越中島貨物駅

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越中島貨物駅
新小岩信号場駅方向(2009年8月8日撮影)
新小岩信号場駅方向(2009年8月8日撮影)
えっちゅうじまかもつ
Etchūjima Kamotsu
新小岩信号場(9.4km)
所在地 東京都江東区塩浜二丁目18-3
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 総武本線貨物支線(越中島支線
キロ程 11.7km(小岩起点)
電報略号 エカ
駅構造 地上駅
開業年月日 1958年昭和33年)11月10日[1]
1990年、越中島駅より改称
旅客の扱いはなく工事臨時列車のみ発着
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江東区塩浜付近の鉄道施設(概要)
駅構内配線図(2009年11月4日作成)
駅構内のDE10チキ(2009年8月8日撮影)

越中島貨物駅(えっちゅうじまかもつえき)は、東京都江東区塩浜二丁目18-3にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)総武本線越中島支線である。

JR東日本の駅であるが工事列車のみが発着するだけで、旅客設備は無く、旅客列車の発着も無い。過去に旅客列車が入線したことはある。

概要[編集]

当駅を発着するのは、構内にあるJR東日本東京レールセンターから発送されるレールを輸送するため、JR東日本が運行する工事列車と、JR貨物が他社より受託しているレール輸送用の臨時列車のみである。したがって、貨物駅としては既に機能していないが、JR貨物は新小岩信号場駅から当駅までの第二種鉄道事業者のままである。かつて設定されていたJR貨物による定期貨物列車1997年に廃止になっている。

取り扱い貨物の減少等により縮小された敷地は、ジェイアールバス関東東京支店や住宅地、駐車場などに転用されている。

1990年までは越中島駅と称していたが、京葉線に新しく越中島駅ができたことで越中島貨物駅に改称された[1]。位置的には京葉線の越中島駅よりも潮見駅の方が近い。なお、当駅は江東区越中島ではなく同区塩浜にあるのに対し、京葉線の越中島駅は江東区越中島に所在している。

当駅付近で京葉線が新東京トンネルから地上に出る。京葉線が地上に出た地点の京葉下り線と当駅は接続されているが、保守車両用の乗越分岐器となっており、通常の列車が使用することはない(京葉線上下線間にも転線用に片渡りの乗越分岐器が設置されている)。

東京レールセンター[編集]

JR東日本がロングレールを各地に配送するための施設で、本貨物駅構内に併設されている。列車本数は1日3往復で、本貨物駅 - 新小岩信号場駅間の運行である[2]。ロングレールの製作は本センター内で全溶が行っている[3]。敷地面積は56,563m2、建物面積は2,029m2[4]。 船で入荷したレールの陸揚げと貨車への積み込みはジェイアール東日本物流塩浜物流センターが担当する[5]

利用状況[編集]

2008年度の車扱貨物の取扱量は発送のみ2,082トンである。近年の年間発着トン数は下記の通り。

年度 総数 車扱貨物 コンテナ貨物 出典
発送トン数 到着トン数 発送トン数 到着トン数 発送トン数 到着トン数
1990年 15,907 73,964 15,907 73,964 [6]
1991年 21,344 76,096 21,344 76,096 [7]
1992年 20,028 65,449 20,028 65,449 [8]
1993年 15,558 62,212 15,558 62,212 [9]
1994年 14,977 49,975 14,977 49,975 [10]
1995年 15,929 54,600 15,969 54,600 [11]
1996年 15,816 50,376 15,816 50,376 [12]
1997年 15,332 23,703 15,332 23,703 [13]
1998年 13,848 13,848 [14]
1999年 12,204 12,204 [15]
2000年 9,924 9,924 [16]
2001年 4,780 4,780 [17]
2002年 2,515 2,515 [18]
2003年 2,736 2,736 [19]
2004年 2,015 2,015 [20]
2005年 2,273 2,273 [21]
2006年 2,802 2,802 [22]
2007年 2,082 2,082 [23]
2008年 2,082 2,082 [24]
2009年  

駅周辺[編集]

歴史[編集]

かつては当駅より先、東京都港湾局所有の専用線東京都港湾局専用線)が豊洲晴海方面へ伸びていたが1989年に廃止された。一部軌道跡や鉄橋などが残っているが近年では豊洲の一部地区の再開発などに伴い次第に消えつつある。

工場で生産され貨車で送られてきた化学薬品を一旦タンクにて貯蔵、タンクローリーに詰め替える、という中継地として機能してきたが、コンテナ化に対応するため移転した。これにより当駅発着の定期貨物列車が廃止される。

画像[編集]

駅構内

隣の駅[編集]

総武本線 貨物支線(越中島支線 : 東日本旅客鉄道が第一種鉄道事業者、日本貨物鉄道が第二種鉄道事業者である)
新小岩信号場駅 - 小名木川駅(廃止) - 越中島貨物駅

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、18-19頁。
  2. ^ 開かれた区政 > いただいたご意見と回答 > 将来の路線計画について。受付日:2009年08月18日”. 江東区. 2009年10月27日閲覧。
  3. ^ 株式会社全溶「主な工事経歴」閲覧日 2009年10月28日
  4. ^ 東日本旅客鉄道株式会社 第21期有価証券報告書、第一部 企業情報、第3 設備の状況、2 主要な設備の状況、(2)運輸行、c その他の主な設備、p49/140、閲覧日:2009年11月10日
  5. ^ 事業展開 > 鉄道関連輸送事業”. ジェイアール東日本物流. 2016年9月2日閲覧。
  6. ^ 第42回東京都統計年鑑 222ページ
  7. ^ 第43回東京都統計年鑑 228ページ
  8. ^ 第44回東京都統計年鑑 222ページ
  9. ^ 第45回東京都統計年鑑 232ページ
  10. ^ 第46回東京都統計年鑑 218ページ
  11. ^ 第47回東京都統計年鑑 236ページ
  12. ^ 第48回東京都統計年鑑 252ページ
  13. ^ 第49回東京都統計年鑑 252ページ
  14. ^ 第50回東京都統計年鑑 252ページ
  15. ^ 第51回東京都統計年鑑 252ページ
  16. ^ 第52回東京都統計年鑑 252ページ
  17. ^ 第53回東京都統計年鑑 252ページ
  18. ^ 第54回東京都統計年鑑 252ページ
  19. ^ 第55回東京都統計年鑑 252ページ
  20. ^ 第56回東京都統計年鑑 248ページ
  21. ^ 第57回東京都統計年鑑 266ページ
  22. ^ 第58回東京都統計年鑑 253ページ
  23. ^ 第59回東京都統計年鑑 252ページ
  24. ^ 第60回東京都統計年鑑 257ページ

関連項目[編集]