村中璃子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

村中 璃子(むらなか りこ)は、日本の医師ジャーナリストである。WHO医療社会学者、外資系製薬会社疫学調査担当ディレクターを経て、臨床医並びにペンネームでのフリージャーナリスト活動を行う。

人物・経歴[編集]

東京都政治記者の父の下に生まれる。外祖父は医師の家系。一橋大学出身の探検家外科医関野吉晴の本を読んだのをきっかけに一橋大社会学部に進学。在学中は中東などに一人で訪れ、国際社会学梶田孝道教授のゼミに1期生として参加。同学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科国際社会学専攻修士課程修了、社会学修士。同博士課程進学[1]

一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退後、北海道大学医学部卒業。医師免許取得後、世界保健機関西太平洋地域事務局新興・再興感染症チームでアウトブレイクサーベイランスパンデミック対策に従事。報道監視業務や、医療社会学者の肩書でのアウトブレイク後の農村調査などを行った[2]

日本に帰国後、外資系製薬会社ディレクターとなり2年間肺炎レンサ球菌疫学調査に従事するが、2009年新型インフルエンザの世界的流行を機に世界保健機関に戻る。その後大学時代の友人である新聞記者に、メディア関係者の懇親会に招かれたのを機に、フリーのジャーナリストとなる。2014年の西アフリカエボラ出血熱流行の際には、バイオセキュリティーの観点から論考を発表し、読売新聞の「回顧論壇2014」で、遠藤乾による論考三選の一本に選ばれた[3]

2015年からはヒトパピローマウイルスワクチンの取材をし、厚生労働省研究班を批判[4]。これを受け研究班長の所属する信州大学が調査委員会を設置し[5]副学長兼医学部長兼内科主任教授から辞意が出された[6]。2016年京都大学大学院医学研究科非常勤講師[7]

著作[編集]

記事[編集]

  • 「あなたのゲノム、お値段「マイナス3万円」 遺伝子検査ビジネスは「疫学」か「易学」か」月刊WEDGE26(10)
  • 「WEDGE REPORT BSL-4ラボ動かせず、先進国ネットワークから仲間外れ エボラは「国防」 ウイルスを奪い合う列強」月刊WEDGE26(12)
  • 「WEDGE REPORT バイオテロ対策薬として米国が巨額助成金を投入 数奇なる運命 エボラ薬「アビガン」の素顔 」月刊WEDGE27(1)
  • 「WEDGE REPORT エビデンス無視で作り出される"薬害" 子宮頸がんワクチン再開できず 日本が世界に広げる薬害騒動」月刊WEDGE27(11)
  • 「WEDGE REPORT 神戸の生体肝移植問題は第2の「STAP騒動」を回避できるか よろめくゴッドハンドと自壊する日本の移植医療」月刊WEDGE27(6)
  • 「World Watch フランス 欧米を覆う反イスラム感情"イスラモフォビア"の深層」宗教問題.(14):2016.春季
  • 「WEDGE REPORT 暴走する大人と沈黙する少女たち 子宮頸がんワクチン「被害」からの解放」月刊WEDGE28(4)
  • 開沼博と共著)「WEDGE OPINION : SOCIETY ニセ科学が生み出す「実害」 行政とメディアの責任 放射能・ワクチンへの不安 カルト化からママを救うには」月刊WEDGE28(5)
  • 「WEDGE REPORT 「高濃度」だけど効果は「水分補給」 水素水ビジネスにのめり込む伊藤園、パナソニックの「品格」」月刊WEDGE28(6)

出演番組[編集]

  • サードプレイス「文系女医のニュースラボ」(JFN

その他の出演[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「People」HQ50 p44
  2. ^ 「People」HQ50 p45
  3. ^ 「People」HQ50 p46
  4. ^ 「日本の医療界は腐っているのか?~オプジーボの光と影 番外編」ハフィントンポスト 2016年07月25日
  5. ^ 「信州大、研究めぐり調査へ=子宮頸がんワクチン副作用」時事通信2016/06/28
  6. ^ 子宮頸がんワクチン研究班が捏造 厚労省、信州大は調査委設置をWEDGE REPORT2016年06月23日
  7. ^ 「People」HQ50 p46

外部リンク[編集]