人の身体を基準として定められた、
長さ、短さ、太さ、細さ、は絶対的だろうか。
身体という洋服における定規を問い直すこと。
定規を変えない限り新しい洋服は生まれない。

服における定規を身体と捉え、基準である身体を変形させることで、太くて短い服、と細くて長い服、を発表した。招待状は縦横に変形させた三角定規。 身長を3メートル弱に引き伸ばしたマネキンと、身長を1メートル以下に縮めたマネキンを製作し、それら変形したマネキン用の服を人が着用した時の差異をデザインとした。隣り合う2体のマネキンは同じアイテムを着用し、それぞれのマネキンに合わせて、柄やボタンも縦に細長く伸ばしたり、つぶれたように横に広げたりと変形させた。 スリムな服はストレッチ性の高い素材を使用し、着用時にはギャザーとして身体に纏わりつくようなシルエットを形成、またワイドな服は着用時にドレープとしてボリュームのあるシルエットを形成する。 絶対基準である身体を問い直すことで、新たな衣服の可能性を模索 した。

2011S/SCOLLECTION 空気の形
目にはみえないかたち。それをみようとすること。
触れることもできないかたち。それを感じようとすること。
かたちのないかたち。それをかたちにすること。
無形なものにもかたちはある。

テーマはくうきのかたち。無形であるその形を表すためにテーマ名は「」とした。 絶えず変化を続ける身体に着目し、まるで身体に空気を入れたかのような膨らんだ服と空気が抜けたかのようなしぼんだ服を同時に発表した。 招待状は膨らませることで情報が解読できる仕掛けの風船。 人体データをもとに婦人標準体型を立体的に膨らませたエアーボディ原型を製作し、それら空気で膨らませたマネキンのパーツを服の中に取り入れた。アームや上半身、胸や腰などが空気によって異様に膨らんだ服は、“空気を抜く”としぼんだようにドレープが生み出され、リアルクローズへと変換される。 ショーのフィナーレでは、それまでの窮屈なバルーンシルエットとは対照的に、しぼんだ風船を連想させるドレープの落ち感がある衣服を並べた。 形を簡単にコピーできる時代に、無形なものを形にすることに価値をおいた。

2011-12A/WCOLLECTION LOW
かたちを見ること。
よく分からないかたちを、よく見えないかたちを。
かたちは伝え続けている。
たとえかたちが変わろうとも、かたちはかたちであることをやめない。

低解像度を示す「LOW」。 解像度によるかたちの変化に着目し、二次元の世界から三次元に形を変えた服を発表した。 招待状は押してみると低解像度になっている判子。 服の形や柄は、解像度を下げ、粗くすることでピクセル化され、モザイク状に変換される。より見えやすく、より分かりやすくという時代の中で見落とされてきた「低解像度の美」を追求した。曲線や斜線が一切排除されたデジタルな輪郭を構築するために、一方ではレーザー裁断、ウェルダー熱融着、シームレス縫製などのテクノロジーを用いて、また一方では手作業で1・5センチ四方の布をパッチワークし、花柄や迷彩を表現するなど、手作業とハイテクを融合し製品を仕立てた。 近くで見ると低解像度の色の塊が遠くから見ると花柄に見えてくるように、かたちはそのかたちであり続ける。たとえかたちが変わろうとも、かたちはかたちであることをやめない、という希望を込めた。

2012S/SCOLLECTION SHELL
かたちの殻。かたちの中と外の間。その境界線に目を向けること。
殻は脱ぎ捨てられても、かたちを宿し続ける。
抜け殻を示す「SHELL」。 形の内と外との境界線に着目し、中身のない抜け殻の服を発表した。 招待状は、ブリスターパックでできたポケットの抜け殻。 ダーツや切り替えを用いて平面である布地に立体性をもたせ、人体を包み込んできた従来の服のつくり方に対して、歯ブラシや乾電池、おもちゃなど、いかなる立体にも合わせて形をつくることができる梱包方法であるブリスターパックを用いて、布地を熱と真空技術でモールドし、平面に立体的なシルエットを浮き上がらせた。真っ白のドレスには、裸体そのもの、または、着用状態のジャケットやキャミソールのシルエットが身体から数センチだけ浮いて形成されている。中には何もなく、ただ空洞があるのみ。身体とその抜け殻である服の間にできる新たな空間をつくりだした。 大切にされる中身とは違い、用がなくなればすぐ捨てられてしまう「殻」に命を吹き込んだ。

2012-13A/WCOLLECTION TIME
いま消えてしまう一秒前の世界を、ひきずること。
いま過ぎ去ろうとする一瞬の世界を、とどめること。
時間をかたちにする。
過去、現在、未来、時の流れを身に纏う。

時間を示す「TIME」。 時間軸におけるかたちの変化に着目し、一瞬の間に動いた軌跡が消えずに残った服を発表した。 招待状は、ボタンホールを通過する前後の軌道を形にした残像ボタン。 時間を一秒といった点で捉えるのではなく、一秒間という線で捉える事で、一秒前の世界から動いた軌跡をそのまま形にした。歩行する際に動く腕や脚を服のフォルムに生かし、動いた軌道がフォルムになったモーションスリーブやモーションパンツ、一歩踏み出すまでの時間が表現された4層ヒールのローファー、抜け落ちる時間が形になった指輪やピアスなど、時間の点を重ねた造形をつくりだした。 柄においても動くモチーフである蝶や星や動物に時間の概念を与え、動きの記憶をとどめた。 本来、マイナスなイメージをもたらす、ブレやゆらぎ、不安定さ、にも美しさはある。移り変わりのはやいファッションにおいて、とどまることの正義に目を向けた。

2013S/SCOLLECTION BONE
皮を剥がし、肉を削ぐ。
隠されていた祖型を、露わにする。
かたちの骨。
かたちは骨と化しても、雄弁に語る。

骨格を示す「BONE」。 日常の中では覆われて見えてこない骨格に着目し、実際に存在しない“服の骨”を発表した。 招待状は包まれたキャンディー。包み紙を剥がすと飴ではなく球体の骨組みが正体をあらわす。 骨のない洋服に骨があると仮定した上で、洋服の中に埋もれている骨格を表面上に露わにした。真っ暗なランウェイにクリノリン等を形成するボーンでつくられた骨組みだけのドレスをブラックライトでレントゲンのように白く浮き上がらせショーを開始した。骨組みの服の下には、骨格が抜けて皮がしぼんだ状態を表現したワンピースを着用させている。ショーが進むにつれ骨へのアプローチは、フォルムから服そのものへ。レーザーカットにより面である“肉”を取り去り、必要最低限の構造線で服をつくりあげた。ラストルックは骨組建築である東京タワーをモチーフにした服。規則的に極限まで穴を開けることで、形を支える祖型そのものの“骨”を浮き立たせた。

2013-14A/WCOLLECTION COLOR
色は移ろう。
色あるものは、やがて散る。
色なきものは、いずれ咲く。
服の色も移ろうか。色を脱ぐ。色を着る。

光に反応すると分子構造がかわる“フォトクロミック”を用い、光を浴びると白から様々な色に変わる服を発表した。 招待状は白、黒、グレーの3本の色鉛筆。ただし、鉛筆には、あか、あお、きと書かれており、実際の芯の色もそれぞれ赤、青、黄となっている。ショーはモノクロのルックからはじまり、徐々に色が加えられる。シーンが変わり、白衣を着たモデルが二人登場。モデルがステージ中央のターンテーブルに乗ると、自然光に極めて近い照明がモデルを照らす。真っ白だった洋服は、回りながら徐々にパステルカラーに変化する。次々と、全身ホワイトのコーディネイトのモデルたちが登場し、ターンテーブルの上で、ピンクやパープルといった鮮やかな色や隠れていた柄を披露していく。生地だけではなく、ボタンやアクセサリー、ヘッドピースやシューズの色も変わる。これらの服は光を失うと再び白へと戻る。光を注ぐことで服の色や濃淡を操り、「色を脱いだり着たりする服」を実現した。

2014S/SCOLLECTION SIZE
大きさと小ささ。
大きいと小さいを分ける境界線はどこにあるか。
サイズを越える。
人が服に寄り添うか、服が人に寄り添うか。

ダイヤルを回すと大きさやフィット感が調整できる「サイズを持たない服」を発表した。 ショーの前半では、「サイズ」を問う。全く同じアイテムの縮尺を変え、コーディネートで変化をつけたり、違う縮尺同士の同じアイテムをレイヤードしたり。アウターと考えられているモッズやダッフルコートを小さくしてインナーに、ブラウスなどトップスを大きくしてアウターに、という具合にインナーアウターを逆転させた。 シーンが変わり、3体の同じ黒いドレスを着た身長の異なるモデルが登場したと思うと、みるみるドレスが縮みそれぞれの体に沿いはじめる。肩やウエストにドレープが寄り、全く違うミニワンピースに姿を変えた。この仕掛けは、内側に仕掛けられた糸が伸縮するダイヤル調節機能にある。ショーではモーターでダイヤルを回しているが、商品では手動でダイヤルを回す仕組み。ダイヤルを回すと張り巡らされた糸が巻き取られ、形は「縮んで」いく。同じ服でもS/M/Lなどのサイズによって着る人が限定されることに対して、サイズの壁を超えて、着る人がシルエットを自在に調整可能な「着る人に委ねる服」を目指した。表記は「ノーサイズ」。

2014/15 AW SCOLLECTION SEASON

温度調整素材のアウトラストを使用し、「季節に左右されない服」を発表した。
ステージに雪を降らせる演出で幕開けしたショーは、冬から夏に移り変わる季節を描写。目に見えない温度を視覚化するサーモグラフィーから着想を得た服のカラーは寒色から暖色に移り変わるが、一方でスタイリングは薄着から厚着に変化。ほぼ全てのウェアに、暑くなると身体から余分な熱を吸収し、寒くなると熱を放出するというマイクロカプセルをコーティングした温度調節素材アウトラストを使用。衣服内を常に32度に保つ効果があり、更にラストルックでは温度によって伸縮する形状記憶のワイヤーを取り入れることでメッシュの穴の大きさを変え、温度調整が可能な服を提案した。
ファッションにおけるシーズンは春夏と秋冬という年2回に分かれているが、現代の季節に対する意識が曖昧になっていることに着目し、 温度に支配されていた視覚や感覚を、服によって開放した。シーズン表記は「S/S/A/W」

2015 SS SCOLLECTION SHADOW

Where there is the light, the shadow appears.    光があれば、影がある。
Where there is the shadow, the light exists.     影があるから、光がある。
it light the clothes white.              光は洋服を白く染め、
it shadows the clothes black.            影は洋服を黒く染める。
Shadow the light. Light the shadow          光に影を。影に光を。
Even if the light disappears, let the shadow remain   光は消えても、その影が消えないように。
Even if the shadow disappears, let the shadow remain 影は消えても、その光が消えないように。

「SHADOW\光」は、今まで設けてきたものと同じ「相容れない2つの存在」。白と黒、光と影のように、世の中には線が引かれるものが存在するが、洋服もいろんな部分で線引きが行われている。SとM、MとL、色のあるなし、春夏と秋冬。そういう越えられない、交わらない2つの現象や概念を洋服の中で共存させることが、ブランドテーマの根幹にはある。
それはブランド名でもある「A Real」と「Un Real」に当てはまり、どちらかだけでは成り立たなく、片方に優劣をつけるのでもなく、両方の交わる瞬間を見たいという想いが原点であるが故、光と影をテーマにした。影は、光がないと存在しない。言い換えれば、影を表現することは光を表現することに等しい。 その光と影という普遍的なテーマを洋服に置き換えた。

外を歩くといろんな影が洋服に落ちるが、それは洋服である以上避けられないこと。影によってどんな洋服も黒く染まり、光が当たればその部分が白く染まる現象が起こる。その現象を逆転させようと考えた。影の象徴である黒い色、光の象徴である白い色が洋服を通して逆転できればと。光と影の逆転は、実際には絶対にあり得ないけれど、実感としては確かにあるもの。もともと「COLOR」(2013 A/W) で発表した白い服は、屋外に出ると紫に色が変わるが、今回、黒の開発に成功。普通は光が当たらない部分が影になるが、光が当たるとどんどん黒くなるという実際と逆転した現象が起こる。この洋服を着て外に出ると、シワなどで影になった部分が白く残り、 木漏れ日の影がかかれば、その影の部分は白く木漏れ日柄として残る。

光と影の境界線を逆転する事、その境界線を壊す事。影は、常に見ているが見えていないものでもあり、アンリアルの象徴でもあり虚像でもある。

新ライン ANSEASON(アンシーズン)の発表[編集]

2014年デザイナー森永邦彦は、「ANREALAGEはシーズンごとにテーマを変える実験的なブランドだが、半年というサイクルで終わらせるのではなく、これまで取り組んできた手法を、より長く着られるスタンダードにしていきたい」という考えから、新ラインANSEASONを立ち上げた。ロゴには4つのブランドロゴが並び、ライン名の「ANSEASON ANREALAGE」には春夏秋冬のシーズンを超えるという意味が込められた。
 造形性や細部のこだわり、パッチワーク、テクノロジカルなどをキーワードに、ファーストシーズンは40型を展開。シャツでは、2009年春夏「○△□」の球体パターンや、2011年秋冬「LOW」のピクセルを模したレーザーカットの襟、2013年秋冬「COLOR」の紫外線で色が変わる素材など、それぞれのテクニックを取り入れてバリエーションを展開している。
ブランドの代表作の総パッチワークのシリーズは今シーズンから新ラインに集約され、パッチワーク風に数種の柄を組み合わせたコンピュータージャカードやデニムなど、オリジナル素材のベーシックアイテムを発表。
ハンドステッチや、靴のパーツを再構築したりハンドステッチといった、ブランド初期の手法に再度取り組み刷新しているものもrある。およそ8割はユニセックス展開で、デニムパンツが19,000円などメインラインより買いやすい価格帯を設定。
森永邦彦は新ラインの制作を通じてこれまでのコレクションを振り返り、「その時は通り過ぎていたが振り返ってみると重要なことが多く、再度取り組むことで服としての価値に向き合うことができた」と話している。



2015 AW SCOLLECTION LIGHT

LIGHT UP DARK         闇を照らせ。
TO SEE WHAT IS THERE     そこにあるものを見るために。
LIGHT UP CLOTHES       服を照らせ。
TO SEE WHAT IS NOT THERE  そこにないものを見るために。

そこにあるものを見ただけではなく、そのものの奥底になにがあるのか。見えているものがすべてではない。
夜になり闇に染まり、闇が存在するから人は照らす。
洋服も闇にそまることがある。その闇に染まる洋服を照らす。闇を見る、光を見る。
日常的に当たり前の動作であり人間の心理を洋服に落とし込む。
そこになにがうつっているのか。

洋服を闇に染めることにより、それは洋服の情報をすべて遮断する行為でもある。
その遮断した洋服を最小限の情報だけで感じ取ることを試みている。
一度闇に染まった洋服は、ジャケットやシャツである事をやめるが、その情報はLIGHTによりあらわになる。

アンリアレイジは境界線をテーマにし続けているが、今回は光と闇の境界線。
だが、その境界線が曖昧なのが「LIGHT」でもある。
光は強く当たれば、全て無に。闇も覆われれば、全て無に。境界線だが境界線がなく、ものは違うが同じ意味をもつ。

「闇を照らせ」という文言だが、そのまま解釈すると、光を当てるという文。
例えば「光を照らせ」という文も同じように光を当てるという文。ただ、後者の文をベースに考えるなら、
「闇を照らせ」は闇を当てる。という捉え方もできる。
「闇を照らせ」は闇を当てることと、光を当てることの、2つの意味を持っていることになる。

BIOGRAPHY バイオグラフィー[編集]

2003年 ANREALAGE設立
2005年
  • アメリカ・ニューヨークで開催されたGEN ART 2005にてアバンギャルド大賞受賞。
2006年 
2009年
  • 東京・六本木の国立新美術館地下1階スーベニアフロムトーキョーにて作品展示
  • スウェーデンのストックホルム東洋博物館にて作品展示。
2010年

JAPAN FASHION」参加。

OF JAPAN FASHION」参加。

2011年 
  • 東京・原宿に直営店 ANREALAGE SHOP オープン。
  • オランダ・ユトレヒトのセントラルミュージアム「miffy in fashion」展に参加。ミッフィーのドレスをデザイン。
  • 第29回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。
  • 東京オペラシティーアートギャラリーで行われた「東京ファッションの現在形」に参加
2012年
  • 中国・北京のコムデギャルソンとI.TによるIT.BEIJING MARKET COMME des GARCONに参加
  • 東京都現代美術館で行われる「FUTURE BEAUTY-日本ファッションの未来性」に参加
  • 宮城県・仙台に2号店オープン
  • 大阪府・梅田に3号店オープン
  • 東京・渋谷パルコミュージアムにて初の個展「A REAL UN REAL AGE」展覧会開催
2013年
  • 石川・金沢21世紀美術館にて「フィロソフィカル・ファッション2:A COLOR UN COLOR」開催
  • AKB48 夏のドームツアー~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~ .衣装を担当
  • サカナクション 「SAKANAQUARIUM2013」幕張メッセライブの衣装を担当
  • 蜷川実花とのコラボレーション商品を新宿伊勢丹で発表 JAPAN CREATOR'S TEXTILE
  • 松任谷由実とのコラボレーション商品をバーニーズにて発表 HAVE A POP CLASSICO HOLIDAY! 
2014年
  • ANREALAGE × ほぼ日手帳(糸井重里)
  • ニューヨークにて開催されたクールジャパン事業「NIPPONISTA」にて展示発表
  • 新ライン ANSEASON(アンシーズン)発表
  • FOCUS: LIFE GEAR ANREALAGE × PARTY
  • ADIDAS ORIGINALS ENJIN COLLECTION
  • 2014年9月23日 パリ・コレクションデビューを果たす
  • 2014年10月12日 TBS番組「情熱大陸」出演。服の常識を変える”新世代ファッションデザイナー・森永邦彦の挑
  • 2014年11月28日 講談社人気コミック『進撃の巨人』との コラボレーションTシャツを果たす。進撃の巨人展にて作品展示
2015年
  • 2015年1月20日  NHKスペシャル番組「NHKスペシャル「NEXT WORLD」にてアバター衣装デザイン、サカナクションライブ衣装を手がける
  • 2015年1月20日  ANSEASON ANREALAGE MENS 発表
  • 2015年3月3日  2015/16 AW COLLECTION LIGHT 発表
  • 2015年3月16日  西武渋谷店、ショーウィンドウ
  • 2015年6月10日 ANREALAGE T-shirts Line AZ
  • 2015年7月3日  NIGHT FISHING

コラボレーション[編集]

YUKI (歌手) ※ANREALAGE NEWS記事

天野喜孝 ※FASHION SNAP 記事

LADY GAGA ※LADY GAGA WEARS記事

水原希子 ※ANREALAGE NEWS記事

サカナクション「SAKANAQUARIUM2013」ライヴ衣裳
「SAKANAQUARIUM2013」ライブのうち、幕張と大阪城ホールの2カ所3公演で、アンリアレイジが特別にデザインした衣装が登場した。この衣装はアンリアレイジとスタイリストの北澤“momo”寿志と話し合い、シルエット、柄、素材感を決め、光によって色が変化するようにデザインされたもの。アンコールの1曲目「ストラクチャー」でギター兼ボーカルの山口一郎が着用した。最初は漂白されたように白い、白衣のようなフードパーカーは、強いライトにさらされると次第に色を変え、ネオンパステルのジャガード柄に変化。ライトに照らされると色が変わる、スペクタクルな演出を魅せた。ジャガード柄はサカナクションオリジナル柄で、よく見るとSACANACTIONという文字の羅列が織り込まれている。
※Fashion press 記事

「NIGHT FISHING」
サカナクションがオーガナイズするパーティー「NIGHT FISHING」が、7月に恵比寿LIQUIDROOMで始動する。既存の音楽イベントの枠に捕らわれず、様々なジャンルのクリエイターが集う音楽やアートの複合イベント。初回はエキシビジョンやクラブイベントなどが予定され、サカナクションのメンバーをはじめ「アンリアレイジ(ANREALAGE)」や「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」が参加する。
※Fashion press 記事

AKB48 「2013真夏のドームツアー」ライヴ衣裳
AKB48のツアー「2013真夏のドームツアー」のライヴ衣装を手掛けた。最初は漂白されたように白い制服は、強いライトにさらされると次第に色を変え、ネオンパステルの制服に変化。ライトに照らされると色が変わる、スペクタクルな演出を魅せた。特殊なフランネル素材で制作した。 
※ANREALAGE NEWS記事

蜷川実花 JAPAN CREATOR'S TEXTILE ANREALAGE × 蜷川実花
写真家・蜷川実花による伊勢丹新宿店2階TOKYO解放区にて開催されたポップアップストアに参加した。
ショップでは、蜷川が得意とする被写体「花」をモチーフとした撮り下ろし作品を生地に落とし込んだウエアを展開。様々な花をパッチワークしてドレスやブラウス、スカートを仕立てた。生地は、パリのファッション素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(PV)」のテキスタイルコンペティション「PVアワード」にて今年グランプリを獲得した「小松精錬」によるもの。

松任谷由実 HAVE A POP CLASSICO HOLIDAY! ANREALAGE × 松任谷由実
バーニーズ ニューヨークにて、シンガーソングライターの松任谷由実とアンリアレイジがコラボレーションしたギフトアイテムを限定販売した。
同コラボは、ユーミンのニューアルバム「ポップクラシコ(POP CLASSICO)」の販売を記念したバーニーズ ニューヨークとのクリスマスキャンペーン「Have a POP CLASSICO Holiday!」の第2弾になる。デザインは、同アルバムのヴィジュアルをプリントに落とし込み、アンリアレイジのアルファベットウエアシリーズを特別に「POP CLASSICO」のパターンシルエットで表現したアイテムが中心。その他、ユーミンのツアーTシャツを切り裂き、細い糸にして、再び編み立てたリメイクしたドレスや、POP CLASSICO柄のトートバッグなども販売した。
※WWD JAPAN NEWS記事

糸井重里 ほぼ日手帳×ANREALAGE
糸井重里が率いる「ほぼ日刊イトイ新聞」 から2002年に誕生した「ほぼ日手帳」は、48万人(2013年版)が愛用しているという人気の手帳シリーズ。
今回、見開きで1週間の予定を把握できる週間手帳「ほぼ日手帳 WEEKS 2014 spring」がアンリアレイジとコラボレーションした。光に反応すると分子構造がかわるフォトクロミックを用い、光を浴びると真っ白からパステルカラーに変わる手帳を制作。
この手帳は、光を失うと再び白へと戻っていく。時間の移ろいを色の変化で表現した。

FOCUS LIFE GEAR ANREALAGE × PARTY
クリエイティブラボPARTY(パーティー)およびAID-DCC Inc.と協業して、ソーシャルメディアや情報の波から身を守る世界初の衣服「FOCUS: Life Gear」を発表した。トロント・ファッション・ウィークで12型のウェアが初公開。「FOCUS: Life Gear」は、トライデントガムのキャンペーンとして始動したプロジェクト。ガムを噛む事で集中力を高めるように「FOCUSの服を着ることで過剰な情報から身を守り、本当に大切なものに意識を向ける」というコンセプトが反映された新しいファッションライン。インターネットやスマートフォンが登場して便利になった反面、人と対峙していても多くの時間をバーチャルの世界に身を置いていることに着目し、情報の嵐から身を守り、集中力を高めるような服を目指した。ポケットはシースルーの遮断材になっており、携帯電話を入れると電波を遮断し、インターネットや電話の通信をブロックする機能を備えている。

FOCUSのコンセプトは海外では論争と嘲笑の的となった。2014年5月12日、FOCUSはニュースサイトcnet.comでジャーナリストAnthony Domanicoによって「スマホ中毒矯正ウェア」と紹介された。またこの記事を受け、2014年5月13日ジュリ・モンローは「スマホ中毒対策の服」というコラム記事の中で、FOCUSを紹介した記事を「スペインの正気とは思えない法律よりも優先されるくだらない出来事」と評価したうえで、cnet.comの記事に贈られた「電話を使いすぎという問題があって銀紙のスーツを使って電話の機能を無効化しようというほどなら、電話を切る、という手もあるのでは?」というコメントに対し、「FOCUSを着るよりも賢明」と述べた。

adidas ADIDAS ORIGINALS 円陣=ENJIN COLLECTION
アディダス オリジナルスが、10のファッションブランドとコラボレートしたTシャツコレクション「アディダス オリジナルス 円陣 コレクション」に参加した。 「アディダス オリジナルス 円陣 コレクション」は、2014年にブラジルで開催されるFIFAワールドカップにインスパイアーされたTシャツコレクション。 アディダスを象徴するスリーラインのTシャツに、それぞれのブランドが10通りのカスタムを施した。アンリアレイジは、日本の都道府県を解体し、「日本」の文字に作り替えた作品。日本中が一致団結し応援するというメッセージを込めた。

SHOP LIST[編集]

・WEB SHOP

  • (ONLINE) ANREALAGE ZOZOTOWN
  • (AZ) AZ ONLINE SHOP
  • (SOUND) ANREALAGE SOUND
  • (BOOK) A REAL AN REAL AGE
  • (ONLINE) MITSUBAI TOKYO
  • (ONLINE) STYLIFE

・SHOP(JAPAN)

  • (SHINJUKU) ISETAN LADY'S 3F / 03-3352-1111
  • (SHINJUKU) ISETAN MEN'S 2F / 03-3352-1111
  • (SHIBUYA) SEIBU SHIBUYA / 03-3462-0111
  • (KICHIJOJI) AL SELECT / 0422-22-1197
  • (SHIBUYA) PARYUCO / 03-3477-5828
  • (HARAJUKU) MIKIRIHASSHIN / 03-3486-7673
  • (SHIBUYA) MIDWEST TOKYO / 03-5428-3171
  • (ROPPONGI) SOUVENIR FROM TOKYO / 03-6812-9933
  • (IWATE) GRIS GARDEN / 019-625-3700
  • (NIIGATA) TITY / 025-226-7101
  • (NAGANO) SELTIE / 026-334-5045
  • (CHIBA) ⅲ3 / 04-7166-7713
  • (SHIZUOKA) SOLA / 054-254-2057
  • (NAGOYA) MIDWEST NAGOYA / 052-953-1870
  • (TOYAMA) JACKALOPE / 0766-54-0106
  • (MATSUYAMA) ALLOYD / 089-913-1533
  • (FUKUOKA) CHALT / 092-725-0454
  • (FUKUOKA) TRIP / 092-752-7018
  • (NAGASAKI) COLDBECK / 095-827-0047
  • (OITA) CORRESPONDANCE / 097-537-4471
  • (KUMAMOTO) FAKEJAM / 096-355-3342

・SHOP(OVERSEAS)

  • (PARIS/FRANCE)L'ECLAIREUR
  • (NY/USA)OPENNING CEREMONY
  • (LONDON/UK)FEATHERS
  • (LONDON/UK)LAYERS
  • (MILAN/ITALY) DAAD DANTONE
  • (TREVISO/ITALY)APRES PARIS
  • (PADUA/ITALY)IVO MILAN
  • (COPENHAGEN/DENMARK)HENRICK VIBSKOV
  • (FRANKFURT/GERMANY)FRIDA
  • (BERLIN/GERMANY)OUKAN
  • (SOFIA/BULGARIA)CONCEPT ZERO
  • (KIEV/UKRAINE)INVOGA
  • (MOSCOW/RUSSIA)AIR
  • (CAUSEWAY BAY/HONG KONG)I.T
  • (BEIJING/CHINA)I.T BEIJING MARKET
  • (CHENDGU/CHINA)DRESSING FOR FUN
  • (TAIPEI/TAIWAN)03

外部リンク[編集]