無症候性炎症性前立腺炎

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無症候性炎症性前立腺炎(むしょうこうせいえんしょうせいぜんりつせんえん)とは、原因の全くわからない前立腺炎の事である。症状も無いため統計的には前立腺炎には分類されないという変な病気である[1]

定義[編集]

無症候性炎症性前立腺炎は原因不明、何の自覚症状も無い、手術前立腺生検で取った組織炎症が見つかった場合にたまたま偶然わかる前立腺炎の事である。しかし何の症状も認められていないため、本当に臨床的に意味があるのかどうか現在まで全く分かっていない前立腺炎である。この無症候性炎症性前立腺炎は割合多く、生前に何にも前立腺炎のような症状が無かった人でも解剖して見るとかなりの人に見つかる場合がある。しかし何も症状が無いわけであるから、統計的には前立腺炎には分類されないという変な病気である[1][2]

脚注[編集]

註釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 細井康男 『専門医が解説する前立腺肥大とガンの最新治療』日本書院本社、2012年、p.142
  2. ^ 細井康男 『専門医が解説する前立腺肥大とガンの最新治療』日本書院本社、2012年、p.143

参考文献[編集]

関連項目[編集]