「スーパーストリートファイターIV」の版間の差分

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{{Pathnav|frame=1|ストリートファイターIV}}
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|Title = スーパーストリートファイターIV
|Title = スーパーストリートファイターIV
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|Sale = {{Flagicon|JPN}} '''3DS''':15万0162本<ref>{{Cite book |和書 |accessdate=2016-03-25 |year=2013 |title=ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版) |publisher=[[エンターブレイン]] }}</ref>
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|etc =
}}
}}
==== PS3、Xbox 360版(SSFIV) ====
『'''スーパーストリートファイターIV'''』(スーパーストリートファイターフォー、''SUPER STREET FIGHTER IV'')は『ストIV』をベースに追加要素を加えた、いわゆるアッパーバージョンである。2009年[[9月29日]]に製作が発表され、後の2010年[[4月28日]]に発売された。通称は『'''スパIV'''』。対応機種は[[PlayStation 3|PS3]]、[[Xbox 360]]。パッケージイラストはリュウ、ケン、キャミィ、ガイル、春麗、ジュリが描かれている。


『'''スーパーストリートファイターIV'''』(スーパーストリートファイターフォー、''SUPER STREET FIGHTER IV''、通称:'''スパIV''')は[[カプコン]]から[[2010年]][[4月28日]]に[[PlayStation 3|PS3]]/[[Xbox 360]]用ソフトとして発売された対戦型格闘ゲームであり、『[[ストリートファイターIV]]』(以下:『ストIV』)をベースに追加要素を加えた作品である。
キャッチコピーは「'''俺より強いやつが呼んでいる。'''」(発表当初は「俺より強いやつを呼びに行く。」)。


また、2010年[[12月16日]]には、アーケード版である『[[スーパーストリートファイターIV アーケードエディション]]』(スーパーストリートファイターフォー アーケードエディション、''SUPER STREET FIGHTER IV ARCADE EDITION''、通称:'''スパIV AE''')が稼働を開始したほか、[[2011年]][[2月26日]]には、[[ニンテンドー3DS]]への移植版である『'''スーパーストリートファイターIV 3Dエディション'''』(スーパーストリートファイターフォー スリーディーエディション、''SUPER STREET FIGHTER IV 3D EDITION''、通称:'''スパIV 3DE''')が発売された。
主な追加要素としては

== リリース ==
{{Main2|アーケードエディションおよびその移植版|スーパーストリートファイターIV アーケードエディション}}
元々『ストリートファイターIV』はお祭り的な作品を想定していたが、世界中のプレイヤーからの要望を受け、本作の開発に至った{{R|GameWatch20100511}}。

タイトルは『ストリートファイターII』(以下:『ストII』)の続編『ストリートファイターIIダッシュ』(以下『ストIIダッシュ』)に倣って『ストリートファイターIVダッシュ』になる予定だったが、日本国外での発売を考慮して現在の名前になった(日本国外では『ストII』の続編は『ストIIダッシュ』の名前で発売されておらず、「ダッシュ」という言葉自体にも「速い」というイメージが持たれているため)<ref>『ストIIダッシュ』の日本国外版タイトルは『Street Fighter II -CHAMPION EDITION-』。</ref><ref name="famitsu20091008">{{cite web|url=http://www.famitsu.com/interview/article/1228197_1493.html|title=『スーパーストリートファイターIV』プロデューサーインタビュー完全版|date=2009-10-08|accessdate=2022-11-09|website=ファミ通.com}}</ref>。

2009年9月28日にティザーサイトが公開され<ref>{{Cite web |title=カプコンの公式サイトで謎のティザーサイトがオープン |url=https://www.4gamer.net/games/000/G000000/20090928034/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-11-08 |publisher=Aetas |date=2009/09/28}}</ref>、その翌日の2009年[[9月29日]]に本作の製作が発表されると同時に、新規キャラクターの[[ハン・ジュリ]]に加え、『ストII』の[[サンダー・ホーク]]と[[ディージェイ (ストリートファイター)|ディージェイ]]が登場することが発表された<ref>{{Cite web |title=謎のティザーサイトの正体は「スーパーストリートファイターIV」だった! 新キャラ「T.ホーク」「ディージェイ」「ジュリ」を加え,来春発売決定 |url=https://www.4gamer.net/games/099/G009926/20090929056/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-11-08 |publisher=Aetas |date=2009/09/29}}</ref>。
2010年3月15日には、もう一人の新規キャラクターである[[ハカン]]の情報が公開された<ref>{{Cite web |title=つるっつる感がなんとも言えない。「スーパーストリートファイターIV」,最後のオリジナルキャラクター“ハカン”の仰天の技の数々を今すぐチェック |url=https://www.4gamer.net/games/099/G009926/20100315005/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-11-08 |lpublisher=Aetas |date-2010年3月15日}}</ref>。そして、本作は[[2010年]][[4月28日]]に[[PlayStation 3|PS3]]/[[Xbox 360]]用ソフトとして発売された。
[[2011年]][[2月26日]]には、[[ニンテンドー3DS]]への移植版である『スーパーストリートファイターIV 3Dエディション』が発売された。この作品は、同ハードの[[ローンチタイトル]]であると同時に、『スパIV』としては初めての家庭用携帯ゲーム機移植版となる{{efn|携帯電話の[[iPhone]]と[[iPod touch]]版は『ストIV』としてのリリース}}。また、2013年9月19日にダウンロード版『スパIV 3DE』の配信が開始された<ref>{{Cite web |title=3DS「スーパーストリートファイターIV 3D EDITION」ダウンロード版が2013年9月19により配信開始―お手頃価格の2000円(税込)で購入可能 |url=https://www.gamer.ne.jp/news/201309170034/ |website=Gamer|access-date=2022-11-07 |date=2013年9月17日}}</ref>。

== 内容 ==
ゲーム内のストーリーは『ストIV』の後日談ではなく、『ストIV』を別の視点から見たもの(時間軸は同じ)である<ref name="blog">{{Wayback|url=http://www.capcom.co.jp/blog/sf4/development_blog/2009/12/22_449.html|title=スーパーストリートファイターIV・オフィシャルブログ「ストーリーと演出について」|date=20091225145033}},2009年12月22日,2022年12月3日閲覧。</ref>{{R|GameWatch20100511|dengeki20100424P2}}。

主な追加要素は以下の通りだが、それ以外にも既存キャラクターの性能の変更や全体のゲームバランスの調整も行われている。


* 新キャラクターや新ステージの追加
* 新キャラクターや新ステージの追加
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* 「チームバトル」「エンドレスバトル」などのネットワーク対戦モードの充実
* 「チームバトル」「エンドレスバトル」などのネットワーク対戦モードの充実


新キャラクターは10名が追加され、アーケード版『ストIV』の19名、家庭用『ストIV』の6名を加えキャラクターの総数は35名となった。なお、追加キャラクターに関しては特定の条件を満たしてロックを解除しないと使用不可能だった前作に対し、本作では最初から全てのキャラクターを使用できるようになっている{{R|GameWatch20100511}}。
などが挙げられ、それ以外にも既存キャラクターの性能の変更や全体のゲームバランスの調整も行われている。


Xbox 360版では、新キャラクターの一人であるハン・ジュリを主題としたアニメーションが収録されており、『[[ストリートファイターZERO|ストリートファイターZERO3]]』で設定されたベガ親衛隊たちも登場している。
新キャラクターは10名が追加され、アーケード版『ストIV』の19名、家庭用『ストIV』の6名を加えキャラクターの総数は35名となった。なお、追加キャラクターに関しては特定の条件を満たしてロックを解除しないと使用不可能だった前作に対し、本作では最初から全てのキャラクターを使用できるようになっている。
前作のアニメを製作したSTUDIO 4℃がスケジュールの都合で担当できなかったため<ref name="dengeki20100424P2">{{Cite web|url=http://news.dengeki.com/elem/000/000/257/257389/index-2.html|title=「新キャラってどんなヤツ!? ワロスコンボまだあるの!? 『スパIV』の小野Pを直撃!」|date=2010年4月24日|accessdate=2022-11-09|website=電撃オンライン}}より。</ref>、今回は[[ゴンゾ|GONZO]]が製作をしている。監督は[[木崎文智]]など『[[アフロサムライ]]』を製作した主要スタッフたちが担当。
なお、小野は電撃オンラインとのインタビューの中で、Xbox LIVEを盛り上げるためにこのアニメーションの制作を依頼したと話しており、PlayStation3版には収録するつもりはないとしている{{R|dengeki20100424P2}}。


==== 内容(スパIV 3DE) ====
本作からの新規キャラクターであるジュリとハカンのキャラクターコンセプトデザイン(衣装デザイン<ref>{{Cite web|url=http://www.studiocube.info/results.html|title=制作実績|work=イラストレーターStudio CUBE.【Official Web Site.】|accessdate=2020-02-08|archiveurl=https://web.archive.org/web/20101005064435/http://www.studiocube.info/results.html|archivedate=2010-10-05}}</ref>)はイラストレーターのStudio CUBE.(岩田将尚、小松亜紗美)によるもの<ref>{{Cite web|url=http://www.studiocube.info/results2.html|title =広告・WEB等の実績|work=イラストレーターStudio CUBE. |accessdate=2020-02-08}}</ref>。また、キャラクターの設定イラストなどは墨のタッチがメインに用いられていた前作に対し、本作では'''ハッチングタッチ'''(通称「シャカシャカタッチ」)と呼ばれる[[ハッチング]]技法をメインに使って描かれている。
『スーパーストリートファイターIV 3Dエディション』においては、クォータービュー[[立体視]]の「3Dバーサスモード」を収録(従来型の2Dバーサスモードも収録)し、3Dvs2D、3D(2D)同士での対戦も可能。タッチパネルに技を4つまで登録できる初心者向けの機能もある。容量の都合から背景のアニメーションなど一部演出が割愛されているが、それ以外の仕様は同じ。無線によるローカル通信対戦([[ゲームシェアリング|ダウンロードプレイ]]対応)とインターネット対戦、すれちがい通信に対応。
プレイなどを通じて「フィギュアポイント」と呼ばれるポイントがたまり、ミニゲーム「フィギュアスロット」でフィギュアと交換できる。また、このフィギュアはニンテンドー3DSのすれちがい通信を用いたオートバトルで対戦させたり、ほかのプレイヤーと交換することができる<ref>{{Cite web |title=「スーパーストリートファイターIV 3D EDITION」、フィギュアデータを販売店購入特典として配布 |url=https://nlab.itmedia.co.jp/games/articles/1102/19/news006.html |website=ねとらぼ |access-date=2022-11-07 |language=ja}}</ref>。


通常の操作体系に加え、3DSに合わせた「PRO」モードと「LITE」モードという操作体系が存在する{{R|4Gamer.net20110411}}。
タイトルは『ストII』の続編『ストリートファイターIIダッシュ』(以下『ストIIダッシュ』)に倣って『ストリートファイターIVダッシュ』になる予定だったが、日本国外での発売を考慮して現在の名前になった(日本国外では『ストII』の続編は『ストIIダッシュ』の名前で発売されておらず、「ダッシュ」という言葉自体にも「速い」というイメージが持たれているため)<ref>『ストIIダッシュ』の日本国外版タイトルは『Street Fighter II -CHAMPION EDITION-』。</ref><ref>[http://www.famitsu.com/interview/article/1228197_1493.html 『スーパーストリートファイターIV』プロデューサーインタビュー完全版]より。</ref>。
「PRO」モードは、『スパIV』操作体系を3DSに落とし込んだようなものであり、全キャラクター共通である{{R|4Gamer.net20110411}}。このモードにおいてタッチ画面に登録できるのは、ボタン同時押しなど一部の操作に限られる{{R|4Gamer.net20110411}}。
一方、「LITE」モードは、「PRO」モードとはボタン配置の配置が異なり、キャラクターごとに個別のカスタマイズができるほか、タッチ画面には必殺技などの任意の技を登録できる{{R|4Gamer.net20110411}}。


== 開発 ==
ゲーム内のストーリーは『ストIV』のその後ではなく、『ストIV』を別の視点から見たもの(時間軸は同じ)である<ref name="blog">[http://www.capcom.co.jp/blog/sf4/development_blog/2009/12/22_449.html 『スーパーストリートファイターIV』公式ブログ2009年12月22日]より。</ref>。
プロデューサーの[[小野義徳]]は、Game Watchとのインタビューの中で、アーケード版『ストIV』が開発終了した時点では祭りが終わったと感じていたが、世界中のプレイヤーから多くの要望が寄せられたため、やらないわけにはいかないと感じ、社内ロビー活動の末に限られた人材と期間で開発できるようになったと説明している<ref name="GameWatch20100511">{{Cite web |title=PS3/Xbox 360「スーパーストリートファイターIV」開発者インタビュー【後編】 プロデューサー小野義徳氏が語る「スーパーストリートファイターIV」の魅力 |url=http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/366233.html |website=GAME Watch |date=2010-05-11 |access-date=2022-11-07 |publisher=インプレス}}</ref>


ゲームをエンターテインメントとみなした場合は、矢継ぎ早にシリーズの新作を出すと乱発と受け取られるため、ボリュームを付け、ユーザーからの要望に応えるという方針が立てられた{{R|GameWatch20100511}}。また、アップデート版として買ってもらうべく、価格も低く抑えられた{{R|GameWatch20100511}}。
通常版に加え、オリジナルサウンドトラックや映像DVDなどの特典がついた、いわゆる豪華版の「コレクターズ・パッケージ」も発売された。また、カプコン直営の通販サイト「イーカプコン」では、上記2つのパッケージに更に追加特典をつけた限定版も販売されている。


アーケード版「ストIV」のコンセプトが同じクラスの者たちが集う「同窓会」、家庭用『ストIV』をひとつ学年の全クラスが集う「同期会」だったのに対し、本作は先輩から荒廃まで集まる「校友会」であり、この考えは後述するキャラクター選定にも関連している{{R|GameWatch20100511}}。
全世界累計販売本数は両機種合わせて190万本<ref name = "sales"/>。


=== キャラクター選定(スパIV) ===
==== スーパーストリートファイターIV 3Dエディション ====
本作はアーケード版を出せないことがすでに決まっていたため、キャラクターの選定は日本国外での人気を基準とした<ref name="4Gamer.net20100922">{{Cite web |title=[TGS 2010]小野P,なんでユン・ヤンを選んだんですか?――PVも解禁の「スーパーストリートファイターIV アーケードエディション」,プロデューサーに直撃インタビュー |url=https://www.4gamer.net/games/111/G011109/20100921073/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-11-07 |publisher=Aetas |date=2010/09/22 }}</ref>。
[[2011年]][[2月26日]]に[[ニンテンドー3DS]]の[[ローンチタイトル]]の一つとして発売された。正式名称は『'''スーパーストリートファイターIV 3Dエディション'''』(スーパーストリートファイターフォー スリーディーエディション、''SUPER STREET FIGHTER IV 3D EDITION'')。通称は『'''スパIV 3DE'''』。『スパIV』としては初めての家庭用携帯ゲーム機移植版となる(携帯電話の[[iPhone]]と[[iPod touch]]版は『ストIV』としてのリリース)。
加えて、『ストIV』で人選が泥臭すぎるという指摘があったことから、意図的に女性キャラクターを増やす方針がとられた{{R|dengeki20100424P2}}{{efn|『ストIV』の時点でC・ヴァイパーが出ていたが、小野は「女の子」というよりは「男勝り」だったと電撃オンラインとのインタビューの中で話している{{R|dengeki20100424P2}}。}}。


『ストII』シリーズを初出としており、準備が進んでいたものの、諸事情で『ストIV』への登場が見送られた[[サンダー・ホーク[[と[[ディージェイ (ストリートファイター)|ディージェイ]]<ref>{{Cite web |title=『ストリートファイターIV』開発者インタビュー|url=https://www.famitsu.com/interview/article/1222047_1493.html |website=ファミ通.com|date=2009/2/18|access-date=2022-11-09}}</ref>が追加キャラクターとして選ばれた。
クォータービュー[[立体視]]の'''3Dバーサスモード'''を収録(従来型の2Dバーサスモードも収録)し、3Dvs2D、3D(2D)同士での対戦も可能。タッチパネルに技を4つまで登録できる初心者向けの機能もある。容量の都合から背景のアニメーションなど一部演出が割愛されているが、それ以外の仕様は同じ。無線によるローカル通信対戦([[ゲームシェアリング|ダウンロードプレイ]]対応)とインターネット対戦、すれちがい通信に対応。

アメリカでは『[[ストリートファイターIII]]』(以下:『ストIII』)の知名度が低いことから、同作のキャラクターを登場させるべきかはぎりぎりまで悩んだと小野は振り返りつつも<ref name="GameWatch20100421">{{Cite web |title=PS3/Xbox 360「スーパーストリートファイターIV」開発者インタビュー プロデューサー小野義徳氏が語る熱い思いと 「24時間『ストリートファイター』計画」とは? |url=http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/362798.html |website=GAME Watch |date=2010-04-21 |access-date=2022-11-07 |publisher=株式会社インプレス}}</ref>、一つ上のプレイを目指してほしいという目的から、一部のキャラクターを登場させることにした{{R|GameWatch20100511}}{{efn|『スパIV』のアシスタントプロデューサーの一人である塩沢夏希は、『ストIII』を初出とするキャラクターのうち、[[ユリアン (ストリートファイター)|ユリアン]]と[[ヤン (ストリートファイター)|ヤン]]は人気が高かったが、彼らよりも人気や必要性の高いキャラクターがほかにいたことから、実装を見送ったと『スパIV』公式ブログに寄せられたファンからの質問に答える形で明かしている<ref>{{Wayback|url=http://www.capcom.co.jp/blog/sf4/nakky_blog/2010/03/26_2099.html|title=スーパーストリートファイターIV・オフィシャルブログ「質問に答えちゃうシリーズ(11)」|date=20100329132927}} - 2010年03月26日、2022年12月3日閲覧。</ref>。}}。
ビジュアルにおいては『ストIV』のテイストに合わせる必要があったものの、テストプレイ時に違和感がないという評価が得られ、登場に至った{{R|GameWatch20100421}}。ただし、『ストIII』の現役プレイヤーに配慮して違和感のないように、かといって『ストIV』から乖離することのないよう、ゲームバランスの調整に当たっては、フォーカステストを重ねるなどして細心の注意が払われた{{R|GameWatch20100421}}。

本作からの新規キャラクターのうち、[[テコンドー]]使いのハン・ジュリはカプコン作品では珍しい[[大韓民国|韓国]]出身のキャラクターである{{R|famitsu20091008}}。これは、現地のファンから要望を寄せられたことに由来する{{efn|闘劇の韓国予選の場で小野に直接お願いをした者がいただけでなく{{R|famitsu20091008}}、カプコン・コリアに多数の嘆願書が寄せられたほか、現地のゲームサイトにも大量の書き込みがあったとされている{{R|GameWatch20100511|dengeki20100424P2}}。}}{{R|GameWatch20100511|famitsu20091008|dengeki20100424P2}}。
小野はジュリのセッティングに当たっては気を使ったとと振り返りつつも、ストリートファイターシリーズの次回作で落選されぬよう目立たせたいという考えから、バッシング覚悟で女版ベガというコンセプトで作ったとGame Watchとのインタビューで話している{{R|GameWatch20100511}}。
一方で、小野は現地のメディアからはジュリの衣装やステージが実際の韓国とかけ離れているという指摘が寄せられたと話しており、自分たちなりにエッセンスを取り入れた結果だと述べている{{R|GameWatch20100511}}。
[[ヤール・ギュレシュ]]の使い手であるハカンは、『ストIV』ではあえて入れなかった、シリーズらしさを象徴するきわどいキャラクターとして生み出された一方で、性能は玄人向けに調整された{{R|GameWatch20100511|dengeki20100424P2}}。

ジュリとハカンのキャラクターコンセプトデザイン(衣装デザイン<ref>{{Cite web|url=http://www.studiocube.info/results.html|title=制作実績|work=イラストレーターStudio CUBE.【Official Web Site.】|accessdate=2020-02-08|archiveurl=https://web.archive.org/web/20101005064435/http://www.studiocube.info/results.html|archivedate=2010-10-05}}</ref>)はイラストレーターのStudio CUBE.(岩田将尚、小松亜紗美)によるもの<ref>{{Cite web|url=http://www.studiocube.info/results2.html|title =広告・WEB等の実績|work=イラストレーターStudio CUBE. |accessdate=2020-02-08}}</ref>。

また、キャラクターの設定イラストなどは墨のタッチがメインに用いられていた前作に対し、本作ではハッチングタッチ(通称「シャカシャカタッチ」)と呼ばれる[[ハッチング]]技法をメインに使って描かれている{{R|dengeki20100424P2}}。

=== ニンテンドー3DSへの展開 ===
小野達『ストリートファイター』チームはアプリ版『ストIV』の配信準備中で忙しかったが、同作ではまだリーチが届かないと感じていた{{R|Nintendo20110224P6}}。
その矢先、ニンテンドー3DSを目にした小野は、同ハードの通信機能に着目し、E3で出すつもりで作るという目標を立てた{{R|Nintendo20110224P6}}。
そして、E3 2010の数週間前に、カプコンは任天堂へ『スーパーストリートファイターIV』でニンテンドー3DSに参入することを伝えた<ref name="Nintendo20110224P6">{{Cite web |title=社長が訊く第5回:『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』6. 誰かが乱入|url=http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/creators/vol5/index6.html |publsiher=任天堂|access-date=2022-11-06|date=2011.2.24}}</ref>。
小野は3DSのすれちがい通信ならより手軽に格闘ができると考え、その一環として、フィギュア対戦を導入した{{R|Nintendo20110224P6}}。
また、3DSの歩数計機能と連動できることを伝えられた際は、フィギュアを買うコインを稼ぐ手段として取り入れた{{R|Nintendo20110224P6}}。

このほかにも、プレイの間口を広げるため、タッチスクリーンで必殺技を出せるようにするなどの機能が追加された<ref name="Nintendo20110224P5">{{Cite web |title=社長が訊く第5回:『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』5. 伝えることを怠ってはダメ|url=http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/creators/vol5/index5.html |publsiher=任天堂|access-date=2022-11-06|date=2011.2.24}}</ref>。

== コラボレーション ==
2010年4月7日〜5月31日までの間、 [[際コーポレーション]]は自社が展開する中華料理店「紅虎餃子房」と「万豚記」にて、家庭用『スパIV』発売記念としてオリジナルメニュー「最強のK.O.コラボ飯」を提供した<ref>{{Cite web |title=『スーパーストリートファイターIV』×有名中華! "K.O.コラボ飯"を制覇せよ |url=https://news.mynavi.jp/article/20100413-a082/ |website=マイナビニュース |date=2010-04-13 |access-date=2022-12-01 |language=ja}}</ref>。

また、2011年1月にはカプコンの[[オンラインゲーム]]『[[モンスターハンター フロンティア オンライン|モンスターハンター フロンティア オンラインG]]』においては、2011年1月にリュウと春麗をイメージした防具一式「スパIVキット」が登場した<ref>{{Cite web |title=“MHF スパIVキット”が発売&「MHF」公認ネットカフェ特典更新 |url=https://www.4gamer.net/games/034/G003450/20110128033/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-12-01 |date=2011/01/28|publisher=Aetas}}</ref>。

== 関連商品 ==
; ムック本・攻略本
* スーパーストリートファイターIV テクニカルガイド([[エンターブレイン]]出版 2010年5月12日発売 ISBN 978-4-04-726577-6)
; 書籍
* ストリートファイターIV/スーパーストリートファイターIV オフィシャルコンプリートワークス(カプコン出版 ISBN 978-4-86233-262-2 2010年6月25日発売)

== 反響 ==
PS3/Xbox360版『スパIV』の全世界累計販売本数は両機種合わせて190万本、2018年6月30日時点における『スパIV 3DE』の全世界累計販売本数は130万本である<ref name = "sales"/>。
ニュースサイト「GameBusiness」の古谷正人によると、ニンテンドー3DSの性能を活かした新要素が評判となり、格闘ゲームファンだけでなく、新たなユーザ層の掘り起こしにも成功したとされている<ref>{{Cite web |title=カプコン、3DS『ストリートファイターIV 3D EDITION』100万本達成 |url=https://www.gamebusiness.jp/article/2011/04/12/3488.html |website=GameBusiness.jp |access-date=2022-11-07 |date=2011.4.12 }}</ref>。

== 評価 ==
=== 評価(スパIV) ===
{{Video game reviews
<!-- Aggregators -->
| MC = PS3: 92/100<ref>{{cite web |url=https://www.metacritic.com/game/playstation-3/super-street-fighter-iv |title=Super Street Fighter IV for PlayStation 3 Reviews |website=[[Metacritic]] |publisher=[[CBS Interactive]] |access-date=2011-05-07}}</ref><br />X360: 91/100<ref>{{cite web |url=https://www.metacritic.com/game/xbox-360/super-street-fighter-iv |title=Super Street Fighter IV for Xbox 360 Reviews |website=[[Metacritic]] |publisher=[[CBS Interactive]] |access-date=2018-10-03}}</ref>
<!-- Reviewers -->
| 1UP = A<ref>{{cite web|url=http://www.1up.com/reviews/super-street-fighter-4-review |title=Super Street Fighter 4 Review for PS3, XBOX 360 from |publisher=1UP.com |date=April 27, 2010 |access-date=September 9, 2010}}</ref>
| CVG = 9.5/10<ref>{{cite web|url=http://www.computerandvideogames.com/244393/reviews/super-street-fighter-iv-review/ |title=Xbox Review: Super Street Fighter IV Review |publisher=ComputerAndVideoGames.com |date=April 27, 2010 |access-date=September 9, 2010}}</ref><br />3DS: 9.0/10
| Edge = 9/10→10/10<ref name=edgeten>{{cite web|title=The ten amendments: we crown seven games from the last 20 years of Edge with a retrospective 10|url=http://www.edge-online.com/features/the-ten-amendments-we-crown-seven-games-from-the-last-20-years-of-edge-with-a-retrospective-10/|work=Edge Magazine|publisher=Future Publishing|access-date=22 February 2014}}</ref>
| EuroG = 10/10<ref>{{cite web|author=Simon Parkin |url=http://www.eurogamer.net/articles/street-fighter-iv-review |title=Street Fighter IV Xbox 360 Review - Page 1 |publisher=Eurogamer.net |date=February 16, 2009 |access-date=September 9, 2010}}</ref>
| Fam = 35/40
| GI = 9/10<ref>{{cite web|last=Turi |first=Tim |url=http://gameinformer.com/games/super_street_fighter_iv/b/ps3/archive/2010/04/26/review.aspx |title=Super Street Fighter IV Review - Super Street Fighter IV - PlayStation 3 |publisher=GameInformer.com |date=April 26, 2010 |access-date=September 9, 2010}}</ref>
| GamePro = {{Rating|4.5|5}}<ref>{{cite web|last=Kemps |first=Heidi |url=http://www.gamepro.com/article/reviews/214963/super-street-fighter-iv/ |title=Super Street Fighter IV Review from |publisher=GamePro |access-date=September 9, 2010|archive-url=https://web.archive.org/web/20100427101915/http://www.gamepro.com/article/reviews/214963/super-street-fighter-iv/|archive-date=2010-04-27}}</ref>
| GSpot = 9.0/10<ref name=GameSpot>{{cite web |url=http://uk.gamespot.com/xbox360/action/supersf4/review.html |title=Super Street Fighter IV Review for Xbox 360 - GameSpot |publisher=Uk.gamespot.com |date=April 30, 2010 |access-date=September 9, 2010 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20100503170701/http://uk.gamespot.com/xbox360/action/supersf4/review.html |archive-date=May 3, 2010 }}</ref>
| GT = 9.3/10<ref name="GT - review">{{cite web|url=http://www.gametrailers.com/video/review-super-street/64871|title=Super Street Fighter IV Review|work=GameTrailers}}</ref>
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<!-- Custom reviewers -->
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| rev1Score = 9.0/10<ref>{{cite web|url=http://www.gamingunion.net/reviews/super-street-fighter-iv--225.html|title=Super Street Fighter IV Review|date=April 30, 2010 |publisher=GamingUnion.net|access-date=May 3, 2010}}</ref>
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| award1 = Fighting Game of the Year
}}
{| class="wikitable floatright"
|+ファミ通クロスレビュー
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!点数<br />(Xbox360版<ref>{{Cite web |title=スーパーストリートファイターIV (Xbox 360)のレビュー・評価・感想|url=https://www.famitsu.com/games/t/6706/reviews/ |website=ファミ通.com |access-date=2022-11-09 |language=ja}}</ref>)
|-
| モリガン長田 ||9
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|レオナ海老原||9
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|世界三大三代川||8
|8
|}
[[Metacritic]]での評価は93点だった一方、4Gamer.netの読者レビューにおいては71点だった。4Gamer.netのtougeはその理由について、気軽にオンライン対戦を楽しめる点などが評価されているものの、プレイヤーポイントによるマッチングの補正が不十分であることが原因ではないかと分析している<ref>{{Cite web |title=初心者でも大丈夫? 格ゲーブームを再燃させる「スーパーストリートファイターIV」に注目する,今週の「読者レビューPickUp!!」 |url=https://www.4gamer.net/games/099/G009926/20100524005/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-11-08 |publisher=Aetas |date=2010/05/25}}</ref>。
また、 tougeは4Gamer.netに寄せたレビューの中で、初心者向けとはいいがたいところがあるものの、単なる上級者向けというわけでもなく、より遊びやすいようにと用意した要素がプレイヤー層を狭めてしまったのは皮肉であると述べつつも、難しいからこそ面白いとも話している<ref>{{Cite web |title=「極めろ!道,悟れよ!我」すべての格闘ゲームファンとその子供達に贈るシリーズ最新作「スーパーストリートファイターIV」レビュー |url=https://www.4gamer.net/games/099/G009926/20100519009/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-11-09 |publisher=Aetas}}</ref>。
{{Clear}}
=== 評価(スパIV 3DE) ===
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|+ファミ通クロスレビュー(出典:<ref>{{Cite web |title=スーパーストリートファイターIV 3D Edition (3DS)のレビュー・評価・感想 |url=https://www.famitsu.com/games/t/14310/reviews/ |website=ファミ通.com |access-date=2022-11-09 |language=ja}}</ref>)
!レビュアー!!点数
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|ローリング内沢||9
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|戦闘員まるこ||8
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|レオナ海老原||9
|-
|ウワーマン||8
|}
ライターの御簾納直彦は、4Gamer.netに寄せた記事の中で、わけもわからず3D機能をオンにしたところ、画面の構図がキャラクターの斜め後ろの視点から描いたものになっていて軽く驚いたと述べつつも、ちゃんと『スパIV』として成立していたのには素直に感心したと締めくくっている<ref>{{Cite web |title=裸眼立体視はやっぱりスゴい!ニンテンドー3DS用ソフト「BIOHAZARD REVELATIONS」「スーパーストリートファイターIV 3D Edition」のインプレッション |url=https://www.4gamer.net/games/121/G012145/20100929081/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-11-07 |publisher=Aetas}}</ref>。
西川善司は4Gamer.netに寄せた記事の中で、背景の省略などを指摘しつつも、完成度は高いと評価している<ref name="4Gamer.net20110411">{{Cite web |title=【西川善司】3DS版スパ4を快適に遊ぶための操作設定&スライドパッドのプチカスタム術 |url=https://www.4gamer.net/games/095/G009575/20110408011/ |website=4Gamer.net |access-date=2022-11-07 |publisher=Aetas |date=2011/04/11 }}</ref>。
西川はLITEモードのカスタマイズについて、「手に入れた武器を自分の戦略に合わせて装備する」RPGに近いと述べており、普段使わないキャラクターでも、このモードなら興味がわくとしている{{R|4Gamer.net20110411}}。


=== 注釈 ===
2018年6月30日現在、全世界累計販売本数は130万本<ref name = "sales"/>。
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist|refs=<ref name="sales">{{cite web
| date =2017-09-30
| url =http://www.capcom.co.jp/ir/business/million.html
| title =ミリオンセールスタイトル一覧
| publisher =株式会社カプコン
| accessdate =2017-11-27
}}</ref>}}


== 外部リンク ==
後に2013年9月19日にダウンロード版の配信が開始された。パッケージ版よりもかなり低価格になっている。
*[https://www.capcom-games.com/product/ja-jp/superstreetfighter4-3dedition/ カプコンによる3DS版の紹介ページ]


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[[Category:Xbox 360用ソフト]]

2022年12月4日 (日) 02:12時点における版

ストリートファイターIV > スーパーストリートファイターIV
スーパーストリートファイターIV
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 PlayStation 3
Xbox 360
ニンテンドー3DS
開発元 カプコン / ディンプス
発売元 カプコン
人数 1 - 2人
発売日 PlayStation 3Xbox 360
日本の旗 2010年4月28日
ニンテンドー3DS
日本の旗 2011年2月26日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン
セクシャル、暴力
売上本数 日本の旗 3DS:15万0162本[1]
その他 通常版のほかに、サウンドトラック等を収録したコレクターズ・パッケージも同時発売。また、カプコン直営の通販サイト「イーカプコン」では、上記2つのパッケージに更に追加特典をつけた限定版も販売されている。
テンプレートを表示

スーパーストリートファイターIV』(スーパーストリートファイターフォー、SUPER STREET FIGHTER IV、通称:スパIV)はカプコンから2010年4月28日PS3/Xbox 360用ソフトとして発売された対戦型格闘ゲームであり、『ストリートファイターIV』(以下:『ストIV』)をベースに追加要素を加えた作品である。

また、2010年12月16日には、アーケード版である『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』(スーパーストリートファイターフォー アーケードエディション、SUPER STREET FIGHTER IV ARCADE EDITION、通称:スパIV AE)が稼働を開始したほか、2011年2月26日には、ニンテンドー3DSへの移植版である『スーパーストリートファイターIV 3Dエディション』(スーパーストリートファイターフォー スリーディーエディション、SUPER STREET FIGHTER IV 3D EDITION、通称:スパIV 3DE)が発売された。

リリース

元々『ストリートファイターIV』はお祭り的な作品を想定していたが、世界中のプレイヤーからの要望を受け、本作の開発に至った[2]

タイトルは『ストリートファイターII』(以下:『ストII』)の続編『ストリートファイターIIダッシュ』(以下『ストIIダッシュ』)に倣って『ストリートファイターIVダッシュ』になる予定だったが、日本国外での発売を考慮して現在の名前になった(日本国外では『ストII』の続編は『ストIIダッシュ』の名前で発売されておらず、「ダッシュ」という言葉自体にも「速い」というイメージが持たれているため)[3][4]

2009年9月28日にティザーサイトが公開され[5]、その翌日の2009年9月29日に本作の製作が発表されると同時に、新規キャラクターのハン・ジュリに加え、『ストII』のサンダー・ホークディージェイが登場することが発表された[6]。 2010年3月15日には、もう一人の新規キャラクターであるハカンの情報が公開された[7]。そして、本作は2010年4月28日PS3/Xbox 360用ソフトとして発売された。 2011年2月26日には、ニンテンドー3DSへの移植版である『スーパーストリートファイターIV 3Dエディション』が発売された。この作品は、同ハードのローンチタイトルであると同時に、『スパIV』としては初めての家庭用携帯ゲーム機移植版となる[注釈 1]。また、2013年9月19日にダウンロード版『スパIV 3DE』の配信が開始された[8]

内容

ゲーム内のストーリーは『ストIV』の後日談ではなく、『ストIV』を別の視点から見たもの(時間軸は同じ)である[9][2][10]

主な追加要素は以下の通りだが、それ以外にも既存キャラクターの性能の変更や全体のゲームバランスの調整も行われている。

  • 新キャラクターや新ステージの追加
  • シリーズ恒例の「ボーナスステージ」の復活
  • ネットワークを通じて他のプレイヤーの対戦動画を鑑賞できる「リプレイチャンネル」モードの追加
  • 「チームバトル」「エンドレスバトル」などのネットワーク対戦モードの充実

新キャラクターは10名が追加され、アーケード版『ストIV』の19名、家庭用『ストIV』の6名を加えキャラクターの総数は35名となった。なお、追加キャラクターに関しては特定の条件を満たしてロックを解除しないと使用不可能だった前作に対し、本作では最初から全てのキャラクターを使用できるようになっている[2]

Xbox 360版では、新キャラクターの一人であるハン・ジュリを主題としたアニメーションが収録されており、『ストリートファイターZERO3』で設定されたベガ親衛隊たちも登場している。 前作のアニメを製作したSTUDIO 4℃がスケジュールの都合で担当できなかったため[10]、今回はGONZOが製作をしている。監督は木崎文智など『アフロサムライ』を製作した主要スタッフたちが担当。 なお、小野は電撃オンラインとのインタビューの中で、Xbox LIVEを盛り上げるためにこのアニメーションの制作を依頼したと話しており、PlayStation3版には収録するつもりはないとしている[10]

内容(スパIV 3DE)

『スーパーストリートファイターIV 3Dエディション』においては、クォータービュー立体視の「3Dバーサスモード」を収録(従来型の2Dバーサスモードも収録)し、3Dvs2D、3D(2D)同士での対戦も可能。タッチパネルに技を4つまで登録できる初心者向けの機能もある。容量の都合から背景のアニメーションなど一部演出が割愛されているが、それ以外の仕様は同じ。無線によるローカル通信対戦(ダウンロードプレイ対応)とインターネット対戦、すれちがい通信に対応。 プレイなどを通じて「フィギュアポイント」と呼ばれるポイントがたまり、ミニゲーム「フィギュアスロット」でフィギュアと交換できる。また、このフィギュアはニンテンドー3DSのすれちがい通信を用いたオートバトルで対戦させたり、ほかのプレイヤーと交換することができる[11]

通常の操作体系に加え、3DSに合わせた「PRO」モードと「LITE」モードという操作体系が存在する[12]。 「PRO」モードは、『スパIV』操作体系を3DSに落とし込んだようなものであり、全キャラクター共通である[12]。このモードにおいてタッチ画面に登録できるのは、ボタン同時押しなど一部の操作に限られる[12]。 一方、「LITE」モードは、「PRO」モードとはボタン配置の配置が異なり、キャラクターごとに個別のカスタマイズができるほか、タッチ画面には必殺技などの任意の技を登録できる[12]

開発

プロデューサーの小野義徳は、Game Watchとのインタビューの中で、アーケード版『ストIV』が開発終了した時点では祭りが終わったと感じていたが、世界中のプレイヤーから多くの要望が寄せられたため、やらないわけにはいかないと感じ、社内ロビー活動の末に限られた人材と期間で開発できるようになったと説明している[2]

ゲームをエンターテインメントとみなした場合は、矢継ぎ早にシリーズの新作を出すと乱発と受け取られるため、ボリュームを付け、ユーザーからの要望に応えるという方針が立てられた[2]。また、アップデート版として買ってもらうべく、価格も低く抑えられた[2]

アーケード版「ストIV」のコンセプトが同じクラスの者たちが集う「同窓会」、家庭用『ストIV』をひとつ学年の全クラスが集う「同期会」だったのに対し、本作は先輩から荒廃まで集まる「校友会」であり、この考えは後述するキャラクター選定にも関連している[2]

キャラクター選定(スパIV)

本作はアーケード版を出せないことがすでに決まっていたため、キャラクターの選定は日本国外での人気を基準とした[13]。 加えて、『ストIV』で人選が泥臭すぎるという指摘があったことから、意図的に女性キャラクターを増やす方針がとられた[10][注釈 2]

『ストII』シリーズを初出としており、準備が進んでいたものの、諸事情で『ストIV』への登場が見送られた[[サンダー・ホーク[[とディージェイ[14]が追加キャラクターとして選ばれた。

アメリカでは『ストリートファイターIII』(以下:『ストIII』)の知名度が低いことから、同作のキャラクターを登場させるべきかはぎりぎりまで悩んだと小野は振り返りつつも[15]、一つ上のプレイを目指してほしいという目的から、一部のキャラクターを登場させることにした[2][注釈 3]。 ビジュアルにおいては『ストIV』のテイストに合わせる必要があったものの、テストプレイ時に違和感がないという評価が得られ、登場に至った[15]。ただし、『ストIII』の現役プレイヤーに配慮して違和感のないように、かといって『ストIV』から乖離することのないよう、ゲームバランスの調整に当たっては、フォーカステストを重ねるなどして細心の注意が払われた[15]

本作からの新規キャラクターのうち、テコンドー使いのハン・ジュリはカプコン作品では珍しい韓国出身のキャラクターである[4]。これは、現地のファンから要望を寄せられたことに由来する[注釈 4][2][4][10]。 小野はジュリのセッティングに当たっては気を使ったとと振り返りつつも、ストリートファイターシリーズの次回作で落選されぬよう目立たせたいという考えから、バッシング覚悟で女版ベガというコンセプトで作ったとGame Watchとのインタビューで話している[2]。 一方で、小野は現地のメディアからはジュリの衣装やステージが実際の韓国とかけ離れているという指摘が寄せられたと話しており、自分たちなりにエッセンスを取り入れた結果だと述べている[2]ヤール・ギュレシュの使い手であるハカンは、『ストIV』ではあえて入れなかった、シリーズらしさを象徴するきわどいキャラクターとして生み出された一方で、性能は玄人向けに調整された[2][10]

ジュリとハカンのキャラクターコンセプトデザイン(衣装デザイン[17])はイラストレーターのStudio CUBE.(岩田将尚、小松亜紗美)によるもの[18]

また、キャラクターの設定イラストなどは墨のタッチがメインに用いられていた前作に対し、本作ではハッチングタッチ(通称「シャカシャカタッチ」)と呼ばれるハッチング技法をメインに使って描かれている[10]

ニンテンドー3DSへの展開

小野達『ストリートファイター』チームはアプリ版『ストIV』の配信準備中で忙しかったが、同作ではまだリーチが届かないと感じていた[19]。 その矢先、ニンテンドー3DSを目にした小野は、同ハードの通信機能に着目し、E3で出すつもりで作るという目標を立てた[19]。 そして、E3 2010の数週間前に、カプコンは任天堂へ『スーパーストリートファイターIV』でニンテンドー3DSに参入することを伝えた[19]。 小野は3DSのすれちがい通信ならより手軽に格闘ができると考え、その一環として、フィギュア対戦を導入した[19]。 また、3DSの歩数計機能と連動できることを伝えられた際は、フィギュアを買うコインを稼ぐ手段として取り入れた[19]

このほかにも、プレイの間口を広げるため、タッチスクリーンで必殺技を出せるようにするなどの機能が追加された[20]

コラボレーション

2010年4月7日〜5月31日までの間、 際コーポレーションは自社が展開する中華料理店「紅虎餃子房」と「万豚記」にて、家庭用『スパIV』発売記念としてオリジナルメニュー「最強のK.O.コラボ飯」を提供した[21]

また、2011年1月にはカプコンのオンラインゲームモンスターハンター フロンティア オンラインG』においては、2011年1月にリュウと春麗をイメージした防具一式「スパIVキット」が登場した[22]

関連商品

ムック本・攻略本
書籍
  • ストリートファイターIV/スーパーストリートファイターIV オフィシャルコンプリートワークス(カプコン出版 ISBN 978-4-86233-262-2 2010年6月25日発売)

反響

PS3/Xbox360版『スパIV』の全世界累計販売本数は両機種合わせて190万本、2018年6月30日時点における『スパIV 3DE』の全世界累計販売本数は130万本である[23]。 ニュースサイト「GameBusiness」の古谷正人によると、ニンテンドー3DSの性能を活かした新要素が評判となり、格闘ゲームファンだけでなく、新たなユーザ層の掘り起こしにも成功したとされている[24]

評価

評価(スパIV)

評価
集計結果
媒体結果
MetacriticPS3: 92/100[25]
X360: 91/100[26]
レビュー結果
媒体結果
1UP.comA[27]
Computer and Video Games9.5/10[28]
3DS: 9.0/10
Edge9/10→10/10[29]
Eurogamer10/10[30]
ファミ通35/40
ゲーム・インフォーマー9/10[31]
GamePro4.5/5stars[32]
GameSpot9.0/10[33]
GameTrailers9.3/10[34]
Giant Bomb5/5stars[35]
IGN9.0/10[36]
Play Magazine90%[37]
VideoGamer.com9/10[38]
X-Play5/5
GamingUnion.net9.0/10[39]
受賞
媒体受賞
Academy of Interactive Arts & SciencesFighting Game of the Year
ファミ通クロスレビュー
レビュアー 点数
(PS3版[40]
点数
(Xbox360版[41]
モリガン長田 9 9
レオナ海老原 9 9
山本ペンキ 9 9
世界三大三代川 8 8

Metacriticでの評価は93点だった一方、4Gamer.netの読者レビューにおいては71点だった。4Gamer.netのtougeはその理由について、気軽にオンライン対戦を楽しめる点などが評価されているものの、プレイヤーポイントによるマッチングの補正が不十分であることが原因ではないかと分析している[42]。 また、 tougeは4Gamer.netに寄せたレビューの中で、初心者向けとはいいがたいところがあるものの、単なる上級者向けというわけでもなく、より遊びやすいようにと用意した要素がプレイヤー層を狭めてしまったのは皮肉であると述べつつも、難しいからこそ面白いとも話している[43]

評価(スパIV 3DE)

ファミ通クロスレビュー(出典:[44]
レビュアー 点数
ローリング内沢 9
戦闘員まるこ 8
レオナ海老原 9
ウワーマン 8

ライターの御簾納直彦は、4Gamer.netに寄せた記事の中で、わけもわからず3D機能をオンにしたところ、画面の構図がキャラクターの斜め後ろの視点から描いたものになっていて軽く驚いたと述べつつも、ちゃんと『スパIV』として成立していたのには素直に感心したと締めくくっている[45]。 西川善司は4Gamer.netに寄せた記事の中で、背景の省略などを指摘しつつも、完成度は高いと評価している[12]。 西川はLITEモードのカスタマイズについて、「手に入れた武器を自分の戦略に合わせて装備する」RPGに近いと述べており、普段使わないキャラクターでも、このモードなら興味がわくとしている[12]

注釈

  1. ^ 携帯電話のiPhoneiPod touch版は『ストIV』としてのリリース
  2. ^ 『ストIV』の時点でC・ヴァイパーが出ていたが、小野は「女の子」というよりは「男勝り」だったと電撃オンラインとのインタビューの中で話している[10]
  3. ^ 『スパIV』のアシスタントプロデューサーの一人である塩沢夏希は、『ストIII』を初出とするキャラクターのうち、ユリアンヤンは人気が高かったが、彼らよりも人気や必要性の高いキャラクターがほかにいたことから、実装を見送ったと『スパIV』公式ブログに寄せられたファンからの質問に答える形で明かしている[16]
  4. ^ 闘劇の韓国予選の場で小野に直接お願いをした者がいただけでなく[4]、カプコン・コリアに多数の嘆願書が寄せられたほか、現地のゲームサイトにも大量の書き込みがあったとされている[2][10]

出典

  1. ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m PS3/Xbox 360「スーパーストリートファイターIV」開発者インタビュー【後編】 プロデューサー小野義徳氏が語る「スーパーストリートファイターIV」の魅力”. GAME Watch. インプレス (2010年5月11日). 2022年11月7日閲覧。
  3. ^ 『ストIIダッシュ』の日本国外版タイトルは『Street Fighter II -CHAMPION EDITION-』。
  4. ^ a b c d 『スーパーストリートファイターIV』プロデューサーインタビュー完全版”. ファミ通.com (2009年10月8日). 2022年11月9日閲覧。
  5. ^ カプコンの公式サイトで謎のティザーサイトがオープン”. 4Gamer.net. Aetas (2009年9月28日). 2022年11月8日閲覧。
  6. ^ 謎のティザーサイトの正体は「スーパーストリートファイターIV」だった! 新キャラ「T.ホーク」「ディージェイ」「ジュリ」を加え,来春発売決定”. 4Gamer.net. Aetas (2009年9月29日). 2022年11月8日閲覧。
  7. ^ つるっつる感がなんとも言えない。「スーパーストリートファイターIV」,最後のオリジナルキャラクター“ハカン”の仰天の技の数々を今すぐチェック”. 4Gamer.net. 2022年11月8日閲覧。
  8. ^ 3DS「スーパーストリートファイターIV 3D EDITION」ダウンロード版が2013年9月19により配信開始―お手頃価格の2000円(税込)で購入可能”. Gamer (2013年9月17日). 2022年11月7日閲覧。
  9. ^ スーパーストリートファイターIV・オフィシャルブログ「ストーリーと演出について」 - ウェイバックマシン(2009年12月25日アーカイブ分),2009年12月22日,2022年12月3日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h i 「新キャラってどんなヤツ!? ワロスコンボまだあるの!? 『スパIV』の小野Pを直撃!」”. 電撃オンライン (2010年4月24日). 2022年11月9日閲覧。より。
  11. ^ 「スーパーストリートファイターIV 3D EDITION」、フィギュアデータを販売店購入特典として配布”. ねとらぼ. 2022年11月7日閲覧。
  12. ^ a b c d e f 【西川善司】3DS版スパ4を快適に遊ぶための操作設定&スライドパッドのプチカスタム術”. 4Gamer.net. Aetas (2011年4月11日). 2022年11月7日閲覧。
  13. ^ [TGS 2010]小野P,なんでユン・ヤンを選んだんですか?――PVも解禁の「スーパーストリートファイターIV アーケードエディション」,プロデューサーに直撃インタビュー”. 4Gamer.net. Aetas (2010年9月22日). 2022年11月7日閲覧。
  14. ^ 『ストリートファイターIV』開発者インタビュー”. ファミ通.com (2009年2月18日). 2022年11月9日閲覧。
  15. ^ a b c PS3/Xbox 360「スーパーストリートファイターIV」開発者インタビュー プロデューサー小野義徳氏が語る熱い思いと 「24時間『ストリートファイター』計画」とは?”. GAME Watch. 株式会社インプレス (2010年4月21日). 2022年11月7日閲覧。
  16. ^ スーパーストリートファイターIV・オフィシャルブログ「質問に答えちゃうシリーズ(11)」 - ウェイバックマシン(2010年3月29日アーカイブ分) - 2010年03月26日、2022年12月3日閲覧。
  17. ^ 制作実績”. イラストレーターStudio CUBE.【Official Web Site.】. 2010年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月8日閲覧。
  18. ^ 広告・WEB等の実績”. イラストレーターStudio CUBE.. 2020年2月8日閲覧。
  19. ^ a b c d e 社長が訊く第5回:『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』6. 誰かが乱入” (2011年2月24日). 2022年11月6日閲覧。
  20. ^ 社長が訊く第5回:『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』5. 伝えることを怠ってはダメ” (2011年2月24日). 2022年11月6日閲覧。
  21. ^ 『スーパーストリートファイターIV』×有名中華! "K.O.コラボ飯"を制覇せよ”. マイナビニュース (2010年4月13日). 2022年12月1日閲覧。
  22. ^ “MHF スパIVキット”が発売&「MHF」公認ネットカフェ特典更新”. 4Gamer.net. Aetas (2011年1月28日). 2022年12月1日閲覧。
  23. ^ ミリオンセールスタイトル一覧”. 株式会社カプコン (2017年9月30日). 2017年11月27日閲覧。
  24. ^ カプコン、3DS『ストリートファイターIV 3D EDITION』100万本達成”. GameBusiness.jp (2011年4月12日). 2022年11月7日閲覧。
  25. ^ Super Street Fighter IV for PlayStation 3 Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2011年5月7日閲覧。
  26. ^ Super Street Fighter IV for Xbox 360 Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018年10月3日閲覧。
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外部リンク