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岩波現代全書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岩波現代全書(いわなみげんだいぜんしょ、Iwanami Gendaizensho)は、株式会社岩波書店が発行する叢書レーベル。

概要

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2013年6月18日、創業100年を記念して創刊された。人文・社会・自然科学の様々な分野の最前線に立つ研究者が、学術を社会に広め、最新で最高の成果を発信するために創刊された。学問の魅力を読みやすい文章と親しみやすい造本、求めやすい価格で提供するという特徴がある。また、最大でも300ページ以下で、全冊が書き下ろしか、新たに編集されたオリジナル版である。あらゆるテーマ、全てのジャンルを扱うとされる[1][2]

キャッチコピーはアカデミズムの開放を[3]。体裁は、四六判・並製[4]。カバーには、岩波書店のロゴである「種まく人」のマークが入っている。

岩波書店の創業者である岩波茂雄が、創業20年目に当たる1933年に、「現代学術の普及」を目的として、岩波全書を創刊したが、岩波現代全書はその理念を受け継いでいきたいと表明[5]している。

創刊時の編集長の馬場公彦は「岩波は学術書の分野に関して、執筆者人脈などで強みがある。それを生かし、人文・社会科学から自然科学まで全方位で展開したい」としている[6]

創刊時は一挙5点を刊行、以降は毎月18日前後に2点程度ずつ刊行された[2]。2018年3月に114冊目を刊行し休止した。

創刊ラインアップ

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  1. ドゥルーズの哲学原理(國分功一郎
  2. 「幸せ」の経済学(橘木俊詔
  3. 「シベリアに独立を!」 諸民族の祖国をとりもどす(田中克彦
  4. 円周率が歩んだ道(上野健爾
  5. 日本人の心を解く 夢・神話・物語の深層へ(河合隼雄

関連事項

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脚注

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外部リンク

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