留萌テレビ中継局

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留萌テレビ中継局(るもいてれびちゅうけいきょく)は、北海道留萌市礼受町の千望台にあるテレビ中継局。ここでは、NHK旭川放送局FMラジオ中継局とFMもえる、留萌南町中継局、幌糠中継局についても記載する。

留萌テレビ中継局[編集]

地上デジタルテレビ放送[編集]

留萌中継局(局舎)
留萌中継局(送信アンテナ)
留萌中継局(受信アンテナ)
ID 放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
1 HBC
北海道放送
48 10W 93W 水平偏波 北海道 約14,000世帯 2008年
12月25日
2 NHK
旭川教育
46 89W 全国
3 NHK
旭川総合
44 91W 道北圏
上川留萌
宗谷・北空知
5 STV
札幌テレビ放送
32 93W 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
42
7 TVh
テレビ北海道
30 91W
8 UHB
北海道文化放送
34 93W

地上アナログテレビ放送[編集]

NHK
旭川放送局
HBC
STV・HTB・UHB・TVh
チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
2 NHK
旭川教育
映像100W/
音声25W
映像240W/
音声60W
水平偏波 全国 不明 1962年
12月25日[1]
4 NHK
旭川総合
映像230W/
音声57W
道北圏
(上川・留萌・
宗谷・北空知)
6 STV
札幌テレビ放送
映像260W/
音声66W
北海道 1964年
10月1日[2]
10 HBC
北海道放送
映像230W/
音声57W
1963年
12月17日[2]
36 TVh
テレビ北海道
映像2.2kW/
音声550W
1995年
11月1日[3]
38 HTB
北海道テレビ放送
1977年
9月1日[4]
40 UHB
北海道文化放送

FMラジオ放送[編集]

周波数
MHz
放送局名 呼出符号 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
76.9 エフエムもえる JOZZ1AR-FM 20W 38W 留萌市 約12,500世帯 2004年
10月24日
84.8 NHK
旭川FM
(なし) 100W 160W 道北圏
(上川・留萌・
宗谷・北空知)
不明 1967年
7月30日
(実用化試験局として)
  • AIR-G'、NORTHWAVEは当地に中継局を設置していないが、札幌送信所(AIR-G' 80.4MHz、NORTHWAVE 82.5MHz 出力5kW)または旭川送信所(AIR-G' 76.4MHz、NORTHWAVE 79.8MHz 出力500W)を受信できる場合がある。この場合は、各送信所のNHK-FM(札幌:85.2MHz、旭川:85.8MHz)も受信可能である。

留萌南町中継局[編集]

各局の送信設備

地上アナログテレビジョン放送送信設備[編集]

チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
50 NHK
旭川教育
映像100mW/
音声25mW
映像480mW/
音声120mW
全国 530世帯 不明
52 HTB
北海道テレビ放送
北海道
54 UHB
北海道文化放送
56 NHK
旭川総合
道北圏
(上川・留萌・
宗谷・北空知)
58 HBC
北海道放送
北海道
60 STV
札幌テレビ放送
62 TVh
テレビ北海道
1996年

幌糠中継局[編集]

地上アナログテレビジョン放送送信設備[編集]

チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
45 NHK
旭川教育
映像10W/
音声2.5W
映像110W/
音声28W
全国 不明 1967年
11月15日
48 NHK
旭川総合
道北圏
(上川・留萌・
宗谷・北空知)


FMラジオ放送[編集]

周波数
(MHz)
放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
76.9 エフエムもえる 4W 3W 留萌市 約200世帯 2006年
10月30日
  • NHK旭川FM放送の中継局は設置されていないが、留萌中継局または深川中継局からの電波が受信可能である。

その他[編集]

放送エリア[編集]

  • テレビ・NHK旭川FM
留萌テレビ中継局 - 留萌市中心部と沿岸部。増毛町全域。小平町一部地域。
留萌南町中継局 - 留萌市南町とその周辺。
幌糠中継局 - 留萌市幌糠地区。
  • FMもえる
原則として留萌南部(留萌市・増毛町・小平町)全域。その他、高性能のFMアンテナの使用によっては留萌中部の羽幌町天売焼尻地区や空知管内北竜町沼田町の一部(特に留萌市に近い地域)にも届く場合がある。

中継局施設について[編集]

  • 留萌中継局 - アナログテレビ放送はNHK旭川放送局(FMも含む)・HBCは単独で、STV・HTB・UHB・TVhは共同使用。デジタルテレビ放送は既存のNHK旭川放送局の施設をそのまま使用して、全ての放送局が相乗りする形になった。FMもえるは単独使用である。
  • 留萌南町中継局 - 共同使用。留萌市緑ヶ丘町にあるミニサテライト局で、留萌テレビ中継局の電波を受信して中継している。
  • 幌糠中継局 - NHK旭川放送局、FMもえるとも単独。

地上デジタル放送[編集]

  • 留萌テレビ中継局 - 全局とも2008年12月25日に開局した。
  • 留萌南町中継局 - 非該当となっているため、2011年7月24日の停波をもって運用を終えた(留萌テレビ中継局でカバーできるため)。
  • 幌糠中継局 - NHKのみ2010年に開局する予定だったが、当初から非該当の民放も含め、留萌テレビ中継局(または深川中継局)でカバーできることに加え、有線放送による共同受信でカバーされることから、置局不要となったため、2011年7月24日をもって廃止された。

受信元の中継局[編集]

  • 留萌テレビ中継局 - NHKアナログ総合テレビは留萌幌糠中継局。その他のアナログテレビ各局とデジタルテレビ全局は深川中継局。
  • 留萌南町中継局 - 留萌テレビ中継局。
  • 幌糠中継局 - NHK総合テレビは旭川送信所。NHK教育テレビは深川中継局(アナログ放送。これは深川中継局の開局当初、アナログ総合テレビの管轄局が札幌放送局であったためである。教育テレビは元から旭川放送局の管轄である)。

他業種中継[編集]

北海道中央バス及び沿岸バス(羽幌町)の無線中継局も同一地域に設置されている。

反射板[編集]

中継局より北側約2キロの位置(陸上自衛隊マサリベツ演習場)内に反射板を設置し、大和田地区や藤山地区への放送を行っている。

脚注[編集]

  1. ^ 日本放送協会放送文化調査研究所放送情報調査部『NHK年鑑'75』日本放送出版協会、1975年、304頁。 
  2. ^ a b 日本民間放送連盟『日本放送年鑑 昭和55年度』洋文社、1980年、493頁。 
  3. ^ NHKアイテック/編集; 日本放送協会/監修; 日本民間放送連盟/監修『全国テレビジョン・FM・ラジオ放送局一覧 2004』NHKアイテック、2004年、56頁。 
  4. ^ 日本民間放送連盟『日本放送年鑑 昭和55年度』洋文社、1980年、494頁。 

座標: 北緯43度55分24.3秒 東経141度39分9.5秒 / 北緯43.923417度 東経141.652639度 / 43.923417; 141.652639