コールドダークマター

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コールドダークマター: cold dark matter; CDM)とは、運動エネルギー質量エネルギーに比べて小さく、粒子の運動速度が遅い暗黒物質であり、宇宙の構造形成を説明するために仮説的に導入された物質である。冷たい暗黒物質[1](つめたいあんこくぶっしつ)とも呼ばれる。

コールドダークマターは、Λ-CDMモデルにおいて、宇宙の密度揺らぎを成長させ、宇宙の大規模構造に大きく関与したとされる[2]SUSY粒子ヒッグシーノアクシオン等の未発見の素粒子が候補として挙げられている[3]

脚注

  1. ^ 文部省日本天文学会編『学術用語集 天文学編』(増訂版)日本学術振興会、1994年。ISBN 4-8181-9404-2 
  2. ^ 嶋作一大 著「第4章 宇宙の大規模構造」、谷口義明監修 編『新・天文学事典』(初版)講談社〈ブルーバックス〉、2013年3月20日、152-154頁。ISBN 978-4-06-257806-6 
  3. ^ 松原隆彦 著「第3章 ダークマター」、谷口義明監修 編『新・天文学事典』(初版)講談社〈ブルーバックス〉、2013年3月20日、122-124頁。ISBN 978-4-06-257806-6 

参考文献

関連項目