雨傘番組

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雨傘番組(あまがさばんぐみ)は、主にテレビラジオプロ野球中継などにおいて、悪天候のため試合が中止になった場合などにそれの代わりに放送される代替番組(予備番組)の通称である。レインコートとも[1][2][3]

通常、番組表には「【中止の場合】(番組名)」と表記される。

2000年代以降はドーム球場が増えたことにより天候による中止が少なくなったことや、テレビについては全国ネットの野球中継そのものが少なくなったこともあり、雨傘番組は全体的に減少傾向にある。

テレビの場合[編集]

  • 試合開始前に中止決定がされた場合は、主にその時間で放送されている番組を流す事が多い[要出典]本来その時間枠が単発特別番組枠の場合は、雨傘番組用として通常の放送とは別に専用の番組をあらかじめ収録しておくのが一般的である。[要出典]
    • この場合、番組のテーマとしては季節や時事ネタなどにあまり影響されないものが選ばれる事が多い。試合の中止回数が予想より少なかった場合には、これらの特番は放送されずにお蔵入りとなる事もある[要出典](日本テレビのラーメン特番やフジテレビの『世にも奇妙な物語 雨の特別編』などが代表的な例である)。
    • これ以外に、夜7時40分頃までに試合が終了もしくは中止になった場合は、中止時に放送予定だった夜8時台の番組を放送したりする事もあるが、元々雨傘として用意されていた通常番組の総集編が放送される場合が多い。[要出典]
    • また、番組名を変更したうえで放送を行なう事を予定していた例もある。TBS生生生生ダウンタウン』は、雨傘番組となった場合には番組名を雨雨雨雨ダウンタウンと変更して放送していた。
    • 各地方局のローカル中継が雨天中止になった場合、本来その時間に放送される番組する。ただしすでに他の時間帯に振り替えが決定している場合、雨傘番組として映画や単発番組を放送する場合がある。
    • 独立局では、雨傘用の番組を放送することが多い。例えば、かつてのテレビ神奈川ではボクシング中継を雨傘番組として放送していた。[要出典]
    • J SPORTSなど衛星放送のスポーツ専門チャンネルでは、過去の試合を再放送することが多い。[要出典]
  • その他、通常の生放送番組を野球中継で休止させた場合、雨天中止時には通常番組の放送が難しくなるため、この場合はその番組とは違う単発の雨傘番組が用意される(テレビ朝日の『ミュージックステーション』など)。[要出典]
  • Jリーグ中継などは大雨や台風接近以外は通常中止が想定されていないが、NHK・BSでの中継の場合、中止となった場合は同時間に行われている他のカードに差し替える。[要出典]それも不可能な場合は、穴埋めのフィラー番組に差し替えたり、他のスポーツの特集番組などを放送する。

特異な事例[編集]

  • 2001年8月に東京ドームで実施予定だった巨人戦の試合が台風の影響で中止となり、当時その時間で放送されていた『速報!歌の大辞テン』が急遽司会者とゲストタレントを集めて生放送で行われた。なお、同番組は放送当時、雨傘番組として通常放送以外の回が何本かが制作されており[4]、放送されなかった場合は日本テレビのみ(関東ローカル)別枠で放送されていた[5]

ラジオの場合[編集]

ラジオの場合は、テレビと異なり、悪天候で本来中継対象の試合が中止になった場合は他球場の試合中継に切り替える事が多く、野球中継そのものが中止になることは少ない。番組表にも「予備1」「―2」などと記載がある。しかし、放送権の関係で切替が困難な場合、その日の全試合が中止になった場合やナイター試合がない場合は雨傘番組を放送する事になる。これはテレビの野球中継が特別番組枠であるのに対して、ラジオの平日ナイター枠<NRNナイターは土曜日も>は定時番組枠であるためである。

番組内容はスタジオからアナウンサーと解説者がシーズンのそれまでの戦いを振り返ったり、リスナーからのメールやFAXを募集してそれを紹介するといった内容、さらに録音準備しておいた音楽プログラムを流すことが多い。

2000年代前半までは火曜日から日曜日のナイター枠が設定される局がほとんどであったが、近年は土曜・日曜のデーゲームが増え、ナイター自体が組まれないことも多くなってきた。そのため元々ナイターの予定がない日に限りレギュラー番組や単発の特別番組を設定することも多く、一部系列局は土日のナイター枠を段階的に廃止する局もあった。その中でTBSラジオ・JRNは2010年に土日のナイター枠を撤廃した[6]。文化放送も2013年に日曜日のナイター枠を撤廃、ニッポン放送も2010年以降の日曜日は試合非開催時のレギュラー番組を設定している。また、ニッポン放送ではJリーグ中継を雨傘番組として設定することもある。

ラジオナイターの雨傘プログラム(2017年現在)[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 雨傘番組がきっかけや - 朝日新聞デジタル,2012年3月15日
  2. ^ 放送用語辞典|あ行群馬テレビ
  3. ^ CC-QRラジオ業界用語集|ら行文化放送ビジネスサポートサイト)
  4. ^ 主に水曜日に巨人主催の地方ゲーム時や広島主催で対戦相手が巨人の場合など。
  5. ^ 『別冊!歌の大辞テン』として、土日の午後に振替放送されていた。
  6. ^ ただしローカル編成で放送の場合はその限りではない。
  7. ^ ABCでは2008年以後、基本的に「ABCフレッシュアップベースボール」における週末のナイター放送は4-6月は阪神戦がナイターである場合のみの不定期特番扱い(デーゲームを準定時放送扱い<この場合は7-9月に阪神戦がデーゲームで行われる場合も含む>としている)、7-9月は阪神戦の試合開始時間に関わらず定時番組扱い(阪神戦以外の試合を放送するときや、基からナイターが予定されていない時の予備番組は「ABCフレッシュアップベースボールスペシャル」)として放送している。2013年はQRの日曜ナイターの不定期特番化に伴う処置として、基から日曜の阪神戦がデーゲームで予定されている(あるいは基から全チーム移動日により試合が組まれていない)場合(高校野球期間除く)は、通常10月-翌年6月に定時番組として放送しているシーズンオフ番組「Cheers!」を特番扱いで放送していたが、2015年より通年で週末のナイター放送は阪神戦がナイターである場合のみの不定期特番扱いに変更された。
  8. ^ 東海ラジオでは土・日の野球中継は中日戦の試合開始時間によって調整するため、文化放送からのネット受けは中日戦ナイターが予定されながら天災で中止になるか、巨人戦など放送権の都合で中継できない試合が発生した日にナイターが基から予定されておらず全試合デーゲームのみである(あるいは基から移動日などにより日曜日の試合が1試合も組まれていない)か、中日戦以外のナイターが放送予定されながら天災で中止になったときに限られる

関連項目[編集]

外部リンク[編集]