清水哲男

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清水 哲男(しみず てつお、1938年2月15日[1] - )は日本の詩人東京都出身。花火研究者の清水武夫は父、詩人清水昶は弟。

経歴[編集]

東京都立立川高等学校、各2年の浪人と留年を経て京都大学文学部哲学科卒業。

京大在学中、大野新らとともに、詩誌『ノッポとチビ』に参加。大学卒業後は、芸術生活社河出書房ダイヤモンド社などで編集者として活躍する。H氏賞を受賞した『水甕座の水』に収録されていた4篇から発展して成立した『スピーチ・バルーン』は、タイトルがすべて「チャーリー・ブラウン」、「ミッキー・マウス」などマンガのキャラクターという当時としては異色の詩集で話題になった。この詩集を含め、彼の詩は決して難解ではないが、切れ味鋭く、深い味わいがある。特に、最後に残る苦味は格別のものがある。1980年頃よりワープロ、パソコンを導入し、IT方面でも詩壇では先駆的である。

俳句にも造詣が深く、インターネットサイト清水哲男の『増殖する俳句歳時記』を運営。同サイトでは、第1期として1997年7月から2006年6月の10年間、最初の一時期を除き、毎日1句ずつ俳句の鑑賞を書き続けた。2006年8月からは第2期として今井聖今井肖子松下育男土肥あき子八木忠栄三宅やよい中岡毅雄小笠原高志藤嶋務らとともに各人が曜日を担当する形で2016年8月8日まで続いた。2007年より2年間、文學の森社発行の俳句雑誌「俳句界」の編集長も務めた。

また、1979年から12年間に渡りエフエム東京(TOKYO FM)にて「FMモーニング東京」などの早朝の情報番組パーソナリティを担当した他、コミュニティFMむさしのFMでもパーソナリティを務めた。

受賞歴[編集]

著作・出演[編集]

詩集[編集]

  • 『喝采』(1963年、文童社
  • 『水の上衣』(1970年、赤ポスト
  • 『喝采 水の上衣』(1974年、深夜叢書社
  • 『水甕座の水』(1974年、紫陽社
  • 『スピーチ・バルーン』(1975年、思潮社
  • 『清水哲男詩集』(現代詩文庫68・1976年、思潮社)
  • 『野に、球。』(1977年、紫陽社)
  • 『雨の日の鳥』(1978年、アディン書房
  • 『甘い声』(1979年、アディン書房)
  • 『掌のなかの映画』(1980年、河出書房新社
  • 『地図を往く雲』(1983年、紫陽社)
  • 『東京』(1985年、書肆山田
  • 『夕陽に赤い帆』(1994年、思潮社)
  • 『続・清水哲男詩集』(現代詩文庫148・1997年、思潮社)
  • 『緑の小函』(1997年、書肆山田)
  • 『黄燐と投げ縄』(2005年、書肆山田)

句集[編集]

  • 『匙洗う人』(1991年、思潮社)
  • 『打つや太鼓』(2003年、書肆山田)

評論・エッセイ[編集]

  • 『現代詩つれづれ草』(1993年、新潮社
  • 『蒐集週々集』(1994年、書肆山田)
  • 『詩に踏まれた猫』(1998年、出窓社)
  • 『さらば、東京巨人軍。』(2001年、潮社)
  • 『増殖する俳句歳時記』(2002年、ナナコーポレートコミュニケーション)
  • 『「家族の俳句」歳時記』(2003年、主婦の友社

ラジオ番組[編集]

  • FMモーニング東京TOKYO FM) - パーソナリティ
  • おはようTOKYOITE(TOKYO FM) - パーソナリティ
  • JET STREAM(1995年 - 2000年担当、TOKYO FM) - スクリプト
  • 珈琲 - 湯気の向こう側の世界(声のエッセイ5、ラジオデイズ) - 構成・解説
  • 酒 - 神のやさしい液体(声のエッセイ6、ラジオデイズ) - 構成・解説
  • むさしの情報バイキング(むさしのFM

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.453

外部リンク[編集]