「まほろば (列車)」の版間の差分
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本項では、ほぼ同区間で運行される予定の通勤特急「'''らくラクやまと'''」についても記述する。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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当列車の運転には旺盛なインバウンド需要の取り込みや大阪・京都の外国人観光客の混雑を奈良に取り込むことで解消することや奈良観光の振興などの狙いがあるという。将来の定期列車化や通年運行を目指しており、実現した場合は現在阪奈間でも多くの[[近鉄特急|特急]]を運転している[[近畿日本鉄道|近鉄]]に対し、JRにしかできない新大阪駅直通という利点を活かして対抗できる。一方近鉄にとっても奈良県内のタクシーやバスなどの関連企業の利用者増加に伴う利益が期待できる<ref>{{Cite web|和書|url = https://www.sankei.com/article/20190909-6RDYKZRDDZPOFLEVHPCL6AI77Y/ |title = どうする近鉄、JR西日本、牙城の「奈良」に臨時特急運行 |publisher = 産経新聞 |accessdate = 2019-11-05 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url = https://tetsudo-ch.com/9690784.html |title = 帰ってきた「臨時特急まほろば」〜奈良の雄・近鉄への挑戦〜 |publisher = 鉄道チャンネル |accessdate = 2019-11-05 }}</ref>。 |
当列車の運転には旺盛なインバウンド需要の取り込みや大阪・京都の外国人観光客の混雑を奈良に取り込むことで解消することや奈良観光の振興などの狙いがあるという。将来の定期列車化や通年運行を目指しており、実現した場合は現在阪奈間でも多くの[[近鉄特急|特急]]を運転している[[近畿日本鉄道|近鉄]]に対し、JRにしかできない新大阪駅直通という利点を活かして対抗できる。一方近鉄にとっても奈良県内のタクシーやバスなどの関連企業の利用者増加に伴う利益が期待できる<ref>{{Cite web|和書|url = https://www.sankei.com/article/20190909-6RDYKZRDDZPOFLEVHPCL6AI77Y/ |title = どうする近鉄、JR西日本、牙城の「奈良」に臨時特急運行 |publisher = 産経新聞 |accessdate = 2019-11-05 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url = https://tetsudo-ch.com/9690784.html |title = 帰ってきた「臨時特急まほろば」〜奈良の雄・近鉄への挑戦〜 |publisher = 鉄道チャンネル |accessdate = 2019-11-05 }}</ref>。 |
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== 列車名の由来 == |
=== 列車名の由来 === |
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'''[[まほろば]]'''という言葉は「素晴らしい場所」あるいは「住みやすい場所」という意味の古語で、奈良あるいは旧[[大和国]]を称する言葉として使われることが多く、平城遷都1300年記念事業や通常の奈良県内で行われるイベント、施設名称にも使用例があることから、奈良県域への観光客を主な対象とする当列車の列車名として選定されたものである。 |
'''[[まほろば]]'''という言葉は「素晴らしい場所」あるいは「住みやすい場所」という意味の古語で、奈良あるいは旧[[大和国]]を称する言葉として使われることが多く、平城遷都1300年記念事業や通常の奈良県内で行われるイベント、施設名称にも使用例があることから、奈良県域への観光客を主な対象とする当列車の列車名として選定されたものである。 |
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== まほろば(2010年) == |
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|列車名=まほろば |
|列車名=まほろば |
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=== 停車駅 === |
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** [[梅田貨物線]]を経由するが[[大阪駅]](うめきた地下ホーム)は当時は開業していない。 |
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=== 使用車両・編成 === |
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== まほろば(2019年〜) == |
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=== 運行概要 === |
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2019年11月2日から12月8日までの土曜・休日(計13日)に運転された。運転本数は、午前中が新大阪→奈良、午後が奈良→新大阪の1日1往復となっており、上下列車とも[[山陽新幹線]]との接続を念頭に置いたダイヤが設定がされた。 |
2019年11月2日から12月8日までの土曜・休日(計13日)に運転された。運転本数は、午前中が新大阪→奈良、午後が奈良→新大阪の1日1往復となっており、上下列車とも[[山陽新幹線]]との接続を念頭に置いたダイヤが設定がされた。 |
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=== 使用車両・編成 === |
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=== 料金 === |
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== らくラクやまと == |
== らくラクやまと == |
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|国={{JPN}} |
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|種類=[[特別急行列車]](通勤特急) |
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|現況=運行予定 |
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|地域=[[大阪府]]・[[奈良県]] |
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|運行開始=[[2024年]][[3月18日]](予定) |
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|運行終了= |
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|運営者=[[西日本旅客鉄道]](JR西日本) |
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2024年3月のダイヤ改正より運行開始予定<ref name="jrw_20231215">{{Cite press release|和書|url=https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231215_00_press_daiyakaisei_kinto.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201218051527/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231215_00_press_daiyakaisei_kinto.pdf|format=PDF|language=日本語|title=2024年春のダイヤ改正について|publisher=西日本旅客鉄道近畿統括本部|date=2023-12-15|accessdate=2023-12-15|archivedate=2023-12-15}}</ref>。奈良県を運行する定期特急列車は、1967年に廃止された「あすか」以来約57年ぶりとなる。また、「[[はるか (列車)|はるか]]」「[[びわこエクスプレス]]」「[[らくラクはりま]]」に次ぐ、[[アーバンネットワーク]]内で運行が完結する特急列車となる。 |
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当列車の設定と同時に、[[大阪環状線]]直通の[[大和路線#区間快速|区間快速]]と、[[おおさか東線]]経由の[[大和路線#直通快速|直通快速]]に設定されている有料座席「うれしート」の設定列車が拡大され、大和路線における座席保証サービスが強化される<ref name="jrw_20231215"/>。 |
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2024年3月のダイヤ改正より運行開始予定である。ルートは天王寺駅経由である。 |
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=== 停車駅 === |
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* 大阪駅は[[大阪駅#地下ホーム(うめきたエリア)|うめきた地下ホーム]]発着。 |
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=== 使用車両・編成 === |
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== 脚注 == |
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* [[かすが (列車)#関西本線経由優等列車沿革]] - 当列車が走行する関西本線(大和路線)でかつて運行された優等列車について記述。 |
* [[かすが (列車)#関西本線経由優等列車沿革]] - 当列車が走行する関西本線(大和路線)でかつて運行された優等列車について記述。 |
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* [[近鉄特急#阪奈特急(大阪 - 奈良間)]] - 当列車と競合する区間で運行される[[近畿日本鉄道]](近鉄)の特急列車群について記述。 |
* [[近鉄特急#阪奈特急(大阪 - 奈良間)]] - 当列車と競合する区間で運行される[[近畿日本鉄道]](近鉄)の特急列車群について記述。 |
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* [[びわこエクスプレス]]・[[らくラクはりま]] - [[アーバンネットワーク]]内で設定されている通勤特急。「びわこエクスプレス」は2024年3月16日より「らくラクびわこ」に改称予定。 |
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2023年12月15日 (金) 23:32時点における版
まほろばは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が大阪駅 - 奈良駅で運行する臨時特別急行列車である。
運転時期により、以下の2系統の列車があるが本記事では両方とも紹介する。
- 2010年(平成22年)4月から6月にかけて、東海道本線(梅田貨物線)・大阪環状線・関西本線(大和路線)経由で運行していた列車
- 2019年(令和元年)よりおおさか東線・関西本線(大和路線)経由で運行している列車[1][2][3]
本項では、ほぼ同区間で運行される予定の通勤特急「らくラクやまと」についても記述する。
概要
2010年4月1日から6月30日まで、「奈良デスティネーションキャンペーン」が開催され[4]、多くの利用客が予想されることから、その一環として、利便性向上のためにメイン会場である平城宮跡会場でのイベント開催時期に合わせて臨時列車が設定された[5]。
2010年は平城京への遷都から1300年にあたり、奈良市の平城宮跡を中心として平城遷都1300年記念事業が行われ、奈良県とJR6社ではこれに協賛していた。区間および運行経路は、1988年(昭和63年)のなら・シルクロード博覧会期間中に運行された会場アクセス快速と同じであった。
奈良県内および奈良駅を経由する日本国有鉄道(国鉄)・JRの特急列車は、定期列車では名古屋駅 - 東和歌山駅(現在の和歌山駅)間を関西本線・阪和貨物線経由で運転していた「あすか」が1967年(昭和42年)10月1日に廃止されて以来運転がなく、臨時列車としても1988年(昭和63年)から翌1989年(平成元年)まで、京都駅 - 白浜駅間を奈良線・関西本線・阪和貨物線経由で運転されていた「しらはま」以来21年ぶりとなっている。八尾駅 - 天王寺駅間には定期・臨時を含めてこれまで特急列車が運転されたことはなく、当列車が初の特急列車となった。
2019年8月におおさか東線全線開業(同年3月16日)を契機とした、新大阪駅で接続する山陽新幹線岡山駅以西方面から奈良市方面への誘客を念頭に臨時特急列車の運行を発表した[1]。同年11月から12月上旬にかけての土曜・休日に運転された。新大阪駅から奈良駅までノンストップで運転され、2010年とは違い途中停車駅は設定されていない[1]。
当列車の運転には旺盛なインバウンド需要の取り込みや大阪・京都の外国人観光客の混雑を奈良に取り込むことで解消することや奈良観光の振興などの狙いがあるという。将来の定期列車化や通年運行を目指しており、実現した場合は現在阪奈間でも多くの特急を運転している近鉄に対し、JRにしかできない新大阪駅直通という利点を活かして対抗できる。一方近鉄にとっても奈良県内のタクシーやバスなどの関連企業の利用者増加に伴う利益が期待できる[6][7]。
列車名の由来
まほろばという言葉は「素晴らしい場所」あるいは「住みやすい場所」という意味の古語で、奈良あるいは旧大和国を称する言葉として使われることが多く、平城遷都1300年記念事業や通常の奈良県内で行われるイベント、施設名称にも使用例があることから、奈良県域への観光客を主な対象とする当列車の列車名として選定されたものである。
まほろば(2010年)
まほろば | |
---|---|
![]() 臨時特急「まほろば」号 (久宝寺 - 加美間) | |
概要 | |
国 |
![]() |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 廃止 |
地域 | 大阪府・奈良県 |
運行開始 | 2010年4月1日 |
運行終了 | 2010年6月27日 |
後継 | らくラクやまと |
運営者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
路線 | |
起点 | 新大阪駅 |
終点 | 奈良駅 |
営業距離 | 52.0 km (32.3 mi) |
運行間隔 | 1往復 |
使用路線 | JR西日本:東海道本線(梅田貨物線)・大阪環状線・関西本線(大和路線) |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 |
普通車指定席:3 - 6号車 普通車自由席:1・2号車 |
技術 | |
車両 |
381系電車 (日根野電車区) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 直流1,500 V |
最高速度 | 120 km/h |
備考 | |
土曜・休日のみ運転(4月1日のみ例外) |
運転日は2010年4月1日と、4月から6月にかけての土曜・休日となっていた。運行本数は、午前中の新大阪発奈良行きと、午後の奈良発新大阪行きがそれぞれ1本ずつの1日1往復が運行されていた。列車番号は東海道本線に合わせて下り(奈良行き)が9093M、上り(新大阪行き)が9094Mであった。
車内では往路と復路で往復で異なったデザインの記念乗車証が配布されていた。なお、奈良行の乗客を対象に、抽選で奈良の土産がプレゼントされ、往路の記念乗車証の裏面には抽選番号が記載されていた。
6月27日のラストランでは、駅員などが明治時代の制服着用で見送り、奈良駅長の出発合図で発車した[8][9]。
-
乗車位置表示(奈良駅)
-
車内の様子。平城遷都1300年祭マスコットキャラクター(当時)の「せんとくん」が乗車する日もあった。
停車駅
使用車両・編成
まほろば | ||||||||||||
← 奈良 新大阪 →
| ||||||||||||
| ||||||||||||
|
やまとじライナーでも運用されていた日根野電車区所属に所属する381系電車(国鉄色編成)の6両編成で運転されていた。座席指定席4両と自由席2両(4月1日のみ全車指定席)で、グリーン車は連結していない。
運賃・料金計算
当列車は梅田貨物線を経由するため大阪駅は通らないが、乗車券及び特急券についてはほかの梅田貨物線経由の列車(「はるか」「くろしお」など)と同じく大阪駅経由で計算する。大都市近郊区間の規定により、塚本駅以西の大阪近郊区間からの普通運賃は京橋・放出・新加美経由(当時おおさか東線新大阪 - 放出は未開業であるため)、特急料金は経路特定区間の規定により京橋・天王寺経由となる。
特急料金は、全区間でB特急料金が適用される。特急「まほろば」運転に伴い、天王寺駅 - 八尾駅間が新たにB特急料金の区間となった(八尾駅 - 奈良駅間は、1989年3月のダイヤ改正まで特急「しらはま」号が運転されていた時に設定されている)。2010年3月号時刻表において当列車運転区間が適用区間として図示されている[10]。
2名または3名のグループで利用する旅客向けに、割安な料金で指定席に乗車できる「まほろばグループ特急券」が設定されていた[11]。1人での利用は不可。
設定区間 | 2人用 | 3人用 | 1人あたりの料金 (通常の指定席特急料金) |
---|---|---|---|
新大阪⇔王寺・法隆寺・奈良間 | 1,000円 | 1,500円 | 500円 (1,450円) |
天王寺⇔王寺・法隆寺・奈良間 | 800円 | 1,200円 | 400円 (1,140円) |
まほろば(2019年〜)
まほろば | |
---|---|
![]() 運行初日の臨時特急「まほろば」号 (奈良駅) | |
概要 | |
国 |
![]() |
種類 | 臨時特別急行列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 大阪府・奈良県 |
運行開始 | 2019年11月2日 |
運営者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
路線 | |
起点 | 大阪駅 |
停車地点数 | 3駅(起終点駅含む) |
終点 | 奈良駅 |
営業距離 | 54.4 km (33.8 mi) |
運行間隔 | 1往復 |
列車番号 | 9021M・9022M |
使用路線 | JR西日本:おおさか東線・関西本線(大和路線) |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
身障者対応 | 2号車 |
座席 | 普通車指定席:全車 |
技術 | |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 直流1,500 V |
最高速度 | 120 km/h |
備考 | |
土曜・休日の限られた日のみ運転 |
運行概要
2019年11月2日から12月8日までの土曜・休日(計13日)に運転された。運転本数は、午前中が新大阪→奈良、午後が奈良→新大阪の1日1往復となっており、上下列車とも山陽新幹線との接続を念頭に置いたダイヤが設定がされた。
2019年3月に全線開通したおおさか東線を経由し、途中停車駅は設定していない[1](ただし、乗務員交代の為、久宝寺駅で運転停車を行う)。列車番号は関西本線に合わせて下り(新大阪行き)が9021M、上り(奈良行き)が9022Mである[12][13]。
翌2020年も3月から6月にかけて臨時列車として運転することが発表されたが[3]、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、5月以降の全列車が運休し、7月以降の運転も行われていなかった[14][15]。8月22日から運行を再開し、同日から30日までの土曜・休日(計4日)に運転され[16]、9月は5日から27日までの土曜・休日(計10日)に運転されたが[17]、10月以降の運転なかった[18]。
2023年春季は3月25日からの土・休日を中心に6月11日までの16日間運行された。また、今季からおおさか東線梅田大阪延伸開業に伴い、大阪駅発着と運行区間を延伸し、大阪駅地下ホームからの発着となり、地下ホームに専用の乗車位置案内がに貼付された[19]。
2023年秋季は10月7日からの土・休日を中心に12月20日までの23日間運行される予定である。また、今季は、法隆寺の世界遺産登録30周年にあわせて法隆寺駅に停車する。
停車駅
使用車両・編成
「くろしお」で使用される287系3両編成(定員178席)での運転[1][19]。全車両指定席でグリーン車は連結しない[1]。(2020年春季運転時までは1,2号車指定席、3号車自由席の設定であった)
料金
特急料金はA特急料金が適用され、通常期の指定席特急料金は1,730円[2]、自由席特急料金は1,200円となる[20]。ただし2020年春季運転以降、全車両指定席車両となり、自由席車両の設定はされていない。
インターネット予約サービスe5489の利用が可能で、eきっぷ、eチケットレス特急券ともに指定席特急料金は1,200円である[21][22]。
2023年春季は「まほろばチケットレス特急券」が発売され、指定席特急券料金は860円である。[23][19]
らくラクやまと
らくラクやまと | |
---|---|
概要 | |
国 |
![]() |
種類 | 特別急行列車(通勤特急) |
現況 | 運行予定 |
地域 | 大阪府・奈良県 |
運行開始 | 2024年3月18日(予定) |
運営者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
路線 | |
起点 | 新大阪駅 |
終点 | 奈良駅 |
営業距離 | 52.0 km (32.3 mi) |
運行間隔 | 1往復 |
使用路線 | JR西日本:東海道本線(梅田貨物線)・大阪環状線・関西本線(大和路線) |
技術 | |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 直流1,500V |
最高速度 | 130km/h |
ルート番号 |
![]() ![]() ![]() |
2024年3月のダイヤ改正より運行開始予定[24]。奈良県を運行する定期特急列車は、1967年に廃止された「あすか」以来約57年ぶりとなる。また、「はるか」「びわこエクスプレス」「らくラクはりま」に次ぐ、アーバンネットワーク内で運行が完結する特急列車となる。
当列車の設定と同時に、大阪環状線直通の区間快速と、おおさか東線経由の直通快速に設定されている有料座席「うれしート」の設定列車が拡大され、大和路線における座席保証サービスが強化される[24]。
停車駅
新大阪駅 - 大阪駅 - 天王寺駅 - 久宝寺駅 - 王寺駅 - 法隆寺駅 - 大和小泉駅 - 郡山駅 - 奈良駅
- 大阪駅はうめきた地下ホーム発着。
使用車両・編成
脚注
- ^ a b c d e f 『新大阪~奈良駅間 ノンストップ特急の臨時運行』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2019年8月22日 。2019年8月22日閲覧。
- ^ a b c “臨時特急「まほろば」新大阪~奈良間で運行 おおさか東線をノンストップで走る”. 乗りものニュース. (2019年8月22日) 2019年8月22日閲覧。
- ^ a b 『2020年【春】の臨時列車の運転について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年1月17日 。2020年1月18日閲覧。
- ^ 平成20年5月19日(月)臨時記者会見 - 奈良県
- ^ 奈良デスティネーションキャンペーン 臨時特急「まほろば」号 運行開始! Archived 2010年3月17日, at the Wayback Machine. - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年1月22日
- ^ “どうする近鉄、JR西日本、牙城の「奈良」に臨時特急運行”. 産経新聞. 2019年11月5日閲覧。
- ^ “帰ってきた「臨時特急まほろば」〜奈良の雄・近鉄への挑戦〜”. 鉄道チャンネル. 2019年11月5日閲覧。
- ^ 臨時特急「まほろば」号ラストランとデスティネーションキャンペーン引継ぎ式の開催について Archived 2010年6月26日, at the Wayback Machine. - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年6月22日
- ^ 臨時特急"まほろば"の運転終了 - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース 2010年6月28日
- ^ 『JTB時刻表 2010年3月号』JTB p.989
- ^ 『「新大阪駅から奈良駅間直通」「指定席」だから、ゆったり座れる「まほろばグループ特急券」発売開始!!お手持ちのきっぷに、プラス500円 で(1名あたり片道) 指定席にご乗車OK!!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2010年4月14日。 オリジナルの2010年6月25日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “列車詳細情報 9021M”. 西日本旅客鉄道. 2019年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月4日閲覧。
- ^ “列車詳細情報 9022M”. 西日本旅客鉄道. 2019年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月4日閲覧。
- ^ 『山陽新幹線、在来線特急における一部臨時列車の運休について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年4月6日 。2020年4月20日閲覧。
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- ^ “【e5489専用】まほろばチケットレス特急券│トクトクきっぷ:JRおでかけネット”. tickets.jr-odekake.net. 2023年1月20日閲覧。
- ^ a b 『2024年春のダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道近畿統括本部、2023年12月15日。 オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブ 。2023年12月15日閲覧。
関連項目
- 日本の列車愛称一覧
- デスティネーションキャンペーン
- 平城遷都1300年記念事業
- かすが (列車)#関西本線経由優等列車沿革 - 当列車が走行する関西本線(大和路線)でかつて運行された優等列車について記述。
- 近鉄特急#阪奈特急(大阪 - 奈良間) - 当列車と競合する区間で運行される近畿日本鉄道(近鉄)の特急列車群について記述。
- びわこエクスプレス・らくラクはりま - アーバンネットワーク内で設定されている通勤特急。「びわこエクスプレス」は2024年3月16日より「らくラクびわこ」に改称予定。