村田機械

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村田機械株式会社
Murata Machinery, Ltd.
Muratec-hq-01.jpg
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 ムラテック
本社所在地 日本の旗 日本
612-8686
京都府京都市伏見区竹田向代町136
設立 1935年7月
業種 機械
法人番号 7130001000054
事業内容 ロジスティクスシステム・FAシステム・クリーンFA・工作機械・シートメタル加工機・繊維機械・情報機器の製造販売
代表者 代表取締役社長 村田大介
資本金 9億円(2006年6月1日現在)
売上高 【連結】2,613億円 【単独】1,984億円(2017年3月期)
従業員数 3,160名(グループ 6,730名)(2017年4月現在)
決算期 3月
主要子会社 シムコープ、サイレックステクノロジー、ムラテックメカトロニクス、ムラテック販売、ムラテックCCS、ムラタシステム、ムラテック情報システム、村田エンジニアリング、村田パーツ販売、村田興産、村田ツール、テクノアドバンス、日本シューター、ムラテックKDS、京都磨鋼材
関係する人物 村田純一
外部リンク http://www.muratec.jp/
特記事項:以前は決算期が5月だったが、2007年3月期より3月に変更。
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村田機械株式会社(むらたきかい、Murata Machinery, Ltd.)は、京都府京都市に本社を置く機械メーカーである。

繊維機械、工作機械、シートメタル加工機などの産業機械やデジタル複合機等の情報機器の他、自動倉庫無人搬送システムを中核としたFAシステムやロジスティクスシステム、半導体工場向けのクリーンルーム対応FAシステムなどを主力製品としている。

沿革[編集]

1935年、西陣ジャガード機製作所として発足し、主に繊維機械を中心に展開。1961年に工作機械、1962年に物流機器分野に進出。1962年に現在の社名に変更された。

1970年代から繊維機械と並ぶ同社の主軸商品・ファクシミリの製造事業にも取り組み、1973年に発売された「dex180」は、日本電信電話公社(後のNTT)からファクシミリ認可商品の第1号を取得した[1]。現在はデジタル複合機で一定のシェアを確保している。1990年頃にはファクシミリ事業に続く情報通信事業として米国向け携帯電話市場にも参入した(携帯電話部門は現在は撤退している)。近年ではM2Mソリューションなど通信分野に力を入れている。

1979年に繊維機械において、空気の力を利用し、結び目なしに糸をつなぐ「マッハスプライサー」を開発。この装置を装備した同社の自動ワインダーが世界中の紡績工場に導入されるようになる。現在に至るまで、この自動ワインダーは同社の主力製品となっている[2]。なお、化合繊機械については、2002年に東レエンジニアリング、帝人製機と共同出資でTMTマシナリーを設立し、事業を移管している[3]

2009年8月に全額出資のムラテックオートメーションを設立。半導体工場・FPD工場向け搬送装置分野を分社化し、同時に2009年4月に会社更生法適用を申請し経営再建中であったアシストテクノロジーズジャパンより全事業の事業譲渡を受け事業統合した。その後2012年4月に同社を統合、クリーンFA事業部とした。

2011年12月にサイレックステクノロジー社を完全子会社化。デジタル複合機や通信部門でのシナジーだけでなく、工作機械など産業機械分野への無線通信技術の応用が期待されている。

2013年4月に制御機器事業部を設立。以前より製造販売していた磁気誘導式センサを中核として、センサ単体だけでなくセンサを組み込んだセンシングモジュールとして産業機械メーカー等への提供を目論んでいる。

2014年10月にフィンランドのマテリアル・ハンドリング(マテハン)・システム・メーカーのシムコープ(Cimcorp Oy/本社:Ulvila, Finland)の全発行株式を取得した。同社は、ガントリーロボット搬送システム「MBR(Modular Built Robot)」を主力製品として、世界40ヶ国に豊富な実績を誇るマテハン・メーカーで、特にタイヤ業界におけるタイヤ製造工程内保管・搬送システムでは世界トップの納入実績を誇っており、マテリアル・ハンドリングの分野でのシナジー効果が期待されている[4]

経営[編集]

主要事業は繊維機械。中でも自動ワインダーの分野では世界のトップブランドとして高いシェアを有する。近年、中国やインドなどの積極的な投資に支えられ、業績を伸ばしている。

事業分野別の売上高では、ロジスティクス&オートメーション事業部門が最大。同部門は、近年は半導体工場やフラットディスプレイ工場向けのクリーンルーム対応の搬送システムが伸びているが、メーカーや流通業界向けの物流・ロジスティクスシステムなどを主要製品としている。東北地方太平洋沖地震以降は、免震・制振自動倉庫のシェアを拡大している。

工作機械部門は、NC旋盤などのターニング部門と、タレットパンチプレスなどを扱うシートメタル加工機部門からなるが、近年は自動車業界向けに特化させたNC旋盤が主力製品となっている。 情報機器部門ではデジタル複合機が主力。

このほか、炭素繊維やガラス繊維を組みひもの技術を応用し成形した新素材分野、磁気誘導を応用したセンシングシステムなど、ユニークな事業を展開している。

同じ京都を本拠地とする企業の村田製作所とは資本・人材を含めて関連は一切ない(両社のホームページの「お問い合わせ」ページでもその旨の説明が記されている[5][6])。区分けのため「Muratec」(ムラテック)のブランド名を使用している。

また、テレビCMでは演歌歌手村田英雄を起用していたことがあった。その時の台詞は「俺が村田だ」だった。

1989年からは、毎年1月に京都で開催されている全国都道府県対抗女子駅伝の協賛を続けている。

拠点[編集]

本社・京都R&Dセンター
京都府京都市伏見区竹田向代町136
犬山事業所・犬山R&Dセンター
愛知県犬山市橋爪中島2
吉祥院事業所
京都府京都市 南区吉祥院南落合町3
伊勢事業所
三重県伊勢市竹ヶ鼻町100
加賀工場
石川県加賀市南郷町ソ−1−1
竜王工場
滋賀県蒲生郡竜王町弓削37
大分工場
大分県豊後高田市美和110-1

関係会社[編集]

サイレックス・テクノロジー株式会社[7]
プリントサーバ、デバイスサーバ、ワイヤレスモジュール、ディスプレイネットワーキング製品などのネットワーク関連製品の製造販売
京都府精華町光台二丁目3番地1
ムラテック販売株式会社[8]
ファクシミリの販売およびアフターサービス
京都市伏見区竹田向代町136
TMTマシナリー株式会社[9]
合繊機械の開発および製造販売
大阪市中央区北浜2-6-26大阪グリーンビル6F
ムラテックCCS株式会社[10]
ロジスティクス/FAシステム、クリーン搬送システム、工作機械の据付、アフターサービス、技術指導、コンサルティング
愛知県犬山市橋爪中島2
村田パーツ販売株式会社[11]
繊維機械の部品販売
京都市伏見区竹田向代町136
ムラテックメカトロニクス株式会社[12]
成形工場生産管理システム、FA関連機器、OAフロア、床暖房システム、電気制御盤・プリント基板、金型・成形品の製造販売
滋賀県蒲生郡竜王町弓削37
村田ツール株式会社[13]
工作機械、プレス金型、板金加工周辺機器の製造販売
岐阜県美濃加茂市加茂野町市橋881-1
ムラタシステム株式会社[14]
ロジスティクス・FAシステムのソフトウェア開発
京都市南区吉祥院南落合町3
ムラテック情報システム株式会社[15]
情報システムの企画・開発および生産管理システムの販売
京都市伏見区竹田向代町136
ムラタエンジニアリング株式会社[16]
機械・電気電子機器の設計
京都市南区吉祥院南落合町3
ムラテックKDS株式会社[17]
長さ計、カッターナイフ・一般ツール、電子計測機器の製造販売
計測機器関連商品販売・測量機器修理点検業務、
車載用整理棚、環境洗剤シンプルグリーンの輸入販売
京都市南区東九条松田町39
KDSブランドで知られる京都市の巻き尺メーカー、株式会社ケイディエス(旧・京都度器)と建築用釘を主要製品とする村田産業とを2007年に事業統合し、ムラテックKDSとした。2009年7月、旧村田産業の事業を株式会社カナイのグループ会社であるKN村田産業株式会社に事業譲渡。
株式会社日本シューター[18]
空気搬送機器・搬送機の製造・販売・サービスおよび医療機関向け各種サービス
東京都千代田区神田駿河台2-9
京都磨鋼材株式会社[19]
各種磨棒鋼の製造販売および機械加工品の販売
京都市南区東九条松田町26
村田興産株式会社[20]
不動産に関する業務全般および建物の建築・リフォーム
京都市南区東九条室町63-1
ムラテックシステム株式会社[21]
ムラテック製ファクシミリ・デジタル複合機および各種通信機器、事務機器などの販売
大阪市西区阿波座2丁目4-23
京都コンサートホール
小ホールの建設資金を提供し、小ホールにアンサンブルホールムラタと社名が冠されている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]