鼓笛隊

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鼓笛隊(こてきたい)は、中世ヨーロッパに始まった音楽隊。主に太鼓、ファイフを中心にした構成である。

日本における状況[編集]

主に教会などの音楽隊として組織され、日本には江戸時代末期に渡来した。この時期の実態は各地の有志が調査しているが、体系的にまとめられていないため、一般的にはほとんど知られていない。日本の軍楽史、吹奏楽史は三浦俊三郎「本邦洋楽変遷史」、堀内敬三「音楽五十年史」、山口常光「陸軍軍楽隊史」などが基本とされており、これら書籍には鼓笛隊の記述がない。日本の本格的な洋楽は薩摩藩軍楽隊から始まるという記述の裏に、薩摩藩鼓笛隊の実態が紹介されていない。塚原康子の研究書「十九世紀の日本における西洋音楽の受容」では、その点に言及している。

明治大正期には日本各地でこれらの組織が作られることとなる。昭和期になるとトランペットなどの金管楽器の他、様々な打楽器が加わることとなる。

現在は鼓笛隊とは言わずに、マーチングバンドの名が定着しつつある。

組織としては、学校で組織するものと、地域で組織するものがある。前者は小学校の高学年や音楽部などで組織し、後者は自主参加で組織されているケースが多い。近年は少子化で組織が難しくなり、年齢層を広げたり、複数の学校が共同で行ったりするケースもある。

主に学校の体育祭文化祭の他、地域の祭り、イベントにも参加することが多い。学校で組織されているものの主目的は情操教育である。学校や自治体の教育方針により、実施するしないに濃淡がある。実施する方針の自治体では、運動会のみならず地域の行事にも参加する。対して、実施しない方針の自治体では、児童たちが鼓笛という用語を知らないほどに鼓笛とは無縁である。

鼓笛を実施する方針の学校は、農村や都市の下町など、昔からの住民が多い地域に多い。新興住宅地の多い自治体では学区が入り乱れるため、地域融和の一環もかねて組織する場合がある。この場合は大抵マーチングバンドという名称を使う。

音楽専科の教員の裁量で実施する場合もあるが、その場合は教員が他校に異動すると鼓笛も自動消滅することになる。

構成・歴史[編集]

よく使われる楽器、パート[編集]

よく使われる曲目[編集]

アニメーションの曲や流行した邦楽が多い。以前は「軍艦行進曲」や「抜刀隊」なども見られたが、現在では演奏されることはほとんどない。

など

また、行進曲が使われることも多い。その中でも特にスーザの作品が好まれている。

学校主体で組織される場合、校歌が入ることが多い。