関啓子 (言語聴覚士)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
関啓子
生誕 1952年
日本の旗 日本、東京都
国籍 日本の旗 日本
研究分野 失語症半側空間無視
出身校 国際基督教大学
主な業績 半側空間無視の研究
プロジェクト:人物伝

関 啓子(せき けいこ、1952年 -)は、日本の言語聴覚士である。半側空間無視などの高次脳機能障害の研究で知られるが、自身もまた高次脳機能障害の当事者となる。2013年からは、その経験を踏まえ、三鷹高次脳機能障害研究所を設立し、高次脳機能障害に対するリハビリテーションと相談にあたっている。医学博士

略歴[編集]

1971年、東洋英和女学院高等部を卒業し、国際基督教大学教養学部に入学。言語学を専攻する。3年次にF・C・パンの特別講義で失語症を知り、言語聴覚士を目指すことを決意[1]。スペインのマドリード大学留学を経て、1976年に大学卒業後、社会人経験を積むため、東京銀行に入行。1981年に国立障害者リハビリテーションセンター学院聴能言語専門職員養成課程に入学し、翌年修了。東京都神経科学総合研究所(現東京都医学総合研究所)に勤める。在職中は、失語症検査であるWAB日本版の作製・標準化、MIT (Melodic Intonation Therapy)日本語版開発に携わった。この間、中村記念病院言語室にて約5年間臨床活動に従事。さらに、東邦大学大学院生理学講座の特別研究生となり、1995年、医学博士号取得。

1999年の第1回国家試験で言語聴覚士の資格取得。1999年からは、神戸大学医学部助教授、2002年に教授。2008年、改組により同大学大学院保健学研究科教授。2009年に心原性脳塞栓症を発症する。2010年に現職復帰し、2011年に同大学退職。 神戸大学大学院保健学研究科客員教授となり、2013年、三鷹高次脳機能障害研究所を開設。高次脳機能障害に対するリハビリテーションと相談に従事している[2][3][4]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『失語症を解く――言語聴覚士が語ることばと脳の不思議』(人文書院、2003年)
  • 『「話せない」と言えるまで――言語聴覚士を襲った高次脳機能障害』(医学書院、2013年)
  • 『まさか、この私が―― 脳卒中からの生還』(教文館、2014年)

翻訳[編集]

  • (M・S・ガザニガ)『社会的脳―心のネットワークの発見』(青土社、1982年)

脚注[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]