榊原清則

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さかきばら きよのり
榊原 清則
生誕 (1949-08-23) 1949年8月23日(68歳)
日本の旗 北海道小樽市
出身校 一橋大学大学院商学研究科
職業 中央大学ビジネススクール
(大学院戦略経営研究科)教授
慶應義塾大学名誉教授
小樽商科大学経営協議会学外委員

榊原 清則(さかきばら きよのり、1949年8月23日[1] - )は、日本経営学者中央大学ビジネススクール(大学院戦略経営研究科)教授。また、慶應義塾大学名誉教授、小樽商科大学経営協議会学外委員でもある。

これまでに、一橋大学商学部教授、ロンドン大学ロンドン・ビジネス・スクール准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授等を歴任した。一橋大学博士(商学)

そのほか、産業技術総合研究所顧問、組織学会理事、未来学会理事、国際ビジネス研究学会々長、等を務めた。

人物[編集]

北海道小樽市出身。1978年、一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学。指導教官は田島壮幸[2]

マサチューセッツ工科大学客員研究員、ハーバード大学研究員、ミシガン大学客員准教授等を経て、1990年に一橋大学商学部教授に就任。

1992年に一橋大学教授を辞任し、渡英、ロンドン大学ロンドン・ビジネス・スクール准教授に就任。1996年に帰国し慶應義塾大学総合政策学部教授に就任するとともに、論文「日本企業の研究開発マネジメント」により一橋大学から博士(商学)の学位を取得する。

経営戦略を組み立てる際の基礎になる「企業ドメイン」(企業の活動範囲、生存領域)に関する論考が有名。近年は、半導体を中心としたハイテク産業における技術経営(MOT)に関連した活動・著作が多い。

活躍する経営学者やベンチャー起業家を育てており、人材育成力の高さは特筆に価するが、近年流行の「褒める教育」ではなく、徹底的に鍛え上げるスタイル。但し、闇雲に学生、院生の研究の欠点を指摘するわけではなく、如何に彼らのやる気を引き出すかを考えて指導し、個々のポテンシャリティの顕在化がその指導の根幹である。また、教え子への思いやりの情は深い。

一橋大学では沼上幹(一橋大学教授)、楠木建(一橋大学教授)、青島矢一(一橋大学教授)[3]加藤俊彦(一橋大学教授)、原田勉神戸大学教授)、高橋克徳ジェイフィール代表取締役、東京理科大学教授)[4]らを教えた。慶應義塾大学榊原研究室からは、ネットプライスドットコム(3328)の佐藤輝英、フラクタリスト(3821)の田中祐介、NPO法人フローレンス駒崎弘樹らのベンチャー起業家、社会起業家を輩出している[5]

故郷の北海道・小樽をこよなく愛する。

略歴[6][編集]

著書[編集]

  • 『アフターマーケット戦略―コモディティ化を防ぐコマツのソリューション・ビジネス』(共著)白桃書房、2012年
  • 『イノベーションの相互浸透モデル―企業は科学といかに関係するか』 (共著) 白桃書房、2011年
  • 『イノベーションと競争優位―コモディティ化するデジタル機器』(共著)NTT出版、2006年
  • 『イノベーションの収益化―技術経営の課題と分析』有斐閣、2005年
  • 『キャリア転機の戦略論』ちくま新書、2004年
  • 『経営学入門(上)(下)』日経文庫、2002年
  • 『美しい企業 醜い企業』講談社、1996年
  • 『講義のあとはパブで』実業之日本社、1996年
  • 『日本企業の研究開発マネジメント―“組織内同形化”とその超克』千倉書房、1995年、経営科学文献賞
  • 『企業ドメインの戦略論―構想の大きな会社とは 』中央公論社、1992年
  • 『90年代・企業が求める人材の条件―「ニューハードワーカー」と「柔らかな経営」の時代』PHP研究所、1989年
  • 『事業創造のダイナミクス』(共著)白桃書房、1989年
  • 『エレクトロニクスの組織―コンピュートピアをめざして 』(共著)第一法規出版、1988年
  • 『競争と革新―自動車産業の企業成長』(共著)東洋経済新報社 、1988年
  • 『ビジネス・ウォーゲーム―企業行動の戦闘性』(共著)東京書籍、1986年
  • 『企業の自己革新―カオスと創造のマネジメント』(共著)中央公論社、1986年
  • 『日米企業の経営比較―戦略的環境適応の理論』(共著)日本経済新聞社、1983年、組織学会学会賞

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.318
  2. ^ 「昭和52年度 学位授与・単位修得論文」一橋研究
  3. ^ 『「好き嫌い」と才能』
  4. ^ [1]
  5. ^ 「(株)ネットプライス数田さんが、フローレンス寄付会員に!感謝!!」
  6. ^ [2]中央大学

外部リンク[編集]