鹿野政直

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鹿野 政直
人物情報
生誕 (1931-08-20) 1931年8月20日
日本の旗 日本大阪府
出身校 早稲田大学
学問
研究分野 歴史学日本近代史
研究機関 早稲田大学
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鹿野 政直(かの まさなお、1931年昭和6年〉8月20日 - )は、日本の歴史学者[1]。専門は日本近代史、思想史早稲田大学名誉教授。

経歴[編集]

1931年、大阪府生まれ。大阪府立岸和田高等学校を経て1953年、早稲田大学文学部を卒業。同大学院を経て、1958年より同大学に勤務する。1970年、早稲田大学文学部教授に就任。1999年、早稲田大学を退職。

家族・親族[編集]

著作[編集]

単著[編集]

  • 『日本近代思想の形成』(新評論社、1956年)
  • 『明治の思想』(筑摩書房、1964年)
  • 明治維新につくした人々』(さ・え・ら書房、1966年)
  • 『資本主義形成期の秩序意識』(筑摩書房、1969年)
  • 『日本近代化の思想』(研究社出版、1972年/講談社学術文庫、1986年) 
  • 『大正デモクラシーの底流-土俗的精神への回帰』(日本放送出版協会NHKブックス〉、1973年)
  • 『日本の歴史27 大正デモクラシー』(小学館、1976年、新版)
  • 『近代精神の道程 ナショナリズムをめぐって』(花神社、1977年)
  • 福沢諭吉』(清水書院〈人と思想〉、1982年、新装版2016年)
  • 『戦前・「家」の思想』(<叢書身体の思想9>創文社、1983年)
  • 『近代日本の民間学』(岩波新書<黄版>、1983年)
  • 『戦後沖縄の思想像』(朝日新聞社、1987年)ISBN 402255780X
  • 『「鳥島」は入っているか 歴史意識の現在と歴史学』(岩波書店、1988年)ISBN 4000014978
  • 『婦人・女性・おんな 女性史の問い』(岩波新書<赤版>、1989年)ISBN 4004300584
  • 『歴史の中の個性たち』(有斐閣〈有斐閣選書〉、1989年)ISBN 4641181144
  • 『沖縄の淵 伊波普猷とその時代』(岩波書店、1993年/岩波現代文庫、2018年8月)
  • 『化生する歴史学 自明性の解体のなかで』(校倉書房、1995年)ISBN 4751728903
  • 『歴史を学ぶこと』(岩波書店<岩波高校生セミナー>、1998年)
  • 『化生する歴史学 自明性の解体のなかで』(校倉書房、1998年)
  • 『近代日本思想案内』(岩波文庫<別冊14>、1999年)ISBN 4003500180
  • 『日本の現代 日本の歴史9』(岩波ジュニア新書、2000年)ISBN 4005003397
  • 『健康観にみる近代』(朝日新聞社、2001年)ISBN 4022597747
  • 『兵士であること 動員と従軍の精神史』(朝日新聞社〈朝日選書〉、2001年)ISBN 4022598689
  • 『日本の近代思想』(岩波新書<赤版>、2002年)ISBN 4004307678
  • 『現代日本女性史 フェミニズムを軸として』(有斐閣、2004年)ISBN 4641076804
  • 『近代国家を構想した思想家たち』(岩波ジュニア新書、2005年)ISBN 400500508X
  • 『近代社会と格闘した思想家たち』(岩波ジュニア新書、2005年)ISBN 4005005179
  • 『岩波新書の歴史 付・総目録1938~2006』(岩波新書<新赤版別冊9>、2006年)ISBN 4004390095
  • 鹿野政直 思想史論集』(全7巻:岩波書店、2007-2008年)
    • 1 大正デモクラシー・民間学
    • 2 女性 負荷されることの違和
    • 3 沖縄I 占領下を生きる
    • 4 沖縄II 滅却に抗して
    • 5 鋳なおされる心身
    • 6 個性のふるまい
    • 7 歴史意識と歴史学
  • 『沖縄の戦後思想を考える』(岩波書店、2011年/岩波現代文庫、2018年7月)ISBN 4006003854

編著[編集]

  • 福翁自伝福沢諭吉』(さ・え・ら書房<名著とその人>、1971年)
    • 改訂版『福沢諭吉と福翁自伝』(朝日選書、1998年)
  • 『日本を創った人びと25 福沢諭吉 西欧化日本の出発』(平凡社、1979年)
  • 『ジュニア 日本の歴史6 近代の日本』(小学館、1980年)
  • 『桃太郎さがし 健康観の近代 歴史を読みなおす』(朝日新聞社<朝日百科日本の歴史 別冊23>、1995年)
  • 『八重洋一郎を辿る いのちから衝く歴史と文』(洪水企画、2020年)

共著[編集]

  • 西岡虎之助)『日本近代史 黒船から敗戦まで』(筑摩書房、1971年)
  • 堀場清子)『高群逸枝』(朝日新聞社<朝日評伝選15>、1977年/朝日選書、1985年)
  • (堀場清子)『祖母・母・娘の時代』(岩波ジュニア新書、1985年)
  • (新城郁夫)『対談 沖縄を生きるということ』(岩波書店[岩波現代全書]、2017年)ISBN 4000292048

共編[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 鹿野政直」『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』講談社コトバンク。2023年7月7日閲覧。

関連項目[編集]