林敏夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
はやし としお
林 敏夫
林 敏夫
映画デビュー作『初陣』(1933年)チラシ。
本名
生年月日 (1915-05-14) 1915年5月14日
没年月日 (1945-08-13) 1945年8月13日(30歳没)
出生地 日本の旗 日本 大阪府大阪市南区玉屋町(現在の同府同市中央区東心斎橋付近)
死没地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦 北満州(現在のロシア沿海地方あたり)
職業 俳優
ジャンル 歌舞伎劇映画時代劇剣戟映画サイレント映画トーキー
活動期間 1921年 - 1944年
配偶者 北見礼子
著名な家族 林与一 (長男)
初代中村鴈治郎 (祖父)
二代目林又一郎 (父)
二代目中村鴈治郎 (叔父)
四代目坂田藤十郎 (従弟)
中村玉緒 (従妹)
中村芳子 (叔母)
主な作品
初陣
夜襲本能寺

林 敏夫(はやし としお、1915年5月14日 - 1945年8月13日)は、は、日本の俳優歌舞伎役者である[1][2][3][4][5][6][7]。本名同じ[1][2]第二次世界大戦戦死した[1][2]

人物・来歴[編集]

1915年大正4年)5月14日大阪府大阪市南区玉屋町(現在の同府同市中央区東心斎橋付近)に生まれる[1][2]。祖父が初代中村鴈治郎、父が二代目林又一郎、叔父が二代目中村鴈治郎という歌舞伎一家に生まれた[1][2]

1921年(大正10年)、数え年7歳にして大阪・中座で初舞台を踏む[1][2]。作品は『菅原伝授手習鑑』四段目『寺小屋』、菅丞相の子「菅秀才」役であった[1][2]。以来、鴈治郎一座で歌舞伎役者として活動する[1]。役者としての活動の傍ら、旧制・浪速中学校(現在の浪速高等学校)に進学、同校を卒業したのち、満18歳を迎える1933年(昭和8年)、京都の松竹下加茂撮影所に入社する[1][2]。同年11月1日に公開された冬島泰三監督のサウンド版初陣』で映画界にデビューした[1][2][3]。同作は、白虎隊を主題にし、「新スター林敏夫」をプロモーションする意図のあった作品で、同社は林長二郎(のちの長谷川一夫)、坂東好太郎高田浩吉といったスターをそろえて、敏夫の「初陣」を飾った[1]。翌1934年(昭和9年)3月8日に公開された同監督の『夜襲本能寺』に、林長二郎演じる明智光秀に助演して、森蘭丸を演じた[1][2][3]

1937年(昭和12年)10月1日に公開された秋山耕作監督の『蒙古襲来 敵国降伏』を最後に映画界を去り、舞台に復帰した[1][2][3]。満26歳になる1941年(昭和16年)、同年に松竹下加茂撮影所を退社した、同い年の女優の北見礼子(1915年 - 2007年)と結婚、1942年(昭和17年)2月14日には、長男の与一が誕生した[1][2][8][9]

1944年(昭和19年)、召集を受けて出征、1945年(昭和20年)8月13日北満州(現在のロシア沿海地方あたり)で戦死した[1][2]。満30歳没。戦死の2日後に第二次世界大戦は終結し、妻の北見礼子は戦後、映画界に復帰、長男の与一は1957年(昭和32年)に初舞台を踏んだ[8][9]

フィルモグラフィ[編集]

特筆以外すべてクレジットは「出演」である[3][4]。公開日の右側には役名[3][4]、および東京国立近代美術館フィルムセンター(NFC)、マツダ映画社所蔵等の上映用プリントの現存状況についても記す[5][10]。同センター等に所蔵されていないものは、とくに1940年代以前の作品についてはほぼ現存しないフィルムである。

松竹下加茂撮影所[編集]

特筆以外すべて製作は「松竹下加茂撮影所」、配給は「松竹キネマ」、特筆以外はトーキーである[3][4]

家族[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q キネマ旬報社[1979], p.467.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 林敏夫jlogos.com, エア、2013年1月25日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 林敏夫日本映画データベース、2013年1月25日閲覧。
  4. ^ a b c d 林敏夫、日本映画情報システム、文化庁、2013年1月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 林敏夫東京国立近代美術館フィルムセンター、2013年1月25日閲覧。
  6. ^ a b 林敏夫日本映画製作者連盟、2013年1月25日閲覧。
  7. ^ 林敏夫KINENOTE、2013年1月25日閲覧。
  8. ^ a b デジタル版 日本人名大辞典+Plus『林与一』 - コトバンク、2013年1月25日閲覧。
  9. ^ a b 本庄[2009], p.161.
  10. ^ 主な所蔵リスト 劇映画 邦画篇マツダ映画社、2013年1月25日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]