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東郡大山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東郡大山
西側から眺めた東巒大山、東郡大山、無双山(左から)
標高 3,619 m
所在地 中華民国の旗 台湾
南投県信義郷
位置 北緯23度37分36.12秒 東経121度5分31.56秒 / 北緯23.6267000度 東経121.0921000度 / 23.6267000; 121.0921000座標: 北緯23度37分36.12秒 東経121度5分31.56秒 / 北緯23.6267000度 東経121.0921000度 / 23.6267000; 121.0921000
プロジェクト 山
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東郡大山(とうぐんだいさん)は台湾南投県信義郷にある標高3,619mの山。

概要

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中央山脈南部にある東郡山系の最高峰で、台湾百岳では15位で「十崇」の最高峰である。

ブヌン語で「Hahais(郡社群)」「Kakais(巒社群)」[1]と呼ばれており、「hais」「kais」は「境界」を意味し、ブヌン族の郡社群と巒社群はこの山稜を境界としている。

歴史

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ブヌン神話

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  • 大洪水神話太古の昔に大蛇が暴れて濁水渓をふさいで氾濫し、全土が水浸しになったが、玉山、東郡大山、卓社大山の3山だけが、沈まずに最後の避難場所になったという[1]
  • 太陽征伐太古の昔、太陽は2つ存在し、地上の生物は暑さに苦しんでいた。勇者は子供を連れて、太陽を征伐するために旅に出た。長い道のりの末、世界の果てである東郡大山(大石公山という説もある)にたどり着き、弓を引いて矢を放った。すると太陽の一つが矢に射抜かれ、月に変わったという[2]

脚注

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  1. ^ a b -{鹿野忠雄}- 楊南郡訳 (2000年2月). “東郡大山塊縱走”. [山、雲與蕃人] (漢譯初版 ed.). 台北: 玉山社. pp. 183-184. ISBN 957-8246-33-1 
  2. ^ 方有水; 印莉敏 (1995年11月30日). “兩個太陽的故事”. 布農-傳說故事及其早期生活習俗. 南投-{水里}-: 玉山國家公園出版社. p. 20. https://www.ysnp.gov.tw/PublicationEbookViewer/C003400?ID=968c7d29-df9b-4a18-aff5-5de435385046#book/21