キーウェスト (原子力潜水艦)
艦歴 | |
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発注 | 1981年8月13日 |
起工 | 1983年7月6日 |
進水 | 1985年7月20日 |
就役 | 1987年9月12日 |
その後 | 就役中 |
母港 | グアムアプラ湾 |
性能諸元 | |
排水量 | 満載:6,206 トン、 基準:5,799 トン |
全長 | 110.3 m (362 ft) |
全幅 | 10 m (33 ft) |
喫水 | 9.4 m (31 ft) |
最大速力 | 水上25 kt (46 km/h)、 水中30+ kt (56 km/h) |
潜行深度 | 290 m (950 ft) |
機関 | S6G reactor 1基 |
兵装 | 533mm魚雷発射管4門 (Mk 48魚雷、機雷) VLS12基 (トマホーク 巡航ミサイル) |
乗員 | 士官16名、兵員127名 |
モットー | Liberate Clavis Tenacitas et Ingenium |
キーウェスト (USS Key West, SSN-722) は、アメリカ海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦の35番艦。艦名はフロリダ州キーウェストに因んで命名された。その名を持つ艦としてはタコマ級フリゲート15番艦(PG-125/PF-17)以来3隻目。
艦歴
キーウェストの建造は1981年8月13日にバージニア州ニューポート・ニューズのニューポート・ニューズ造船所に発注され、1983年7月6日に起工した。1985年7月20日にバージニア・コーン夫人によって命名、進水し、1987年9月12日に艦長ウォーレン・リプスコム・ジュニア中佐の指揮下就役した。
キーウェストはバージニア州ノーフォークのノーフォーク海軍基地を母港として1995年まで活動した。大西洋艦隊での活動中に多くの戦略抑止哨戒を完了し、カリブ海、西大西洋、地中海での作戦活動を支援した。1990年の地中海巡航後には対潜水艦戦優秀賞を受賞した。その後1989年から90年にかけての哨戒任務に対し殊勲部隊章が与えられた。1992年の水雷対抗競技では第8潜水戦隊に所属、「TOP TORP」を勝ち取り、同年のBattle "E"も受賞した。
キーウェストは1995年に「セオドア・ルーズベルト」空母戦闘群(現 空母打撃群)に所属、展開した。配備中は地中海とペルシャ湾で活動し、殊勲部隊章およびNATO勲功章を受章した。その後ノーフォークで信頼性試験を受け、1996年に太平洋艦隊に配備される。1996年6月にノーフォークを出航、パナマ運河を通過し、7月に真珠湾に到着、第1潜水戦隊での活動を開始した。
1997年4月、キーウェストは「コンステレーション」空母戦闘群と共に最初の太平洋配備に就く。この間キーウェストは太平洋、インド洋およびペルシャ湾で活動した。同年末に第3潜水戦隊に再び配属される。翌年には「カール・ヴィンソン」および「エイブラハム・リンカーン」空母戦闘群を支援して東太平洋に展開し、その後リムパック演習に参加した。
1998年から2001年までキーウェストは太平洋で第3艦隊および第7艦隊の作戦活動を支援した。この間に多くの多国籍演習に参加する。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件後、キーウェストはバーレーンに向かい、10月にアフガニスタンに向けてトマホーク巡航ミサイルを発射した。
2003年と2004年にキーウェストは第7艦隊支援のため大西洋西部へ配備された。
キーウェストは1992年と1994年にフロリダ州キーウェストを訪問した。しかしながら太平洋艦隊へ配備されて以来、同市を訪問していない。
2022年9月30日、日本海で行われたアメリカ、日本、韓国による共同訓練にアナポリス (原子力潜水艦)などと参加[1]。同年10月31日には、韓国の釜山港に入港した[2]。
登場作品
- 『レッド・ストーム作戦発動』
- トム・クランシーの小説。「キーウェスト」はソ連に対するミサイル攻撃に参加している。
脚注
- ^ “海自、米韓海軍と日本海で対潜戦訓練”. AFP (2022年10月1日). 2022年11月23日閲覧。
- ^ “米原子力潜水艦、繰り返し韓半島に出没か…韓日米の対潜水訓練直前に潜水艦戦会議も(2)”. 中央日報 (2022年11月1日). 2022年11月23日閲覧。