鈴木邦夫

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鈴木 邦夫(すずき くにお)は、日本の元俳優スーツアクター

人物[編集]

ウルトラマン』『ウルトラセブン』で多くの怪獣のスーツアクターを担当した。

『ウルトラマン』など、怪獣の着ぐるみを着用する演技をする際は、怪獣の着ぐるみを造形していた高山良策から贈られた火薬防御用のヘルメットを被って演技していたというエピソードがある[1]。ただし、ほかの着ぐるみ俳優もヘルメットを装着した写真が存在するので、鈴木だけがヘルメットを装着しているというわけではない[2]

引退後は、アトラクションショーの企画会社を設立した[3]

出演作品[編集]

映画[編集]

テレビ[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 第44話のゴーロン星人、第46話のアギラ、第48話・第49話のパンドン(改造パンドン)のスーツアクターも演じていたと記載しているものもあるが[15]、スーツアクターの山村哲夫は鈴木とともに怪獣ショーで東北を回っていたとして終盤の作品への参加を否定している[16]。なお、制作順は第44話より第45話の方が先である。
  2. ^ 崖からウルトラ警備隊を襲うシーンのみ[17]
  3. ^ 鈴木をリッガー役、加藤芳巳をアギラ役と記載しているものもあるが[20]、山村哲夫は『ウルトラセブン研究読本』においてこれを否定している[17]

出典[編集]

  1. ^ 『週刊ウルトラマンオフィシャルデータファイル』(デアゴスティーニ・ジャパン)の記述より[要ページ番号]
  2. ^ 『不滅のヒーロー ウルトラマン白書 第3版』 1991年 朝日ソノラマ ISBN 4-257-03322-3 P198。
  3. ^ 『ウルトラマンになった男』 古谷敏 ISBN 9784093878944 2009年 小学館 P151。
  4. ^ ウルトラマン研究読本 2013, p. 54.
  5. ^ ウルトラマン研究読本 2013, p. 162-163, 「エピソードガイド第19話」.
  6. ^ 全調査報告 2012, p. 78, 「CASE FILE21 噴煙突破せよ」.
  7. ^ 全調査報告 2012, p. 80, 「CASE FILE22 地上破壊工作」.
  8. ^ 全調査報告 2012, p. 88, 「CASE FILE25 怪彗星ツイフォン」.
  9. ^ 全調査報告 2012, p. 90, 「CASE FILE26 怪獣殿下 前篇」.
  10. ^ 全調査報告 2012, p. 94, 「CASE FILE28 人間標本5・6」.
  11. ^ 全調査報告 2012, p. 102, 「CASE FILE30 まぼろしの雪山」.
  12. ^ 全調査報告 2012, p. 106, 「CASE FILE32 果てしなき逆襲」.
  13. ^ 全調査報告 2012, p. 115, 「CASE FILE35 怪獣墓場」.
  14. ^ 全調査報告 2012, p. 118, 「CASE FILE36 射つな!アラシ」.
  15. ^ キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P27、119、127。
  16. ^ ウルトラセブン研究読本 2012 P201 「エピソードガイド第46話」。
  17. ^ a b c d e f g h i j k l ウルトラセブン研究読本 2012 P48 - 95、160 - 207 『ウルトラセブン』エピソードガイド。
  18. ^ a b c d e f キャラクター大全 ウルトラセブン 2012 P37 - 127 「story & Alien, Monster」
  19. ^ a b キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P25 - 27 「カプセル怪獣」。
  20. ^ キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P27、97、「ウルトラ怪獣DVDコレクション19 ウインダム・アギラ」P6。
  21. ^ 『円谷プロ画報 (1)』(竹書房・2013年)p.202

参考文献[編集]

  • 講談社 編『ウルトラマン 全調査報告』講談社〈キャラクター大全〉、2012年12月20日。ISBN 978-4-06-218128-0 
  • 講談社 編 編『キャラクター大全ウルトラセブン』講談社、2012年。ISBN 978-4-06-217833-4 
  • 『別冊映画秘宝ウルトラセブン研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2012年。ISBN 978-4-8003-0027-0 
  • 『別冊映画秘宝ウルトラマン研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2013年。ISBN 978-4-8003-0262-5