三叉山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三叉山
向陽山から見た三叉山
標高 3,496 m
所在地 中華民国の旗 台湾
台東県海端郷
花蓮県卓渓郷
高雄市桃源区
位置 北緯23度17分49.92秒 東経121度1分43.32秒 / 北緯23.2972000度 東経121.0287000度 / 23.2972000; 121.0287000座標: 北緯23度17分49.92秒 東経121度1分43.32秒 / 北緯23.2972000度 東経121.0287000度 / 23.2972000; 121.0287000
プロジェクト 山
テンプレートを表示

三叉山(さんさざん)は、台湾台東県海端郷花蓮県卓渓郷高雄市桃源区に跨る標高3,496mの山。玉山国家公園の境界でもある。

概要[編集]

緩やかで大きな草原の山体が特徴的。台湾百岳で27位で、「十崇」の一つである。

事件[編集]

三叉山事件[編集]

1945年9月10日、第二次世界大戦日本の降伏宣言後、フィリピンから飛び立った軍用機が三叉山の東北東部に墜落。解放されたアメリカ人捕虜など、機内全員26人が死亡した。また、日本軍の警備隊(前、中、後の3隊からなる)が救助に向かった際、前隊の26人が途中で遭難し、生存者は憲兵の曹長である後山定氏の僅か1名だけだった[1]

2012年大鵬航空BN-2墜機事件[編集]

2012年8月30日、大鵬航空の航空写真撮影機が行方不明になり、その後9月1日に三叉山の東側で墜落したことが分かり、機内のパイロット、航空写真撮影員の2人、副操縦士が犠牲になった[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b 盧太城 (2012年9月2日). “航照機空難地點 布農古戰場”. 中央社. オリジナルの2022年4月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220407155509/https://www.taiwannews.com.tw/ch/news/2014362 2022年1月4日閲覧。